人気ブログランキング |

タグ:小物類 ( 66 ) タグの人気記事

ちょい掛け その2

私は何かと要領が悪いのだと思う。
着物を脱ぐときに着物や帯はすぐにハンガーに掛けても、腰ひもなどの小物類はとりあえず一箇所にまとめて脱ぎ捨ててしまい、洋服に着替えてから一つずつどこかに掛けて風を通すのが今までのやり方だった。

でもそれだと時間がないときや疲れたときは小物の整理をつい後回しにしてしまって、その部屋が雑然としたり、腰ひもがヨレヨレになってしまったり。
毎回そうなるわけではないので悩むほどではないが、ずっと気にはなっていた。



d0048332_10441621.jpg(使用後のヨレヨレの小物の写真でごめんなさい)

ニトリでふと見つけて買った「ネクタイ・スカーフ・ベルトハンガー」という商品。表面が起毛の滑り止め加工になっている。
着物を脱ぎながら小物類を全てこのハンガーに掛けるようにしてみた。

私の場合は左から帯締めとコーリンベルト、帯揚げ、帯枕、腰当てパッド、腰ひも3本(着付け時の仮ひも含め)。
伊達締めは撮影のために外したが、丸い穴に入れにくいので肩の部分に掛けてみた。起毛なので適当に掛けても滑り落ちない。



するとどうでしょう。
着物を脱ぎ終わると同時に、毎回洗う足袋や肌着以外のものは全てハンガーに掛かってスッキリとした状態に!
これを着物や帯と一緒に、前回の記事にした突っ張り棒に掛ければその日は終了。
着物を脱いで、衣裳敷を畳んで、洗濯物を持って部屋を出れば、もう翌日までその部屋に戻らなくても大丈夫なのだ。着物も部屋もスッキリ片付いた状態になるまでに、急げば5分ぐらいだろうか。

茶道の稽古日が夫のNO残業デーと重なっていて、いつも帰宅後すぐに着物を脱いでキッチンに立たないと夕食が遅れてしまうので結構慌ただしい。
だからこういう細かいことでちょっとでも時間短縮になったり作業が楽になるととても嬉しい。
もしかしたら着物ユーザーには常識のようなことかもしれないけど…

次回着物を着るのは茶会のお手伝いで夜明け前に着付けをするので、前日からこのハンガーに全ての小物を掛けておけば慌てずに着付けができるのではないかと思っている。
そうだ、クリップも3つほど使うのでこのハンガーに挟んでおこう。
今までは浅い舟形のバッグに着付け小物を入れていて毎回そこから出しながら着付けをしていたのだが、予備の小物も入っているので焦っている時は使いたい小物が見つからなくてアワアワすることも(これも要領が悪いのだと思う)。
でもこれからは慌てなくても大丈夫かな。

by Medalog | 2019-01-24 11:28 | きもの | Comments(2)

足袋の繕いと余談

初釜には新しい足袋を履いて出掛けた。
その足袋を洗って昨年一年間履いた足袋と並べてみたら、さほど傷んでいないと思っていた古い足袋が実はうっすらと黒ずんでいて、生地が毛羽立っているのに気付いた。
もう20回は履いているのだから仕方がない。よく保っている方だと思う。

そして少し前から見て見ぬ振りをしていたのが、一年間履いた足袋のほころび。
親指の側面の縫い目近くの生地が裂け始めている。
繕う手間は大したことがないのだろうが、せっかく履き心地の良い足袋を繕ったらそこがゴロゴロして痛くならないか?とか、繕いのある足袋でお稽古に行ってもいいのかしら?と考えて先延ばししていたら裂け目が目に見えて大きくなった。
これはもう縫うしかない!

d0048332_12264333.jpg
d0048332_12265029.jpg

写真を載せるほどの出来栄えではないけれど、パッと見たぐらいではわからない感じになったかな。
これならお稽古で履いても目立たないと思う。
履き心地も今までと変わらなかったのでよかった。
早めに繕いながら使っていけばあと一年使えそうな気がしてきた。



