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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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タグ:義母が遺した着物 ( 23 ) タグの人気記事

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先日着たきもの(左写真)。
義母が遺した白い付け下げ(右写真)を、シミが目立たないように色掛けして仕立て直したものだ。

白地に山吹色〜茶色のグラデーションで蔦が描かれた付け下げはとても美しかったのだが、表地のあちこちにシミがあった。
洗い張り屋さんに見せたら全てのシミを取るのは難しいとのことだったので、シミが消えつつ柄が残るギリギリのラインで全体的に色を掛けてもらったのだ。
また八掛も元々は山吹色が付いていたのだが、染め替え後の柄に合わせた茶色に付け替えた。

元の着物は綺麗ではあったが、華やかなのでいつどこで着ればいいのかわからない部分もあった。
義母がどのような席で着たのか、または一度も着なかったのかもわからない。
だから出来上がってきた付け下げを見たときは、地味になった分だけ使い勝手が良くなったと嬉しくなったが、それでも「付け下げである」というだけで敷居が高く、しつけ糸を取らぬまま5年近く寝かせていた。

そして最近だんだんやわらかものが着てみたくなり、この付け下げを思い出す機会も増えていたのだが、とうとう今回「新年の狂言鑑賞」というチャンスに袖を通すことにしたのだった。



久しぶりのやわらかもの、やはり着付けはちょっと難しい。
着崩れするのが怖くて、いつもは一重にするおはしょりを今回は二重のままにしてしまったので、ぽっこり膨らんでいるのが残念。



d0048332_17562472.jpg付け下げにどの帯を合わせるか迷う。

袋帯は持っていないし、手持ちの織りの名古屋帯だとどれが付け下げに釣り合うものなのか、見当がつかない。

この塩瀬は前帯の柄が松なので、狂言に向いているかな?と閃いて引っ張り出してみた。
小物合わせは納得いかないまま。
帯揚げは白地に赤の梅絞りで、やわらかものにはこれ!と思ったのだが、帯が白いので色付きのほうがよかったかも。

帯締めは、手持ちのなかでどれを合わせていいんだか全然わからない。
薄いオレンジと緑が裏表になっているものを左右別の色が出るようにしてみたけれど、全体的にぼんやりしていて締まりがないですよね。



d0048332_1893577.jpgお太鼓柄は、棗。

お店でこの帯を見たときに、一緒にいた方が「あら、棗の柄ね」と言っていたのを聞いて「これがナツメというものなのか」と知った程度の私。

茶道の嗜みもないのにこの帯を着ていいのかと毎回気がひけているのだが、今回は前帯が松ということでいつもよりは胸を張って着られた。

それにしても塩瀬帯の着付けの難しさ!お太鼓の形がうまく決まらぬままだった。
もっと練習しないと。



初めてこの付け下げを着てみた感想。
全体に色を掛けて柄が目立たなくなったので、思った以上に気張ることなく着られた。
色が暗くなったことで付け下げとしての格がちょっと下がったのかもしれない。
そもそも無紋なので礼装にはならないのだろうが、たとえば結婚披露パーティーのような席に着て行くにしても帯や小物でうまく引き上げてあげないと難しそう。蔦は子孫繁栄を示すそうなので柄は問題ないのだろうが…。

その分、ちょっとしたお出かけにも着やすくなったと思うので、今後もできるだけこの着物を着る機会を増やしたいと思う。

そして、やわらかものを身につけた時の嬉しさ、高揚感はやはりいいものだと思った。
着物は紬でも木綿でも女性らしいものだと思うけれど、やわらかものは一味違う。
なんというか女性ホルモンが分泌されそうな感じ(笑)。
これから来るであろう更年期に効くかも???
帯や小物合わせもいろいろ研究したいし、出来るものなら新しく手に入れたいし、楽しみが増えて嬉しいな!



