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前回のブログ記事に、10年ほど前にリサイクルで購入した結城紬がいまだに硬いので家の中で働き着にして柔らかくしようかな、と書いた。
早速試す。

d0048332_08232904.jpg襦袢を着て衿を抜くと寒いし、ソファに寄りかかれないので襦袢ではなくハイネックのシャツとコーデュロイパンツの上に直接着てみた。

帯は半巾をカルタ結びに。

これだと我が家の背もたれの高いソファに座っても違和感がないし、着物ならではの動きづらさはほとんど感じない。
掃除、洗濯、炊事に昼寝、なんでもOK。
それに胴体部分はとても温かく、手足さえ冷えなければ昼間は暖房はいらないかも。



…ただ、着物を着ているという嬉しさ楽しさも感じない。
やっぱり私は着物を着るなら襦袢に半襟で、衣紋も少しは抜いて着たい。

それに結城紬を働き着に知ること自体が、どうしても心苦しく感じてしまってなんだか気持ちが落ち着かないのだ。



結論。
無理をして家の中で着たりしないで、一回でも多く外に着て行って体に馴染ませることにしましょう。
結城紬を働き着にする作戦、半日で終了になりました。

by Medalog | 2019-02-16 09:00 | きもの | Comments(0)

まだまだ硬い結城紬

d0048332_08361727.jpgもう10年ぐらい前になるのか、京都だいやすさんで手に入れたリサイクル結城紬。

写真で見てわかるかな?まだ結構硬めの質感が残っている。

購入時に「少し着たら洗い張りに出せば柔らかくなるわよ」と言われていたのだが、真冬にしか着ないので好きな着物の割には着用回数が少ない。
また汚れも目立たない色合いなので「まだ洗い張りに出すほどではないかな?」と先送りしたまま10年ほど経過してしまった。

それに、購入当時は私には身幅が大きい着物だったので「洗い張りに出して自分サイズに仕立て直そうかな」という考えもあったのだが、最近は私の体がこの結城の寸法に追いついてしまい仕立て直す必要がなくなってきた。

さらに茶道も始めたので身幅の大きい着物は重宝する。

洗い張りのきっかけをすっかり失った結城、今後も硬い質感のままかもしれない…


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真綿特有のほこっとした質感よりもガサっとした硬さの方が勝る結城だが、それでも他の着物に比べると温かいし意外と着心地は軽い。

この冬にあと2〜3回は着る機会があるといいな。
いっそのこと汚れてしまえば洗い張りに出す気になるかもしれないから、2月と3月の茶道の稽古は全部この着物を着ていこうかな。

昔の奥様は新しい結城紬は女中さんの働き着にさせて、酷使して柔らかくなったものを自分用に仕立て直していたという話を聞いたことがあるけれど本当だろうか。
だとしたら、私の女中は私だから、この着物を着て掃除や洗濯したりお得意の昼寝をしたりすればいいのか…うん、それも面白いかも!

by Medalog | 2019-02-15 09:00 | きもの | Comments(0)

初釜

今年最初のお稽古・最初の着物は、先生のお宅でのお初釜。
私にとっては初めての初釜であり平成最後の初釜でもある。
私のような初心者にまで先生が心を込めたおもてなしをしてくださること、本当に感謝の一言だ。

私はマンション暮らしで正月らしい飾りといえば鏡餅とお花だけ。
だから先生のお宅で、門を入った瞬間から感じる華やかで清々しい正月・初釜の設えを心ゆくまで味わわせていただいた。
茶道具も初めて拝見するものばかり。
棚は紹鴎棚で、先生のお点前の最中に下部の地袋から水指が出てきたのには驚いた。(覚書・この棚には砂張という水指を使う)
途中で私も薄茶点前をさせていただき、普段使えないようなお道具で新年初のお点前ができて嬉しかった。
出来栄えは全然ダメだったけれど…



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帰宅後なのでかなりヨレヨレの着姿ですが…

蔦の柄の付け下げ
花七宝にエ霞の袋帯
どちらも義母のもの。

付け下げは白地のものをシミ隠しのために薄茶色を掛けたもので、しばらく出番がなかったものだが茶道を始めたことで出番ができてよかった。
お茶の着物は、この付け下げと色無地で行けるところまで乗り切っていきたいと思っている。
茶会で堂々と着られるように一つ紋を入れるかどうかが、今のちょっとした悩みだ。
紋を入れてしまうと、例えば歌舞伎鑑賞などに着るには大げさになりすぎるのかな?
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袋帯は義母のタンスに留袖とともに仕舞われていたもの。
礼装着物に慣れない私にはとても派手で華やかな帯に見えるので、茶会の帯としてふさわしいのかどうかがわからない。

