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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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サントリーミュージアム

大阪の海沿いにある美術館、サントリーミュージアム。
すぐそばに海遊館や、日本一低い山を有する天保山公園があり、大阪でも有名な観光場所のひとつなのだが、大阪に転居してからはこのエリアに来たことがなかった。

サントリーミュージアムも、いつか行こうと思いながら先延ばしにしていたら…
なんと今年で営業が終わるとは!

d0048332_1363581.gifテレビでそのことを知り、また最後の展示の内容が「ポスター天国」だということで、これは行かねばと急遽出掛けることにした。

オープンしてまだ十数年しか立っていない建物はとてもきれい。
中に入ると、チケット売り場の手前からたくさんのポスターが展示されていてびっくり。最後の展示ということで、コレクションを一枚でも多く見せてくれようとしているのかな。



19世紀末のポスター誕生。
アールヌーヴォーからモダンスタイル、アールデコを経て、戦時中には商品広告とは違う戦争ポスターという役割を果たし、現在に至るまでその重要性は変わることなく受け継がれている。

ただ現在では広告が溢れすぎていて、ひとつひとつの広告のインパクトは薄まっているし、ポスターより映像の力が強くなってきているのかなと思う。
街角や電車の中にまで映像でCMが流れ、人の目はどうしても動いているもののほうに行ってしまう。それに少しでも立ち止まる時間があれば、携帯電話でゲームやメールをしたりワンセグでテレビ番組を見たりしてしまい、街の景色を見ることすら減っている。
そんな中で、一枚の紙であるポスターで人の目を引きメッセージを伝えることはどんどん難しくなっている。今後ポスターはどう変わっていくのだろうか。



私は絵画よりポスターのほうが好きかもしれない。
ポスターは、広告主の意向や限られた時間と予算の中でデザイナーがいかにその手腕を発揮するかという、グラフィックデザインの象徴のようなもの。

もちろん絵画だってスポンサーの要望や、政治や宗教による弾圧、また時には自分が描きたいものより売れるものを描かなくてはならないというジレンマなど、様々な制約の中で描かれてきていると思う。
でもポスターの「与えられたメッセージをいかに強く的確に伝えるか」という共通の制約の中で、逆にその制約を利用するかのような自由な表現、洒落っ気、そしてなにより美しいデザインを見せてくれるところが、私には魅力的に感じるのだ。
それに私は文字デザイン、レタリングが好きなので、それは絵画にはなくポスターでは存分に味わえるということもあるのかも。



そんなわけで(?)、たっぷり展示されたポスターの数々はとても素晴らしく、私にとって最初で最後のサントリーミュージアムを楽しむことができた。
休館後はこの建物は大阪市に寄贈され、コレクションは東京のサントリー美術館に集約されるのだそうだ。残念。



d0048332_12453863.gifせわしない年の瀬に、しかも前日の床磨きで下半身が筋肉痛なのにも関わらず、着物で出掛けてしまった。

前回も着た小紋に500円帯。

美術館(と天保山)に行くだけだったので半幅帯でもよかったのだが、恥ずかしながら未だに半幅帯は本を見ないと結べない。貝の口や矢の字のような簡単な結び方すら覚えていないので、名古屋帯のほうが早く結べるのだ。

着物を着る回数を増やすには、半幅帯の結び方をマスターしないとダメだな。よし、来年の目標だ!

最近、衿がぐずぐずになることが多くて悩む。
下前の衿が、きちんと胸紐で押さえられてないのかな〜。
気を付けているつもりなんだけど、半日歩いて帰宅したらこの有様でがっくり。
これも来年から練習しなくちゃ…。


d0048332_12394320.jpgサントリーミュージアムの隣、海遊館のライトアップ。
なかなかきれいだった。

この海遊館も、三重県に住んでいた頃には来たことがあるのに、大阪に住んでからは一度も来ていない。
そばにあると、いつでも行けると思ってしまって結局行かずじまいになってしまうのだ。

三重に住んでいた時も、いつか行こうと思ったまま行かずじまいになってしまった場所がいくつもある。
大阪にはまだ長く住むと思うけど、行きたい場所には行ける時に行っておかないとだめだなあ。
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by Medalog | 2010-12-21 13:10 | 生活 | Comments(4)
大阪城・西の丸庭園で開演中の「大阪平成中村座 十月大歌舞伎昼の部」を見た。
西の丸庭園にこの公演のために芝居小屋を建てるということで、その特別な雰囲気を味わってみたかったし、中村勘三郎・橋之助・獅童・勘太郎・七之助といった、お顔はよく知っているが歌舞伎はまだ一度も見たことのない役者さんが多数出演するのも魅力。


…以下、芝居の感想というより大阪平成中村座そのものの感想で、だらだらと長いです。すみません。


さっそくチケットを予約したのだが、正直なところ価格が高かった。
一番安い「桜席」が、大阪松竹座の2等席より高いのだ。
せっかくの機会だからできるだけ良い席をとるか、安い席で我慢するか、悩んだ挙げ句に一番安い桜席を選ぶ(笑)。
座席表を見ると、桜席は舞台の真横の2階席。どれほど演技が見辛いのかは会場に行ってみないとわからないが、普通の劇場にはない席なので、ある意味平成中村座を楽しむのには向いているかも?と思うことにする。