余談その1
足袋の繕いかたやお手入れ方法を検索していたら、ひどく汚れた足袋を高圧洗浄機で洗ってみるという動画を見つけた。
高圧洗浄機とは家の外壁や車のホイールに勢いよく水を当てて綺麗にする機械。通販番組でよく見かけるやつだ。
動画を見てみたら、真っ黒だった足袋の底がものの数秒で綺麗になっていて、その見事な効果と、足袋という和のものに似付かわしくない水圧の激しさに思わず笑ってしまった。
お坊さんや弓道をなさる方などは、足袋底の汚れかたが茶道とは桁違いだと思うので、これを真似したい方も多いのではないかしら。ただし水流が強すぎて、新しい足袋なら耐えられるが傷んできた足袋だとボロボロになるそうなので現実的ではないのだろうが。



余談その2
お坊さんつながりで。
初釜の席で話題になったのが、昨年末に福井県で袈裟を着て運転をしていた男性僧侶が交通違反で切符を切られたという事件。
福井県には「運転に支障のある衣服での運転」を違反とする規則があり、僧侶が来ていた袈裟(実際には改良衣という道中着のような形の衣服らしい)が違反に当たると判断されたのだそうだ。
話題の一つは「福井県警は僧侶の装いのどの部分が違反なのかを明確に示さないと、今後福井県を運転する僧侶は何を着ればいいのかわからなくなってしまうのでは?」ということ。
そしてもう一つは「袈裟が危険なら私たちの着物も危険なのか?」ということ。

着物のほうが一般的な洋服よりも運転しづらいのは確かだと思うが、着物で切符を切られたという話はあまり聞かない気がする。(草履が違反だと判断された話は聞いたことがある)
1/10追記・「くるまのニュース」さんの記事 によると、東京・神奈川・大阪の交通規則では履物については明記されているが衣服については触れられていないそうなので、着物を着ているだけで違反になることはなさそう。福井県は衣服についても明記されている。お住まいの自治体の規則はいかがですか?

袖がダメだというなら運転時は袖をたもとクリップで留めれば危険じゃなくなるのかしら。
もしくは袖がゴムでつぼまった水屋着や割烹着なら危険じゃないのかしら。
私は今は運転をしないのだが、同席した方のほとんどは着物で運転をする方ばかりなので結構切実な問題として捉えていらした。着物で運転をする方はかなり多いと思うので、今後大きな問題として取り上げられるかもしれない。
ニュースの続報に注目したい。

ちなみに、この違反切符に異を唱える全国の僧侶の皆さんが、 #僧衣でできるもん というハッシュタグをつけて僧衣で縄跳びやらジャグリングやらリフティングをしている動画をネットにアップして僧衣の動きやすさをアピールしているのがちょっと面白いですよ。



1/10 18:31追記
福井県警の見解が出ました。問題は僧衣そのものではなく着方の問題らしい。
以下記事より抜粋…
男性はくるぶしまでの長さの白衣の上に、両袖の袖丈が約30センチの僧衣「布袍(ふほう)」を着用し▽白衣の裾幅が狭く、両脚の太もも、膝、足元が密着している▽布袍の両袖が下に垂れ下がっている―状態で運転していた
…とのことで、これだとほぼ一般の着物に当てはまってしまう。
袖丈30センチの僧衣が危険なら、通常袖丈49センチ前後の女性の着物はさらに危険だ。
両足が密着しているのも女性の着物なら普通の着方だし。
福井県の僧侶だけでなく着物を着る一般人にも関係のある話になってきましたね。

by Medalog | 2019-01-10 13:17 | きもの | Comments(4)

御影

兵庫県に着物で出かけたのは、初めてかもしれない。
神戸市東灘区にある、香雪美術館に出かけてきた。

茶道の先生に入門して9ヶ月。
これまでお点前の手順や教室内での礼儀振る舞いを覚えるのが精一杯で、お稽古の中で先生が教えてくださる茶道具の作者や産地などについてはただ「へぇー」「ほぉー」と感心して聞いているだけだったのだが、思えば50歳を過ぎてからの入門は相当遅い。
お点前以外の知識や教養もある程度は自分で勉強しないと、他人よりも短い茶道人生を楽しめないまま終わるのではないかと遅まきながら気付き、茶道に関わる展示などがあればできるだけ見に行くことに決めたのだ。