そこで、初釜であれば多少派手でも許されるだろうと思い、先生のご意見を伺うために今回初めて締めてみた。
そして先生や先輩方のご意見は「全然派手じゃないわよ。もっと派手な帯を締めてる人、いくらでもいてるし」とのことで安心した。
義母は京都の出身なので、いつかこの組み合わせで京都の茶会に出られたらいいなーと思っている。

ただ小物の組み合わせがしっくりこないままだった。
帯締めの色は新年らしくなったかな?と思うのだが、手持ちの礼装用の帯揚げはどれも薄いベージュやピンクばかりで選ぶ余地がなかった。
もう少し白っぽい帯揚げのほうが、この組み合わせには合うんじゃないだろうか?
今年は礼装の小物の組み合わせの研究が必要だな。
月末にまた茶会のお手伝いがあるので、その時の小物の組み合わせを早いうちに考えておかなくては。

by Medalog | 2019-01-09 18:53 | 茶道 | Comments(0)

御影

兵庫県に着物で出かけたのは、初めてかもしれない。
神戸市東灘区にある、香雪美術館に出かけてきた。

茶道の先生に入門して9ヶ月。
これまでお点前の手順や教室内での礼儀振る舞いを覚えるのが精一杯で、お稽古の中で先生が教えてくださる茶道具の作者や産地などについてはただ「へぇー」「ほぉー」と感心して聞いているだけだったのだが、思えば50歳を過ぎてからの入門は相当遅い。
お点前以外の知識や教養もある程度は自分で勉強しないと、他人よりも短い茶道人生を楽しめないまま終わるのではないかと遅まきながら気付き、茶道に関わる展示などがあればできるだけ見に行くことに決めたのだ。

そして早速検索してみたら今週末で展示が終了なのが、この美術館だった。
いまどきは何事も便利で「京阪神の展覧会」を一覧にしてくれているwebページを見つけたので、今まで縁のなかった兵庫の美術館もこれから楽しむ機会が増えそうだ。



d0048332_19042888.jpg で、香雪美術館。

 『川喜田半泥子を育てた名品 石水美術館の茶道具』という展示で、半泥子はかつて私が住んでいた三重県中部の出身ということで、少し縁があると思うと素人でもとっつきやすい。

 三重県にいた頃は半泥子のハの字も知らなかったが、今思えば半泥子が自ら作陶に励んでいた津市千歳山のあたりは、私がかつて勤めていた会社の目と鼻の先だったらしい。勝手に親近感を抱いてしまう。

展示されていたのは茶道具や掛け軸が80点弱。
茶碗が中心で、香合や茶杓など小さいものも含めてその数なので、相当こじんまりした展示ではあった。ただ選び抜かれた品々で私としてはとても見ごたえがあった。
最近は気力体力が衰えているのか大規模な展示だと最後まで集中力が続かないのだが、このぐらいの点数だと気に入ったものは二度三度と鑑賞して満足できるのはいい。

ただ遠くからわざわざこの展示のために来るなら、ちょっと物足りないかも。
普段は美術館前の前庭しか解放されていないが、その奥にある広大な庭園の特別見学会が月に数回行われているようなので(事前申し込みが必要)それと合わせて展示も見るのがいいかもしれない。
私も来年は庭園の見学会に行ってみたい!次の日程が発表になったら申し込んでみようかな。
もしくは御影周辺のグルメと合わせて楽しむとか。
御影マダム御用達のレストランや、何と言っても酒の名産地・灘のエリアなので海沿いに行くと有名酒造の施設がたくさんある。試飲・買い物もできるし、酒を楽しめる和食店・蕎麦屋などもいろいろあるようなので電車で行くならそれもいいなあ。海の方は歩くにはちょっと距離がありそうだけど。



