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足袋の繕いと余談

初釜には新しい足袋を履いて出掛けた。
その足袋を洗って昨年一年間履いた足袋と並べてみたら、さほど傷んでいないと思っていた古い足袋が実はうっすらと黒ずんでいて、生地が毛羽立っているのに気付いた。
もう20回は履いているのだから仕方がない。よく保っている方だと思う。

そして少し前から見て見ぬ振りをしていたのが、一年間履いた足袋のほころび。
親指の側面の縫い目近くの生地が裂け始めている。
繕う手間は大したことがないのだろうが、せっかく履き心地の良い足袋を繕ったらそこがゴロゴロして痛くならないか?とか、繕いのある足袋でお稽古に行ってもいいのかしら?と考えて先延ばししていたら裂け目が目に見えて大きくなった。
これはもう縫うしかない!

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写真を載せるほどの出来栄えではないけれど、パッと見たぐらいではわからない感じになったかな。
これならお稽古で履いても目立たないと思う。
履き心地も今までと変わらなかったのでよかった。
早めに繕いながら使っていけばあと一年使えそうな気がしてきた。



余談その1
足袋の繕いかたやお手入れ方法を検索していたら、ひどく汚れた足袋を高圧洗浄機で洗ってみるという動画を見つけた。
高圧洗浄機とは家の外壁や車のホイールに勢いよく水を当てて綺麗にする機械。通販番組でよく見かけるやつだ。
動画を見てみたら、真っ黒だった足袋の底がものの数秒で綺麗になっていて、その見事な効果と、足袋という和のものに似付かわしくない水圧の激しさに思わず笑ってしまった。
お坊さんや弓道をなさる方などは、足袋底の汚れかたが茶道とは桁違いだと思うので、これを真似したい方も多いのではないかしら。ただし水流が強すぎて、新しい足袋なら耐えられるが傷んできた足袋だとボロボロになるそうなので現実的ではないのだろうが。



余談その2
お坊さんつながりで。
初釜の席で話題になったのが、昨年末に福井県で袈裟を着て運転をしていた男性僧侶が交通違反で切符を切られたという事件。
福井県には「運転に支障のある衣服での運転」を違反とする規則があり、僧侶が来ていた袈裟(実際には改良衣という道中着のような形の衣服らしい)が違反に当たると判断されたのだそうだ。
話題の一つは「福井県警は僧侶の装いのどの部分が違反なのかを明確に示さないと、今後福井県を運転する僧侶は何を着ればいいのかわからなくなってしまうのでは?」ということ。
そしてもう一つは「袈裟が危険なら私たちの着物も危険なのか?」ということ。

着物のほうが一般的な洋服よりも運転しづらいのは確かだと思うが、着物で切符を切られたという話はあまり聞かない気がする。(草履が違反だと判断された話は聞いたことがある)
1/10追記・「くるまのニュース」さんの記事 によると、東京・神奈川・大阪の交通規則では履物については明記されているが衣服については触れられていないそうなので、着物を着ているだけで違反になることはなさそう。福井県は衣服についても明記されている。お住まいの自治体の規則はいかがですか?

袖がダメだというなら運転時は袖をたもとクリップで留めれば危険じゃなくなるのかしら。
もしくは袖がゴムでつぼまった水屋着や割烹着なら危険じゃないのかしら。
私は今は運転をしないのだが、同席した方のほとんどは着物で運転をする方ばかりなので結構切実な問題として捉えていらした。着物で運転をする方はかなり多いと思うので、今後大きな問題として取り上げられるかもしれない。
ニュースの続報に注目したい。

ちなみに、この違反切符に異を唱える全国の僧侶の皆さんが、 #僧衣でできるもん というハッシュタグをつけて僧衣で縄跳びやらジャグリングやらリフティングをしている動画をネットにアップして僧衣の動きやすさをアピールしているのがちょっと面白いですよ。



