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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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木綿の春色帯

先日足を採寸してもらって購入した足袋で、中之島 香雪美術館へ出かけた。

綿70%合繊30%の伸びる足袋は、一度洗って水を通したら少し縮んで足ピッタリの大きさになったので、歩く間に痛くならないかと心配しながら出かけた。
中之島 香雪美術館は京阪電車の渡辺橋駅直結なのとあまり広さもないので、以前足の爪が紫になった京都の美術館の時よりは少ない歩数だったが、足が痛くなる気配はなくいくらでも歩ける感じだった。
むしろ合繊でやわらかいだけの足袋よりも、多少ホールド感がある方が歩いていて疲れないかも。
見た目はキャラコ製のようにしっかりすっきりしているし、履き心地もいいし、町歩きには十分に良さそうでよかった。

ただ帰宅後に足袋を履いたまましばらく正座していたら、足の親指と人差し指の間に足袋が食い込んでちょっと痛い。
あれ?試着時には全然痛くなかったのになんでだろう?
でも、普段23.5〜24cmの靴を履く私がこの足袋は24.5cmを選んだので、少々指の間に食い込んだとしてもこれ以上大きい25cmの足袋はさすがに買う気がしない。
4月からの茶道のお稽古にも履いていこうと思っていたけれど、迷いが出てきた〜。



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着物は、この半年間お稽古で着倒した感のあるグレー紬。
春らしくないので帯のテイストと少し合わないし、たまにはお稽古と違う着物を着たかったのだが、半衿のついた襦袢がこの着物に合う裄のものしかなかったので仕方なく…

帯は、少し前に買ったのだが五十肩などで締める機会がなかった、木綿の春色の名古屋帯。
いつも地味な着物と帯ばかりの私が「これからは明るい色のものを買う!」と決意して買った、私にしては綺麗な色合いのものだ。
確か購入時にはすでに五十肩で二部式帯や作り帯しか使えず、その後は軽くて滑りの良い八寸帯、普通の名古屋帯と進んで今年の年明けには袋帯もなんとか締められるまでに回復。
図柄は抽象柄なので色合いで春の帯と決めたこの帯を、ようやく今回使うことができて嬉しかった。



が、落とし穴があった!

前帯の柄が片面のみで反対側は辛子色の無地だということを、購入時にはわかっていたのだろうがその後すっかり忘れていて、いざ締める段になって気付いた。
しかも柄のある方が、普段私が着付けをするときとは逆の、時計回りに巻いたときに出るようになっているのだ。

時計回りも反時計回りも手順は同じなので、五十肩になる前はどちらでも結べた。
でも今は五十肩の後遺症で右手が背中に回りづらく、時計回りだと思うように力が入れられない。
しかもこの帯は木綿で滑りが非常に悪く、体に巻いた帯を引き締めるのに他の帯以上に力が要る。
この日は前帯の柄が空白の部分が真ん中に来てしまったので少し横にずらしたかったのに、今の私では調整もできない。

締めながら「この帯は私には無理!自分でカットして二部式帯にしてやる!」と悪態をつく。
二部式にすれば巻く方向がどちらでも関係ないし、日によって黄色い花と赤い花の好きな方を簡単にメインに持ってこられる。
滑りが悪い素材で強く巻き付けられなくても、お太鼓が別に独立しているので前帯が緩んだり落ちてくる心配もない。



頭の中ではすっかり二部式にするつもりでいたのだが、帰宅して脱いだ帯を広げてみると、まだほとんど使っていないこの帯を切ってしまうのは少々かわいそうに思える。
そこで、発想を転換。
この帯を苦手な時計回りに巻いて着付けをしていたら、動かしづらい右腕が徐々に動くようになるんじゃないだろうか。

五十肩になってから帯を締めるのには本当に苦労したが、着物が着たい一心で動かない腕を無理やり動かして、それがリハビリになった部分は結構大きいと思うのだ。
現在動かしづらい「右腕を後ろに回して力を入れる」行為は、今までの反時計回りの帯結びにはあまりない動きだったわけで、この帯を時計回りに結ぶことで右腕・右肩が柔らかくなれば五十肩の後遺症はほぼ解消する。
そのチャンスをくれる帯だと思って、この春はこの春色帯を何度か締めてみようと決めた。

そのためにも半衿を付けないと。
バイアス半衿や三河芯を試したいがなかなか買いにいけないので、普通の半衿でできるだけすっきりなるように縫い付けてみよう。
半衿、面倒ですよねえ…