さて当日。着物で出掛けるのに絶好の場所と日和だったが、桜席の座席がどんな感じなのか見当がつかないこと、また天満橋駅から会場まではだらだらと上り坂が続くうえ20分ほど歩くので、身軽な洋服にしてしまった。
会場に着くと着物姿のお客さんもたくさんいらした。また桜席の座席はベンチに小さな座布団を敷いた感じで着物でも問題なく過ごせる座席だったので、洋服で来たことをちょっと後悔。



桜席の場所は舞台の真横。ということは幕の内側で、幕が開くまでは客席は見えず準備中の舞台が見えている。
セットを配置するスタッフさん、開幕前に拍子木を鳴らす人、唄方さんや三味線方さん(呼び方が違うかもしれません)に開演前の挨拶に回る役者さん、そして開幕直前にスタンバイする役者さんの表情までが間近に見られて、まさに舞台裏を覗き見する楽しさを存分に味わう。

そしていよいよ開幕。普通は幕が開くと舞台が見えてくるわけだが、桜席の場合は幕が開くと客席が見える。役者と同じ気分…というと言い過ぎだが、自分の立場がよくわからなくなる不思議な感覚がまた楽しい。

上演中は、真横から見ているので見辛い部分はもちろん多いのだが(全く見えない部分すらある)、なにしろ舞台に近いので迫力満点。役者さんのちょっとした表情の変化、衣装の美しさ、そして役者さんの顔から滴り落ちる汗までがはっきり見える。女形の様々な髪型を上から眺められるのも楽しい。
今まで歌舞伎は2階席の後ろのほうでしか見たことがなかったしこれからも多分そうなので、この迫力を味わえるのはもしかしたら一生に一度かもしれない。

そして一番の役得!
幕が下りた後、舞台上に残った役者さんが桜席の下を通って退場するのだが、拍手する私たち桜席の客に向かって微笑みながら軽く会釈してくださったりするのだ。確か獅童さん、勘太郎さん、そして橋之助さんが、慌ただしく退場なさりながらもチラッとこちらに目を向けて会釈してくれた。その距離わずか数メートルの近さ。
役柄の扮装と化粧をした状態で、作った表情ではない素の表情を生で見られるのはなかなか無いのではないだろうか?この時が一番興奮したかも(笑)



ただ、もちろんデメリットも多かった。
私の席は下手側の前から2列めだったので、花道はほぼ見えない。かろうじて役者の頭が見えるかどうかという感じだった。特に『封印切』の最後、勘三郎演じる忠兵衛の見せ場、罪を犯して逃げるのだが周りの人にはそれが言えず、明るい見送りの声に苦悩し、また追っ手におびえつつ去っていくというシーンが全く見えず、勘三郎がきっと素晴らしい演技をしたであろうと思うと残念だった。
ただ同じ桜席の下手側でも1列めの人はもっと見えていたのかもしれないし、上手側の桜席からはよく見えたはず。また桜席以外でも花道が見にくい席はあるので、「桜席だから」というデメリットではないのかも。

正面から見るときれいに横一列に並んでいる役者さんたちは、横から見ると手前の人しか見えないし、セットが邪魔になることも多い。
『熊谷陣屋』の名場面、熊谷が制札を手に大見得を切る場面では、熊谷自身が高々と揚げた右腕が邪魔になって横顔すら拝めなかったり…。
また大阪平成中村座ならではの、正面から見たらさぞかし素晴らしいであろう舞台演出(ネタバレ…舞台背景がバーンと開いて外の景色が見えちゃうのです。多分大阪城も)も桜席からではほとんど見えず、あまり楽しめなかった。



とまあいろいろあったが、とても楽しませていただいた一日だった。
桜席は「おすすめ」とは言い難いが、一興ではある。ライトが近いので暑く感じるかもしれないので、飲み物と調整しやすい服装は忘れずに…。

もちろん演目もとても素晴らしかった!
演じているというより登場人物そのものなのではないかと思わせる存在感の勘三郎さん、どの役もとにかく男前な(もちろん演技も)橋之助さん、鬼女を熱演した勘太郎さんが特に印象的だったが、扇雀さんにも目が釘付け…。
はぁ〜、行ってよかった。
11月公演、3,000円の立見席でもう一度行こうかな…。なんて。

※場内で履物を脱ぐのは知らなかった!靴下やストッキング、足袋もきれいなものを履いていきたい。また終演後は出口が込むし、自分の履物を持って客席へ行くので、ブーツは履かないほうがよさそう。


演目覚え書き(以下パンフレットより一部転載)

一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき) 
熊谷陣屋(くまがいじんや)
「一枝を伐らば、一指を剪るべし」という制札の言葉が物語全体を通底し、我が子の首を身替わりにした熊谷の悲劇が次第に明らかになる時代物の名作。人の世の儚さや無常感が心に迫る重厚な作品。
熊谷直実/中村橋之助
源 義経/中村獅童
藤の方/坂東新悟
堤 軍次/中村萬太郎
弥陀六/坂東彌十郎
相模/中村扇雀