そして最後に。
先日購入したバーゲン小紋は買わなくてもよかったかも、とちょっと後悔(笑)。
そのお金でこの付け下げに合う帯とか小物を買えばよかったかな〜。
こうなったら、付け下げも新しく仕立て上がってくる小紋も、元が取れるまでたくさん着るしかないですね。
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by Medalog | 2015-01-22 19:15 | きもの | Comments(4)

今日の着物・自宅で小紋

着物でちょっと出掛けるはずが中止になってしまった。
でも松の内に一度は着物を着たかったので、今年初の着物は自宅で普段着を着ることにした。

d0048332_1534133.gif白みがかった紫の小紋に、義母の形見の名古屋帯。

この小紋は色味と質感が着やすくて好きなのだが、かなりカジュアルな柄なのと、既製品Lサイズで私には一回り大きく、着付けがしづらいので出番は減る一方。
着ないままだともったいないので、自宅で着倒す着物にしようと決めた。

普段着と言えば木綿の着物だが、裾さばきが悪かったりシワが気になったりして面倒な部分もあるし、やっぱり正絹の着物に比べると着ていて嬉しい気持ちが少ないのは事実。

だからお蔵入りしている正絹着物を普段着にして、汚れたら安い丸洗いにぽーんと出すのが私の普段着物には向いているような気がしてきた。
今年はこの着物をたくさん着てみようと思う。

帯は義母のもの。
最初に見たとき、色柄がかなり昭和テイストなので「これは締める機会がなさそう」と思ったまましまい込んでいたのだが、ふと思い出して今回初めて締めてみたら意外とこの小紋とは相性がいいような気がする。
暗めの色合いだが白が少し入っているので抜け感が出て着やすくなるようだ。

私のウエストには少し帯が小さく、前帯の柄が出しづらいのが難だが、せっかくなので他の着物にも一通り合わせてみよう。
経年のせいか全体的に色がくすんでいる感じなので、お出かけに使えるかどうかは微妙だが、普段着に着るには結構いいかも。帯締めでも印象が変えられそうだし、この帯もしまいこまないでたくさん使うようにしたい。
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by Medalog | 2012-01-07 16:30 | きもの | Comments(4)

ウールの着物

義母のお下がり着物の中に、ウール(と思われるもの)が10枚ほどあった。
私はウール着物を持っていないので、興味半分、着心地や手入れの不安が半分という状態。
譲られたまま洗いもせず、防虫剤をたくさん入れて収納しておいたのだが、寒くなってきたのでちょっと引っ張り出してみた。

ネットのQ&Aなどで「着物を譲られたのですが、正絹なのかウールなのかわかりません。どうすればわかりますか」という質問を見たことがあるが、今までは「正絹とウールの区別がつかないってことはないだろう」と思っていた。
しかし、実際に正絹着物とウール着物が混ざった状態でどっさり目の前にあると、自信を持って判断できるのは正絹の着物が数枚のみ。
残りの着物はウールではあるのだろうが、ウール100%なのか、ウールと他の素材の混紡の糸なのか?混紡だとしたら、シルク混なのか化繊混なのか?
また、がっちりしっかりしていながらチクチクする着物があり、それは紬なのかウールなのか未だにわからない。


d0048332_1431622.gifその中で「これはウール100%だ」と断言できる着物が一枚だけあったので、洗ってみることに。

なぜわかるのかというと、袖の中の布地のミミに「ALL WOOL」と織り込まれていたのだ。

裄も袖丈も身丈も全部短い上に、小さい虫食いが数カ所。
布地はしっかりしているのだが縫い糸が弱っているようで、あちこちがほつれてしまっている。
これは外出着には無理だけど、家で着るにも小さいかなあ?と思いつつ羽織ってみると…

おお、暖かい!
ふんわり優しいウールの感触が足首まで包んでくれて、想像以上に着心地がいい。

これは、着物ではなくガウンとして着たらいいんじゃないかしら?
丈が短くおはしょりがほとんど取れないので、裾を少し上げれば対丈になる。
半分取れかかった袖は、適当に切って縫って筒袖にしてしまえばさらに暖かく、また家事の邪魔にもならない。
裾と袖を切った余り布で腰紐を作れば、結構簡単にガウンができそう!
冷えが気になる足首まで覆ってくれるので、暖房費節約に役に立つかも!



