初釜

今年最初のお稽古・最初の着物は、先生のお宅でのお初釜。
私にとっては初めての初釜であり平成最後の初釜でもある。
私のような初心者にまで先生が心を込めたおもてなしをしてくださること、本当に感謝の一言だ。

私はマンション暮らしで正月らしい飾りといえば鏡餅とお花だけ。
だから先生のお宅で、門を入った瞬間から感じる華やかで清々しい正月・初釜の設えを心ゆくまで味わわせていただいた。
茶道具も初めて拝見するものばかり。
棚は紹鴎棚で、先生のお点前の最中に下部の地袋から水指が出てきたのには驚いた。(覚書・この棚には砂張という水指を使う)
途中で私も薄茶点前をさせていただき、普段使えないようなお道具で新年初のお点前ができて嬉しかった。
出来栄えは全然ダメだったけれど…



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帰宅後なのでかなりヨレヨレの着姿ですが…

蔦の柄の付け下げ
花七宝にエ霞の袋帯
どちらも義母のもの。

付け下げは白地のものをシミ隠しのために薄茶色を掛けたもので、しばらく出番がなかったものだが茶道を始めたことで出番ができてよかった。
お茶の着物は、この付け下げと色無地で行けるところまで乗り切っていきたいと思っている。
茶会で堂々と着られるように一つ紋を入れるかどうかが、今のちょっとした悩みだ。
紋を入れてしまうと、例えば歌舞伎鑑賞などに着るには大げさになりすぎるのかな?
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袋帯は義母のタンスに留袖とともに仕舞われていたもの。
礼装着物に慣れない私にはとても派手で華やかな帯に見えるので、茶会の帯としてふさわしいのかどうかがわからない。

そこで、初釜であれば多少派手でも許されるだろうと思い、先生のご意見を伺うために今回初めて締めてみた。
そして先生や先輩方のご意見は「全然派手じゃないわよ。もっと派手な帯を締めてる人、いくらでもいてるし」とのことで安心した。
義母は京都の出身なので、いつかこの組み合わせで京都の茶会に出られたらいいなーと思っている。

ただ小物の組み合わせがしっくりこないままだった。
帯締めの色は新年らしくなったかな?と思うのだが、手持ちの礼装用の帯揚げはどれも薄いベージュやピンクばかりで選ぶ余地がなかった。
もう少し白っぽい帯揚げのほうが、この組み合わせには合うんじゃないだろうか?
今年は礼装の小物の組み合わせの研究が必要だな。
月末にまた茶会のお手伝いがあるので、その時の小物の組み合わせを早いうちに考えておかなくては。

by Medalog | 2019-01-09 18:53 | 茶道 | Comments(0)

衿のあわせ具合

d0048332_11014053.jpg 茶道のお稽古。

 前回に続き黒地の小紋。
 お稽古の時にやわらかものを着たい気分が続いているのだが、選択肢が少ないのと黒地は汚れが目立ちづらいので連続で着てしまった。

 お気に入りだったグレー無地の紬に最近少し飽きているように、この小紋もこればかり着ると飽きてしまうのが怖いから気をつけなくては!

 帯は真綿入りの名古屋帯。
 薄く緑が入った銀糸のアラベスク文様?でクリスマスっぽいのでこの時期に締めてみた。
 帯揚げが赤とボルドーの染め分けで、クリスマスらしく赤い部分を出すつもりだったのに着付け終わってみたらきれいにボルドーだけが見えている。珍しく形はきれいに出来たのでやり直しはせず、クリスマスコーデじゃない感じに…。いつも詰めが甘いのです。

今回ふと思いついて、衿の合わせをゆったりめにしてみた。
私はいつもは衿をきっちり合わせてしまうのが好みというよりは癖で、うしろの衣紋の開けかたも少なめになってしまうし、首の横あたりは衿が皮膚に食い込み気味の時も…。
おかげで首周りがきつく感じたりきものの衿が汚れやすいのだが、なんだかそうしないと落ち着かなくて止められなかったのだ。