河竹黙阿弥 作 新歌舞伎十八番の内 
紅葉狩 (もみじがり)
竹本、長唄、常磐津の掛け合いによる、華やかな舞踊劇の『紅葉狩』。高貴な姫が一変して荒々しい鬼女になるという変化が見どころ。
更科姫 実は戸隠山の鬼女/中村勘太郎
山神/中村鶴松
平 維茂/中村獅童

恋飛脚大和往来(こいびきゃくやまとおうらい) 
封印切(ふういんきり)
『封印切』の通称通り、忠兵衛が三百両の公金の封印を次々と切る場面が眼目
亀屋忠兵衛/中村勘三郎
丹波屋八右衛門/坂東彌十郎
傾城梅川/中村七之助
槌屋治右衛門/中村橋之助
井筒屋おえん/中村扇雀

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by Medalog | 2010-10-22 17:31 | 生活 | Comments(6)
「関西・歌舞伎を愛する会」というのは、関西で歌舞伎を広めていこうという趣旨のボランティア団体で、歌舞伎関係者以外にも多くの分野の方々が参加されているのだそうだ。
今まで知らなかったのだが、この会が結成された30年前には関西では歌舞伎公演がほとんど行われず将来が危ぶまれる状況だったそうで、お客さんに歌舞伎の見方を教えるところから活動が始まったとのこと。
私など「大阪に引っ越してきたから歌舞伎もたくさん見られるわ」なんて思っていたのだが、関西で年に何回も歌舞伎が上演される今の状況は、この会の方々が30年間活動を続けてこられたからこそなのかもしれない。



その結成三十周年記念公演。場所は大阪松竹座。
昼の部と夜の部、どちらへ行くべきか迷う。
主婦としては昼間の方が家を空けやすいのだが、昼の部の「妹背山婦女庭訓」は最近文楽で見たばかりなのと、夜の演目に興味があったので、夜の部を見ることにした。

夜の部の演目は
・ 双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
・ 弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)
・ 竜馬がゆく・・・の3本。

覚え書きとして稚拙な感想を…

・ 双蝶々曲輪日記
相撲の関取・濡髪長五郎が、自分を贔屓にしてくれるタニマチ・与五郎と遊女・吾妻の恋路を守るために人を殺めてしまう話。
濡髪長五郎と与五郎・吾妻を始め、兄弟の契りを結んだ関取・放駒長吉とその姉、幼いころに生き別れた母、母の義理の息子である与兵衛と妻の都、それぞれの人間模様が絡む、まさに江戸時代の歌舞伎で好まれたという情愛と義理の物語。「引窓」の段が真骨頂。
中村翫雀演じる放駒長吉の衣装がとても可愛くてお気に入り。乱暴もするが根は単純・素直という性格を表すように色柄がPOPで、関取ということでまんまるな体で着ているので余計に可愛く見えるのだと思うが、許されるなら写真を撮りたかったぐらいだ。(主役の濡髪長五郎は、当時関取の最高位だった大関なので、品位の高い黒紋付姿。その対比も面白い)
ちなみに「双蝶々曲輪日記」というタイトルは、濡髪長五郎と放駒長吉の名にある「長」が2人で長長=蝶々なのと、遊女の吾妻と都が居る場所である郭=曲輪なのだそうだ。

・ 弥栄芝居賑
幹部役者達が、芝居小屋に集まり芝居の盛況を祝う客などに扮して、関西・歌舞伎を愛する会の結成三十周年を祝うというもので、役者の皆さんの生の声(台詞ではない挨拶)を聞くことができる。今回私が夜の部を見ることにしたのは、これを見たかったから。
襲名披露の時などに演じられるそうだが、機会はあまり多くないそうなので、今回見ることができてよかった。

・ 竜馬がゆく 風雲篇
言わずと知れた内容だが、意外だったのは台詞が歌舞伎特有の節回しではなく、ほぼ現代に近くて(土佐弁あり,薩摩弁あり)テレビで見る時代劇と同じような聞きやすさだったこと。
照明など舞台効果も他の演目とはがらりと変わっているし、激しい立ち回りのシーンから笑いのシーンまで、サービズ満点。歌舞伎というより染五郎主演の演劇を見たようで、ちょっと不思議だったが、これまた見ることができてお得な感じ。



歌舞伎の普及と繁栄が目的の会が主催ということで、このようにバリエーション豊富な構成なのだろうか。なんだかお得なセットメニューの料理をお腹いっぱい堪能した感じ。

歌舞伎を見たいけどなかなか機会がなくて…という関西在住の方がいらしたら、ぜひこの機会に一度ご覧になったらいかがでしょう。
市川染五郎、市川春猿、片岡仁左衛門など歌舞伎に詳しくない私でも知っている役者の方々が出演されているので、取っ付きやすい部分もあるし、5時間丸々歌舞伎の演目よりも見やすいと思う。幕見席もあるそうですよ〜。
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by Medalog | 2010-07-09 09:13 | 生活 | Comments(0)