1/10 18:31追記
福井県警の見解が出ました。問題は僧衣そのものではなく着方の問題らしい。
以下記事より抜粋…
男性はくるぶしまでの長さの白衣の上に、両袖の袖丈が約30センチの僧衣「布袍(ふほう)」を着用し▽白衣の裾幅が狭く、両脚の太もも、膝、足元が密着している▽布袍の両袖が下に垂れ下がっている―状態で運転していた
…とのことで、これだとほぼ一般の着物に当てはまってしまう。
袖丈30センチの僧衣が危険なら、通常袖丈49センチ前後の女性の着物はさらに危険だ。
両足が密着しているのも女性の着物なら普通の着方だし。
福井県の僧侶だけでなく着物を着る一般人にも関係のある話になってきましたね。

by Medalog | 2019-01-10 13:17 | きもの | Comments(4)

自作の作り帯をほどく

ちょうど1年前の、まだ五十肩が治りきらないころ。
短い名古屋帯を、縫い付ける作り帯に 自作してみた。

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だいやすさんで仕立ててもらった作り帯を参考にしたのであっという間に仕立て上がり、手が背中に回らなくても着付けができるので去年の秋にはとても重宝した。

菊の季節が終わり出番がなくなる頃から肩が動くようになり、季節は巡ってまた1年後の菊の季節がやってきた。「今年も重宝するだろうな」と期待しながらこの帯を引っ張り出して着付けてみたら、なんだか具合が良くない。
着付けが簡単なのは去年と同じだが、何がいけないのかお太鼓のたれが不自然に跳ね上がってしまい、あちこち縫い付けているために融通が効かず直したくても直せないのだ。

行き先が茶道教室だったのでコートで隠して出掛けてしまったが、帰宅後に「また不自然なお太鼓になったら困るなあ」と悩んだ結果、ほどいて元の形に戻してしまった。

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糸切りばさみを手に持ってから糸を切ってこの状態に畳みなおすまで、5分も掛からなかった。生地が丈夫なのと縮緬で表面が凸凹しているおかげで針穴はほとんど目立たない。
また次回から普通の名古屋帯として使うことにしよう。

それにしても、だいやすで仕立てた作り帯はしっかりと綺麗に着付けられるのに自作のものがうまく着付けできない(時があった)のは残念。
だいやす仕立てを真似したと言っても、帯が重なると分厚くて硬いために全く同じように真似することができなかったのがいけないのかも。やはりプロには敵わないのかな。

by Medalog | 2018-11-22 14:23 | きもの | Comments(2)

前回の記事 で、締めにくいポリの博多八寸帯を切って二部式に仕立て替えたことを書いた。
そこにも書いたが、もう一本締めにくいポリの八寸帯があるので、勢いに任せてそちらも二部式にしてしまった。
前回と同様に、手先はお太鼓に付けるのではなく、前帯の端が手先になるタイプである。

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前回の帯は全通の献上柄なので柄の出し方は気にしなくてよかったのだが、今回の帯は写真の通りポイント柄なので、前帯の柄の位置を調整しなくてはならない。
あれこれ試してみて自分なりにちょうどいい位置を見つけてこの帯を仕立てたので、そのときのメモを忘備録がわりにここにアップしておく。

<ご注意>
私は和裁は素人であり、これはあくまでも自分の覚書です。
大切な帯をカットするときは自己責任でお願いいたします!
適切な寸法は人によって違うと思うので、もしこれを参考になさる方がいらしたら、これを目安にご自分に合う寸法を探してくださいね。ちなみに私はウエストが少々太めです。
また、他にもこのような帯を作ってブログなどで公開している方がたくさんいらっしゃるので、ご自分に合った作り方を紹介なさっている方を探してみてくださいませ。



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①前回二部式に仕立てた博多八寸帯の前帯を体に巻いてみて、前中心にくる部分を測ったら手先から106cmだった。

②今回仕立てる帯は手先から200cmの所に前帯の柄があったので、106cmの位置になるように、そして切った場所が巻いたときに見えないように二箇所をカット。(手先から60cm、柄の中心から48cm。それぞれの+1cmは縫い代)

③カットした部分を縫いつなげると、柄の中心は手先から106cmになる。
 切り取って余った布は手先の反対側に縫いつなげる。
 腰紐を適当な長さにカットし、手先から50cmの下部分と、反対の端を斜めに整えた所に縫い付ける。