ところが、最近着た2枚の付け下げがどちらも色が薄く、一度着ただけで衿汚れが付いてしまったのにショックをうけた。
シーズンオフには洗いに出すとはいえ、これでは必ず衿のシミ抜きがセットになってしまう。
でも自分でお手入れするのはちょっと怖いし…(以前祇園の悉皆屋さんで習ってブラシまで買ったのに、ベンジンのシミがついたらと思うと怖くて手が出せない)

で、いま出来ることとして衿合わせをゆったりにしてみたらどうかと思い立ったのだ。

今回は着物の衿を開けすぎたのか半衿が出過ぎているが、もう少し襦袢と着物の衿を調整すればいいバランスになりそう。
衿が広めに開いていると動きやすいし、この写真を見て気がついたのは、衿をキツめに合わせている時よりも少し痩せて見える !?
衿のV字が鋭角になると縦のラインができるし、胸部分の着物の布面積が減るからスッキリして見える感じ。

下品に見えない程度にゆったりな衿合わせ、しばらく研究してみよう!

by Medalog | 2018-12-13 12:09 | きもの | Comments(2)

お運びのときの着物

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先日、茶会でお運びをした時の着物。
帰宅後の撮影なので大分くたびれた感じになっている。

刺繍の無紋の付け下げに、白地に銀糸の菊菱文様袋帯。

できれば華やかなものを着て欲しいとの先生からのリクエストで、私の手持ちだとピンクの色無地かこの刺繍付け下げの2択になってしまうので、先生に写真をお見せしてこちらを選んでいただいた。

d0048332_18554998.jpg白地に銀糸の帯は、買うつもりもなかったのにふらっと買ってしまったもの。
先日「お茶会用に」と買った名古屋帯(右写真)も菱形文様だったので、同じ柄を買ってどうするんだと自問自答したのにやっぱり買ってしまった。本能的に好きな柄なんだと思う。



白地に銀糸は色味がないのでどんな着物にも合うと思って買ったのだが、今回着た付け下げは地色も刺繍も薄い色なので全体的にぼんやりとした仕上がりになってしまった。
はじめは帯締めもピンクとグレーの暈しにしていたのだが、いざ合わせてみたらあまりにもぼんやりなので慌てて茶と金のものに変更。
帯揚げももっと濃い色の方がよかったかもしれない。
というか、もっと濃い色の着物に合わせた方がいい帯なのかも…

当日は、同期のお若い人たちの着物姿は明るく華やかに、先輩方は色目はシックなものが多かったがそれぞれに個性的で特に帯に存在感をもたせている方が多かった印象。
私は色こそ明るめだけれど、印象は間違いなく一番地味…
茶道の着物というと抑えめに装うイメージだったが、このような「華やかに」というリクエストもあるのだと勉強になった。



むかし普段着物派の人のエッセイを読んだときに、茶会に向かう人たちに対して「似たような格好をした女たちがぞろぞろと歩いている」というような、揶揄ともとれる表現をしていた。
茶道の着物は没個性で、それを着る女性たちは自立心がなく群れたがるというようなニュアンスで、当時茶道のこともやわらかもののことも知らなかった私にもなんとなくそのイメージが刷り込まれていた。

だが実際は、茶会の内容やその日の立場によって着るべき着物が違うことがわかってきたし、同じ立場の人でもその着物姿はそれぞれ実に個性的でみなさんご自分に似合う着物をよくご存知なことには感心してしまう。
私もいずれは自分らしくその場にぴったりとふさわしい着物姿になれるだろうか?
まだまだ入門したばかりの身としては、着物よりもお点前の上達を考えなきゃいけないのだけどね。



覚書き。
お運びのときは少し短めに着つけるようにアドバイスいただいていたのに、腰紐が緩かったのかだんだん着丈が長くなり後半は立ち上がるときに裾を踏むようになってしまった。
次回は最初から短めに、腰紐はしっかり締めること!

by Medalog | 2018-12-07 19:24 | 茶道 | Comments(4)

初めてのお運び

先日初めて茶会のお運びをさせていただいた。

お菓子を運ぶ練習は毎回のお稽古でしているが客はせいぜい5人まで。
それが40人規模の席になるとどなたに菓子器を出せばいいのか一気にわからなくなる。
自分の前のお運びさんの菓子器に5つの菓子が入っていたら私はそのお運びさんが菓子器を出した客から6人目の客に出すことになるが、両手に菓子鉢を捧げて足運びに気をつけて歩きながら客の数を数えるというのが結構難しく、一度も間違えずに出せた(多分)のが不思議なぐらい緊張した。