久しぶりの東京

ここしばらく、横浜に帰省しても自分の実家と夫の実家との往復ばかりで、どこかへ遊びにいくことはなかったのだが、今回の帰省では久しぶりに自分の時間を持つことができたので、着物友達と東京でお会いすることができた。

d0048332_20554799.gif一週間の帰省のうち着物での外出は6日目だったので、荷造りの際にどの着物を持っていくべきか迷う。
週間予報では雨は降りそうになく、単衣の紬を着たかったのだが、気温が高そうなのと梅雨でいつ雨が降るかわからないので、ちょっとフライングだが麻の近江上布にする。
帯は二部式で、麻の洋服地。麻と言っても盛夏に使うにはやや厚手なので、今頃の季節がピッタリなのだ。

襦袢も麻、その下はシルクのスリップワンピース。当日は蒸し暑い日だったけれど、重ね着しているにしては意外に快適に過ごせた気がする。もちろん暑さは感じるし肌はベタつくのだが、洋服でも多分似たような感じだろうし。私って暑さに強いのかしら。

お友達と、人生初の六本木・東京ミッドタウンで待ち合わせをして、サントリー美術館で開催中の国立能楽堂コレクション展「能の雅 狂言の妙」を鑑賞。

能の衣装の豪華で素晴らしいこと!織、刺繍、箔押し…芸術品のような装束をたくさん見ることができた。そして狂言の衣装は、一転してシンプル・軽やか。全く別物なんだなあと改めて感じた。

会場のチラシで、東京・国立能楽堂で狂言と落語のイベントがあることを知り「面白そう!見てみたいけどこの時期に東京には来れないなー」と思っていたのだが、あとで調べてみたら同じようなイベントが9月に大阪・羽曳野市でもあることを知り、行きたい気持ちがぐぐっと盛り上がる。自宅から遠いし、夜だけど、行きたいなー。


ミッドタウン内でランチとウィンドウショッピングを楽しんだあと、すぐ近くにある「awai」という呉服店へ。呉服店と行ってもまるでブティックのようなお店で、博多織の織元の直営店だそうだ。
洋服感覚で着られるような着物のスタイルを提案しているそうで、例えばこれから着物を着はじめたいと思う方がすんなりと溶け込めそうなセンス。


d0048332_22125712.gif私は博多の紋織の帯を一本持っている。紋織というのは、献上柄の帯のような平織りではなく少しふっくらとした織り。絹のツヤ感がとても綺麗で、やわらかいのにハリがあり、軽くてとても締めやすいという絹のいいところが集まったような帯だと思っている。

そして店内で見つけた紋織も、控えめな色使いながら上品な輝きを放っていて、とっても素敵。手持ちのどの着物にも合いそうだし、価格も手が届く範囲なのですごく惹かれたのだけど、いま必要なものではないので我慢…。でも、いつか博多紋織が欲しくなったら、また覗きに来たいお店だった。


d0048332_2056010.gifその後六本木から銀座へ移動し、もう一人のお友達・amethystさんと合流してティータイム。
昼には別のお約束があったそうで、お忙しい中わざわざ時間を割いてくださり、着物を着る間もなく洋服で駆けつけてくださって本当に嬉しい。

3人は着物つながりなのだけれど、着物の話もあれば関係ない話も多く、美味しいデザートを食べながらあれこれ話をしていると、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。
またいつかお会いすることを約束して、名残惜しいお別れとなった。
ありがとうございました。


夫の実家・自分の実家とも状況が落ち着いてきて、着物を着てお友達と楽しいひとときを過ごせて、実家から大阪へ戻るときに久しぶりに明るい気持ちで新幹線に乗ることができた気がして、嬉しい。
これからも家族と自分の健康に気を付けて、たくさん着物を着て楽しい時を過ごしたいな。
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by Medalog | 2010-06-28 22:59 | きもの | Comments(4)

ルノワール展

大阪・国立国際美術館で開催中の「ルノワール展」を見てきた。

お友達とご一緒する予定だったのがスケジュールが合わず、一人で出掛ける。
平日の昼過ぎだったが多くの人で賑わっていた。ただ作品を見るのに苦労するほどではなく、気に入った作品はしばらく立ち止まって眺めていられる程度の混雑。