締めづらい二本の帯を二部式に仕立て直してみたら、他のどの帯よりも簡単に締められるようになって、タンスの肥やしだった帯がヘビロテ帯になってくれそうで嬉しい。
締めるのが簡単なので、この暑い時期に着付けをしても余計な汗をかかずにすむのも嬉しい。
前帯は縫い付けた腰紐で支えるので、腰紐さえしっかり締めて結べば帯自体は少々ゆったり巻いても安定しているのも、また嬉しい。私はどうしても前帯をぎゅうぎゅうに締めて巻かないと不安なタチなのだが、この二部式帯だとその不安から解放されるのだ。
さらに、前帯をいつもと反対の方向に巻くのも簡単だ。私は反時計回りに巻くのが苦手なので、これもかなり嬉しい。

手持ちの正絹の帯の中にも、いただき物で寸法が足りなかったり、自分で購入したのになぜか前帯の柄がうまく出せないものなど、微妙に使いづらい帯が何本か存在する。
正絹だと切ってしまうのは勇気がいるが、タンスの肥やしをいくつも養うほどタンスの容量に余裕がないので、これからも手持ちの帯は全て思い通りに締められるようになんらかの見直しをしていこうと思う。

ただ今はあまりにも暑いので、クーラーが要らない季節になったらね…(そして何年も過ぎていく)

by Medalog | 2018-07-23 13:03 | きもの | Comments(2)

先日、久しぶりに締めたポリの博多献上帯。
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実は前週にも締めようとしたのだが、お太鼓の部分がぼわんと丸く膨らんでしまって全然形が作れず、諦めて他の帯に変更したのだった。

私が持っているポリの夏帯にはもう一本同じ状態になってしまう八寸がある。
どちらの帯もとても軽いし、ポリだから汗を気にしなくて済むのでこの時期にどんどん使いたいのに、このままでは出番がない。
そこで思い切って博多献上帯を切って二部式にしてしまった。
実は、上の写真はすでに二部式にした状態。



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過去に作ったものは、左写真の青い帯のように、たれに手先を縫い付けてある。
(この帯はちょっと手先が長すぎますね)
でもこの方法だと、たれの左右のバランスが異なるので私はお太鼓が作りづらく感じていた。
最初からお太鼓の形に整えて、手先も通してクリップで止めてから背負えば大丈夫なのだが…

そこで今回は、手先が前帯に付いている方法にした(右写真)。
八寸帯のたれの折り返しの部分でスパッと二つに切り分けて、切った部分はミシンでガーッとほつれ止め。ポリだから気楽だ。

この方法で仕立てる時はお太鼓部分は何も手を加えない人も多いと思うが、この帯は張りがありすぎてお太鼓の下線が決まりにくいため、お太鼓の下の部分を折って糸で軽く縫い付けてしまった(赤線部分)。
経験上、こういう細工をすればするほどお太鼓を作った時に不自然になりやすいとは思うが、今回は使いやすさを優先した。
またこの帯はたれが少し長いので、お太鼓の上部を折り返して短くした。

前帯部分には腰紐を半分に切ったものを縫い付けた。
片方はたれから切り離した部分を斜めに整えたところに、もう片方は手先から 44cm 50cm (7/22訂正)ぐらいのところに。この長さは手先をたれからどれぐらい出すかの好みによって変わると思う。私は手先を少し多めに出すのが好きなのでこの位置にしてみた。

帯の締め方は簡単。
前帯は斜めのほうの端を後ろにして2回巻きつけ、紐を前で締めて前帯に隠す。
普通の帯を締める時と同じように手先が40cmほど余っているのでクリップで前帯に仮止め。
お太鼓の上部に帯枕をかけて背負い、帯枕の紐を締める。
ここから先は普通の帯を締めるのと同じ状態なので、私の場合は、お太鼓の下線に仮紐を通して前で締める。
手先のクリップを外してお太鼓に通して、帯締めを締め、帯揚げを整えれば終了。
もちろん普通の帯の締め方と同じく個人のやりやすい方法で締めればいいと思う。



手先がたれに付いているものに比べて、手先が前帯に付いている方がいいと思うのは、安定感だ。
前者は手先がただのお飾りで役目を果たしていないが、後者は普通の帯と同じように手先がお太鼓を支えるのでお太鼓が安定するし、お太鼓の形がより自然になると思う。