そして早速検索してみたら今週末で展示が終了なのが、この美術館だった。
いまどきは何事も便利で「京阪神の展覧会」を一覧にしてくれているwebページを見つけたので、今まで縁のなかった兵庫の美術館もこれから楽しむ機会が増えそうだ。



d0048332_19042888.jpg で、香雪美術館。

 『川喜田半泥子を育てた名品 石水美術館の茶道具』という展示で、半泥子はかつて私が住んでいた三重県中部の出身ということで、少し縁があると思うと素人でもとっつきやすい。

 三重県にいた頃は半泥子のハの字も知らなかったが、今思えば半泥子が自ら作陶に励んでいた津市千歳山のあたりは、私がかつて勤めていた会社の目と鼻の先だったらしい。勝手に親近感を抱いてしまう。

展示されていたのは茶道具や掛け軸が80点弱。
茶碗が中心で、香合や茶杓など小さいものも含めてその数なので、相当こじんまりした展示ではあった。ただ選び抜かれた品々で私としてはとても見ごたえがあった。
最近は気力体力が衰えているのか大規模な展示だと最後まで集中力が続かないのだが、このぐらいの点数だと気に入ったものは二度三度と鑑賞して満足できるのはいい。

ただ遠くからわざわざこの展示のために来るなら、ちょっと物足りないかも。
普段は美術館前の前庭しか解放されていないが、その奥にある広大な庭園の特別見学会が月に数回行われているようなので(事前申し込みが必要)それと合わせて展示も見るのがいいかもしれない。
私も来年は庭園の見学会に行ってみたい!次の日程が発表になったら申し込んでみようかな。
もしくは御影周辺のグルメと合わせて楽しむとか。
御影マダム御用達のレストランや、何と言っても酒の名産地・灘のエリアなので海沿いに行くと有名酒造の施設がたくさんある。試飲・買い物もできるし、酒を楽しめる和食店・蕎麦屋などもいろいろあるようなので電車で行くならそれもいいなあ。海の方は歩くにはちょっと距離がありそうだけど。



ブログタイトルが「香雪美術館」でなく「御影」なのは、初めて行った御影の街がとても素敵だったから。
おそらく阪神淡路大震災のせいか比較的新しい建物が多いように感じたが、雰囲気や色合いがなんとなく合っていて落ち着いたお洒落な街並みだった。
高さ制限があるのだろうか、マンションが低層なのも高級感がある。
スーパーライフの前を通りかかった。うちの近所のライフと同じものを売っているだろうが、出て来るお客さんがみんな素敵!気張ったお洒落ではなくワンマイルウエアだろうに、ダウンジャケットのデザインやマフラーの巻き方、隙のないヘアスタイルなど、御影のマダム達(年配の方も若い方も)は本当に普段からお洒落にしているのだなあと感心してしまった。
私も次にライフに行く時には少し気を使ったスタイルで行こう…



d0048332_19322649.jpg たくさん着すぎて少し飽きが来ていた、グレーの無地紬。

 この日は雨模様だったので、雨に強いこの紬を久しぶりに着てみた。

 先週のお稽古でも締めた白地の帯に、グリーンの三分紐と赤い帯揚げでちょっとだけクリスマスな感じ。
 茶道のお稽古では帯留が使えないので三分紐は久しぶりだったが、写真で見るとこんなに細かったっけ?と思ってしまう。赤と緑の二本使いにしてもよかったな。

d0048332_19365091.jpg
雨で白足袋が汚れるのが嫌だったので、久しぶりに保多織のグレーの足袋を履いてみた。

すると不思議なことに、平坦で飽きが来ていたはずのグレー紬が急に粋な感じになった気がして、いつもよりも楽しくこの紬を着ていられた。

なるほど、小物ってやっぱり大切だな。
せっかくだから半襟も白以外のものにすればよかった!
茶道のお稽古だと半襟も足袋も白だけれど、普段の時は小物の色を替えてこの紬を楽しんでみよう。



by Medalog | 2018-12-21 19:50 | きもの | Comments(4)