ブログタイトルが「香雪美術館」でなく「御影」なのは、初めて行った御影の街がとても素敵だったから。
おそらく阪神淡路大震災のせいか比較的新しい建物が多いように感じたが、雰囲気や色合いがなんとなく合っていて落ち着いたお洒落な街並みだった。
高さ制限があるのだろうか、マンションが低層なのも高級感がある。
スーパーライフの前を通りかかった。うちの近所のライフと同じものを売っているだろうが、出て来るお客さんがみんな素敵!気張ったお洒落ではなくワンマイルウエアだろうに、ダウンジャケットのデザインやマフラーの巻き方、隙のないヘアスタイルなど、御影のマダム達(年配の方も若い方も)は本当に普段からお洒落にしているのだなあと感心してしまった。
私も次にライフに行く時には少し気を使ったスタイルで行こう…



d0048332_19322649.jpg たくさん着すぎて少し飽きが来ていた、グレーの無地紬。

 この日は雨模様だったので、雨に強いこの紬を久しぶりに着てみた。

 先週のお稽古でも締めた白地の帯に、グリーンの三分紐と赤い帯揚げでちょっとだけクリスマスな感じ。
 茶道のお稽古では帯留が使えないので三分紐は久しぶりだったが、写真で見るとこんなに細かったっけ?と思ってしまう。赤と緑の二本使いにしてもよかったな。

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雨で白足袋が汚れるのが嫌だったので、久しぶりに保多織のグレーの足袋を履いてみた。

すると不思議なことに、平坦で飽きが来ていたはずのグレー紬が急に粋な感じになった気がして、いつもよりも楽しくこの紬を着ていられた。

なるほど、小物ってやっぱり大切だな。
せっかくだから半襟も白以外のものにすればよかった!
茶道のお稽古だと半襟も足袋も白だけれど、普段の時は小物の色を替えてこの紬を楽しんでみよう。



by Medalog | 2018-12-21 19:50 | きもの | Comments(4)

衿のあわせ具合

d0048332_11014053.jpg 茶道のお稽古。

 前回に続き黒地の小紋。
 お稽古の時にやわらかものを着たい気分が続いているのだが、選択肢が少ないのと黒地は汚れが目立ちづらいので連続で着てしまった。

 お気に入りだったグレー無地の紬に最近少し飽きているように、この小紋もこればかり着ると飽きてしまうのが怖いから気をつけなくては!

 帯は真綿入りの名古屋帯。
 薄く緑が入った銀糸のアラベスク文様?でクリスマスっぽいのでこの時期に締めてみた。
 帯揚げが赤とボルドーの染め分けで、クリスマスらしく赤い部分を出すつもりだったのに着付け終わってみたらきれいにボルドーだけが見えている。珍しく形はきれいに出来たのでやり直しはせず、クリスマスコーデじゃない感じに…。いつも詰めが甘いのです。

今回ふと思いついて、衿の合わせをゆったりめにしてみた。
私はいつもは衿をきっちり合わせてしまうのが好みというよりは癖で、うしろの衣紋の開けかたも少なめになってしまうし、首の横あたりは衿が皮膚に食い込み気味の時も…。
おかげで首周りがきつく感じたりきものの衿が汚れやすいのだが、なんだかそうしないと落ち着かなくて止められなかったのだ。

ところが、最近着た2枚の付け下げがどちらも色が薄く、一度着ただけで衿汚れが付いてしまったのにショックをうけた。
シーズンオフには洗いに出すとはいえ、これでは必ず衿のシミ抜きがセットになってしまう。
でも自分でお手入れするのはちょっと怖いし…(以前祇園の悉皆屋さんで習ってブラシまで買ったのに、ベンジンのシミがついたらと思うと怖くて手が出せない)

で、いま出来ることとして衿合わせをゆったりにしてみたらどうかと思い立ったのだ。

今回は着物の衿を開けすぎたのか半衿が出過ぎているが、もう少し襦袢と着物の衿を調整すればいいバランスになりそう。
衿が広めに開いていると動きやすいし、この写真を見て気がついたのは、衿をキツめに合わせている時よりも少し痩せて見える !?
衿のV字が鋭角になると縦のラインができるし、胸部分の着物の布面積が減るからスッキリして見える感じ。

下品に見えない程度にゆったりな衿合わせ、しばらく研究してみよう!

by Medalog | 2018-12-13 12:09 | きもの | Comments(2)

お運びのときの着物

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先日、茶会でお運びをした時の着物。
帰宅後の撮影なので大分くたびれた感じになっている。