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by Medalog | 2018-03-27 14:30 | きもの | Comments(4)

中之島 香雪美術館

先日自分の足を採寸して購入した、足袋の履き心地を確かめたくて、ちょっと着物で外出。

以前キャラコ足袋を諦めて伸びる足袋に逃げたきっかけが、美術館へ行ったことだった。
美術館は床が硬いせいか、街をうろうろするよりもずっと足が疲れてしまうのだが、その時は足の爪先が痛くて最後のほうは歩くのが辛くなり帰宅後には足の爪が紫に変色していた。
その時の足袋はキャラコ製の23.5cmで、そこで次に24.0cmの足袋や他のメーカーの足袋を試してみればよかったのにその気になれず、その後は伸びる足袋一辺倒になったのだった。

なので、今回は美術館に行ってみてリベジしようということで、最近出来たばかりの大阪・中之島 香雪美術館に行ってみた。



香雪美術館は朝日新聞の創業者・村山龍平氏が収集した美術便を展示する美術館で、もともと神戸・御影にある美術館の2館目が大阪・中之島に開館したとのこと。
恥ずかしながら村山氏のことも御影の美術館のことも全く知らなかったのだが、館内の資料室で村山氏が伊勢国・田丸藩(現在の三重県度会郡玉城町)出身で田丸城に勤番もしていたと知り、俄然興味を持った。
玉城町は三重県松阪市と伊勢市の間にあり、以前松阪市に住んでいた私にとっては馴染み深い町なのだ。田丸城址は桜の名所なので今週末はきっと花見客で賑わうことだろう。
歴史に疎い私にとって、些細なことでも自分に関連したことがあると興味を持つきっかけになってありがたい。

この美術館では日本と東アジアの古い時代の美術品コレクションが多数展示されていて、茶道にまつわるものも多かった。
ちなみに村山家が代々修めていたのは藪内流の茶道ということだが、たまたま現在Eテレで放映されている藪内家の家元襲名披露茶事の特集(本日3/26最終回)を見ていたことも興味を引く一因になった。

展示の最後には旧村山亭に現存する茶室「玄庵」が再現されている。
鄙びた風情でありながら青畳の鮮烈な香りを楽しめるのはオープン直後の今ならでは、かな(笑)
本来は藪内家の相伝を得た人だけが許される藪内流家元の茶室「燕庵」の写しの茶室が村山家に特別に許されたそうで、その再現なのでとても貴重な展示なのではないだろうか。

オープン直後のためか平日なのにやや混んでいてゆっくり見られない部分もあった。
便利な場所で我が家からも行きやすいので、展示品の入れ替えがあったらまた行ってみよう。
朝日新聞創設者の美術館だけあって朝日友の会の割引があるので、入会しようかな。



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美術館グッズのマスキングテープ。
以前はポストカードや一筆箋を買うことが多かったが、購入しても使いきれずに死蔵になりがちだった。
マスキングテープだと安いし使い勝手もいい。
この柄ならば、カレンダーや手帳に茶道の稽古の日にシール代わりに貼っても可愛い。
茶道具でないものも混ざっているけれど、雰囲気がそれっぽいのでよしということで。

長くなったので、足袋と着物についてはまた次の記事に書きます。

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by Medalog | 2018-03-26 11:03 | 生活 | Comments(0)

足袋の採寸

着物を着て遊びに出かけるようになって十余年。
これぐらいの月日が経てば、すでに自分に合う足袋のメーカーや品番を把握している方も多いと思う。
でも私は全くダメ。
見つからない、というより探していなかった。

価格の安さだけを基準にして適当に足袋を買い、足に合わなければ適当に別の足袋を、という買い方を数回繰り返した挙句、どれも合わなくて「伸びる足袋」に逃げてしまっていた。
私の買った伸びる足袋は表地も底も合繊100%だったせいか、足の形がボコボコと出て格好良くないし、歩く時は草履の上で少し滑る。
ただ足は楽だし茶道のお稽古のときは中にクッションを仕込む余裕もあるので、とくにこの半年は重宝していた。

その伸びる足袋が少し傷んできて、さて次はどうするか。
そこで以前知り合いから「大阪市内に足の採寸をしてくれる老舗の足袋屋さんがある」と聞いたのを思い出した。
当時は、老舗の足袋屋さんなんて敷居が高いし、確か採寸したらフルオーダーになると聞いた気がしたので敬遠していたのだが、改めて自分で調べなおしてみたらかなり記憶と違っていた。