あとは右足を出すべきところと左足を出すべきところを間違えずに動こうとするあまり、ロボットみたいになったり…
茶碗を出す時も、何十と運んだすべてを客の正面に向けることができたのかどうか今でも自信がない。

水屋はどこでも同じなのだろうが人数の割には狭く、この日初めて顔を合わせる方も多く(しかも全員自分より目上の方々)茶席の裏側とはいえ気が休まらない。
茶席の合間には少し休めるが、始まってしまうとお互いにぶつかってしまいそうな状況で高価な道具を扱わなければならなくて、しかもお湯が常にしゃんしゃん沸いているので暑さと緊張で全身にも掌にも汗をかいてしまう。

そんな中で、なんとか私を含めた新人達も大きな粗相がなく1日を終えることができて(多分)、会場を出た時の風の気持ちよかったこと!



今後茶道を続けるならお運び、菓子の準備、客の案内など様々な役目をこなさなければならないので、毎回の茶会のお手伝いで勉強して、先生のお役に立てるように成長しないといけないな。
それにいずれ客前でのお点前も回ってくると思うと、次回からのお稽古に対する真剣味も変わってくる。お稽古ではお点前を間違ったり忘れても怒られることはないが、客前で間違えれば私以外の人に恥をかかせることになってしまうのが茶席のもてなす側の一員となって改めて実感できたので、毎回のお稽古も本番のつもりで頑張ろう!



…と、かなり真面目な内容になったが、素直な感想は
「とにかく疲れたぁ〜〜〜!」

帰宅して、着物を脱いで洋服に着替え、冷たいファンタオレンジを一気に飲み干し、ソファーに身を沈めたら気を失うように1時間以上爆睡してしまった。
前日の夜は「明日5時に起きられるかな」「慣れない付け下げと袋帯の着付けがうまくいくかな」「会場で大きな失敗をしないかな」とあれこれ悩んで気もそぞろだったので、緊張が解けたあとの夕食が美味しいこと!ご飯をお代わりしてしまった(笑)
普段ぼんやりと過ごしているので、このような緊張感はたまには必要だな。

そして今日は筋肉痛。
でも最近は日常で太ももを使うよう意識しているせいか、前日に何十回も正座から立ち上がった割には軽めの筋肉痛なのがちょっと嬉しい。
あ、もしかしたら2〜3日後にもっとひどい筋肉痛が来るのかしら…。

着物のことは次の記事で。

by Medalog | 2018-12-04 13:19 | 茶道 | Comments(0)

太ももを鍛えなくては!

茶道教室へ。

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前回に引き続き小紋で。

最近は茶道教室で着る着物として、やわらかものの感触が気に入っている。

紬よりも体に沿うので動きが綺麗に見えることもあるし、袖や裾が道具に触れた時に多少でも倒したり傷つける危険が少ない気がする。

それと、長年ヘビロテで着続けているグレーの無地紬に少々飽きが来ているせいもありそうだ。このまましばらく着ないでいればいずれまた着たくなると思うので、しばらくはこの小紋でお稽古に通うかも。

このところ帯揚げの始末に手こずっている。
帯揚げを最初から帯枕にかぶせておくか、帯枕を付けてから帯揚げをかぶせるか、未だに着付け手順が定まらずに毎回試行錯誤している。この日は久しぶりにうまくいったと思ったのに、帰宅後に写真を撮ってみたら脇の辺りがだらしなくなっていてがっかり。



茶道教室では正座から立ち上がるという動作を何十回も行うので、稽古の最後の方は立ち上がる時に筋力が持たずによろけてしまうことがあるし、翌日は太ももが筋肉痛になってしまう。
かなり前から「スクワットしなきゃ」などと思っているのだが、忙しかったり体調が悪い時に一度サボるとその後続かなくなってしまうのが私の悪いところだ。