ただ二部式帯の共通点として、帯枕を乗せる土台がないのが弱点。
私は腰に補正パッドをつけるのでそれが土台になるが、人によっては前帯を巻く時に腰にハンドタオルを入れたり、留金具を使ったりしているらしい。何かしらの対策は必要だと思う。

またこの作り方だと、ポイント柄の帯を二部式にする時には通用しない。
構造は同じでも、前帯のポイント柄をちょうどいい位置に出すためには、柄の位置を手先に近い場所にずらす必要がある(今回の方法だと柄は一巻き目になってしまう)。ハサミを最低二箇所に入れることになると思う。
ただ、柄の位置を決めて二部式に作ってしまえば、前帯とお太鼓が独立しているので前帯を少し回してポイント柄の位置を調整するのも簡単!むしろ、柄が出しづらくて困っているポイント柄の帯こそ二部式に向いていると思う。

作り方はとても簡単です。
私の雑なブログではよくわからないという方、もっと丁寧な解説をしているブログなどがたくさんありますのでぜひ検索なさって、使いづらくて二軍落ちしていた帯を一軍に呼び戻してみてはいかがでしょうか?

次の記事 に、ポイント柄の帯を今回と同じ二部式帯に仕立て直したことを書きました(7/23追記)

by Medalog | 2018-07-18 11:01 | きもの | Comments(0)

裂けた胴裏を自分で修理

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以前の記事で 胴裏がちぎれそう だと紹介した、義母のお下がりの市松模様の紬。
洗い張りして仕立て直したときに、胴抜きに仕立てるため新品の胴裏だと半端な残り布が出てしまいもったいないので、別のお下がり着物に付いていた胴裏を使い回しした。
でもその胴裏が弱っていたため、胴裏のお尻の部分が裂け始めてしまったのだ。
胴抜きはこれ一枚だけなので、重宝してたくさん着たせいもあると思うが…。

洗い張りのときに、あまりにも状態が悪いので悉皆屋さんに「余程大事なお着物でなければこのまま諦めた方が…」とまで言われた、この着物。
胴裏だけを直しに出すのは、ちょっともったいない。
そこで自分で修理してみた。



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(写真にモアレが出てしまい、見苦しくてすみません)
裂けた部分に被せているのは、背伏の布。
胴裏と相性がいいのは背伏だろうと思い化繊の背伏を購入。
和裁の技術はないので、普通のまつり縫いで裂けた部分を隠すように縫い付けていく。

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ただ、背伏を縫い付ける土台が傷んだ胴裏なので、針を刺すたびに大きな穴が開く感じで怖い…。
せっかく縫い付けた背伏だが、応急処置にしかならないだろうな。

ちなみに背縫いのお尻部分だけでなく両脇の腰の部分も布が裂け始めていたが、そのあたりは胴裏そのものが全体的に弱っている感じだったのと、お尻よりも長く裂けていて面倒になってしまったので縫うのを諦めてしまった。

今回縫い付けたところがまた裂けたら、もう胴裏も八掛も全部取り除いて単衣にしちゃおう!
水に強そうな質感と個性的な柄はコート類にも向いているんだけど、裄が足りるかな?
そうやってもう一度生まれ変わらせることができたら、この着物は心置きなく着潰せる。
最後はエコバッグにしたら丈夫で軽くて重宝しそうだなー、なんて今から思い描いている。

by Medalog | 2018-06-06 11:53 | きもの | Comments(2)

バイアス半衿

少し前に、 半衿付けがうまくいかない というブログ記事を書いた。
そしてバイアス半衿を試してみようと思いつつ時間が経ち、ようやく買ってきたので早速襦袢に付けてみた。

バイアス半衿にどれだけ種類があるのかは知らないが、私が買ってきたのは東レ シルック ノーブルというポリエステル100%のウォッシャブルタイプ。

商品には半衿の付け方が添付されていて、私の今までの縫いかたと違うのは、内側の中心近くをつり気味に縫うという表記はなく、ただ「左右の地衿7cmに対し、バイアス半衿に細かくマチ針を打ってください」そしてその部分だけは「細かくかがってください」とある。
(これは、この布地の特性に合わせた縫い方なのかな?今度正絹の半衿でも試してみよう)
内側の左右7cmはこの通りにして、あとは外も中も中心から左右にかがりつけるいつもの方法で縫ってみた。



