メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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前回の記事 で、締めにくいポリの博多八寸帯を切って二部式に仕立て替えたことを書いた。
そこにも書いたが、もう一本締めにくいポリの八寸帯があるので、勢いに任せてそちらも二部式にしてしまった。
前回と同様に、手先はお太鼓に付けるのではなく、前帯の端が手先になるタイプである。

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前回の帯は全通の献上柄なので柄の出し方は気にしなくてよかったのだが、今回の帯は写真の通りポイント柄なので、前帯の柄の位置を調整しなくてはならない。
あれこれ試してみて自分なりにちょうどいい位置を見つけてこの帯を仕立てたので、そのときのメモを忘備録がわりにここにアップしておく。

<ご注意>
私は和裁は素人であり、これはあくまでも自分の覚書です。
大切な帯をカットするときは自己責任でお願いいたします!
適切な寸法は人によって違うと思うので、もしこれを参考になさる方がいらしたら、これを目安にご自分に合う寸法を探してくださいね。ちなみに私はウエストが少々太めです。
また、他にもこのような帯を作ってブログなどで公開している方がたくさんいらっしゃるので、ご自分に合った作り方を紹介なさっている方を探してみてくださいませ。



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①前回二部式に仕立てた博多八寸帯の前帯を体に巻いてみて、前中心にくる部分を測ったら手先から106cmだった。

②今回仕立てる帯は手先から200cmの所に前帯の柄があったので、106cmの位置になるように、そして切った場所が巻いたときに見えないように二箇所をカット。(手先から60cm、柄の中心から48cm。それぞれの+1cmは縫い代)

③カットした部分を縫いつなげると、柄の中心は手先から106cmになる。
 切り取って余った布は手先の反対側に縫いつなげる。
 腰紐を適当な長さにカットし、手先から50cmの下部分と、反対の端を斜めに整えた所に縫い付ける。



締めづらい二本の帯を二部式に仕立て直してみたら、他のどの帯よりも簡単に締められるようになって、タンスの肥やしだった帯がヘビロテ帯になってくれそうで嬉しい。
締めるのが簡単なので、この暑い時期に着付けをしても余計な汗をかかずにすむのも嬉しい。
前帯は縫い付けた腰紐で支えるので、腰紐さえしっかり締めて結べば帯自体は少々ゆったり巻いても安定しているのも、また嬉しい。私はどうしても前帯をぎゅうぎゅうに締めて巻かないと不安なタチなのだが、この二部式帯だとその不安から解放されるのだ。
さらに、前帯をいつもと反対の方向に巻くのも簡単だ。私は反時計回りに巻くのが苦手なので、これもかなり嬉しい。

手持ちの正絹の帯の中にも、いただき物で寸法が足りなかったり、自分で購入したのになぜか前帯の柄がうまく出せないものなど、微妙に使いづらい帯が何本か存在する。
正絹だと切ってしまうのは勇気がいるが、タンスの肥やしをいくつも養うほどタンスの容量に余裕がないので、これからも手持ちの帯は全て思い通りに締められるようになんらかの見直しをしていこうと思う。

ただ今はあまりにも暑いので、クーラーが要らない季節になったらね…(そして何年も過ぎていく)

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by Medalog | 2018-07-23 13:03 | きもの | Comments(0)
先日、久しぶりに締めたポリの博多献上帯。
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実は前週にも締めようとしたのだが、お太鼓の部分がぼわんと丸く膨らんでしまって全然形が作れず、諦めて他の帯に変更したのだった。

私が持っているポリの夏帯にはもう一本同じ状態になってしまう八寸がある。
どちらの帯もとても軽いし、ポリだから汗を気にしなくて済むのでこの時期にどんどん使いたいのに、このままでは出番がない。
そこで思い切って博多献上帯を切って二部式にしてしまった。
実は、上の写真はすでに二部式にした状態。