そこで今はとりあえず日常生活でなるべく太ももを使うようにしている。

腰から下のものを触るとき、例えば下の方の引き出しを開けるとかゴミを拾うという動作のときに、今まで腰をかがめて済ませていた動作を全て床にしゃがむか正座して行うことにしてみた。

さらに、今マンションの7階に住んでいるのだが、なるべく階段で昇降するようにした。
そして登りのときには一段飛ばし(一歩で2段上がる)で7階まで!最初の頃はとても一息では登れなかったが、今ではなんとか休まずに登りきれる。
雨の日や荷物が多い日にはできないが(あと着物の日も無理!)、今後も日常生活の一環として続けていくつもりだ。

そのおかげか、直近のお稽古では正座から立ち上がるときの姿勢がまあまあ安定してきて、最後の方になってもさほど辛さを感じなくなってきた。
筋力アップの効果か、ただの慣れなのかはわからないが、なんにしても効果があると思うと今後も続けやすいので飽きずに頑張れますように。
そして体重も減らせますように…(とお菓子を食べながら書き込んでいる時点でダメなんだけど)

by Medalog | 2018-11-29 12:26 | 茶道 | Comments(2)

初の、炉開き

茶道教室での炉開き。

事前にお聞きしていたのは先生が善哉をふるまってくださるということで、その後に生徒たちがいつも通りのお稽古をするのか、最後まで先生が接待してくださるのかまではわからない。
もちろん先生に伺えば教えてくださるのだろうが、お招き頂く立場で一から十まであれこれ質問するのも気が引けて。

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当日の着物は、先生は「小紋でいい」とおっしゃったのだが私の小紋はこんな感じ。

新人だしこの小紋でも問題ないのだろうが、私の年齢で炉開きというお祝いの席に着るにはちょっとカジュアルな気がして、この小紋は着ないことに。


そのほかの手持ちのやわらかものは色無地か無紋の付け下げ2枚しか候補がないので、それらの写真を先生に見ていただき蔦の柄の付け下げを着ることに決めた。

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義母の箪笥にあった白地の付け下げに、シミを隠すために全体に薄茶色を掛けたもの。

模様である蔦の葉の白い部分にも均一に色を掛けた(そこも汚れていたので)ため、全体的にメリハリのない色使いになってしまった。
もともとメリハリを少なくデザインされたものと違って、あとから色を掛けてメリハリが消えたものは全体のバランスも狂ってしまうように思える。

なのでこの色使いが略礼装の着物としてどのように見えるのかが気になっていたが、先生や先輩方に見ていただいて茶席の着物としては問題なさそうだったので、いずれ縫い紋を入れて茶席でたくさん着る機会を作ろうと思う。




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手持ちの袋帯はこの無紋の付け下げには格や色味が合わない感じだったので、織りの名古屋帯を新しく手に入れた。

茶道の着物や帯はまだよくわからないので、先日茶道を嗜むお友達と京都でランチした時に呉服店に付き合ってもらって帯を選ぶことができて一安心。

本当は茶道用の織りの名古屋帯は、茶かグレーの地色に小さめの有職文様が並ぶような色柄が目立たないもののほうが周りの印象に残らず着回ししやすそうだと思っていたが、メリハリのない付け下げに合わせるには多少のメリハリと抜け感がある帯にしたくてこの色柄を選んでみた。




いよいよ当日。
久しぶりのやわらかものの着付けに苦労したが、なんとか時間までに着付けをして先生のお宅へ。
門から玄関までの石段に水が打たれ、玄関を入ると色紙や飾り物も先月の侘びた雰囲気とは変わって炉開きのおめでたさが表現されており身が引き締まる。

普段顔をあわせる機会が少ないベテランの先輩方もご一緒なのでさらに緊張するが、先輩方が新人たちを交互に挟むような席順にしてくださり、色々と教えていただいた。

先生お手作りの善哉をいただき、初めて先生の濃茶点前を通しで拝見する。
その後は続きお薄で先輩方が薄茶を点ててくださり、最後に先生お手作りの懐石をいただいた。
緊張と舞い上がってしまったのとで細かく覚えていないのが残念だが、入門半年ほどの新米にまでこのようなおもてなしをしていただき、ただただありがたいと感激して1日が終わった。