すると!
おお、なかなか綺麗に縫い付けられた!
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上の写真が、以前のブログに載せた、うまく縫い付けられなかったときのもの。
半衿の地衿にアイロンをかけてから縫い付けたのに、内側がボコボコしているだけでなく、外側にも襦袢の地衿の歪みが出てしまっている。

下の写真が、今回縫い付けたバイアス半衿。
同じ襦袢に同じようにアイロンをかけてから縫い付けたのだが、細かいボコボコがなく、かなり滑らかに見える。

理想を言えば、女優さんがテレビで着ているときのようなピーンと張り詰めた半衿が好みなのでまだ物足りない部分はあるが、ここ最近の自分の半衿事情からすればこの仕上がりは相当嬉しい。
合繊だけれど白さがそんなに嫌味ではないので、私は茶道のときだけでなく普段の紬や小紋のときにも合わせられるかな。

これで着物でのお出かけがちょっと気楽になった。
次は手持ちの正絹半衿の上手な付け方を見つけたい。

by Medalog | 2018-04-09 19:56 | きもの | Comments(6)

半襟付けも悩み中

今まで、襦袢に半襟をつけるのは面倒だが苦手ではなかった。
なのに最近色無地を着るのでいつもより綺麗につけようと思ったあたりから、どうやってもしっくりこなくなってしまった。

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外側はぴったりと、内側は少しつり気味にして、なおかつ襦袢の襟にアイロンをかけて平らにしてから縫い付けているのに仕上がりはなぜかボコボコしてしまう。
写真はプラの差し込み芯を入れた状態だが、芯を入れる前でも写真のように首に沿うように曲げた時点でボコボコ。
紬なら多少ボコボコでもいいか、と思えるが色無地以上になるとやはりシワは困る。

プロが縫い付けている襦袢の半襟は、上記のように曲げた状態でも皺一つなくスキッと仕上がっている。
何が違うのか…

一つは半襟の素材もあるかも。
写真の半襟は正絹だがバイアス半襟ではないので、やはりバイアスのものを使うのがいいのかな。

あとは襟芯…
今回はプラ襟芯を入れる前からボコボコだが、三河芯にしたら綺麗にカーブするかしら。
一度、三河芯に挑戦してみようかと思っている。
三河芯は固くて縫うのが大変らしいけど一度自分で試してみないとね。

by Medalog | 2018-03-13 20:36 | きもの | Comments(6)

襦袢が破けた!

10年以上前、初めて自分で着物(仕立て上がりのポリ小紋)を買ったときに、一緒に買った二部式襦袢。

購入後数年はよく使っていたが、生地が「いかにもポリ」の安っぽさなので着ていて嬉しいわけではない。
だんだん正絹の長襦袢を着るようになり、5年以上タンスに入れっぱなしだったものを、半年前から茶道教室に通うようになったのでまた毎週使い始めた。
半年間で15回ぐらい、購入時からはトータル50回も着ていないと思うが、着用と洗濯を繰り返していたらとうとう膝のあたりが破けてしまった!

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使い込んでよれよれの襦袢を載せるのは気がひけるが、洗濯後なのでお許しを。
長着の「おくみ」にあたる部分に挟まれていた身頃の生地が、縫い目の部分で避けてしまったのだ。しかも両膝。

おそらく茶道教室で、正座したまま向きを変えたりにじったりするので膝に負担がかかったのだろう。
安価な商品だし10年以上使ったものなので、この襦袢が破けたこと自体はさほどショックでもなかったのだが「襦袢が破けるということは着物の膝にもかなり負担がかかっているのではないか」という恐怖の方が大きい。
今後お稽古を続けるなら、着物はお稽古用の安いものか、破れて着潰してもいいような古いものしか着られないのだろうか…

茶道の所作って、これほど襦袢の膝を傷めるものなのかな。
ご経験者の方いかがでしょうか。
それとも、私だけ?