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過去に作ったものは、左写真の青い帯のように、たれに手先を縫い付けてある。
(この帯はちょっと手先が長すぎますね)
でもこの方法だと、たれの左右のバランスが異なるので私はお太鼓が作りづらく感じていた。
最初からお太鼓の形に整えて、手先も通してクリップで止めてから背負えば大丈夫なのだが…

そこで今回は、手先が前帯に付いている方法にした(右写真)。
八寸帯のたれの折り返しの部分でスパッと二つに切り分けて、切った部分はミシンでガーッとほつれ止め。ポリだから気楽だ。

この方法で仕立てる時はお太鼓部分は何も手を加えない人も多いと思うが、この帯は張りがありすぎてお太鼓の下線が決まりにくいため、お太鼓の下の部分を折って糸で軽く縫い付けてしまった(赤線部分)。
経験上、こういう細工をすればするほどお太鼓を作った時に不自然になりやすいとは思うが、今回は使いやすさを優先した。
またこの帯はたれが少し長いので、お太鼓の上部を折り返して短くした。

前帯部分には腰紐を半分に切ったものを縫い付けた。
片方はたれから切り離した部分を斜めに整えたところに、もう片方は手先から 44cm 50cm (7/22訂正)ぐらいのところに。この長さは手先をたれからどれぐらい出すかの好みによって変わると思う。私は手先を少し多めに出すのが好きなのでこの位置にしてみた。

帯の締め方は簡単。
前帯は斜めのほうの端を後ろにして2回巻きつけ、紐を前で締めて前帯に隠す。
普通の帯を締める時と同じように手先が40cmほど余っているのでクリップで前帯に仮止め。
お太鼓の上部に帯枕をかけて背負い、帯枕の紐を締める。
ここから先は普通の帯を締めるのと同じ状態なので、私の場合は、お太鼓の下線に仮紐を通して前で締める。
手先のクリップを外してお太鼓に通して、帯締めを締め、帯揚げを整えれば終了。
もちろん普通の帯の締め方と同じく個人のやりやすい方法で締めればいいと思う。



手先がたれに付いているものに比べて、手先が前帯に付いている方がいいと思うのは、安定感だ。
前者は手先がただのお飾りで役目を果たしていないが、後者は普通の帯と同じように手先がお太鼓を支えるのでお太鼓が安定するし、お太鼓の形がより自然になると思う。

ただ二部式帯の共通点として、帯枕を乗せる土台がないのが弱点。
私は腰に補正パッドをつけるのでそれが土台になるが、人によっては前帯を巻く時に腰にハンドタオルを入れたり、留金具を使ったりしているらしい。何かしらの対策は必要だと思う。

またこの作り方だと、ポイント柄の帯を二部式にする時には通用しない。
構造は同じでも、前帯のポイント柄をちょうどいい位置に出すためには、柄の位置を手先に近い場所にずらす必要がある(今回の方法だと柄は一巻き目になってしまう)。ハサミを最低二箇所に入れることになると思う。
ただ、柄の位置を決めて二部式に作ってしまえば、前帯とお太鼓が独立しているので前帯を少し回してポイント柄の位置を調整するのも簡単!むしろ、柄が出しづらくて困っているポイント柄の帯こそ二部式に向いていると思う。

作り方はとても簡単です。
私の雑なブログではよくわからないという方、もっと丁寧な解説をしているブログなどがたくさんありますのでぜひ検索なさって、使いづらくて二軍落ちしていた帯を一軍に呼び戻してみてはいかがでしょうか?

次の記事 に、ポイント柄の帯を今回と同じ二部式帯に仕立て直したことを書きました(7/23追記)

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by Medalog | 2018-07-18 11:01 | きもの | Comments(0)

木綿 × 木綿

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茶道教室。
片貝木綿に、今昔西村さんの花七宝柄の木綿帯。
着物も帯も温かみのある質感・色柄なので、もう少し早い時期に着た方が似合ったのかもしれない。
木綿でももっと薄手だったりつるっとした感触のものなら単衣の時期に最適なのだろうが…。