腰紐

皆さまは、着付け道具の腰紐はどのような物を使っていらっしゃるのだろうか。

私はずっとモスリンのものを使っている。
安くてどこでも買えるから使っているだけなのだが、なんとなく世間の皆さんもそうなのだと思っていた。

今度袋帯を締めるので二重太鼓の練習をしていたら、あれ?腰紐が足りない。
二部式帯や作り帯を自作するときにモスの腰紐をカットして縫い付けていたので、いつの間にか数が減ってしまったようだ。
週明けまでに必要なので慌てて買い足しに行く。
百貨店に行ったついでに呉服売り場へ寄り「腰紐をください。モスのでいいんですけど」と言うと、店員さんがいぶかしげに「モスですか?失礼ですがお着物は何をお召しになりますか」と訊いてくる。

「付け下げですけど」
「お客様、モスの腰紐は浴衣や木綿のときに使うものです。正絹の着物には正絹の腰紐なんですよ」
「あ、そうなんですか…」
「正絹の腰紐、2,500円です。何本必要ですか」
「あ、一本でいいです…」

本当はモスを3本ほど買うつもりだったが、他の呉服店に行く時間の余裕はなかったので、まるで有平糖のようにつやつやと輝く楊柳地の正絹腰紐を一本だけ買ってきた。
d0048332_09351411.jpg


正絹の着物には正絹の腰紐、皆さんそうしていらっしゃるのだろうか?

帰宅後に早速使ってみたら、確かに使い心地はよい。
ふわっとやわらかいのによく締まるし、スベスベなので仮紐に使えば引き抜くときなどに着物や帯を傷めないだろうというのもわかる。綺麗なのでテンションも上がる。
でも「モスは浴衣か木綿」と限定することもない気がするけどなー。

なにはともあれ正絹の楊柳腰紐(きんち、とも言うらしい)はお高いけれど気に入ったので、やわらかもののときは正絹を使ってみよう。(お高いので紬のときにはもったいなくて使えないかも)
ネット検索したら正絹腰紐にもいろんなタイプがあるようなので、仮紐用にお安い正絹の腰紐を探すのもいいかもしれない。
自分の思い込みで偏った道具を使っていること、気付いていないだけで他にもたくさんあるのかもしれないなあ。

by Medalog | 2018-12-01 09:36 | きもの | Comments(2)

袷着物の時期の帯揚げ

d0048332_19295091.jpg
茶道教室。
10月も第二週なのに最高気温27℃で午後に雨の予報だったので、胴抜き仕立てで水に強い市松模様の紬の出番。
帰宅後に脱いだら着物の上に締めた伊達締めまで汗が!
でもこれから気温が下がるらしいので次回のお稽古は袷着物でも大丈夫かもしれないな。

着物の色が暗いので帯周りは明るめにと、秋らしい色使いを無視してピンクやらグリーンやら。見えていないが帯締めの房が朱色なのでそこだけ秋らしいかな。
で、帯揚げを選ぶときに「あの色を使おうかな」と思っていたものがしっかりしたシボの縮緬で、とてもこの時期この気温には手が伸びない。

そこで気づいたのだが、私は袷の時期の帯締めを買うときに色ばかり気にして素材や織りかたなどをほとんど考えていなかったようなのだ。
手持ちの帯揚げの色を思い浮かべて「この色が足りないから買い足しておこうかな」という程度の買い方なので、気が付けばシボの大きい縮緬ばかり揃っている。気温が高くて胴抜きが着たくなる5月や10月には合わせづらいものばかりであることに気づいたのが着物生活10年過ぎてからだなんて情けない!

この時期ならば縮緬でも薄くてシボが小さく柔らかいものや、綸子や平織りの紬地など、スッキリしたものが向いているなあと今更ながら思う。
まあ今月後半になればシボが大きめのものでもしっくりくると思うので差し迫って困ることはないけれども、これから帯揚げを選ぶときには「どの着物をどの季節に着るときに使いたいか」など具体的に考えないとダメだなあと思ったのだった。

本当に「今更」の話で、こんなことは着物好きの方々には普通のことなんでしょうけど…

by Medalog | 2018-10-11 20:00 | きもの | Comments(4)

足袋の整理

大阪市内も急に涼しくなって、エアコンのない部屋にもいられるようになったので、その部屋にある着物関係の片付けを少々。
梅雨が明けてからはその部屋に入るのも嫌で、着物や帯はさすがに丁寧に扱うが小物類は洗ったり風を通した後はつい積み上げてしまっていたので、少しだが片付いてスッキリした。