ルノワールで好きなのは、やはり女性の肌の表現かな。
油絵の具を重ねているのに、透き通るような白さとほのかな血色、しっとりした質感の表現は、もしかしたら実際の女性より美しいかも、なんて…
作品量もかなり多く、しっかり楽しめた。


d0048332_20472555.jpg単衣のぜんまい紬に、前日も着た手作りバティック帯。

筒袖半襦袢に単衣の替え袖・絽ちりめんの半衿。帯揚げも絽ちりめんで、帯締めは三分紐。

裾よけ替わりに自作のステテコを着用。暑い季節には、やっぱりステテコが気持ち良いなー。座った時などに太もも同士がくっ付かないのがいいんだよね。

自作のへちま帯板も使用。
涼しいかどうかはよくわからないが、帯回りが蒸れる感じはしなかったので多少は効果がある気がする。

d0048332_2057494.jpg雨は上がっていたので上着は不要かなと思いつつ、紋紗の道行を着て出掛ける。

以前に比べて、冬以外でも羽織ものを着るほうが安心でいいと思うようになってきた。
電車などで座るとき、人混みを歩くとき、花粉や黄砂が気になるとき、小雨がぱらつくかもしれないとき、着付けが心許ないとき…。羽織ものが一枚あるかどうかで安心感が全然違うからだ。
この道行は、数年前に百貨店で紋紗地に一目惚れして衝動買いしてしまったもので、出来上がってきてから「道行よりも羽織のほうが使い勝手がよかったかな」とか「黒無地なので不祝儀用に見えちゃうかな」と後悔ばかり先に立ち、あまり着ていなかった。
でも実際に着てみるととても軽くて着心地も涼しく、今時の気候でも十分着ていられる。羽織ではないので室内では脱がなければいけないが、外出先で適当に畳んでもシワになりにくいのもありがたい。

パールトーン加工をしてあるので、梅雨時の小雨にはこの紋紗の道行と二部式雨コートの裾よけを組み合わせて使うのもアリかも。通気性のないポリのコートより涼しいし、雨が上がっても裾よけを外して道行だけ着ることもできるのがいい。
せっかく買ったんだから、これからもたくさん使おうと思った。
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by Medalog | 2010-06-16 21:39 | きもの | Comments(6)

この春最後?の袷着物で

この1週間ほど着物をたくさん触っている割には、実際には着てないなと気付き
急に着物が着たくなった。

d0048332_9254484.gif雨は降らないが曇りがちで気温はあまりあがらない、という予報の日。
この春に袷を着る最後の機会かも、ということで大島紬を着る。

この大島を5月に着たのは、これが初めて。
色が濃藍なので5月に着たら暑苦しく見えるのではないかと思い込んでいたのだ。

でも大島自体は今頃の気候に向いている気がするし、柄も牡丹だし、ということで初めて5月に着てみることにした。
着物の色が重たいので、合わせる帯は色も着心地も軽く、白地の博多八寸で。

着てみたらこの日の気候にちょうどよくて嬉しいが、帯付きで出掛けるのはなんだか寂しい。
でも上着を着るほどでもないので、ショールを引っ掛けて出掛けることにした。


d0048332_9412556.gif……普段洋服に合わせているピンク系のレーヨンのショールを、深く考えずに合わせたのだけど、なんだかものすごく派手(汗)。

洋服のときは細くまとめて首に巻いたりしているのだが、着物のときは広げて肩に掛けるので、同じショールでも見える面積が広いもんね。
それにこの大島はツヤもあるし、色柄が結構目立つので、相乗効果でえらいことに…。一応花柄だけど、目立つのはヒョウ柄だし。

歩きながらだんだん恥ずかしくなってきて、結局はほとんど使わずにバッグに押し込んでしまった。

着物に合わせられそうなショールはほとんどウールしか持っていないので、帯付きの季節に軽く引っ掛けられるようなシルクか化繊の上品なショールが欲しいわあ。うふふ。



さて着物を着てどこへ行こうかな、と考えて思いついたのが、天満天神繁昌亭。
せっかく大阪に住んでいるのだから一度は行きたいと思いつつ、実行していない場所のひとつだ。

急に思いついたので前売り券は買えず、現地で当日券を購入することにした。
午後1時開演だが、12時前に着くように出掛ける。
万が一当日券がなければ美術館へでも行こうと思っていたが、幸い空きがあってよかった。

昼公演は自由席で、12時半から入場券に書いてある整理番号順に入場するらしい。
繁昌亭は天神橋筋商店街のすぐ近くで、軽く昼食をとる店はいくらでもあるのでぶらっと歩き、
適当に食事を済ませて時間前に入口前に戻ると、たくさんの人が開場を待っている。
当然前売り券のほうが整理番号が早く、私が呼ばれたのは最後の最後。
1階にも一つぐらい空席はあったのだろうが、2階のほうが席に余裕があったのでそちらに座る。


d0048332_10235283.gif場内は、座席が1階10列・2階4列というこじんまりした造りで、ほぼ満席。

それにしても、前の席との間隔が狭い〜(泣)。
寄席自体初めてなので、どこもこんなものなのかもしれないが、背もたれに寄りかかっても膝が前の座席の背面にぶつかりそう。観劇などの際は後ろの人に迷惑がかからないように薄い帯枕を使うのだけど、そのわずかな厚みすら邪魔なほど。

男性のお客さんはかなり窮屈そうだった。
1階はもう少し余裕があるのだろうか?