・・・なんて思い付いてしまったけれど、実現するかしら(笑)
昨日洗った正絹襦袢の袖丈も出さないといけないし、自分で仕立てないとならない八寸帯もあるし。
結局どれもやらずに終わった、なんてことのないように、できることから頑張ろう。
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by Medalog | 2010-11-30 14:34 | きもの | Comments(2)

市松紬を着てみる

前回の記事で書いた、仕立て上がったばかりの市松紬をさっそく着てみる。

d0048332_17402959.gifこの時期に一度は締めたい、菊柄の白い帯。
とてもスリムな方からの頂き物で、お太鼓を作るのがいつもギリギリなのだが、慣れてきたせいか今日はスムーズに締められた。


小物の色は迷ったが、今回は市松紬を主役にすることにしてどちらも抑えめに。
…というか、実は何を合わせていいのかよくわからなくて(笑)。

最初にこの着物を見た時には「地味だな」という印象だったのだが、いざ仕立て上がって自分が着てみると、薄青と濃紺という地味かつ同色系の色同士の組み合わせなのに、市松の主張が結構強い感じがする。

この着物に差し色を入れつつ格好良く着こなすには、まだまだ修行(と手持ちの小物)が足りないわ…。


初めて胴抜きの着物を着た感想は、正直なところよくわからない。
というのも、前回着た着物が9月上旬の近江上布に麻襦袢なので、差がありすぎて比べようがないのだ。
ただ、袷の着物を着た時よりはやはり軽くて着心地がいいような感じはする。

この着物の風合いは、私が知っている紬の中では大島紬に一番近い感じ。
やや薄手でまあまあ軽く、たまに節が入っているが、つるっとして光沢がある。
今まで着るものがなくて困っていた秋の初めや春の終わりに着られる着物になりそうだ。



この日は家の中で着てみただけ。
落ちなかった茶色いシミが、実際に着た時にどの程度気になるかを確かめたかったのだが、体が動いていればそれほど気にならない感じ。
光沢があるので、光がシミを散らしてくれる効果もあるようだ。化粧品のラメやパールが肌の難を飛ばしてくれるのと似てるかも。

これなら気張らないお出かけ(つまり私が着物を着る機会のほとんど)なら問題なく着られそう(^o^)v。
雨にも強そうだし、意外にヘビロテになるかも…。
って、ヘビロテできるほど最近着物を着てないけど。

久しぶりにぶらっと京都にでも行っちゃおうかな〜。うふふ。
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by Medalog | 2010-10-19 18:09 | きもの | Comments(6)

義母の着物/市松紬

義母が遺した着物の中の一枚、市松柄の紬を仕立て直したものが出来上がってきた。



d0048332_16232514.gif義母が遺してくれた着物は寸法が小さかったり、色柄がいま着られるような雰囲気ではなかったり、また汚れがあったりで、そのまま着られる物は残念ながら一枚もなかった。

でも、手を加えて着られる物はなんとかして着たい。そこでまず最初に数枚選び出した中の一枚がこの紬だった。

まずは色柄が好み。

そして他の着物に比べて布幅が広めで、なんとか希望の裄や丈の寸法に仕立て直せそうだったので、他の数枚の着物と共に洗い張り店に持ち込んだ。

d0048332_1633556.gifしかしこの着物は汚れが大変ひどく、黄色く変色したシミと白カビのような汚れがあちこちに付いていた。

着物を一目見た洗い張り店の方が「この汚れは全部は取れません。よほど大切なお着物でなければ、このまま諦めたほうが…」とおっしゃったほどだ。

しかしこの着物が形見であり、できる範囲で構わないので汚れを落として欲しいことをお伝えして、無理を言って染み抜きをお願いした。

洗いが仕上がってみると、洗う前よりはかなりきれいになったけれど、写真のような薄い茶色のシミがあちこちに残っている。
もう少し目立たなくさせたい気持ちもあったが、「シミが目立たないように全体に色を掛けることもできますが、またお金が掛かるし市松模様が潰れる可能性もあるので、普段着としてこのままお召しになったらいかがですか」とアドバイスをいただき、プロのお言葉に従うことにした。