この春に大阪・玉造のえびす足袋さんで足の採寸をしてもらい、普段は23.5cmか24cmの靴を履いているのに足袋はそれよりも大きい24.5cmのものを勧められた。

今までは「足袋は足にぴったりのもの、少しきついぐらいが格好良い」という考えが頭にあったので、靴と同じ23.5cmのものを履いては足の爪が紫になったり、呉服店で正座しようとしたら足袋が指の股に食い込んで痛くて座れなかったりと辛い思いをしていたのだ。
それがまさかのいつもより大きいサイズの足袋を履くようになり、その手のストレスから見事に解放された。
見た目も履き心地もちょうどよく、正座をしても指の股が痛くなることもない。

街歩きにも茶道の稽古にも問題なく使えることが分かったので同じものを予備で買い足し、サイズがきついものは思い切って処分。
一度使用した足袋は、さすがに誰かに差し上げる訳にはいかず、色足袋・柄足袋含めて5足ほど処分になってしまった。
未開封のものは茶道のお稽古仲間でサイズが合う人がいれば差し上げよう。

足袋の数が減って箪笥の引き出しがスッキリと見渡せるようになり、これからはサイズの合った足袋だけがここに並ぶのだと思うと非常に気分がいい。(今までどれだけ足袋について悩んできたことか…)
半年間履いた足袋は少し傷んできたので、このペースだと年に1足は履き潰すことになるかな?
えびす足袋さんの足袋よりも安くて足に合う足袋が見つかればありがたいけれど、もう足に合わない足袋は買いたくないし履きたくもない…年に1足ずつ、初釜のタイミングなどで買い足していくならそれほど贅沢ではないですよね?

by Medalog | 2018-08-18 14:43 | きもの | Comments(6)

木綿の春色帯

先日足を採寸してもらって購入した足袋で、中之島 香雪美術館へ出かけた。

綿70%合繊30%の伸びる足袋は、一度洗って水を通したら少し縮んで足ピッタリの大きさになったので、歩く間に痛くならないかと心配しながら出かけた。
中之島 香雪美術館は京阪電車の渡辺橋駅直結なのとあまり広さもないので、以前足の爪が紫になった京都の美術館の時よりは少ない歩数だったが、足が痛くなる気配はなくいくらでも歩ける感じだった。
むしろ合繊でやわらかいだけの足袋よりも、多少ホールド感がある方が歩いていて疲れないかも。
見た目はキャラコ製のようにしっかりすっきりしているし、履き心地もいいし、町歩きには十分に良さそうでよかった。

ただ帰宅後に足袋を履いたまましばらく正座していたら、足の親指と人差し指の間に足袋が食い込んでちょっと痛い。
あれ?試着時には全然痛くなかったのになんでだろう?
でも、普段23.5〜24cmの靴を履く私がこの足袋は24.5cmを選んだので、少々指の間に食い込んだとしてもこれ以上大きい25cmの足袋はさすがに買う気がしない。
4月からの茶道のお稽古にも履いていこうと思っていたけれど、迷いが出てきた〜。



d0048332_13080801.jpg

着物は、この半年間お稽古で着倒した感のあるグレー紬。
春らしくないので帯のテイストと少し合わないし、たまにはお稽古と違う着物を着たかったのだが、半衿のついた襦袢がこの着物に合う裄のものしかなかったので仕方なく…

帯は、少し前に買ったのだが五十肩などで締める機会がなかった、木綿の春色の名古屋帯。
いつも地味な着物と帯ばかりの私が「これからは明るい色のものを買う!」と決意して買った、私にしては綺麗な色合いのものだ。
確か購入時にはすでに五十肩で二部式帯や作り帯しか使えず、その後は軽くて滑りの良い八寸帯、普通の名古屋帯と進んで今年の年明けには袋帯もなんとか締められるまでに回復。
図柄は抽象柄なので色合いで春の帯と決めたこの帯を、ようやく今回使うことができて嬉しかった。



が、落とし穴があった!