老舗足袋メーカーさんのアンテナショップ(ホームページにとびます) で、採寸したらそのメーカーのラインナップから最適な足袋を選んでくれるのだという(イージーオーダーで調整も出来る)。
私がイメージしていた「フルオーダーで6足以上の誂えが必要」というものとは違うようなので安心して、採寸してもらうことにした。



ホームページに記載があるように予約をしてから伺う。
裸足になって、足の長さ・足幅周り・足首周りを左右それぞれ採寸。ものの数分で終了した。ちなみにその日採寸していたスタッフは若い女性ばかりだった。
そして「用途はどんな感じですか?こはぜは何枚にしますか?」と聞かれてハッとする。
そこまで考えてなかった!
確かに茶道に使うなら正座時の感触が重要だし5枚こはぜが良さそうだが、町歩きなら歩く時に気持ち良く履ければいいのだしこはぜも4枚のほうが楽か…
ちょっと悩んだが、茶道用に選んでおけば町歩きにも使えそうなので、茶道に使う5枚こはぜ、とお願いした。

すると、すぐに試し履き用の足袋を渡された。
久しぶりに履く「伸びない(キャラコ)足袋」は、足をピタッと収納してくれる感じが心地が良い。
見た目も履き心地もほぼピッタリでわずかに余裕がある。
正座してみても窮屈さは全くない。

「もうこれでいいんじゃないか」と思っていたら「茶道をなさるならこちらの方が楽かもしれません」と、伸びる足袋を渡された。
伸びる足袋といっても表地は綿70%合繊30%で、見た目は綿100%のものにかなり近い。
底は綿100%なので草履の上で滑ることもなさそう。
履いてみると、見た目も感触もキャラコ製とほとんど同じで足指の形がボコッと出ることもなく、言われなければ伸びる足袋とはわからない感じだ。
正座してみると、足首のあたりがキャラコ製よりも若干やわらかく、長時間正座するならこちらの方が楽かもしれない。

店に来る前は「伸びる足袋は見た目が悪いから買わない方がいい」と思っていたが、実際に履いて見た目と感触を確認できたので、納得して再び「伸びる足袋」を買うことにした。
決めてから、足袋のサイズを聞いてなかったことに気付いて「何センチの足袋なんですか?」と聞いてみた。
私はスニーカーやフラットシューズだと23.5cm、ヒールがあったり細めの靴だと24.0cmを買うことが多いのだが、今回選んでもらった足袋は、なんと!

24.5cm!

えー、大きい!
今まで靴でも24cmまでの大きさしか履いたことがなかったのに、靴よりワンサイズ小さめを推奨されることもある足袋で、人生最大のサイズを提案されるとは!しかも足にピッタリ!
驚いてその旨を伝えると
「足袋メーカーとして一番悲しいのは、足袋が痛くて足に合わないからと着物を着なくなってしまうことです。踊りの舞台など爪先までしっかり見せるような用途は別として、普段お履きになる足袋は足に合った履きやすいサイズを提案しています」とのこと。
それを聞いてなんだか安心した。
今まではなんとなく、靴のサイズより大きい足袋を買うのはよろしくないと思い込んでいて、23.5cmの足袋がキツくても24.0cmの足袋を買うことには抵抗があったほど。それが24.5cmを勧められてようやく「足にフィットしていれば大きいサイズの足袋でもいいのだ」という当たり前のことにお墨付きをもらえた感じ。
ちなみに足の実寸は24.1cmと24.2cmだった。帰宅後に、せっかくだから伸びる足袋の24.0cmも試し履きしてみたらよかったと気づいたが、まあまたいつでも行けるし。



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今回購入した足袋。一足だけでも気持ち良く売ってもらえた。
何度か洗濯したり遠出をして履き心地を確かめてから、二足目以降を考えることにした。

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左がキャラコ足袋、中央が今回買った綿70%の伸びる足袋、右が合繊の伸びる足袋。
質感がキャラコ足袋と今回買った足袋でほとんど変わらないのがお分かりになるだろうか。
(右の合繊足袋は、こうやって見てみると締まりのないシルエットだ)

買った足袋を早速自宅で履いてみたら、あれ?店舗で試し履きした時よりゆるく感じる。
見た目も若干シワが寄っている。
若干焦って「大きければクッションを入れてお稽古専用にすればいいか…」と心に保険を掛けつつ、一度洗ってみた。そうしたら少しだけ縮まって店舗での試し履きとほぼ同じ感触になった気がする。
説明書きには洗濯しても縮まないとあったので少し縮んでくれてホッとした。