そしてお仕立てへ。
いつもお世話になっているサリィさんという大阪の和裁士さんに今回もお願いした。
サリィさんにはいつも面倒なお願いばかりしているのだが、今回もまた面倒なお願いになってしまった。

布の寸法が幅・長さとも小さく、私の寸法に仕立てるのが大変なこと。
汚れの多い布なので、汚れができるだけ隠れるように仕立てて欲しいこと。
他の着物に付いていた傷んだ胴裏を使って欲しいこと。
また自分では気付かなかったが、地の目が通っていなかったようで、地の目を直すか歪んだまま寸法優先で仕立てるかという問題もあったそうだ。

私のような着物の知識が怪しい者が個人の和裁士さんにお願いするのは、和裁士さんにはご負担が多いだろうと思うのだが、とても親身になってこちらの希望を聞いてくださったり、プロならではのアドバイスをくださるので、すっかり頼りにしてしまっている。
今回も面倒なことばかりでしたが、きれいに仕立てていただいてありがとうございました。



d0048332_17133653.gif今回、初めて胴抜きの着物を作ってみた。

シミがありお出掛け着にできないなら、いっそ単衣にして汚れたら自宅で洗ってしまおうかとも思ったのだが、よく考えると実際に自分が単衣を着る回数は多くない。

それなら胴抜きにしたほうが着る機会も多いし、羽織ものと合わせれば汚れが隠れてちょっとしたお出掛けぐらいできそう(どうせ私はこの程度のお出掛けしかしないのだけど)ということで胴抜き仕立てをお願いした。
新品の胴裏を胴抜きに使うと半端になってしまうので、他の着物に付いていた胴裏で、洗い張りはしてあるが一部が傷んでいて袷の着物には使えないものが余っていたのでそれを付けていただいた。
面倒なお願いなのにサリィさんは使える部分を選んで付けてくださって、感謝です。


d0048332_17244761.gif裾よけは、紬と小紋兼用というぼかしタイプのもの。

安かったのと着物に合う色が見つかったので、何も考えずにこれを選んでしまったが、普段着用ならぼかしでなく一色のものにすれば、裾が擦り切れた時に上下を逆にして付け替えられたかな、と後から反省。
着物の色も濃いし、ぼかしである必要は全然なかったのに。


というわけで、たくさんの方々にたくさんの手間をおかけして蘇った市松紬。
義母の分までたくさん着ないともったいない、バチが当たるなとしみじみ思う。

せっかく涼しくなったのに、この秋は単衣も着ないまま深まろうとしている。
秋の最初の一枚に、早速この着物を着なくては。
どの帯と合うかしら。
着たくなった時にすぐ着られるように、帯を選んでおこう。
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by Medalog | 2010-10-18 17:37 | きもの | Comments(2)

真夏に袷着物を…

夫が休日出勤になり時間がぽっかり空いてしまったので、先日洗い張りから戻って来た間道柄の羽尺を羽織に仕立て直したら手持ちの着物に合うかどうか、合わせてみることにした。

袷着物の写真が並ぶので、暑苦しくて申し訳ないのですが。



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まずは、グレーの無地紬。この紬にはカラフルな間道の羽織が絶対に合う自信があった。というより、グレーの無地なので大概の色柄が合うのだろうが。



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茄子紺の結城紬。飛び柄が目立たず無地感覚で着られる着物なので、これもグレー紬と同じく羽尺と合うだろうと思っていたが、合わせてみるとなんだか微妙に合わない気がする。写真ではわかりにくいのだけど、ほっこり素朴な結城と、粋な感じの間道柄の雰囲気の違いかなあ?