刺繍の無紋の付け下げに、白地に銀糸の菊菱文様袋帯。

できれば華やかなものを着て欲しいとの先生からのリクエストで、私の手持ちだとピンクの色無地かこの刺繍付け下げの2択になってしまうので、先生に写真をお見せしてこちらを選んでいただいた。

d0048332_18554998.jpg白地に銀糸の帯は、買うつもりもなかったのにふらっと買ってしまったもの。
先日「お茶会用に」と買った名古屋帯(右写真)も菱形文様だったので、同じ柄を買ってどうするんだと自問自答したのにやっぱり買ってしまった。本能的に好きな柄なんだと思う。



白地に銀糸は色味がないのでどんな着物にも合うと思って買ったのだが、今回着た付け下げは地色も刺繍も薄い色なので全体的にぼんやりとした仕上がりになってしまった。
はじめは帯締めもピンクとグレーの暈しにしていたのだが、いざ合わせてみたらあまりにもぼんやりなので慌てて茶と金のものに変更。
帯揚げももっと濃い色の方がよかったかもしれない。
というか、もっと濃い色の着物に合わせた方がいい帯なのかも…

当日は、同期のお若い人たちの着物姿は明るく華やかに、先輩方は色目はシックなものが多かったがそれぞれに個性的で特に帯に存在感をもたせている方が多かった印象。
私は色こそ明るめだけれど、印象は間違いなく一番地味…
茶道の着物というと抑えめに装うイメージだったが、このような「華やかに」というリクエストもあるのだと勉強になった。



むかし普段着物派の人のエッセイを読んだときに、茶会に向かう人たちに対して「似たような格好をした女たちがぞろぞろと歩いている」というような、揶揄ともとれる表現をしていた。
茶道の着物は没個性で、それを着る女性たちは自立心がなく群れたがるというようなニュアンスで、当時茶道のこともやわらかもののことも知らなかった私にもなんとなくそのイメージが刷り込まれていた。

だが実際は、茶会の内容やその日の立場によって着るべき着物が違うことがわかってきたし、同じ立場の人でもその着物姿はそれぞれ実に個性的でみなさんご自分に似合う着物をよくご存知なことには感心してしまう。
私もいずれは自分らしくその場にぴったりとふさわしい着物姿になれるだろうか?
まだまだ入門したばかりの身としては、着物よりもお点前の上達を考えなきゃいけないのだけどね。



覚書き。
お運びのときは少し短めに着つけるようにアドバイスいただいていたのに、腰紐が緩かったのかだんだん着丈が長くなり後半は立ち上がるときに裾を踏むようになってしまった。
次回は最初から短めに、腰紐はしっかり締めること!

by Medalog | 2018-12-07 19:24 | 茶道 | Comments(4)

太ももを鍛えなくては!

茶道教室へ。

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前回に引き続き小紋で。

最近は茶道教室で着る着物として、やわらかものの感触が気に入っている。

紬よりも体に沿うので動きが綺麗に見えることもあるし、袖や裾が道具に触れた時に多少でも倒したり傷つける危険が少ない気がする。

それと、長年ヘビロテで着続けているグレーの無地紬に少々飽きが来ているせいもありそうだ。このまましばらく着ないでいればいずれまた着たくなると思うので、しばらくはこの小紋でお稽古に通うかも。

このところ帯揚げの始末に手こずっている。
帯揚げを最初から帯枕にかぶせておくか、帯枕を付けてから帯揚げをかぶせるか、未だに着付け手順が定まらずに毎回試行錯誤している。この日は久しぶりにうまくいったと思ったのに、帰宅後に写真を撮ってみたら脇の辺りがだらしなくなっていてがっかり。



茶道教室では正座から立ち上がるという動作を何十回も行うので、稽古の最後の方は立ち上がる時に筋力が持たずによろけてしまうことがあるし、翌日は太ももが筋肉痛になってしまう。
かなり前から「スクワットしなきゃ」などと思っているのだが、忙しかったり体調が悪い時に一度サボるとその後続かなくなってしまうのが私の悪いところだ。

そこで今はとりあえず日常生活でなるべく太ももを使うようにしている。

腰から下のものを触るとき、例えば下の方の引き出しを開けるとかゴミを拾うという動作のときに、今まで腰をかがめて済ませていた動作を全て床にしゃがむか正座して行うことにしてみた。

さらに、今マンションの7階に住んでいるのだが、なるべく階段で昇降するようにした。
そして登りのときには一段飛ばし(一歩で2段上がる)で7階まで!最初の頃はとても一息では登れなかったが、今ではなんとか休まずに登りきれる。
雨の日や荷物が多い日にはできないが(あと着物の日も無理!)、今後も日常生活の一環として続けていくつもりだ。