洗濯後だが、今回買った24.5cmの足袋と上記写真の23.5cmのキャラコ足袋と底の長さを比べてみたら、サイズ表記は1.0cm違うのに実寸は5mmも差がないように見える。
足袋に限らないが、メーカーによって寸法の決め方が違うのだろう。
やはりサイズ表記に縛られず、自分の足にあったものを探すのが大事だと思った。

さて、この足袋を試し履きしなくては。
どこに行こうかなー。

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by Medalog | 2018-03-22 18:56 | きもの | Comments(2)

小物ザクザク

着物タンスの上になんやかやと積んでいたものが気になり、年明けの大掃除。

以前呉服店でもらった大きな着物バッグ2つ。
5年前の引越しのときに着物関係の細々したものを取り敢えず詰め込んだままで、メインは弔事用の草履やバッグ等小物類だが、ほかに何を入れたのか中身を覚えていない。
久しぶりに引っ張り出してみたら、忘れていた細々としたものが呆れるほどザクザクと出てくる。

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以下覚書のようなものなので、どうぞ読み飛ばしてくださいませ。
ちなみに写真の折り鶴も出てきたものの一つです。10年前の拙ブログに一度登場しています。



[黄色の飛び柄小紋の帯枕・帯板]
可愛くて衝動買いしたものの他にも幾つかあるので新品のまま死蔵
[シャーリング・クリップがついた幅広の伊達締め]
便利そうで買ったものの、使いこなせなかったのだろうか?覚えていない
[ネルの裾除け]
超暖かい!でも超かさばる!これが必要なほど寒い中で着物を着る機会が過去にあったのだろうか…
[二部式の雨コート]
二部式なら上着だけチリよけに使えると思って買ったのだが、その後一部式?を買ったら二部式は面倒で使わなくなった。薄っぺらくて安っぽいが、その分軽いのでちょっとした小雨よけに上着を持ち歩くのはいいかもしれない
[着物用の割烹着2枚]
白いものは喪服で立ち働く時にと思ったが未使用。なのにシミが浮いてる…。柄物は着物で家事をするときのために買ったがなかなか機会がない

その他、半襦袢や替え袖、下着類、腰紐など細々したものがどっさり入っていて「これをどうすれば…」とため息。
一度引っ張り出した以上は、タンスに収納してあるものと合わせて整理し直さなくては。
今日中に終わるように、皆様祈っていてください!



そして上記写真の[折り鶴]
実際は松阪木綿の端切れ。
10年前のブログに書いたが、糊がついたままの端切れを買ってきたら何度洗っても布が硬いままで、もしかして鶴が折れるのではないかと思ったら本当に折れたというもの。もちろんバッグの中では鶴ではなく布の状態だったが、10年後も相変わらず硬い。
この硬さがいつか何かに役立ちそうな気がするので、存在を忘れないようにしよう。

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by Medalog | 2018-01-18 11:23 | きもの | Comments(0)

足クッション その後

茶道教室が、早くも全行程の半分・3ヶ月終了した。
まだ体験気分ということもあり、おかげさまで楽しく通っている。

問題があるとすれば、やはり正座の時の足の痛みだ。
ひと月ほど前から足袋の中に入れる「足クッション」という商品を使っていて、私にはまあまあ効果があるようで痛みがかなり緩和されている。

「これはもしかしたら足が正座に慣れてきていて、足クッションがなくてもあまり痛くないのでは?このような小道具はできれば使わない方がいいのでは?」と思い、年内最後の教室には足クッション無しで参加してみた。
でも、やっぱり痛い…
ただ最初に痛みを感じた時のような、板の上に座っているようなゴリゴリした痛みではなかったので、多少は足が慣れてきたのだと思う。

痛くなければ足クッションを卒業しようと思っていたが、来月以降もしばらく使うことになりそうだ。



足クッションを使うことで心配なのは、草履の鼻緒が緩むことだった。
この日は足クッションを使わずにいつもの草履を履いたところ、あっ!やっぱり緩んでる!
しかも左右で緩み方が違って、右足の方は足クッション無しだとすっぽ抜けそうなほど緩んでしまっている。
しずしずと歩く分にはなんとか履けるが、小走りなんてできない状態だ。