この襦袢はよく見たら膝のあたりに毛玉も出来ているので、寿命と言ってもいいのかもしれないが、安物ゆえにミシンをかけるのも遠慮がいらないので自分でざっと直してしまった。

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当て布をして、破れた部分はジグザグミシンをかけた。
両膝に布が増えてミシン目もできたので着心地が少し悪くなったかもしれないが、これでまたしばらくは着られるかな。



二部式は取り扱いが楽なのはいいが、長襦袢のほうが一度にさっと着られて着付けは楽だ。
正絹の長襦袢は袖から覗く生地の見た目も段違いだが、なにより肌触りとストンと落ちる着心地がいい。
ただお手入れは困る。正絹襦袢を自宅で洗って縮ませた経験があるので自宅で洗うのは怖いが、毎回洗いに出すのは予算がかかる。
自宅で洗える正絹の長襦袢が一番いいが、そういうものがあるのだろうか。

もしくは、昔少し使っていた、袖だけ替えられる「大うそつき」の襦袢にもう一度挑戦してみようかな。袖だけ正絹なら身頃は毎回洗濯できるし、袖は季節や着物によって好きにに替えることができるので自分には向いているかもしれない。

いずれこの襦袢を処分するときにどんな襦袢と買い替えるか、考えておかなくては。

by Medalog | 2018-03-02 15:10 | きもの | Comments(2)

少し前の記事、義母の帯をあれこれする3部作 その1/赤い八寸帯の八寸帯とともに見つけた、義母の八寸帯の反物。
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(モアレが出てしまい見苦しくてすみません)
ピンク色の鰹縞と言っていいのだろうか?
一緒に見つけた八寸帯は仕立て済だったのだが、このピンク帯は反物のまま。
しかしなぜか前帯にあたる部分は二つ折りにした後がある。まさか未仕立てのまま使用したわけではないだろうが…

自分で八寸帯に仕立てようと思いながら随分時間が経ってしまった。
両端の布の色がかなり違うし折り方や柄に変化のない平織りなので、両端を同じ色の糸で縫うのは難しいと思い、手芸店に反物を持ち込んで両端それぞれに合う糸を購入してきた。
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さて、いよいよ仕立てようかと反物を久しぶりに広げてみて気付いた違和感。
もしかしたら反物の幅が狭い…?

手持ちの八寸帯2本と比べてみた。
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手前・博多紋織帯の幅は8寸1分。
中央・この帯とともに見つけた義母の赤い帯は8寸ちょうど。
奥・この鰹縞の反物は、なぜか7寸6分!
8寸帯よりも幅が4分、約1.6センチも狭いのだ。

古い着物の反物の幅が狭いのは知っていたが、帯の反物も狭いものがあるとは知らなかった。
調べてみたら、昔は華奢な方や年を重ねて肉付きが薄くなった方向けに7寸帯というものもあったらしい。
今回の帯は幅が7寸6分なので7寸帯とは違うのだろうが、それでも痩せてない私が7寸6分の帯を締めたら、随分お太鼓が小さくて胴体が太く見えるんじゃないだろうか。どうしようかな。



迷いつつも今度は長さを確認。
こちらも多少は短いかもと覚悟はしていたが、いざ測ってみるとなんと10尺6寸、400センチしかない!
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愛用している博多紋織八寸帯と並べた写真。
手先を同じように折り、それぞれたれの裏の折り返しがどれだけあるのか比べてみた。
博多紋織八寸帯は私の体型にちょうどいい寸法で、折り返し(写真の水色線の部分)が116センチある。
対してこの反物は折り返しが40センチしか取れず(写真の黄色線の部分)、お太鼓になる部分は帯地が重ならずペラペラの状態になってしまう。



なんだろう、この帯地は…
リメイクのために帯地にハサミを入れたような跡もないし、よほど華奢な人のためのものなのだろうか?