前帯の柄が片面のみで反対側は辛子色の無地だということを、購入時にはわかっていたのだろうがその後すっかり忘れていて、いざ締める段になって気付いた。
しかも柄のある方が、普段私が着付けをするときとは逆の、時計回りに巻いたときに出るようになっているのだ。

時計回りも反時計回りも手順は同じなので、五十肩になる前はどちらでも結べた。
でも今は五十肩の後遺症で右手が背中に回りづらく、時計回りだと思うように力が入れられない。
しかもこの帯は木綿で滑りが非常に悪く、体に巻いた帯を引き締めるのに他の帯以上に力が要る。
この日は前帯の柄が空白の部分が真ん中に来てしまったので少し横にずらしたかったのに、今の私では調整もできない。

締めながら「この帯は私には無理!自分でカットして二部式帯にしてやる!」と悪態をつく。
二部式にすれば巻く方向がどちらでも関係ないし、日によって黄色い花と赤い花の好きな方を簡単にメインに持ってこられる。
滑りが悪い素材で強く巻き付けられなくても、お太鼓が別に独立しているので前帯が緩んだり落ちてくる心配もない。



頭の中ではすっかり二部式にするつもりでいたのだが、帰宅して脱いだ帯を広げてみると、まだほとんど使っていないこの帯を切ってしまうのは少々かわいそうに思える。
そこで、発想を転換。
この帯を苦手な時計回りに巻いて着付けをしていたら、動かしづらい右腕が徐々に動くようになるんじゃないだろうか。

五十肩になってから帯を締めるのには本当に苦労したが、着物が着たい一心で動かない腕を無理やり動かして、それがリハビリになった部分は結構大きいと思うのだ。
現在動かしづらい「右腕を後ろに回して力を入れる」行為は、今までの反時計回りの帯結びにはあまりない動きだったわけで、この帯を時計回りに結ぶことで右腕・右肩が柔らかくなれば五十肩の後遺症はほぼ解消する。
そのチャンスをくれる帯だと思って、この春はこの春色帯を何度か締めてみようと決めた。

そのためにも半衿を付けないと。
バイアス半衿や三河芯を試したいがなかなか買いにいけないので、普通の半衿でできるだけすっきりなるように縫い付けてみよう。
半衿、面倒ですよねえ…

by Medalog | 2018-03-27 14:30 | きもの | Comments(4)

中之島 香雪美術館

先日自分の足を採寸して購入した、足袋の履き心地を確かめたくて、ちょっと着物で外出。

以前キャラコ足袋を諦めて伸びる足袋に逃げたきっかけが、美術館へ行ったことだった。
美術館は床が硬いせいか、街をうろうろするよりもずっと足が疲れてしまうのだが、その時は足の爪先が痛くて最後のほうは歩くのが辛くなり帰宅後には足の爪が紫に変色していた。
その時の足袋はキャラコ製の23.5cmで、そこで次に24.0cmの足袋や他のメーカーの足袋を試してみればよかったのにその気になれず、その後は伸びる足袋一辺倒になったのだった。

なので、今回は美術館に行ってみてリベジしようということで、最近出来たばかりの大阪・中之島 香雪美術館に行ってみた。



香雪美術館は朝日新聞の創業者・村山龍平氏が収集した美術便を展示する美術館で、もともと神戸・御影にある美術館の2館目が大阪・中之島に開館したとのこと。
恥ずかしながら村山氏のことも御影の美術館のことも全く知らなかったのだが、館内の資料室で村山氏が伊勢国・田丸藩(現在の三重県度会郡玉城町)出身で田丸城に勤番もしていたと知り、俄然興味を持った。
玉城町は三重県松阪市と伊勢市の間にあり、以前松阪市に住んでいた私にとっては馴染み深い町なのだ。田丸城址は桜の名所なので今週末はきっと花見客で賑わうことだろう。
歴史に疎い私にとって、些細なことでも自分に関連したことがあると興味を持つきっかけになってありがたい。

この美術館では日本と東アジアの古い時代の美術品コレクションが多数展示されていて、茶道にまつわるものも多かった。
ちなみに村山家が代々修めていたのは藪内流の茶道ということだが、たまたま現在Eテレで放映されている藪内家の家元襲名披露茶事の特集(本日3/26最終回)を見ていたことも興味を引く一因になった。

展示の最後には旧村山亭に現存する茶室「玄庵」が再現されている。
鄙びた風情でありながら青畳の鮮烈な香りを楽しめるのはオープン直後の今ならでは、かな(笑)
本来は藪内家の相伝を得た人だけが許される藪内流家元の茶室「燕庵」の写しの茶室が村山家に特別に許されたそうで、その再現なのでとても貴重な展示なのではないだろうか。