茶道を続けるなら、今後も足クッションや足袋カバーを使うので鼻緒が緩めの草履が一つあってもいいのかもしれない。
でもこの草履はピンクの台に白い鼻緒で、私の普段履きの草履の中で唯一綺麗な色合いのもの。
これ以外は黒っぽい台の草履しかないので、次の春に履きたい草履がなくなってしまう。
どうしよう?鼻緒を直すか?緩んだまま履くか?
鼻緒を直して、今後は足クッションを履かずに持参して教室に着いてから足袋の甲に差し込めばいいのかな。



一つ言えるのは、鼻緒が緩んだのがカレンブロッソのような鼻緒の調整ができない草履でなくてよかったということ。
履き心地の良いカレンの草履が足クッションのせいで緩んだりしたら、泣くに泣けないもの。
そうだ、普段履き用に綺麗な色目のカレンの草履を買い足して、鼻緒が緩んだ草履はこのまま履き続けたらいいかも!
…とならないように気をつけたいところだが、そうなってしまいそうな気もするなー。


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by Medalog | 2017-12-26 08:54 | きもの | Comments(2)

名古屋帯が結べた

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茶道教室。
なんの代わり映えもない…とお思いだろうが、前週までとは大きな違いが一つ。

作り帯や二部式の帯ではなく、久しぶりに普通の名古屋帯を締めることができたのだ!
やったぁ!

五十肩を患ってから1年半以上。
左肩の次は右肩と追いかけるように動かなくなってしまい、一時は二部式帯ですら締められない状態になった。
それがようやくここまで回復して、肩も軽いが気分も軽い。

二部式帯や作り帯には補助の紐が付いているので、その紐と帯枕・帯締めさえ締められれば(五十肩だとそれも難しいのだが)なんとか形にはなる。
でも久しぶりにこの八寸帯を締めたら、一本の帯と自分の体がキュッとまとまって一体化したような安心感と、背筋がシャキッと伸びる爽快感がとても気持ちいい。
帯が博多紋織で、締め心地がキュッと気持ちがいい素材なので余計にこのように感じたのかもしれないが…

やはり、普通の結び方で結べるうちはできるだけそうしたいと思った。
それに帯結びの動作自体が肩のリハビリになる気がする。
作り帯や二部式帯もありがたい存在だけど、普通の方法でお太鼓が結べるなら私にはその方が楽だし早いかな。





前週の教室のときに足袋の甲に仕込んだ脱脂綿を、そのまま洗濯してダメにしてしまった。
脱脂綿の在庫はまだたくさんあるが、なんか他のうまい方法はないものかと考える。
(こういうつまらないことを考えるのが大好きなので)

ネット検索してみたら、そもそも足袋の甲の部分に綿を仕込んで厚く仕立てているものがある。
ただ、その分お高い。
うっかり落ちない汚れでもつけてしまったら、茶道教室で履けなくなってしまう。
かといって足袋カバーを付けたら厚みがあるので窮屈だろうし、教室で履き替えるのも面倒。


次に、足袋の中に入れるクッションを見つけたので、翌週の教室に間に合うようにと早速購入してしまった。
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「装いの道 足クッション」という商品。
(商品だけの写真は撮り忘れたので興味のある方は検索なさってください)
甲の側がクッション、足の裏側がレース地の筒状になっていて、つま先から足を入れると親指と人差し指の間に紐が入り前坪の役割をしてくれるので、クッションが足袋の中で捻れたり足首から出てくるようなことはない。
ちなみにクッションを足の裏側にすると、立ち仕事の時などに疲れにくいという謳い文句が書かれている。

写真の左足はクッションを仕込んだ状態で。右足は足袋を履いた状態。
他人が見てもあまり違和感はないのではないだろうか。

私は伸縮性のある素材の足袋を履くのでこのクッションを仕込んでも足袋がきつくなることはなかったが、伸びない素材でぴったりサイズの足袋を履いている方は窮屈に感じるかも。
ただ草履を履いたら鼻緒がいつもよりちょっとキツく感じた。ということは、このクッションを多用したら鼻緒がゆるくなることもあるのかな?このクッションを使う時は、同じ草履ばかり履かない方がいいかもしれない。


さて肝心の使い心地。
痺れはかなりマシになった気がするが、これは正座に慣れてきたせいもあるかも。
痛みはまあまあ軽減した。脱脂綿を仕込んだのと同じぐらいだろうか(他人にはわからない感想ですみません)。
人様に保証はできないが、私の使用感としては一応効果があったと言える。

このクッションの下に更に脱脂綿を入れることもできるが、さすがに見栄えや足首の動きが悪くなりそうなので、まずはこのクッションだけで当分使ってみようと思う。
クッションがヘタってきたら脱脂綿と合わせるのもいいかも。

足首と全身のストレッチも続けて、なんとか1回のお点前の間は足が痛まず・痺れずに乗り切れるようになりたい!