この日は雨模様で涼しかったが炉前に座っているとじわっと汗ばんでしまった。
次のお稽古は6月なので、もう綿麻着物と麻襦袢にしよう!
お稽古は結構汗をかくので、もしかしたら6月後半は綿麻でも暑かったりして…



d0048332_09335574.jpg木綿の着物で正座をすると膝がボコッと出てしまいそうな気がして、今まで茶道のお稽古には着なかったのだが、今回試してみたらこの片貝木綿は思ったよりは膝が膨らまなかった。

ただ座り皺のほうが結構目立ってしまっている。

膝裏はともかく、上前の膝下部分にこれだけ皺が寄るのは正座が下手な証拠のようで恥ずかしい。
木綿や麻のときは水スプレーを持ち歩いて、上前の皺だけでも取るようにしたほうがよさそうだ。

ただ今までは正絹で同じようなお稽古をしてきたが、紬でもやわらかものでも上前がこれだけ皺になることはなかった。
今更だけれどシルクって美しくてしなやかで強い、すごい素材なんですね。

この着物はほこっとした質感の木綿で滑りが悪いので、裾さばきに少し難があるのと、正絹のように袖がストンと下に落ちてくれずに帯や体にまとわりついてしまって動作の邪魔になることも多々あった。
木綿をお稽古着にするなら、できるだけ表面の毛羽立ちがない、滑らかな質感のものを選んだほうがいいようだ。



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帯は古代裂を扱う今昔西村のもので、帯裏と帯芯はもちろん新しいが帯地にしている木綿は全体的に掠れていて、場所によっては白っぽくなっているところも。
そしてこの帯は微妙に短めで、着付けの時につい強く引っ張ってしまうことがあり、帯地に負担をかけていないかいつも心配しながら着付けをしている。

ただ、私が持っている帯の中では最も茶室に馴染む帯のひとつだと思う。
木綿で古代裂なので着ていける茶席は限られるかもしれないが、それでも今後使う機会が増えそうなので、今のうちに二部式にでも仕立て直したほうが長く着られるかな。
自分でやってしまうか、弱っている生地だけにプロに頼むべきか、悩んでいるところだ。

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by Medalog | 2018-05-24 11:42 | きもの | Comments(2)

茶道のお稽古 初日

昨秋から半年間初心者向けの茶道教室に通い、そちらでご縁があった先生に春から入門させていただいた。
その最初のお稽古。

私は習い事自体が初めてなので、先生のご自宅での立ち居振る舞いや作法などすべてが緊張した〜!
実際はわからないことは先生が快く教えてくださるし常識的に振舞っていれば特にお叱りを受けることもないのだが、このような緊張感は普段の生活で忘れかけていたのでお稽古で背筋が伸びる気持ちになれるのはありがたいことだと思う。

お点前は茶道教室で習った炉の薄茶点前の他に新しいことも増え、また水屋の使い方や道具の扱い方は一から覚えなければならないので、始終アワアワしているうちに終わってしまった…
でもとにかく楽しい。お茶もお菓子も美味しい。
また次のお稽古が楽しみだ。



一つ困ったのは、ひざが痛いこと!

足の甲のゴリゴリという痛みや、脚の痺れは、辛いけれどなんとか耐えられる。
一番辛かったのはひざの痛みだ。
半年間の茶道教室ではひざが痛くなることはなかったのに、この日は今までよりお稽古の時間が長かったせいか初めて痛くなってしまった。
足の甲の痛みはお稽古が終わって立ち上がればすぐになくなるのにひざはずっと痛いままで、帰り道でも駅の階段を一段下りるたびにひざに衝撃が走る。(上りより下りの方がキツイですね)
寄るつもりのなかった喫茶店で30分ほど休んで、なんとか自宅まで辿り着く元気を絞り出したぐらい辛かった。

これって、だんだん慣れてくれるのかしら。
それともどんどん負担が重なってひざが悪くなるようなら、お稽古が続けられるか心配になる。
グルコサミンとかコンドロイチンに頼った方がいいのだろうか…