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そういう意味では、この小紋ぐらい違う雰囲気の方が却って合わせやすいかも。ただし、こうなると帯は何を合わせればいいのか悩みそうだけど。



d0048332_12402834.jpg義母のお下がり同士の組み合わせ。

市松と間道で若干うるさい感じもあるが、気軽に引っ掛ける街着という感じではよく合っている気がする。


d0048332_12454496.gif間道×間道を2つ。

まずは濃紺の松阪木綿。
間道と言っても全体的にトーンが低いので、お互いがぶつかって邪魔というほどではない感じ。

今持っている羽織の色が暗めで、この松阪木綿や上から2番目の結城紬のような濃紺の着物と合わせると全体的にどすーんと暗い着姿になってしまうので、この間道の羽織ができたら重宝しそうな気がしてきた。

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しかし、お次は…


ピンクの片貝木綿と合わせたら、さすがに目がチカチカしそう(笑)。
これは無理だよねー。


他の着物は裄が長過ぎたり季節が合わなかったりするので、実際に合わせるとしたら現時点ではこの6枚。
うん、何枚かとは合いそうだから、羽織に仕立ててみようかな。
春先や秋口に軽く着られる羽織にしたいのだけど、羽織を単衣に仕立てるということは羽裏はなくていいということ?調べてみないと…。
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by Medalog | 2010-07-31 13:04 | きもの | Comments(4)
義母の着物を洗い張りに出したものが3枚、手元に戻ってきた。

d0048332_10125825.gifこれは羽尺。もともとシミが少なかったので、きれいに仕上がってきたようだ。

私は前から間道柄の帯が欲しかったので、帯に仕立てようか、それとも元通りに羽織にしようかと迷っている。

でも一度帯にしてしまうと羽織にはもどせないこと。この先、間道柄の帯に出会うことはあっても羽尺に出会うことはなさそうなこと。そしてやっぱり羽織は羽織として仕立てるのが布も喜ぶかな、という気がして、羽織に仕立てる気持ちに傾いている。寸法もなんとか足りそうだし。

あとは袷にするか単衣にするかなど細かいところを決めて、お仕立てに出す予定。スムーズに行けばこの秋から着ることができそうだ。



d0048332_1015243.gif紬着尺。これはシミやカビがかなりひどく、黄変が取れていない部分も多い。

洗い張り屋さんによると、色を掛ければ汚れは目立たなくなるが、市松柄が潰れてしまうのでお勧めしない。汚れが出来るだけ隠れるように仕立ててこのまま着たらどうか、とのこと。

単衣か胴抜きで仕立てて、木綿のような普段着としてたくさん着るのがよさそうだ。



d0048332_10165260.gifそして、付け下げ。

もともとは白地に茶の蔦模様が上品で素敵だったもの。
色合わせがとても好きで、出来ればこのまま来たかったのだが、茶色のシミがひどかったので全体的に色を掛けていただいた。

シミを隠すのが目的なので、自分好みの色合いを指定できるわけではなく、おおよその色味を確認したあとはプロに任せて仕上がりを待つのみ。
まさにドキドキワクワクである。

d0048332_10203435.gifそして出来上がってきたのがこちら。

シミが隠れ、なおかつ柄が生きるギリギリのところで色を掛けてくださったなあと感心してしまった。(写真では色味がうまく出なかったが…)

シミは、目を凝らすとかすかにわかる程度まで見えなくなった。

一方柄は全体的に明度が下がり、また色調の幅が狭まったので、良く言えば上品・悪く言えば地味になったかな。

蔦の葉の縁取りに少しだけ金箔が使われているので、ギリギリ明度が保たれている感じだ。


手間とお金をかければ、蔦の葉の部分に糊をかぶせて色が掛からないようにしたりできるのだろうが、それはそれで全体のバランスが崩れるかもしれないし、そもそも蔦の葉の部分にもシミ汚れがあったのでそこを染めないわけにはいかなかったのだ。

これは、暗めの八掛をつけてしまうと、ものすごく地味な着物になってしまいそう。


d0048332_10245054.gif元々付いていた八掛は山吹色で、色はそのままで洗い張りだけをしておいた。

着物に比べて明るめの色だが、これくらい明るい色を合わせた方が着物が引き立つし、微妙に違う色目を加えることで単調さをカバーできてちょうどいいかもしれない。

柄に合わせた茶色の八掛だと地味になりすぎるだろうし、象牙色などは明るめで上品だけど、ちょっと寂しいかも。

いっそのこと、全く違う色の八掛を付ける手もあるが、それはかなり上級者の方でないと着こなしが難しいだろうし…。


八掛の色をうまく選んで、上品かつ、今の年齢にあった色味の着物に引き上げていきたい。もちろん、帯や小物でも工夫しないといけないけれど。

うーん、またまた悩みそう。
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by Medalog | 2010-07-23 10:37 | きもの | Comments(2)
一通り整理し終わった義母の着物。