次回は半幅帯で来たほうがいいかしら、なんて考えながら落語を見る羽目になってしまった。

演者は10名。落語がメインで漫談や太神楽が混ざる。
私は恥ずかしながら、落語家と言えばテレビに出ているような人しか知らないので
演者のほぼ全員が顔も名前も知らない状態だったのだが、とても楽しかった〜。


d0048332_11353431.gif繁昌亭の昼席に着物で行くと大入り袋がいただけるということは、場内のポスターで初めて知った。
出口で大きな大入り袋を渡され、ちょっと嬉しい。

前売り券を買うと500円割引、昼席に着物で行くと大入り袋100円。合計600円得になるわけだ。
次回行くときは前売り券を買って、また着物を着ようかな〜。
(できるだけペタンコな帯結びで)



先日自作した東スカートを履いてみたのだが、多少膝の前がかさばるような感触はあるが
歩きづらくはなかったし、風が吹いても足元が安心で、これは悪くないと思った。
ただ薄手の着物(単ややわらかもの)だと、膝あたりがぼこっと膨らんでしまうかも?
袷着物に合わせれば、足首も暖かいのでなかなかいいと思う。冬が楽しみ。



※以下、面白かった落語家さんの覚え書き。(拙い書き方でお恥ずかしいですが)

1/
桂九雀さんの、キツネに化かされるのを怖がる正直者の車屋の噺。
<演目名を調べてみました。多分「稲荷車」です>
表情や身のこなしの表現が豊かで、とっても楽しかった。ご本人が面長でキツネ(のふりをする人)を演じるのがハマっていたのも良かったかも?
2/
笑福亭銀瓶さんの、歌舞伎や芝居見物にうつつを抜かす若旦那とそれに手を焼く大旦那の噺。
<同「七段目」>
歌舞伎や芝居を演じる姿はなかなかの男前だし、台詞もポーズも決まっていた。
先日歌舞伎で見た仮名手本忠臣蔵・七段目のおかると兄平右衛門の名場面が早口ながら見事に再現されたので、歌舞伎を見ると落語もより楽しめるなあと発見。
3/
林家染丸さんの、父に怒られまいとして先へ先へと準備をするのだが、思慮が浅いばかりに大騒動を巻き起こすダメ息子の噺。
<同「近日息子」>
トリをつとめる師匠なのでもちろん上手く面白いのだが、全く力の入っていないような語り口でありながらいつの間にかするっと噺の世界に引き込まれる感じが「これぞ落語」という感じで快感、大満足。
   
それから、R-1グランプリにも出ていたナオユキさんのぼやき漫談がジワジワと面白かった。
最初は戸惑い気味だった年配のお客さん達も、すぐにクスクス、そして爆笑。やるなあ。

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by Medalog | 2010-05-14 11:45 | きもの | Comments(6)

都をどり

以前から一度は見たいと思いつつ機会がなかった、都をどり。
お友達のツテでチケットを取っていただくことになり、とうとう行くことができた。

d0048332_19225230.gif雨が続く中、この日はいいお天気だったので、もちろん着物を着て出掛けることにした。

やっぱり紬よりはやわらかものを、と小紋を着る。
卵色の帯揚げにターコイズブルーの帯締めを合わせてみたけれど、なんだかつまらない。



d0048332_1923358.gifせっかくの都をどりだから少しでも京都っぽく…と、帯揚げを白地に赤の飛び絞りに替えてみたら、アクセントができて良くなった気がする。
だけど帯締めが決まらない…。もう一工夫したかったなあ。着物と帯のテイストが似すぎていたのかな。



d0048332_19195574.gif作ったばかりの替え袖を合わせる。

寸法がピッタリって、当たり前のことなんだけど気持ちがいい。外出中たくさん歩いても、襦袢の袖が飛び出したり中に入り込んでしまうことなく、きっちりと着物の袖に添っていてくれたので大満足。作ってよかった!


会場の祇園甲部歌舞練場へ行くのは初めて。立派な建物に見とれてしまう。
今回はお茶券付きの席を取っていただいたので、開演の30分ほど前に入場した。

中へ入ると芸妓さん・舞妓さんによる書や絵画、生け花などが展示されていた。
踊りや和楽器以外にもいろいろなことを勉強されているんだな。
お庭もとても綺麗だったのだが、あまりゆっくりとは見られず、2階のお茶席へ。

d0048332_192062.gifお茶の心得はないので、どうすればいいかしら…とドキドキしていたが、テーブル席にどんどん案内され、お菓子とお茶がどんどん運ばれてきて、終わった人からどんどん退出する、という結構慌ただしい感じだったので、作法のことなど気にせずにお茶をいただけた。

目の前にはきらびやかな舞妓さんが…贅沢な一服でした。

持ち帰ることができるお皿、模様は白だった。かわいい〜。1枚だと使い勝手が悪いから、数年後にまた来て、2枚セットにしたいなー。


お茶をいただいてから会場に入り、着席するとすぐに開演。
お揃いの青い振袖を着た舞妓さんたちが一列に並んで踊る姿の、豪華で綺麗なこと!
それにしても、この日には出番のない舞妓さんもいることを考えると、祇園だけでも結構な数の舞妓さん(と芸妓さん)がいるんだなあと変なことを考えてしまう。