また翌日には太ももが筋肉痛になってしまい、自分の生活の中で畳や床に座る機会が全くないので脚がいろいろ辛くなるのかと思う。
うちには畳の部屋がないが、リビングにラグを敷いてあるのでその上で座る時間を増やしてみよう。



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十日町紬に、カトレア柄の九寸帯。

入門して初のお稽古なのでお稽古着の範疇で改まった気持ちを表したいと思ったが、ピンとくるものがなかった。
着物のほうは無地の紬でいいとして、帯は手持ちが八寸ばかりで九寸もカジュアルな印象のものしか持っていないことに今更気づいた。
できるだけカジュアルではないものという消去法で、写真のカトレア帯を久しぶりに出してみた。
なんだか秋の色合いなので、帯揚げを水色、帯締めを緑にしてみたけれどちょっと苦しいコーディネイトかな。



静かなお稽古場で初めて気づいたのだが、この帯は結構絹鳴りがする。
朝食は食べたのにお腹が鳴ってる?と思ったら、胴回りでこの帯が音を立てていたのでびっくりした。
特にお稽古の最後のほうは疲れたせいか息遣いが少し大きくなったようで、息をするたびにギューギューとなるので恥ずかしい。

先生に「絹鳴りがするような帯はお茶席にはふさわしくないですよね」とお聞きしたら「お稽古ではなんでもいいけれど、正式な茶会では博多織などは避けたほうがいいですね。絹鳴りもそうですが格としても博多八寸帯や大島紬は着ないでしょう?でも高級な袋帯でも鳴るものはたくさんあるしそこまで気にしなくてもいいですよ」というお答え。

茶席もそうだが、観劇や音楽鑑賞でも絹鳴りは気をつけたほうがいいのだろうな。
そういえば「細雪」でも音楽鑑賞に行くのに絹鳴りのする帯を締めてしまって姉妹で慌てる微笑ましいシーンがあった。小さなサロンでの音楽会なら、絹鳴りは確かに気になりそう。
普段のお出かけだと賑やかな場所ばかりで絹鳴りにはなかなか気づけないので、静かなお稽古場にいろいろな帯を締めて行って絹鳴りする帯かどうかをこっそり確認するのはいいかもしれない。
…あ、確認するほどたくさんの帯は持ってないか。

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by Medalog | 2018-04-19 12:35 | 茶道 | Comments(2)

木綿の春色帯

先日足を採寸してもらって購入した足袋で、中之島 香雪美術館へ出かけた。

綿70%合繊30%の伸びる足袋は、一度洗って水を通したら少し縮んで足ピッタリの大きさになったので、歩く間に痛くならないかと心配しながら出かけた。
中之島 香雪美術館は京阪電車の渡辺橋駅直結なのとあまり広さもないので、以前足の爪が紫になった京都の美術館の時よりは少ない歩数だったが、足が痛くなる気配はなくいくらでも歩ける感じだった。
むしろ合繊でやわらかいだけの足袋よりも、多少ホールド感がある方が歩いていて疲れないかも。
見た目はキャラコ製のようにしっかりすっきりしているし、履き心地もいいし、町歩きには十分に良さそうでよかった。

ただ帰宅後に足袋を履いたまましばらく正座していたら、足の親指と人差し指の間に足袋が食い込んでちょっと痛い。
あれ?試着時には全然痛くなかったのになんでだろう?
でも、普段23.5〜24cmの靴を履く私がこの足袋は24.5cmを選んだので、少々指の間に食い込んだとしてもこれ以上大きい25cmの足袋はさすがに買う気がしない。
4月からの茶道のお稽古にも履いていこうと思っていたけれど、迷いが出てきた〜。



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着物は、この半年間お稽古で着倒した感のあるグレー紬。
春らしくないので帯のテイストと少し合わないし、たまにはお稽古と違う着物を着たかったのだが、半衿のついた襦袢がこの着物に合う裄のものしかなかったので仕方なく…

帯は、少し前に買ったのだが五十肩などで締める機会がなかった、木綿の春色の名古屋帯。
いつも地味な着物と帯ばかりの私が「これからは明るい色のものを買う!」と決意して買った、私にしては綺麗な色合いのものだ。
確か購入時にはすでに五十肩で二部式帯や作り帯しか使えず、その後は軽くて滑りの良い八寸帯、普通の名古屋帯と進んで今年の年明けには袋帯もなんとか締められるまでに回復。
図柄は抽象柄なので色合いで春の帯と決めたこの帯を、ようやく今回使うことができて嬉しかった。



が、落とし穴があった!