結局自分でお点前をしたり水屋に入ることはなかったので、色の薄い着物でも汚すことはなくてホッとした。
先輩方の着物は紋付の訪問着、付け下げ、色無地にシックな小紋と様々で、私がこの記事の一番上の黒い飛び柄小紋を着ていっても失礼ではなかったようだ。
今年は茶道を始めて1年目なので手持ちの着物を先生に確認しながら一通り着てみようと思っているので、シーズン終わりに洗いに出す着物の数がすごく多くなりそう…

by Medalog | 2018-11-05 12:40 | 茶道 | Comments(6)

雨?の大寄せ茶会

茶道の先生に、大寄せの茶会にお誘いいただいた。
先生には「洋服でいいわよ」と言われたけれど、この夏に単衣の一ツ紋色無地をシルックで仕立てたばかりなので「早速出番が来た!」と張り切ってコーディネイトを考える。



だが単衣の色無地に合わせて程よくドレスダウンできる帯がなく、考えるまでもなく一張羅の袋帯しか選択肢がない。
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早速着物と帯を合わせてみたら、色のトーンが近いのでしっくり落ち着いた組み合わせになったので嬉しい。
さて帯揚げと帯締めはどうしようかな、と迷っていたら天気予報が雨になった。

着物はシルックなので濡れてもいいが袋帯は濡らしたくない。
雨コートを着て行っても、荷物を預けてから屋外を移動する場所があるらしいのでその時に帯が濡れたら勿体ないなあと悩んでいたら、お稽古仲間から「雨ですねえ。着物、どうします?」との連絡が。
その人も毎回着物で稽古に通っており当日も着物を着るのを楽しみにしていたのだが、お互いになんだか億劫になってしまって結局「先生も洋服でいいとおっしゃったことだし、洋服にしますか…」となってしまった。



せっかくの着物を諦めるのは残念だが洋服で行くのは楽なのは確かだ。
私はきちんとした服はあまり持っていないので選ぶのに少し苦労したが、正座した時に膝が隠れる(そして今の私のウエストが入る・笑)フレアスカートを軸に、ジャケットとインナーをなんとか決めた。

茶席の洋服選びで少し難しいと思ったのは、アクセサリーが使えないこと。
選んだ洋服の組み合わせが地味で顔映りが悪いのでイヤリングかネックレスで輝きを足したいのだが、茶席ではアクセサリーは厳禁なのでその手が使えない。これが着物なら半襟や帯揚げ帯締めで調整できるし、とくに正絹は色が地味でも糸に艶がある(ものによって差はあるが)ので意外と顔映りは悪くならないのに。まあそれを言うなら洋服でも上質なら顔映りが悪くはならないのだろうが。
かといって他に選べるインナーもなく、結局「メガネをコンタクトに替えて化粧を濃くする」という対策に(笑)。
最近はメガネばかりでマスカラをつけるのはとても久しぶりなので、まばたきがしづらい。でも同年代の友人はみんなマスカラぐらいきちんと付けているし、これから顔はくすむ一方なのだからメイクももっと楽しまなきゃダメだな。



さて、洋服で会場へ。
最初のお席は座敷で正座だったが隣の客と体が密着する狭さだった。
それで何が困るかというと、扇子や懐紙の置き場所だ。
着物であれば必要なものは懐と帯に入れられるが、洋服だと懐紙は菓子をいただく直前まで懐紙入れに入れておく。今回はお隣と密着していて懐紙入れを差し込めるスペースもなかったので懐紙は後ろのバッグに入れたままにしていた。
で、いざ菓子が回ってくると、体を後ろにひねる余裕もないので手探りで後ろの懐紙を取り出す。
菓子をいただき終えて汚れた懐紙は、いつもなら袂に入れてしまうのだが洋服ではそれができず、後ろのバッグに手探りで入れる羽目に。残りの懐紙も後ろのバッグに戻したが、次に薄茶をいただいた後に飲み口を清めた指を懐紙で拭おうと思ったら「あっ!懐紙は後ろだ!」と気づく。
茶碗を持ったまま後ろ手で懐紙を探るのはもう無理なので、結局指を拭かないまま終わってしまった。