直して着てみたいものはいろいろあるが、全体的にシミやカビなどが多いこと、また寸法が小さいことから、着るためには洗い張り〜仕立て直しが必須になる。
全ての着物に同じように手を掛けるわけにはいかないので、あれこれ悩んだ結果、とりあえず3枚の着物を洗い張りに出すことにした。

数回お世話になっている洗い張り屋さんへ出向き、着物の状態を見てもらう。




d0048332_16105396.gifカラフルな間道柄の羽織。

これは汚れは少なく、洗い自体は問題なさそう。
(もし落ちない汚れがあっても目立ちにくそう)

10枚ほどあった上着類の多くは、裄はもちろん袖丈も短い(通常が1尺3寸なのに対して1尺2寸前後しかない)のが悩みのタネなのだが、幸いこの羽織は袖丈が1尺4寸以上あるのでありがたい。

裄も相当短いけれど、和裁士のサリィさんから「つぎはぎになってもよければ、衿の中の布を使って裄を出すこともできる」と教えていただいた。この柄ならつぎはぎをしても目立ちにくいと思うので、その点も問題なさそうだ。

あとは羽織丈。現状では太ももの中ほどまでしかないのだが、多少折り返しがあるので、それがどこまで伸びてくれるのか…

d0048332_17404367.gif最初は角だし用の名古屋帯に仕立てようかと思っていたのだが、(この写真のような仕上がりになりそう…こんな帯、一本欲しいなあ)これらの条件をクリアするなら羽織として着る方向で考えるのもいいか…と心が揺らぐ。
洗いが終わって戻ってきたら、手持ちの着物にじっくりと合わせてみて、羽織として合う着物があるのか、帯のほうが使い勝手がいいのか、また考えようと思う。




d0048332_1611377.gif大島風の紬。
(私が持っている大島とかなり似た風合いだが微妙に違う?)
色といい柄といい私の好きな感じで、そのまま抵抗なく着られそうなのだが、汚れが非常に多い。

カビのような白い汚れと、茶色く抜けたようなシミがごっちゃになって着物全体に広がってしまっている。
お店の方は一目見て「これは多分、洗い張りでは落ちませんよ」とおっしゃる。

とりあえず一部分を水で洗ってみて、汚れが落ちるか落ちないかを見てもらうことにした。
落ちなかった場合、全体に少し色を掛けて汚れを目立たなくさせることもできるそうで、染め屋さんに聞けばどの程度の色を掛ければいいかも分かるそうだ。

この長着は、幸い袖丈が1尺3寸ちょうどあり、布幅も他の着物より大きめなので仕立て直し自体は問題なさそう。
今持っている単の着物が明るい色で薄い素材のものばかりなので、この着物を単に仕立て直せば、単の時期の雨の日や、袷と単の端境期に役立つ着物になりそうだと思うのだけど…
汚れ落ちの具合と、見積もり金額次第になりそうだ。




上の2枚は胴裏を再利用しないので、丈夫な紬地ということもあり自分で着物を解いて表地だけを洗い張りに出した。節約できるところはしないとね。
そして次の1枚は、やわらかものなので布を傷つけるのが怖く、解かずにそのまま持ち込んだ。




d0048332_16111286.gif白地に蔦模様の付け下げ。

色も柄も、また布地の風合いもとても綺麗で、一目で気に入ってしまった着物なのだが、残念ながらシミが非常に多く、また地色自体が茶色く変色している部分も多い。(一番ひどいのが上前…涙)
シミだけなら、その部分を漂白して地色に合わせて色を直すようなこともできるそうなのだが、地色が広範囲に変色しているためにその方法では無理らしい。