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by Medalog | 2017-12-04 10:13 | きもの | Comments(2)

紙の懐紙入れ

最近、日常生活で「ここで懐紙を使いたい」と思う場面が何度かあった。

紙ナプキンがない飲食店で口元を拭きたい時、うどん屋さんあたりならポケットティッシュで拭いてしまうが、レストランだとそれでは見栄えが悪い。
特に和食の店では口元や箸先、グラスの口紅などをちょっと拭きとりたい時に、懐紙を持っていれば!と思うことが増えた。
(というか、ある程度の和食の店には懐紙を持っていくべきなのでしょうね)



懐紙自体はどこでも売っているが、懐紙を普段持ち歩く時に入れられるカジュアルな懐紙入れが欲しくてネットで探す。
すると、紙製でお手頃価格の懐紙入れを売るネットショップが京都の四条堀川に実店舗を構えているのを見つけ、それを口実にお友達をランチにお誘いした。



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DINING + CAFE&BAR 閏さん
カフェバーというだけあって、テーブル席以外にソファ席もあり、昼の雰囲気も良いが夜はもっと素敵になりそう。
写真の前菜とパスタのみのコースだったのに、ボリュームたっぷりで食べきれずに少し残してしまって申し訳なかった。
揚げ生地のピザというのも美味しそうで食べてみたかったんだけど…



そこから、お友達が知っている着物のお店へ歩く。
陽がさすとまだ暑いが、日陰に入ると風が涼しく気持ちがいい。
さすがにもう秋なんだなあ。

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塩沢お召しに秦荘紬の八寸帯。
着姿にいろいろ難があるのはわかっているのだが、まずは久しぶりに八寸帯を締められた(しばらく五十肩で帯が締められなかったので)ことが嬉しい日だった。
帯揚げが飛び出しているのは写真を撮る前に気づけば直せたんだけど、車の往来が激しくて慌てて撮影したのでこれが精一杯でした。

写真のお店はomoさんという呉服店で、お店の方がこだわってセレクトなさった反物や帯、小物がとても楽しい。
とてもフレンドリーに迎えていただいたのも嬉しかったが、ほとんど一目惚れの帯と出会ってしまい、五十肩でまともに着付けができない身分なのに手に入れてしまったのも、嬉しいというか何というか。
この日は懐紙入れだけ買うつもりだったのにね…。

まあ、一目惚れしちゃったものは仕方がないので(言い訳)、帯が仕立て上がったらたくさん使えるように五十肩をもっと回復させなくては。
日常生活ではかなり回復したように思っていたのに、いざ着付けとなると手が動かない部分が多かった。
着付けには日常生活であまりしない動き(腕を捻るとか、背中に回すとか)が多いのだと改めて気づく。
スムーズに着付けできるように回復するためには何度も着付けをするのが一番よさそうなので、外出しなくても着付けだけ数多くこなそうと思う。



その後、四条堀川の懐紙専門店「辻徳」さんへ行ってみた。
ネットショップのホームページは今どきの雰囲気だったので、実店舗もスマートで現代的な感じだろうと思っていたら、意外なことに小さな古い洋館だった。
店内もおそらく建設当時のままで、狭いのだがネットショップ通りいろいろな懐紙や懐紙入れが置いてあり細々と見るのが楽しい。

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紙の懐紙入れ。
普段からバッグに入れておくのにちょうど良いカジュアルな雰囲気だし、1,000円以下のお手頃価格なのが嬉しい。
さっそく明日から持ち歩くぞ!