普段から洋服で稽古していればこのような狭い席でもスマートに懐紙を取り扱えるのかもしれないが、普段は着物で稽古しているので今回に関しては裏目に出てしまった。
お席を出た後、お仲間と開口一番「やっぱり着物じゃないとダメね!今度から着物にしようね!」と言い合って笑ってしまった。



今回参加した皆様の着物姿を拝見していたら、私が今回用意していた色無地に袋帯はかなりきちんとした装いの部類だったようだ。亭主側に近い組み合わせだったかもしれない。
もちろん付け下げや訪問着に礼装用の袋帯の人もいらしたが、帯はいわゆる茶席向きの渋めな色合いで有職文様の袋帯や名古屋帯と控えめな色柄の綴れ帯の人が多く、小紋や紬に洒落袋帯やかわいい名古屋帯を合わせた人も。
以前先生が「大寄せ茶会は紬でも無地系なら大丈夫」とおっしゃっていたのが半信半疑だったのだが(先生すみません)、本当に大丈夫なのだと肌で感じた。
もちろん、今後も茶会に参加するときは先生に装いの相談をするけれど。

>いわゆる茶席向きの渋めな色合いで有職文様の袋帯や名古屋帯
私は今、これが欲しい。
茶系やグレー系の帯なら少々雨に降られたり抹茶や点心をこぼしても気兼ねなく使えると思うのだ。
次の茶会までに一条手に入れたいな〜

by Medalog | 2018-09-22 09:35 | 茶道 | Comments(4)

夏のお稽古着物 麻

茶道を習い始めて初めての盛夏。
何を着て行こうかな。
お稽古場ではほとんどの生徒さんが洋服なので、私も洋服で行けばいいのだが、やっぱり夏も着物を着たい!
それに着物のほうが、帛紗や扇子などお稽古に必要なものを身につけられるのでお稽古場であれこれ動くのに便利だし。

でも「何を着て行こうか」と言っても麻と紗小紋しか持っていないので、まずは麻の着物に麻の襦袢でいくことにした。
茶道の稽古に麻の着物を着ることは結構意見が分かれるようで(そもそもお稽古場で麻が許されるかどうかもあると思うが)当たり前のように麻を着る方々もいれば「シワが気になって着られない」「弱い糸なので着物が傷むから着たくない」、または「固い糸なので畳を傷めるから着るべきではない」と反対意見も多いようだ。

私が通うお稽古場では、先生は「自分は麻は着ないが弟子が着るのは構わない」というスタンス。
先輩方とはまだあまり話す機会がないが、そもそも夏のお稽古に着物を着る方はほとんどいらっしゃらないようだ。
だからお稽古場で、麻着物を稽古着にすることの参考意見が得られないのは残念。

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近江上布に、ポリの紗献上帯。
ポリの紗献上帯は着物を着るようになった10年以上前に買ったのだと思うが、あまり使う機会がなかった。
ポリで洗えるので夏場の茶道の稽古には向いていそう。出番が増えそうでよかった。

帯締めがピンクで少々締まりが無いが、この時期は寒色系の三分紐にガラスの帯留めを使うことが多く、レースの帯締めはなぜか暖色系しか持っていないのだ。茶道教室では帯留めが使えないので、寒色系のレース帯締めぐらいは一本買い足してもいいかなあ。ミントグリーンのレース帯締めがあったら欲しいなあ。

上の写真は帰宅後に撮ったものだが、上半身はすっきりしたまま保っているように見える。
ただ下半身はやはり厳しかった…

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何時間も座っているので、あちこちにシワができるし膝もお尻もポッコリ膨らんでしまった。
シワを取るための水入りスプレーボトルは持参していたが、シワが下半身全体に広がっている上に、中に来ている麻襦袢も同じようにシワやふくらみができてしまったので少々の水では落ち着きそうになく、スプレーするのを諦めてしまった。
今思えば、せめて上前の膝下だけでもスプレーしておけばすっきり見えたかもしれないな。