そのおかげか、直近のお稽古では正座から立ち上がるときの姿勢がまあまあ安定してきて、最後の方になってもさほど辛さを感じなくなってきた。
筋力アップの効果か、ただの慣れなのかはわからないが、なんにしても効果があると思うと今後も続けやすいので飽きずに頑張れますように。
そして体重も減らせますように…(とお菓子を食べながら書き込んでいる時点でダメなんだけど)

by Medalog | 2018-11-29 12:26 | 茶道 | Comments(2)

冬の気配

茶道教室へ、袷の小紋で(写真を撮り忘れた)。
前日までいつものグレーの無地紬を着るつもりで用意していたが、当日袖を通してみたら「なんかこれは着たくないなー」と感じた。
月初めに炉開きで付け下げを着たのでなんとなく体がやわらかものを着たくなっている気がする。
それにグレーの無地紬は、帯や小物を選ばずコーデしやすいためヘビーローテしすぎているので少々飽きが来たのかも。

雨が降るかどうか微妙な天気だったので、最近買ったアップルコートを初めて着てみた。
買ったのは先月なので丁度いい薄さに感じたが、気温が下がってから着てみると防寒にはちょっと物足りないように思った。
まあ雨コートは気温が高い時にも着るので薄くないと困るよね。冬になったら羽織や道中着の上から着たりショールなどを合わせるようにしよう。

それより困ったのが、静電気!
この日は下着が正絹で長襦袢が化繊、着物が正絹でコートが化繊と素材のサンドイッチ状態だったせいか、膝から下がワシャワシャ絡んで大変だった。
袷の季節になると静電気防止に脚の脛にクリームを塗ってから着物を着るのだが、それだけでは足りなかった様子。
化繊の長襦袢やコートに静電気防止スプレーが必要な、乾燥する季節になってしまった。

私のひざ下が、一番に冬の気配を感じたようです。




by Medalog | 2018-11-15 10:10 | きもの | Comments(0)

お手入れ

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湿気の多い梅雨時に畳紙を何枚も積み上げているのは、洗いに出した袷着物や襦袢が戻ってきたから。
5月にお手入れに出したのだから6月に戻ってくるのは当たり前だが、ちょうど雨の日だったので湿気が多く、できるだけ湿気に触れないように急いでタンスに戻した。



汚れ落としについて。
以前ベンジンを使った袖口や襟の汚れ落としを専門家の方から習ったことがあるが、少々面倒なのと、特に色が薄い着物は薄まった汚れが輪染みになりそうなのが怖くて自分でやったことはほとんどない。
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そのせいだろうか、薄黄色の十日町紬の衿にうっすらと筋が付いてしまっていてシミ抜きしても取れないということだった。
広衿なので着るときに折ればほぼ見えない部分だが、顔の近くなのでシミが取れないのは残念だ。
ベンジンを使う練習をして自分で毎回シミ抜きをするか、もっと頻繁に洗いに出すか、どうにかしないといけないのかなあ。
みなさま、衿や袖口のお手入れ、ご自分でなさいますか?



自分でするといえば。
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手持ちの長襦袢の中では一番高価な、色無地などに合わせる一枚の裾部分の布地が弱っていることに気がついた。まだ擦り切れてはいないが、今後茶席などで着る機会が増えたら数年でダメになりそう…。
身頃には内揚げがあるので直しに出せば綺麗にしてもらえるが、お金が掛かることなのでその前に自分でなんとかできないかと考えて、写真のように裾を他の布でくるむために背伏を購入。
しかしいざ長襦袢を前にすると、裾一周分を縫うのはかなり面倒くさそう…。
それに普段着用ならともかく礼装用の襦袢にこのような当て布をするのは、いくら見えない部分とはいえ(着物の裾が翻ったときに見えないとも限らないが)みっともないかしらという疑問も湧いてしまい、結局何もしないでタンスに戻してしまった。

それにしても、もともと真っ白だったこの長襦袢、新品の背伏と比べてみるとかなりくすんでしまったのがわかる。黄ばんだというか黒ずんだというか…
残念だが、こればかりは直しようもない。
実際に着てみればまだおかしくはないので、これ以上くすみが進行しないように願いたい。

by Medalog | 2018-06-14 11:37 | きもの | Comments(2)