オープン直後のためか平日なのにやや混んでいてゆっくり見られない部分もあった。
便利な場所で我が家からも行きやすいので、展示品の入れ替えがあったらまた行ってみよう。
朝日新聞創設者の美術館だけあって朝日友の会の割引があるので、入会しようかな。



d0048332_10480212.jpg

美術館グッズのマスキングテープ。
以前はポストカードや一筆箋を買うことが多かったが、購入しても使いきれずに死蔵になりがちだった。
マスキングテープだと安いし使い勝手もいい。
この柄ならば、カレンダーや手帳に茶道の稽古の日にシール代わりに貼っても可愛い。
茶道具でないものも混ざっているけれど、雰囲気がそれっぽいのでよしということで。

長くなったので、足袋と着物についてはまた次の記事に書きます。

by Medalog | 2018-03-26 11:03 | 生活 | Comments(0)

足袋の採寸

着物を着て遊びに出かけるようになって十余年。
これぐらいの月日が経てば、すでに自分に合う足袋のメーカーや品番を把握している方も多いと思う。
でも私は全くダメ。
見つからない、というより探していなかった。

価格の安さだけを基準にして適当に足袋を買い、足に合わなければ適当に別の足袋を、という買い方を数回繰り返した挙句、どれも合わなくて「伸びる足袋」に逃げてしまっていた。
私の買った伸びる足袋は表地も底も合繊100%だったせいか、足の形がボコボコと出て格好良くないし、歩く時は草履の上で少し滑る。
ただ足は楽だし茶道のお稽古のときは中にクッションを仕込む余裕もあるので、とくにこの半年は重宝していた。

その伸びる足袋が少し傷んできて、さて次はどうするか。
そこで以前知り合いから「大阪市内に足の採寸をしてくれる老舗の足袋屋さんがある」と聞いたのを思い出した。
当時は、老舗の足袋屋さんなんて敷居が高いし、確か採寸したらフルオーダーになると聞いた気がしたので敬遠していたのだが、改めて自分で調べなおしてみたらかなり記憶と違っていた。

老舗足袋メーカーさんのアンテナショップ(ホームページにとびます) で、採寸したらそのメーカーのラインナップから最適な足袋を選んでくれるのだという(イージーオーダーで調整も出来る)。
私がイメージしていた「フルオーダーで6足以上の誂えが必要」というものとは違うようなので安心して、採寸してもらうことにした。



ホームページに記載があるように予約をしてから伺う。
裸足になって、足の長さ・足幅周り・足首周りを左右それぞれ採寸。ものの数分で終了した。ちなみにその日採寸していたスタッフは若い女性ばかりだった。
そして「用途はどんな感じですか?こはぜは何枚にしますか?」と聞かれてハッとする。
そこまで考えてなかった!
確かに茶道に使うなら正座時の感触が重要だし5枚こはぜが良さそうだが、町歩きなら歩く時に気持ち良く履ければいいのだしこはぜも4枚のほうが楽か…
ちょっと悩んだが、茶道用に選んでおけば町歩きにも使えそうなので、茶道に使う5枚こはぜ、とお願いした。

すると、すぐに試し履き用の足袋を渡された。
久しぶりに履く「伸びない(キャラコ)足袋」は、足をピタッと収納してくれる感じが心地が良い。
見た目も履き心地もほぼピッタリでわずかに余裕がある。
正座してみても窮屈さは全くない。

「もうこれでいいんじゃないか」と思っていたら「茶道をなさるならこちらの方が楽かもしれません」と、伸びる足袋を渡された。
伸びる足袋といっても表地は綿70%合繊30%で、見た目は綿100%のものにかなり近い。
底は綿100%なので草履の上で滑ることもなさそう。
履いてみると、見た目も感触もキャラコ製とほとんど同じで足指の形がボコッと出ることもなく、言われなければ伸びる足袋とはわからない感じだ。
正座してみると、足首のあたりがキャラコ製よりも若干やわらかく、長時間正座するならこちらの方が楽かもしれない。

店に来る前は「伸びる足袋は見た目が悪いから買わない方がいい」と思っていたが、実際に履いて見た目と感触を確認できたので、納得して再び「伸びる足袋」を買うことにした。
決めてから、足袋のサイズを聞いてなかったことに気付いて「何センチの足袋なんですか?」と聞いてみた。
私はスニーカーやフラットシューズだと23.5cm、ヒールがあったり細めの靴だと24.0cmを買うことが多いのだが、今回選んでもらった足袋は、なんと!