衣装や舞台の華やかな色使いは、まさに京都の春という感じ。まぶしいほど明るく強い色ばかりなのに下品にならず、ほんのりと可愛らしさや色気を感じる。
特に赤の使い方!緋色の襦袢をそのまま真似することはできないけれど、たまには、こういうテイストをちょこっと自分の着物姿に取り入れられたらいいなあ〜。

上演時間は1時間なので、あっという間に終わってしまった感じ。
いやー楽しかった。
関西に住むようになって良かったことはいろいろあるが、先日の文楽やら今回の都をどりやら、こういうものを日帰りで見に行けることの贅沢さは本当に有難い。



d0048332_19281339.gif祇園の町でちょこっとお買い物。

伊澤屋さんの店頭にワゴンが出ていたので、以前から欲しかった飛び絞りの帯揚げを物色。今回使った白地に赤もいいが、そろそろ別の色も欲しくなってきたので…

見つけたのは、鮮やかなサーモンピンクの地にスモーキーな水色の絞り。持っている袷の着物が全体的に地味な色ばかりなので、たまにはこんな色もいいか、と選んでみた。
デビューは、秋以降かな。
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by Medalog | 2010-04-21 20:23 | きもの | Comments(8)
小判屋さんにお誘いいただき、国立文楽劇場にて公演中の文楽、
「通し狂言 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」を見てきた。



人形遣いの吉田蓑助さんの文化功労者顕彰記念だそうで、題材は大化の改新。パンフレットには「美しい四季の中に歴史的大ロマンが展開されるこの大作を、平城遷都千三百年という節目の年に是非お楽しみ下さい。」とあり、吉野川や三輪山など奈良の名勝も織り込まれている。

前回、初めて文楽を見たときは確か中ほどの席で、舞台全体が見渡せて良かったのだが、今回はなんと前から2列目という大変良い席!人形の指先の細かな動きまでが手に取るように見えるし、人形の衣擦れの音まで聞こえる大迫力。
こんな良い席での観劇は、二度とないかも…。

内容は、中大兄皇子と中臣鎌足が権勢を振るう蘇我入鹿を討ち滅ぼすというものだが、その中に男女の愛憎、真の親子・義理の親子の愛情と忠義などが盛り込まれていて飽きずに楽しめ、とても見応えのあるものだった。
通し狂言ということで、上映時間はなんと午前11時から午後9時まで!私たちが見たのは第二部だけだったが、それでも午後4時から午後9時までの5時間ほど。見るほうもちょっと覚悟がいるけれど、演じている皆さんもどれだけ体力がいることだろう。

吉田蓑助さんは藤原鎌足の人形を遣っていらしたが、小判屋さんがおっしゃるには女の人形を遣うとさらに素晴らしいのだそうだ。是非いつか拝見したいなあ。
私がうっとりしてしまったのは桐竹勘十郎さんが遣う、お三輪という娘の人形の動き。切ない役柄ということもあるのだが、若い娘の恥じらいや嫉妬、悲しみなどが生身の人間を見ている以上に胸に迫ってくる。人形の後ろには桐竹勘十郎さん含め3人の人形遣いがいるのだが、話にのめり込んでいくとその人たちのことが全く気にならなくなるから不思議だ。

5時間という時間があっという間に過ぎていき、とても贅沢なひとときを過ごさせていただいた。



d0048332_2047632.gifグレー紬に博多八寸帯。

紬は、桜も散ろうかという時期に着るには色も生地もやや重たいのだが、この紬は小判屋さんから頂いたもので仕立て直して八掛も替えた状態をまだ見ていただいていなかったので、着ていった。

喜んでいただけて、私も嬉しい。

着物の色が暗めな分、帯と帯締めはピンク、半衿と帯揚げはクリーム色と明るい色を合わせてみたが、ちょっと色使いがぼんやりしたみたい。帯締めがもう少し濃いピンクだったら締まって良かったかなあ?(持ってないけど)
長時間の観劇ということで、できるだけ緩めの着付けにして、万が一着崩れしてもいいように、また座りジワがひどくてもみっともなくないように、雨コートを塵よけ替わりに着ていった。

このコートはシースルーという割には厚手なので、今ぐらいの季節に着るのがちょうどいいみたい。でも袷の着物だと、裄が合う(1尺7寸5分)のはこのグレー紬しかないんだよなあ。
今思えば、標準Mサイズの裄である1尺7寸5分の着物に合わせるコートは既製品にして、裄の長い1尺8寸〜1尺8寸4分の着物に合わせるコートを自分の寸法で仕立てれば良かったなあ〜〜〜。反省&後悔…(涙)。
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by Medalog | 2010-04-12 21:05 | きもの | Comments(6)

初・歌舞伎鑑賞

大阪松竹座で「通し狂言 仮名手本忠臣蔵」を見てきた。

一週間ほど前に松竹座の前を通った時にこの公演があることを知ったのだが「チケットの取り方もよくわからないし、どうせもう売り切れだろうし」と思っていた。
ところが偶然にも知り合いの方からこの公演のチケットを頂くという幸運があり、喜び勇んで行かせていただくことに。