お稽古場から自宅までは電車でいくつかのルートがあるが、どこを通っても繁華街やオフィス街があるので、縒れた麻着物でそこを歩くのはちょっとテンションが下がる。
夏用の羽織ものは紋紗の道行があるので、それを上に着て膝下に水スプレーをかけたら見た目はかなりマシになるかな。ただ道行衿と麻って相性良くない気がしてほとんど合わせたことがないのだけど、レースの羽織を手に入れたら解決するかも…



お稽古に麻着物を着て裾や袖の布が滑りが悪いのは想像していた通りで、普段から木綿や固い紬を着ているので大きなマイナスポイントではなかった。
ただ正座したまま動くことが多いので、麻だと正絹や木綿以上に膝下が傷みそうな気がする。
どちらも上達すれば気にならなくなるかしら。

あと!
この日のお稽古で、なんと濃茶を着物の膝にたくさん飛ばしてしまった!
薄い黄色の無地なのですごく目立つ!
濡れおしぼりですぐに汚れをつまみとり帰宅後にしっかり洗ったら綺麗に取れたのでホッとしたのだが(自分で洗える麻はこういうときには助かる)帰宅まで気が気ではなく、薄い色の無地系はお稽古には向かないと実感したのだった。



私は麻の着物を2枚持っているがどちらも薄い色で無地系なので、色味と素材の特徴を合わせると、やはりお稽古着にはあまり向いていないかな…
軽さと涼しさは申し分ないのだけど。

次のお稽古には紗小紋を着てみよう。
これも軽くて涼しいうえにシワになりにくく、さらに黒地で汚れが目立たないので、こちらの方がお稽古着に向いていそうで楽しみだ。

by Medalog | 2018-07-12 12:10 | 茶道 | Comments(0)

木綿 × 木綿

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茶道教室。
片貝木綿に、今昔西村さんの花七宝柄の木綿帯。
着物も帯も温かみのある質感・色柄なので、もう少し早い時期に着た方が似合ったのかもしれない。
木綿でももっと薄手だったりつるっとした感触のものなら単衣の時期に最適なのだろうが…。

この日は雨模様で涼しかったが炉前に座っているとじわっと汗ばんでしまった。
次のお稽古は6月なので、もう綿麻着物と麻襦袢にしよう!
お稽古は結構汗をかくので、もしかしたら6月後半は綿麻でも暑かったりして…



d0048332_09335574.jpg木綿の着物で正座をすると膝がボコッと出てしまいそうな気がして、今まで茶道のお稽古には着なかったのだが、今回試してみたらこの片貝木綿は思ったよりは膝が膨らまなかった。

ただ座り皺のほうが結構目立ってしまっている。

膝裏はともかく、上前の膝下部分にこれだけ皺が寄るのは正座が下手な証拠のようで恥ずかしい。
木綿や麻のときは水スプレーを持ち歩いて、上前の皺だけでも取るようにしたほうがよさそうだ。

ただ今までは正絹で同じようなお稽古をしてきたが、紬でもやわらかものでも上前がこれだけ皺になることはなかった。
今更だけれどシルクって美しくてしなやかで強い、すごい素材なんですね。

この着物はほこっとした質感の木綿で滑りが悪いので、裾さばきに少し難があるのと、正絹のように袖がストンと下に落ちてくれずに帯や体にまとわりついてしまって動作の邪魔になることも多々あった。
木綿をお稽古着にするなら、できるだけ表面の毛羽立ちがない、滑らかな質感のものを選んだほうがいいようだ。



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帯は古代裂を扱う今昔西村のもので、帯裏と帯芯はもちろん新しいが帯地にしている木綿は全体的に掠れていて、場所によっては白っぽくなっているところも。
そしてこの帯は微妙に短めで、着付けの時につい強く引っ張ってしまうことがあり、帯地に負担をかけていないかいつも心配しながら着付けをしている。

ただ、私が持っている帯の中では最も茶室に馴染む帯のひとつだと思う。
木綿で古代裂なので着ていける茶席は限られるかもしれないが、それでも今後使う機会が増えそうなので、今のうちに二部式にでも仕立て直したほうが長く着られるかな。
自分でやってしまうか、弱っている生地だけにプロに頼むべきか、悩んでいるところだ。

by Medalog | 2018-05-24 11:42 | きもの | Comments(2)