上の大島風紬と同様に、シミや変色をなるべくカバーできるような色を全体に掛けてはいかがでしょうか?とのこと。
地色にも柄部分にも同じ色を掛けるので、柄部分がどのような仕上がりになるのかは「出来上がってからのお楽しみ」。逆に言えば、賭けでもあるわけだ。

シミを隠すために濃い色を掛けてしまったら、全然別の着物になってしまいそう。
でも薄めの茶色なら、意外とはんなり上品な着物として生まれ変わるかもしれない。
着物に色を掛けるなんて経験がないので、ちょっと試してみたいけど…。

この着物だけは、ある理由があって多少費用が掛かってもぜひ再生させたいと思っているので
洗い張り屋さんとよく相談させてもらって、納得のいく方法が見つかればいいなと思っている。




残りの長着や上着類は、今日洗い張り屋さんと話した内容を元に、もう一度じっくり見直すつもり。
シミがひどいけど洗い張りすればなんとかなるかも?と思って取っておいた数枚が、この調子では再生しそうにないことも分かったので、他の着物に汚れが移る前にここで見切りをつけなければならないかも。

綺麗な部分だけを取って帯揚げか半衿にでもなればいいけれど、それすら難しそうだなあ。
うそつき襦袢の袖なら、ほとんど隠れるから作れるかもしれないな。
最悪の場合は、思い出として腰紐一本でも作ろうか。
焦らずに、でも決断できる部分はきっぱり決断しないとね。
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by Medalog | 2010-05-20 17:26 | きもの | Comments(4)
前々回前回の続き…

義母の着物を4カテゴリに振り分け、最後に残された<3>羽織もの・コート類の傷み具合の確認と簡単な寸法チェックをする。



内訳は、雨コート/1、道行/1、紋付黒羽織/1、紗羽織/1、袷羽織/5の計9枚。

これらも全て裄が短く、縫い代もあまり無く、裄出しもあまり期待できないので仕立て直したとしても羽織や道行として着るのは厳しそう。
長着なら、多少裄や袖丈が短くても長襦袢はうそつきでどうにかなるし、合わせる羽織物もまあなんとかなるのだが、羽織や道行は長着より裄が短いものは使えない。
またコート類からは長着には仕立て直せないので、これらを繰り回すには帯やショール、小物などの材料にするしかなさそうだ。

d0048332_17391512.gif写真右上の羽織は、色柄が大好きなので羽織として着られたら嬉しいのだけど、どう頑張っても布幅も袖丈も足りないので、諦めるしかないのかな…

コート類ということで面白い色柄も多く、帯にしたら面白いかも?と思えるものもいくつかある。
例えば、写真の下段左と下段中央の羽織は、もともと帯地なんじゃないかと思うほど質感も色柄も帯っぽく(下段中央は洋服地らしい)、洗い張りして仕立て直せば軽めの袋帯あたりで十分いけそうな気もする。

でも、そろそろ手持ちの帯が増えてきたこともあり、帯を自作するにしても「これ!」と思えるほど気に入ったものでなければ結局は使わないだろうし、また収納だって追いつかなくなってしまうので慎重に考えなくては。

それに、これは長着にも言えることだけれど「とにかく義母の着物を一枚でも多く繰り回ししなくては」と焦るあまりに何でもかんでも解いてしまうのは、かえって着物が可哀想な気もしてきた。
着物や羽織の形で取っておいたら、もしかしたら貰ってくださる方が現れるかもしれないし。


d0048332_1821940.gif今のところ考えているのは、下段右の間道の羽織を角だしができるような少し長めの名古屋帯にしたいな、ということ。間道大好きな私、この羽織に一目惚れだったのだが、残念ながら羽織として着るには布幅が全然足りないので帯にするしかない。

でもこの色柄だと羽織より帯のほうが使い勝手がよさそうだから、ちょうどいいのかも…。



というわけで、コート類9枚のうち繰り回す予定なのはとりあえず1枚。
となると、他の8枚(+正絹長着数枚)をどのように保管するか…
ウール類は防虫第一で衣装ケースに詰め込み、防虫剤を効かせてとりあえずひと安心だが(秋には洗濯と繰り回しを考えなければならないけれど)、正絹だとそうもいかないし…。