木綿の春色帯

先日足を採寸してもらって購入した足袋で、中之島 香雪美術館へ出かけた。

綿70%合繊30%の伸びる足袋は、一度洗って水を通したら少し縮んで足ピッタリの大きさになったので、歩く間に痛くならないかと心配しながら出かけた。
中之島 香雪美術館は京阪電車の渡辺橋駅直結なのとあまり広さもないので、以前足の爪が紫になった京都の美術館の時よりは少ない歩数だったが、足が痛くなる気配はなくいくらでも歩ける感じだった。
むしろ合繊でやわらかいだけの足袋よりも、多少ホールド感がある方が歩いていて疲れないかも。
見た目はキャラコ製のようにしっかりすっきりしているし、履き心地もいいし、町歩きには十分に良さそうでよかった。

ただ帰宅後に足袋を履いたまましばらく正座していたら、足の親指と人差し指の間に足袋が食い込んでちょっと痛い。
あれ?試着時には全然痛くなかったのになんでだろう?
でも、普段23.5〜24cmの靴を履く私がこの足袋は24.5cmを選んだので、少々指の間に食い込んだとしてもこれ以上大きい25cmの足袋はさすがに買う気がしない。
4月からの茶道のお稽古にも履いていこうと思っていたけれど、迷いが出てきた〜。



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着物は、この半年間お稽古で着倒した感のあるグレー紬。
春らしくないので帯のテイストと少し合わないし、たまにはお稽古と違う着物を着たかったのだが、半衿のついた襦袢がこの着物に合う裄のものしかなかったので仕方なく…

帯は、少し前に買ったのだが五十肩などで締める機会がなかった、木綿の春色の名古屋帯。
いつも地味な着物と帯ばかりの私が「これからは明るい色のものを買う!」と決意して買った、私にしては綺麗な色合いのものだ。
確か購入時にはすでに五十肩で二部式帯や作り帯しか使えず、その後は軽くて滑りの良い八寸帯、普通の名古屋帯と進んで今年の年明けには袋帯もなんとか締められるまでに回復。
図柄は抽象柄なので色合いで春の帯と決めたこの帯を、ようやく今回使うことができて嬉しかった。



が、落とし穴があった!

前帯の柄が片面のみで反対側は辛子色の無地だということを、購入時にはわかっていたのだろうがその後すっかり忘れていて、いざ締める段になって気付いた。
しかも柄のある方が、普段私が着付けをするときとは逆の、時計回りに巻いたときに出るようになっているのだ。

時計回りも反時計回りも手順は同じなので、五十肩になる前はどちらでも結べた。
でも今は五十肩の後遺症で右手が背中に回りづらく、時計回りだと思うように力が入れられない。
しかもこの帯は木綿で滑りが非常に悪く、体に巻いた帯を引き締めるのに他の帯以上に力が要る。
この日は前帯の柄が空白の部分が真ん中に来てしまったので少し横にずらしたかったのに、今の私では調整もできない。

締めながら「この帯は私には無理!自分でカットして二部式帯にしてやる!」と悪態をつく。
二部式にすれば巻く方向がどちらでも関係ないし、日によって黄色い花と赤い花の好きな方を簡単にメインに持ってこられる。
滑りが悪い素材で強く巻き付けられなくても、お太鼓が別に独立しているので前帯が緩んだり落ちてくる心配もない。



頭の中ではすっかり二部式にするつもりでいたのだが、帰宅して脱いだ帯を広げてみると、まだほとんど使っていないこの帯を切ってしまうのは少々かわいそうに思える。
そこで、発想を転換。
この帯を苦手な時計回りに巻いて着付けをしていたら、動かしづらい右腕が徐々に動くようになるんじゃないだろうか。

五十肩になってから帯を締めるのには本当に苦労したが、着物が着たい一心で動かない腕を無理やり動かして、それがリハビリになった部分は結構大きいと思うのだ。
現在動かしづらい「右腕を後ろに回して力を入れる」行為は、今までの反時計回りの帯結びにはあまりない動きだったわけで、この帯を時計回りに結ぶことで右腕・右肩が柔らかくなれば五十肩の後遺症はほぼ解消する。
そのチャンスをくれる帯だと思って、この春はこの春色帯を何度か締めてみようと決めた。

そのためにも半衿を付けないと。
バイアス半衿や三河芯を試したいがなかなか買いにいけないので、普通の半衿でできるだけすっきりなるように縫い付けてみよう。
半衿、面倒ですよねえ…

by Medalog | 2018-03-27 14:30 | きもの | Comments(4)