この長さだと二部式の帯にするのも難しい。
半幅帯にはできるが、ただ二つ折りにしてしまうと幅15センチ弱の細い帯になってしまうので、この帯地は表だけ使用して裏は別の布を当てたほうがいいだろう。となると、面倒…

悩んだ挙句、とりあえず元どおりに巻いてしまった。
バッグなどにリメイクするか。
こういう帯地を探している人もいるかもしれないので、オークションにでも出すか。
それとも似たような布を探して継ぎ足すか、または前帯を一重にしか巻かないことにして、八寸名古屋帯に仕立てるか。
すぐには決められないので、またしばらく反物のまま眠らせることになりそうだ。

もし、このような短い帯地の正しい使用法などをご存知の方がいらしたら、ぜひアドバイスくださいませ。



記事のタイトルが”義母の帯をあれこれする3部作”なのに、あれこれできずに残念。
あと、こんなことなら重たい帯地を持って糸を買いに行ったりしなくても良かったのに…
古い着物や帯の反物は、汚れの状態とともに寸法をしっかり確認するのが重要ですね。

by Medalog | 2018-02-16 20:35 | きもの | Comments(6)

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義母の小紋。
派手かな?可愛らしすぎるかな?という当初の戸惑いは、何度か着るうちに薄れてきた。
だが私が持っている他のきものに比べてフェミニンなイメージのせいか、手持ちの帯で合うものがあまりない。
そこで、やはり義母のものだが貰ってきたまま使わずにいた赤い八寸帯を合わせてみたら、まあまあ似合うようでホッとした。
(帯締めか帯揚げは色を変えた方が良かったかな…)



しかし着付けの最中に、この帯には問題があることに気がついた。
少々シミが散らばっているのは仕方がないとして、大きな問題は「て先の柄」にあった。
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モアレがひどいため見づらくて申し訳ないが、て先の柄が足りないのがおわかりになるだろうか。
右の写真でわかる通り帯の横幅よりもて先の柄が短いので、お太鼓の片側には柄つきのて先が出るが反対側は柄無しになってしまうのだ。
しかも足りないのがほんの数センチなので、横から見たらお太鼓の中で て先の柄が途切れているのが丸見えになってしまう。

なぜこんなことになっているのだろう?
織元のミスなのか、このような帯が普通に存在するのか?
ちなみに て先には余分な縫い込みはないので、て先を解いても柄を伸ばすことはできない。



さて、どうしましょう。



このままではあまり使いたくない帯になってしまうのでなんとかしたい。
帯の他の場所から柄部分を切り取って て先に足そうと思ったが、たれの裏側は柄無しになっているのでダメ。
前帯の外に出ない部分から少し切り取ることはできそうだが、どちらにしろお太鼓の両脇から縫い目が見えづらいようにするのはちょっと難しそう。
(私はお太鼓をピタッと形作るのが苦手で、お太鼓の中のて先が左右から見えやすいのです)

そこで、思い切って!
て先をまるごと無地にしてしまおう!



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前帯の、柄のある部分とない部分の境目をカット。

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切り取った部分をぐるっと入れ替える。
て先を解いて開き、柄のある方を前帯につなげて、柄のない部分をて先に。

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ミシンでガーッと縫い合わせて終了。
柄の縞が食い違ってしまったが、見えない部分なので気にしない!



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お太鼓の左右共に、柄のない て先が出るようになった。
柄がないとはいえ経糸の縞はあるので、さほど違和感はないと思う。
お太鼓の柄と て先の柄が違うとカジュアルっぽくなってしまう気がするが、もともと八寸帯なのでよしとする。

カットが一箇所だけなので、帯の長さは縫い代1.5cm×2で3cmほど短くなるだけで済んだ。
(帯はほつれやすいので縫い代は少し多めの方が安心だと思う。そして切ったらすぐにミシンでかがるなどしてほつれを止めるのが大切!)

試しに体に巻いてみると、縫い合わせた部分は前帯の一周目の斜め前、ちょうど扇子や根付を差し込むような位置だった。(帯によって違ってくると思うが)
さらにもう一周巻くので縫い目が見えることはまずないと思うし、縫い目の部分が締めづらいとか体に当たって痛いということもなかった。

細かいシミはあるが軽くて締めやすい帯なので、今回のお直しを機に使う機会が増えたらいいなと思っている。



タイトルに「義母の帯をあれこれする3部作」と書いたが、この帯以外にも手を加えたい義母の帯が2本あるのだ。
できれば春になる前に残りの2本もなんとかしたい。
飽きたり忘れたりして、3部作が尻切れとんぼになりませんように…

by Medalog | 2018-02-08 11:31 | きもの | Comments(0)