茶道のお稽古 初日

昨秋から半年間初心者向けの茶道教室に通い、そちらでご縁があった先生に春から入門させていただいた。
その最初のお稽古。

私は習い事自体が初めてなので、先生のご自宅での立ち居振る舞いや作法などすべてが緊張した〜!
実際はわからないことは先生が快く教えてくださるし常識的に振舞っていれば特にお叱りを受けることもないのだが、このような緊張感は普段の生活で忘れかけていたのでお稽古で背筋が伸びる気持ちになれるのはありがたいことだと思う。

お点前は茶道教室で習った炉の薄茶点前の他に新しいことも増え、また水屋の使い方や道具の扱い方は一から覚えなければならないので、始終アワアワしているうちに終わってしまった…
でもとにかく楽しい。お茶もお菓子も美味しい。
また次のお稽古が楽しみだ。



一つ困ったのは、ひざが痛いこと!

足の甲のゴリゴリという痛みや、脚の痺れは、辛いけれどなんとか耐えられる。
一番辛かったのはひざの痛みだ。
半年間の茶道教室ではひざが痛くなることはなかったのに、この日は今までよりお稽古の時間が長かったせいか初めて痛くなってしまった。
足の甲の痛みはお稽古が終わって立ち上がればすぐになくなるのにひざはずっと痛いままで、帰り道でも駅の階段を一段下りるたびにひざに衝撃が走る。(上りより下りの方がキツイですね)
寄るつもりのなかった喫茶店で30分ほど休んで、なんとか自宅まで辿り着く元気を絞り出したぐらい辛かった。

これって、だんだん慣れてくれるのかしら。
それともどんどん負担が重なってひざが悪くなるようなら、お稽古が続けられるか心配になる。
グルコサミンとかコンドロイチンに頼った方がいいのだろうか…

また翌日には太ももが筋肉痛になってしまい、自分の生活の中で畳や床に座る機会が全くないので脚がいろいろ辛くなるのかと思う。
うちには畳の部屋がないが、リビングにラグを敷いてあるのでその上で座る時間を増やしてみよう。



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十日町紬に、カトレア柄の九寸帯。

入門して初のお稽古なのでお稽古着の範疇で改まった気持ちを表したいと思ったが、ピンとくるものがなかった。
着物のほうは無地の紬でいいとして、帯は手持ちが八寸ばかりで九寸もカジュアルな印象のものしか持っていないことに今更気づいた。
できるだけカジュアルではないものという消去法で、写真のカトレア帯を久しぶりに出してみた。
なんだか秋の色合いなので、帯揚げを水色、帯締めを緑にしてみたけれどちょっと苦しいコーディネイトかな。



静かなお稽古場で初めて気づいたのだが、この帯は結構絹鳴りがする。
朝食は食べたのにお腹が鳴ってる?と思ったら、胴回りでこの帯が音を立てていたのでびっくりした。
特にお稽古の最後のほうは疲れたせいか息遣いが少し大きくなったようで、息をするたびにギューギューとなるので恥ずかしい。

先生に「絹鳴りがするような帯はお茶席にはふさわしくないですよね」とお聞きしたら「お稽古ではなんでもいいけれど、正式な茶会では博多織などは避けたほうがいいですね。絹鳴りもそうですが格としても博多八寸帯や大島紬は着ないでしょう?でも高級な袋帯でも鳴るものはたくさんあるしそこまで気にしなくてもいいですよ」というお答え。

茶席もそうだが、観劇や音楽鑑賞でも絹鳴りは気をつけたほうがいいのだろうな。
そういえば「細雪」でも音楽鑑賞に行くのに絹鳴りのする帯を締めてしまって姉妹で慌てる微笑ましいシーンがあった。小さなサロンでの音楽会なら、絹鳴りは確かに気になりそう。
普段のお出かけだと賑やかな場所ばかりで絹鳴りにはなかなか気づけないので、静かなお稽古場にいろいろな帯を締めて行って絹鳴りする帯かどうかをこっそり確認するのはいいかもしれない。
…あ、確認するほどたくさんの帯は持ってないか。

by Medalog | 2018-04-19 12:35 | 茶道 | Comments(2)