前帯の柄が片面のみで反対側は辛子色の無地だということを、購入時にはわかっていたのだろうがその後すっかり忘れていて、いざ締める段になって気付いた。
しかも柄のある方が、普段私が着付けをするときとは逆の、時計回りに巻いたときに出るようになっているのだ。

時計回りも反時計回りも手順は同じなので、五十肩になる前はどちらでも結べた。
でも今は五十肩の後遺症で右手が背中に回りづらく、時計回りだと思うように力が入れられない。
しかもこの帯は木綿で滑りが非常に悪く、体に巻いた帯を引き締めるのに他の帯以上に力が要る。
この日は前帯の柄が空白の部分が真ん中に来てしまったので少し横にずらしたかったのに、今の私では調整もできない。

締めながら「この帯は私には無理!自分でカットして二部式帯にしてやる!」と悪態をつく。
二部式にすれば巻く方向がどちらでも関係ないし、日によって黄色い花と赤い花の好きな方を簡単にメインに持ってこられる。
滑りが悪い素材で強く巻き付けられなくても、お太鼓が別に独立しているので前帯が緩んだり落ちてくる心配もない。



頭の中ではすっかり二部式にするつもりでいたのだが、帰宅して脱いだ帯を広げてみると、まだほとんど使っていないこの帯を切ってしまうのは少々かわいそうに思える。
そこで、発想を転換。
この帯を苦手な時計回りに巻いて着付けをしていたら、動かしづらい右腕が徐々に動くようになるんじゃないだろうか。

五十肩になってから帯を締めるのには本当に苦労したが、着物が着たい一心で動かない腕を無理やり動かして、それがリハビリになった部分は結構大きいと思うのだ。
現在動かしづらい「右腕を後ろに回して力を入れる」行為は、今までの反時計回りの帯結びにはあまりない動きだったわけで、この帯を時計回りに結ぶことで右腕・右肩が柔らかくなれば五十肩の後遺症はほぼ解消する。
そのチャンスをくれる帯だと思って、この春はこの春色帯を何度か締めてみようと決めた。

そのためにも半衿を付けないと。
バイアス半衿や三河芯を試したいがなかなか買いにいけないので、普通の半衿でできるだけすっきりなるように縫い付けてみよう。
半衿、面倒ですよねえ…

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by Medalog | 2018-03-27 14:30 | きもの | Comments(4)
少し前の記事、義母の帯をあれこれする3部作 その1/赤い八寸帯の八寸帯とともに見つけた、義母の八寸帯の反物。
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(モアレが出てしまい見苦しくてすみません)
ピンク色の鰹縞と言っていいのだろうか?
一緒に見つけた八寸帯は仕立て済だったのだが、このピンク帯は反物のまま。
しかしなぜか前帯にあたる部分は二つ折りにした後がある。まさか未仕立てのまま使用したわけではないだろうが…

自分で八寸帯に仕立てようと思いながら随分時間が経ってしまった。
両端の布の色がかなり違うし折り方や柄に変化のない平織りなので、両端を同じ色の糸で縫うのは難しいと思い、手芸店に反物を持ち込んで両端それぞれに合う糸を購入してきた。
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さて、いよいよ仕立てようかと反物を久しぶりに広げてみて気付いた違和感。
もしかしたら反物の幅が狭い…?