ただ紙製なので、いずれバッグの中で擦り切れるだろうな、と思っていたらお友達が一言、
「自分で作ればいいじゃない」と。
そう言われればそうかも…!
普段使いの懐紙入れなら、ポケットティッシュケースを自作するのと似たようなものか。
余り布で作ってみるのも楽しそう。この懐紙入れが擦り切れてきたら作ってみるかもです。



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by Medalog | 2017-09-22 14:53 | きもの | Comments(6)

海峡を渡る布

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大阪歴史博物館で開催中の特別展。
お友達にチケットをいただいたので出かけてきた。

実業家・山本發二郎氏による、インドや東南アジアなどの染織コレクション。
多くの持ち物が空襲で焼けてしまった中で染織コレクションは奇跡的に戦火を逃れ、没後に大阪市に寄贈されたのだそうだ。

今では現地でもほとんど生産されなくなったという手の込んだ染めや織りの布がたくさん展示されていて、じっくりと見て回れたので目の保養だったし、これだけのものを蒐集する山本氏の審美眼やら財力やらに圧倒されてしまった。

インドネシアの布というとバティックのような染めの布が頭に浮かぶのだが、今回の展示では精緻な紋織が多いことに驚いた。
気が遠くなるような細かい紋織が大きな布となり、それを誰かが実際に身につけて生活したり踊りを舞ったりしていたのだと思うと、なんとも贅沢な、とため息が出る。

染めの布も目を凝らさないと認識できないような小さな模様が規則的に染められていたりして、いま気軽に手に入る大味なバティックとは全くの別物だ。

また染めた文様の上に金を押していく「印金」という技術がこれまたすごい。
模様の一部を金箔で飾るのではなく、布のほぼ全面が金箔に埋もれているのだ。
一枚の布に掛かる手間暇、技術、費用、どれだけだったのだろうか。



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もしや銘仙では?と思いついた市松柄の胴抜ききものに、展示内容に合わせたバティックの帯。

「きものが銘仙だったら」と仮定していつもより遊んだコーデをしてみたくて、柄のきものに柄の帯に柄の半衿。
半衿は相当昔に買ったままタンスの肥やしになっていた和傘の柄のもので、色味は薄いが全体にぎっしりと柄が入っているのでなかなか使う勇気がなかったのだが、いざ合わせてみたらなかなか楽しい。
白半衿の時より、少々こなれたコーデになったような。
襦袢はポリの単衣で、そろそろ季節外れなので(すでに季節外れ?)寒くなる前に他のきものと組み合わせてこの半衿をもう一度使ってみたい。

帯揚げと帯締めも、いつもより派手め。
帯締めは以前ブログつながりの方が2本使いの写真をアップしているのを見て「これは真似したい!」と思っていたので、今回試してみた。
2本使うと色味がごちゃっとするかと思ったが、却って全体にしっくり馴染んだと思う。
いま持っている7〜8本の三分紐をあれこれ組み合わせるだけでも結構楽しめそうだし、セールの時に三分紐を少しずつ買い足していけたらもっと楽しそう!

また三分紐は細いので、2本使うことで帯周りがかなり安定するのも嬉しい。
今後も2本使いを試してみます。
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by Medalog | 2015-10-16 12:00 | きもの | Comments(4)
キッチンの手拭き用に使っていた白いハンドタオルが、煮沸しても漂白してもうっすらと汚れが目立つようになってしまった。
こんなことなら汚れの目立たない色付きのタオルを買えばよかった!と反省したが後の祭り。

仕方がないので、自分で染めて汚れを隠すことにした。



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染めるのは3種類。
綿100%のハンドタオル。
麻の半衿。
化繊の半衿。

麻の半衿は、白地の小千谷縮に似合いそうな薄い色の半衿が一枚欲しかったので、この機会に染めてみることにした。

化繊の半衿は化繊の夏襦袢に付いていたもの。
着心地が悪かった化繊襦袢は処分したのだが、半衿だけはもったいなくて外しておいた。
でも質感がピカピカと安っぽいため使う気がしないまま放置していたので、失敗してもいいから色を掛けてみようと思いついた。



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染料はダイロンマルチ・21(ELEPHANT GREY)。
象の肌のようなグレーということか。
しかしいざ染めてみると、液の色はネイビーブルー。
何度もかき混ぜながら途中で染まり具合を見てみると、タオルと麻半衿は藍色、化繊の半衿は薄い紫色に見える。



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指定の時間が経過して、色落ちがなくなるまで何度もすすいだ結果、タオルと化繊半衿はどちらも赤みを帯びた紫色に染まった。

タオルは残念ながら染めムラができてしまった。
しかも濃淡だけではなく、赤みが強い部分、青みが強い部分、黒っぽい部分が入り混じっている。
液に浸けている間はずっとかき混ぜていたのに、なぜだろう?