汚れやカビがあるので、自分の着物と同じ場所には仕舞えない。
とりあえず丸洗いに出せば多少はいいのかもしれないが、将来着るかどうかもわからない着物を10枚以上も丸洗いに出すのは、ちょっと厳しい。
それに、着物を入れて実家から運んできた着物ケースは自分の着物用に使いたい、という打算もあったり…。

なんせ我が家は和室四畳半、押し入れ半間という狭い家。
「とりあえずどこかに置いておこう」という「どこか」が存在しないのだ。
たとう紙で包んだ方がいいのだろうが、たとう紙に包むと嵩が増えるしなあ…なんてことを、またうだうだと悩むことになりそうだ。
ま、着物のことで悩むのは楽しいからいいのだけど。
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by Medalog | 2010-05-12 17:50 | Comments(4)
前回の続き…



<2>ウール長着

正確には「正絹ではない(と思われる)着物」である。
風合いからすると多分ウールではあるのだろうが、ウールと他の繊維の交織かもしれないし、糸自体が混紡かもしれないし。
それに手触りも様々だ。ふんわりやわらかいものや、シャリ感と張りのあるもの。ぼってりと厚みのあるものや、ものすごく軽くて薄いもの…。

ウール着物は私にとっては未知の世界。
洋服ではかなり親しんでいるはずの素材なのに、着物に仕立てられているというだけで、まるで初めて出会う素材のような気がするのはなんとも不思議だ。



とりあえず寸法を測りつつ着物の状態をチェックして、袷・単・サマーウールの3種類に分けてみた。虫食いと汚れがひどく着られないものを1枚処分し、残ったのは袷4、単4、サマーウール2の10枚。

これらも寸法が小さく、いくらウールが普段着とはいえ裄を出さないと着られない状態だ。ただ、裄出しはできるだけ自分でしてみるつもりなので(袷はできるかどうか不安だけど)、その部分でお金が掛かる心配は今のところなさそう。



これから温度や湿度が上がってくるとなかなかウールを触る気にはなれないと思うし、あれこれ迷っている間に虫に卵でも産みつけられたら嫌なので、とりあえずはクリアケースに仕舞うことにする。

収納の前に、一度全部をさっぱり洗いたい気もするのだが、単のウールとサマーウールは自宅で洗える(と思う)し、近所のクリーニング店でも1枚1260円で洗えるそうだが、袷のウールって洗濯はどうするんだろうか?

何度かお世話になっている洗い張り店に出せば安心なのだが、丸洗いで4〜5000円らしいし、近所のクリーニング店は「専門業者に出すので高くなるが、値段はその都度変わってくる」ということなので、品質がわからないうえに値段もそこそこ掛かりそう。

ネットで検索すると、ドライ用の機械があるコインランドリーもあるらしい。そこで普段着物(正絹も)を洗っているという方もいるようなので興味があるが、ネットでは自宅近くの店は検索できなかった。
自転車で行ける範囲にドライのコインランドリーがあれば、一度は試してみたいのだけど。今まで近所を歩いてもコインランドリーなど眼中になかったのだが、これからは目を光らせて歩かなくちゃ。

あとは、これもまだ試したことはないのだが「1kgでいくら」という方法で着物の洗いを受け付けているところがあるそうなので、そこへ送ってみるか…。



d0048332_1084380.jpg洗いについては答えが出ないまま、クリアケースに収納して防虫剤をたんまりと入れる。<4>その他、に分類した浴衣も一緒に。

家で使っていたクリアケース2個に収まってくれてよかったのだが、今度はクリアケースに入っていた我が家の荷物が溢れてしまって大変なことに(笑)。
でもウール着物を虫から守るのが今は最優先!

ウール類は、多分秋まで仕舞ったままになると思う。
ただサマーウールは今が着る季節だと思うので、気が向いたら裄出しをしてみようかな。
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by Medalog | 2010-05-11 07:46 | きもの | Comments(2)