手持ちの八寸帯2本と比べてみた。
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手前・博多紋織帯の幅は8寸1分。
中央・この帯とともに見つけた義母の赤い帯は8寸ちょうど。
奥・この鰹縞の反物は、なぜか7寸6分!
8寸帯よりも幅が4分、約1.6センチも狭いのだ。

古い着物の反物の幅が狭いのは知っていたが、帯の反物も狭いものがあるとは知らなかった。
調べてみたら、昔は華奢な方や年を重ねて肉付きが薄くなった方向けに7寸帯というものもあったらしい。
今回の帯は幅が7寸6分なので7寸帯とは違うのだろうが、それでも痩せてない私が7寸6分の帯を締めたら、随分お太鼓が小さくて胴体が太く見えるんじゃないだろうか。どうしようかな。



迷いつつも今度は長さを確認。
こちらも多少は短いかもと覚悟はしていたが、いざ測ってみるとなんと10尺6寸、400センチしかない!
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愛用している博多紋織八寸帯と並べた写真。
手先を同じように折り、それぞれたれの裏の折り返しがどれだけあるのか比べてみた。
博多紋織八寸帯は私の体型にちょうどいい寸法で、折り返し(写真の水色線の部分)が116センチある。
対してこの反物は折り返しが40センチしか取れず(写真の黄色線の部分)、お太鼓になる部分は帯地が重ならずペラペラの状態になってしまう。



なんだろう、この帯地は…
リメイクのために帯地にハサミを入れたような跡もないし、よほど華奢な人のためのものなのだろうか?

この長さだと二部式の帯にするのも難しい。
半幅帯にはできるが、ただ二つ折りにしてしまうと幅15センチ弱の細い帯になってしまうので、この帯地は表だけ使用して裏は別の布を当てたほうがいいだろう。となると、面倒…

悩んだ挙句、とりあえず元どおりに巻いてしまった。
バッグなどにリメイクするか。
こういう帯地を探している人もいるかもしれないので、オークションにでも出すか。
それとも似たような布を探して継ぎ足すか、または前帯を一重にしか巻かないことにして、八寸名古屋帯に仕立てるか。
すぐには決められないので、またしばらく反物のまま眠らせることになりそうだ。

もし、このような短い帯地の正しい使用法などをご存知の方がいらしたら、ぜひアドバイスくださいませ。



記事のタイトルが”義母の帯をあれこれする3部作”なのに、あれこれできずに残念。
あと、こんなことなら重たい帯地を持って糸を買いに行ったりしなくても良かったのに…
古い着物や帯の反物は、汚れの状態とともに寸法をしっかり確認するのが重要ですね。

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by Medalog | 2018-02-16 20:35 | きもの | Comments(6)

白湯

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茶道教室へ。
グレーの紬に博多織紋八寸帯。
着物も帯も渋い色なので、帯締めは若芽色、帯揚げは卵色に。

裄がやや短めの着物と軽い八寸帯の組み合わせはとても楽ちんだ。
ただ、この紬は汚れが目立ちにくい色ではあるが、水が落ちると結構目立つ。
乾いてしまえば跡は残らないので助かっているが「粗相をした」と一発でバレるのが恥ずかしい。
この日もお点前の最中に膝上にぽたっと一滴落ちたようで、結構目立っていた。
だけど、一体いつどんなタイミングで膝にお湯が落ちるかなあ?



この日はスタート時間にお抹茶の用意が間に合わないとのことで、先生の苦肉の策として白湯を所望された場合のお点前を教えていただいた。
と言っても普通のお点前にひとつ行程が増えるだけで簡単なのだが、茶席で白湯をいただくこともあるということを知ったのと、鉄の釜で沸かした白湯が美味しかったのが収穫で、貴重な体験をさせてもらった。

憧れの南部鉄瓶、価格が高い・錆びさせないという自信がない・収納場所がないという3つの理由でずーっと憧れのままなのだが、やはり欲しくなってしまうなあ。


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by Medalog | 2018-02-15 16:19 | きもの | Comments(2)

春の先取り、したいのに

久しぶりに、茶道教室以外で着物を着た。

毎週の茶道教室では、着やすくて汚れが目立ちにくいグレー紬と黒小紋の2枚をひたすら着回しているが、この日はせっかくなので私の手持ちの中では綺麗な色の十日町紬を着てみた。