本当なら着物で、自分なりに新年一番のお洒落を楽しみたかったところだが、都合により洋服で。
劇場には着物姿の方も何人かいらして、ちょっと羨ましかったり…。
訪問着の方はあまりお見かけせず、小紋や紬をお召しの方が多いように見えた。

この演目は午前11時から夜8時過ぎまで通しで演じられるものだそうで、私が頂いたのは午後4時半開演の午後の部のチケット。
所々休憩を挟むので飽きたり疲れることもなく、約4時間の公演時間はあっという間に過ぎた。
椅子の座り心地もいいし、これなら朝から通しで見ても疲れずに楽しめそうな気がする。(着物を着ていたら厳しいかしら?いつか体験してみたい)



歌舞伎は初体験だったのだが、演目が「仮名手本忠臣蔵」ということで教養のない私でもさすがにあらすじは知っており、難解と感じることもなく普通のお芝居の感覚で楽しむことができた。

また歌舞伎の芝居がかった演技(と言ったら語弊があるかもしれないが)にどこまで感情移入できるものかしらと思っていたのだが、全く心配無用だった。
幕が開いたらすぐに歌舞伎の世界に引き込まれ、所々で涙ぐんでしまうほど。
有名な台詞「天川屋義平は男でござる」のくだりは最高に盛り上がったし、他にも泣かせるシーン、笑わせるシーンそれぞれにどっぷりハマって楽しんできた。

歌舞伎役者のお名前もあまりよく知らないのだが、今回一番印象に残った役者さんは中村翫雀さん。義理人情に厚く妹思いの足軽の役がとても心に残って、良かったなあ。



歌舞伎好きの方々が「ハマる」理由が、なんだか少し解る気がする。
楽しくて、華やかで、面白い。
お気に入りの役者やその息子を贔屓にするという気持ちも、ちょっとわかるわ〜。

今後もいろいろな歌舞伎の演目を見てみたいなあ。
この「仮名手本忠臣蔵」は東西で演出が違うそうなので、いつか東京でも見て比べてみたいわ。
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by Medalog | 2010-01-19 13:44 | 生活 | Comments(10)

MIHO MUSEUM

先週の話だが、滋賀県のMIHO MUSEUMで開催中の「若冲ワンダーランド」を見てきた。

お友達のブログでこの美術館と展示内容を知り、「行きたいけど遠いかなあ」と腰が引けつつも、展示内容はもちろん美術館そのものにとても興味があったので、思い切って出掛けることにした。

大阪駅から美術館の最寄り駅である石山駅までは、JR新快速で43分ほど。しかし石山駅から美術館まではバスで50分という長旅なので、着物で行くのは諦めた。
残念だったがそれは正解で、なんとバスが混んでいて座れない!
50分も立ったままバスに乗って、そのあと美術館を見るのはキツいなあとへこんでいたら、20分ほど走ったところにあるバスの操車場から臨時のバスが出て、立っている人は全員そちらに移動して、残り30分は座れたのでありがたかった。

d0048332_1118894.gifMIHO MUSEUMはロケーションも建物自体も、期待以上に素晴らしかった。

出来るだけ自然と調和することを意識して設計されたそうで、外から見る建物と山々の調和も、また建物の中から見る外の景色も大変美しい。(この写真では、この美術館の魅力の何十分の一も表せていないけれど…)

山の中でありながら、ここにいることがとても贅沢だという気持ちにさせてくれる。

そして伊藤若冲。
私は、自分に最も欠けているものの一つが「独創性」だと思っているのだが若冲の作品はそんな私のコンプレックスをガツンと刺激してくれた。もう無条件降伏だ。
見終わったあと、なんだか気持ちがスコーンと抜けて気分が良かった。
それにしても、去年の8月に北陸地方の旧家で発見されたという「象鯨図屏風」。非常に大きな屏風絵なのに、今まで発見されなかったというのもなかなかすごい話だなあ。



その後、地元に住むお友達の案内で信楽の町を観光。焼き物の街だと知ってはいたが、想像以上に町にあふれる信楽焼の狸たちに眼が釘付け。
リアルな顔の狸から可愛らしい顔の狸まで、何千個、いや何万個の狸がずらり。なんだかだんだん愛着が湧いてきて、ひとつ買って帰ろうかという気になってきたが、きっと一時の気の迷いだろうと自分を抑えて我慢した。

d0048332_11183716.gifそして買ったのは、メダカ柄の小皿2種。
私はやっぱりこれでしょ!

信楽焼の睡蓮鉢が、意外に手頃な価格で売られていた。
町のとある店の店先に信楽焼の睡蓮鉢が置かれ、中にはもちろんメダカちゃんが。
あぁ、やっぱり風情があっていいなあー。
我が家は軽さ重視でプラ製の睡蓮鉢なので、焼き物の睡蓮鉢は憧れだなあ。



d0048332_11185114.gif帰宅して荷物を整理していたら、バッグの中から一枚の葉が!

知らないうちに、落葉がバッグに入っていたのね。

こういうのって、なんだか風流。
我が家のプラ製の睡蓮鉢に浮かべましょう。
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by Medalog | 2009-11-30 11:29 | 生活 | Comments(6)