その反面、半衿は麻も化繊も染めムラがなく、綺麗に仕上がった。
化繊の半衿は、白かった時のピカピカした安っぽい質感から落ち着いた風合いに変化したのはラッキー。
ただ色味がグレーではなく桜色に近い薄紫になってしまったので、自分が持っている単衣や夏の着物に合うかどうかが微妙なところだ。

麻の半衿は、化繊半衿よりは青みが強く染めあがったので、白地の小千谷縮になんとか合わせられそうでよかった。
下の写真の襦袢は、3年前に袖の部分を自分で染めてから仕立てに出したもの
この時の染料はダイロン プレミアムダイ・フレンチラベンダー色だったのだが、ラベンター色で染めた襦袢の袖よりも今回グレーで染めた半衿の方が赤みを帯びているのは不思議だ。

心配なのは、色落ち。
タオルはすでに何度か使用したが、ほかの洗濯物と一緒に洗濯機に放り込んでしまったら白シャツにちょっと色移りしてしまったので、落ち着くまでは洗濯ネットに入れて洗うことにした。
ただその分タオルの色が薄くなっている気がするので、そのうちに色ムラがなくなるかもしれないな。

半衿は、白地の着物に色が移ったら困るので、先に濃い色の着物で何回か使って洗うことを繰り返したほうが良さそうだ。



かき混ぜながら染める作業と10回もすすぐ作業は面倒だったし、色味が予想と違う上にタオルには染めムラもできてしまったが、どれも染めたことで使う機会が増えそうなので染めてみてよかった。
しばらくしたら、また「何か染めるものはないか」と家探ししそうな気がする(笑)。
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by Medalog | 2015-09-07 15:25 | 生活 | Comments(4)

胴抜きが重宝する季節

d0048332_1935441.jpg義母の市松模様の紬に、いただき物の菊柄の帯。

この着物は胴抜き仕立てなので、10月中〜11月前半ぐらいまでの晴れた日に着ると非常に快適。
羽織と合わせれば年内は大丈夫かも。

単衣の着物は枚数を増やしても着る機会がないが、胴抜きはあと1枚増やしてもいいかな?と思っている。

帯締めは黄土色と朱色、帯揚げは赤〜赤紫のグラデーションのもの。

ちょっと昭和っぽい組み合わせかな?
でもこの着物は暗い色同士の市松模様なので、どこかに明るさを持ってこないと女中さんのように地味になってしまうのだ。

いっそのことレモンイエローの帯揚げなんて似合いそうだ。

しかしその場合の帯締めはどんな色を合わせればいいのだろう?
黒と白の市松模様の三分紐なんかどうかしら。
市松×市松で、柄がしつこ過ぎるかなあ?


d0048332_19384827.gif自分のブログを遡ってみたら、4年前にも同じ組み合わせを着ていた。

まだ市松模様のインパクトに慣れていない頃で、小物が目立たないようにと薄い色の帯揚げを合わせている。

これはこれで嫌いではないが、ちょっとつまらない感じ。
色使いを抑えるならもう少し凝った組み方の帯締めを使えばかっこよさそう。

…そんな素敵な帯締めは持ってないけどね。




いくつか買いたいものがあったので梅田かなんばのどちらに行こうか迷っていたところ、大丸梅田店の「くるり」さんで「京都きものパスポート」を配布していることを知り、梅田方面へ行ってみた。

今日は久しぶりに着付けが上手くいった。
下半身が裾つぼまりにスッキリできたし、いつもぶかぶかにたるんでしまう帯揚げもぴしっと納まってくれた。
さらにこの帯は私には少々短いのだが、今日はお太鼓を少し小さめにすることで手先が十分に取れて、お太鼓の左右にバランスよく手先を出すことができた。

それで気分が良かったのか、くるりさんでパスポートを貰うだけのつもりがついつい小物を購入してしまったのはちょっと予定外。



しかしひとつ失敗だったのが、衿をキッチリ詰めて着付けたのに化粧のファンデーションをフェイスラインから少し首のほうまで延ばしてしまったこと。
ちょっとファンデが濃かったかな?と心配になり、顔と首との色の差が出ないようにぼかしてしまったのだ。

おかげで、帰宅してみたら半衿だけでなく着物の衿にまでファンデーションが…
ショック!

すぐに染み抜きに出すのはもったいないので、できれば自分で汚れを落としたい。
以前に京都の悉皆屋さんでベンジンを使った衿の汚れ落としを習ったことがあるので、それを思い出しつつ自分で手入れしてみようと思う。

さて、安いベンジンはどこで買えるかな…探しに行かなくては。
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by Medalog | 2014-10-16 20:34 | きもの | Comments(6)