そして帯は、どれにしよう?
季節の先取りを推奨される着物のコーディネイトだが、春を待ちわびるこの季節は、とりわけ先取りのコーデがしたくなる!
…と思うのだが、残念ながらそれができる帯を全然持っていないのである。

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2〜4月に唯一季節の先取りができるのが、この塩瀬の帯。
わかりづらいが、一応梅の花だ。
お太鼓は仕覆柄。2つの仕覆の模様にそれぞれ梅と松があしらわれていて、前帯も梅と松の二種類になっている。
でも松のほうは正月らしさがあるけれど、この梅の花はわかりにくくてあまり春らしさを感じない。

そしてこの帯以外には、桜をはじめとした季節の花も、それ以外の風物詩も、春を感じるような帯は持っていないのだ。
もちろん着物もない。帯留が少しあるだけ。

これは自分が「着回ししやすいように」と、無地の着物と季節感のない帯ばかり買っていたのが原因で、そのおかげで少ない枚数で袷の時期を乗り切れるというメリットもあるが、なんだか急に寂しいというかつまらないというか、物足りない気分になってしまった。

かといって、実際に春らしいものを買うとなるときっと決断できないだろうなー。
何年か後には、春らしい着物か帯が増えているかしら。



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裄が1尺8寸ある、この十日町紬。
腕の長さに対してはちょうどいい寸法だが、ひさしぶりに着てみたら腕の付け根あたり、身頃と袖の間あたりの布がどうしても余ってしまい、少し動くとだらしなくなってしまうのが気になる。
この写真では余った部分を帯に押し込んでいるが、それでも右側は布が余っている。

一方、茶道教室で着ている着物の裄は2枚とも1尺7寸5分。
反物の幅が足りないため1尺8寸にできなくて残念と思っていたが、若干短めでも上半身がすっきりと着られて少し痩せて見える気がする。(着付けの腕前が上がれば裄の長い着物でもスマートに見えるのかもしれないが)

今後は袷の着物を仕立てるときは1尺8寸に統一しようと思っていたが、用途によっては1尺7寸5分でもいいかもしれないな。
袖が長めだが上半身の布が余り気味の着物と、上半身スッキリだが袖が少し短めの着物。一体どちらが美しいのだろうか?なんて思ってしまう。

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by Medalog | 2018-02-13 20:38 | きもの | Comments(0)
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義母の小紋。
派手かな?可愛らしすぎるかな?という当初の戸惑いは、何度か着るうちに薄れてきた。
だが私が持っている他のきものに比べてフェミニンなイメージのせいか、手持ちの帯で合うものがあまりない。
そこで、やはり義母のものだが貰ってきたまま使わずにいた赤い八寸帯を合わせてみたら、まあまあ似合うようでホッとした。
(帯締めか帯揚げは色を変えた方が良かったかな…)



しかし着付けの最中に、この帯には問題があることに気がついた。
少々シミが散らばっているのは仕方がないとして、大きな問題は「て先の柄」にあった。
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モアレがひどいため見づらくて申し訳ないが、て先の柄が足りないのがおわかりになるだろうか。
右の写真でわかる通り帯の横幅よりもて先の柄が短いので、お太鼓の片側には柄つきのて先が出るが反対側は柄無しになってしまうのだ。
しかも足りないのがほんの数センチなので、横から見たらお太鼓の中で て先の柄が途切れているのが丸見えになってしまう。

なぜこんなことになっているのだろう?
織元のミスなのか、このような帯が普通に存在するのか?
ちなみに て先には余分な縫い込みはないので、て先を解いても柄を伸ばすことはできない。



さて、どうしましょう。



このままではあまり使いたくない帯になってしまうのでなんとかしたい。
帯の他の場所から柄部分を切り取って て先に足そうと思ったが、たれの裏側は柄無しになっているのでダメ。
前帯の外に出ない部分から少し切り取ることはできそうだが、どちらにしろお太鼓の両脇から縫い目が見えづらいようにするのはちょっと難しそう。
(私はお太鼓をピタッと形作るのが苦手で、お太鼓の中のて先が左右から見えやすいのです)

そこで、思い切って!
て先をまるごと無地にしてしまおう!



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前帯の、柄のある部分とない部分の境目をカット。

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切り取った部分をぐるっと入れ替える。
て先を解いて開き、柄のある方を前帯につなげて、柄のない部分をて先に。

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ミシンでガーッと縫い合わせて終了。
柄の縞が食い違ってしまったが、見えない部分なので気にしない!



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お太鼓の左右共に、柄のない て先が出るようになった。
柄がないとはいえ経糸の縞はあるので、さほど違和感はないと思う。
お太鼓の柄と て先の柄が違うとカジュアルっぽくなってしまう気がするが、もともと八寸帯なのでよしとする。

カットが一箇所だけなので、帯の長さは縫い代1.5cm×2で3cmほど短くなるだけで済んだ。
(帯はほつれやすいので縫い代は少し多めの方が安心だと思う。そして切ったらすぐにミシンでかがるなどしてほつれを止めるのが大切!)

試しに体に巻いてみると、縫い合わせた部分は前帯の一周目の斜め前、ちょうど扇子や根付を差し込むような位置だった。(帯によって違ってくると思うが)
さらにもう一周巻くので縫い目が見えることはまずないと思うし、縫い目の部分が締めづらいとか体に当たって痛いということもなかった。

細かいシミはあるが軽くて締めやすい帯なので、今回のお直しを機に使う機会が増えたらいいなと思っている。



タイトルに「義母の帯をあれこれする3部作」と書いたが、この帯以外にも手を加えたい義母の帯が2本あるのだ。
できれば春になる前に残りの2本もなんとかしたい。
飽きたり忘れたりして、3部作が尻切れとんぼになりませんように…

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by Medalog | 2018-02-08 11:31 | きもの | Comments(0)

初釜

初めての初釜体験が終わった。

事前に「とにかく人数が多くてびっくりするわよ」と言われていたが本当にその通り。
わーっと集まってわーっと移動してわーっとお茶をいただいてきた感じだった。

見たことのないような立派なお道具やたくさんの方々の礼装きもの姿を見ることができて目は喜んでいたが、なんだか舞い上がってしまって、この数ヶ月学んだはずのことがいくつかすっぽ抜けてしまった気がする。
また、それでなくても飲みづらいお濃茶が緊張のせいか全然口に入ってくれなくて、隣の席にいたお仲間が「あなたの分まで頑張って飲むわ!」と飲み干してくれて申し訳なかった…。
次からは多少口の周りが汚れたとしても、自分の分はしっかりいただかないとダメですね。
一番の反省です。

そして舞い上がったせいで菓子楊枝を無くしてきた…
会場のどこかに転がっているのだろうか。
散らかしてしまい申し訳ありません(涙)



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自宅で着付けをしたときにはもっと衣紋が抜けているはずだったし、後頭部の髪もホットカーラーやスプレーを使ってもっとボリュームを付けたつもりだったのに、おかしいな。

色無地・ショートカット・メガネだと、着こなしによほど気を使わないと貧相になってしまうとこの写真を見てまた反省。
(コンタクトレンズを使う予定が、ケースの蓋の閉め方が悪くてカリカリに乾燥していたので使えなかった…これも反省)

私は伊達衿を使ったことがなくてこの日も懐紙の出し入れのときにズレたら困ると思って挑戦しなかったのだが、会場では色無地にも訪問着にも伊達衿を合わせている方が多く、初釜らしい華やかさが添えられるものなんだなと実感。
私も今後は伊達衿を使えるようになろうと決めた。
この色無地には何色が合うのかな?帯に入っている色から選べばいいのかしら。未知の世界。



楽しかったはずが、反省の気持ちの方が強かった1日だった。
次回参加する機会があればもっとゆったりと楽しめるようになっていたい。

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by Medalog | 2018-01-30 11:16 | きもの | Comments(6)