24.5cm!

えー、大きい!
今まで靴でも24cmまでの大きさしか履いたことがなかったのに、靴よりワンサイズ小さめを推奨されることもある足袋で、人生最大のサイズを提案されるとは!しかも足にピッタリ!
驚いてその旨を伝えると
「足袋メーカーとして一番悲しいのは、足袋が痛くて足に合わないからと着物を着なくなってしまうことです。踊りの舞台など爪先までしっかり見せるような用途は別として、普段お履きになる足袋は足に合った履きやすいサイズを提案しています」とのこと。
それを聞いてなんだか安心した。
今まではなんとなく、靴のサイズより大きい足袋を買うのはよろしくないと思い込んでいて、23.5cmの足袋がキツくても24.0cmの足袋を買うことには抵抗があったほど。それが24.5cmを勧められてようやく「足にフィットしていれば大きいサイズの足袋でもいいのだ」という当たり前のことにお墨付きをもらえた感じ。
ちなみに足の実寸は24.1cmと24.2cmだった。帰宅後に、せっかくだから伸びる足袋の24.0cmも試し履きしてみたらよかったと気づいたが、まあまたいつでも行けるし。



d0048332_18110178.jpg

今回購入した足袋。一足だけでも気持ち良く売ってもらえた。
何度か洗濯したり遠出をして履き心地を確かめてから、二足目以降を考えることにした。

d0048332_18105321.jpg

左がキャラコ足袋、中央が今回買った綿70%の伸びる足袋、右が合繊の伸びる足袋。
質感がキャラコ足袋と今回買った足袋でほとんど変わらないのがお分かりになるだろうか。
(右の合繊足袋は、こうやって見てみると締まりのないシルエットだ)

買った足袋を早速自宅で履いてみたら、あれ?店舗で試し履きした時よりゆるく感じる。
見た目も若干シワが寄っている。
若干焦って「大きければクッションを入れてお稽古専用にすればいいか…」と心に保険を掛けつつ、一度洗ってみた。そうしたら少しだけ縮まって店舗での試し履きとほぼ同じ感触になった気がする。
説明書きには洗濯しても縮まないとあったので少し縮んでくれてホッとした。

洗濯後だが、今回買った24.5cmの足袋と上記写真の23.5cmのキャラコ足袋と底の長さを比べてみたら、サイズ表記は1.0cm違うのに実寸は5mmも差がないように見える。
足袋に限らないが、メーカーによって寸法の決め方が違うのだろう。
やはりサイズ表記に縛られず、自分の足にあったものを探すのが大事だと思った。

さて、この足袋を試し履きしなくては。
どこに行こうかなー。

by Medalog | 2018-03-22 18:56 | きもの | Comments(2)

小物ザクザク

着物タンスの上になんやかやと積んでいたものが気になり、年明けの大掃除。

以前呉服店でもらった大きな着物バッグ2つ。
5年前の引越しのときに着物関係の細々したものを取り敢えず詰め込んだままで、メインは弔事用の草履やバッグ等小物類だが、ほかに何を入れたのか中身を覚えていない。
久しぶりに引っ張り出してみたら、忘れていた細々としたものが呆れるほどザクザクと出てくる。

d0048332_10592584.gif
以下覚書のようなものなので、どうぞ読み飛ばしてくださいませ。
ちなみに写真の折り鶴も出てきたものの一つです。10年前の拙ブログに一度登場しています。



[黄色の飛び柄小紋の帯枕・帯板]
可愛くて衝動買いしたものの他にも幾つかあるので新品のまま死蔵
[シャーリング・クリップがついた幅広の伊達締め]
便利そうで買ったものの、使いこなせなかったのだろうか?覚えていない
[ネルの裾除け]
超暖かい!でも超かさばる!これが必要なほど寒い中で着物を着る機会が過去にあったのだろうか…
[二部式の雨コート]
二部式なら上着だけチリよけに使えると思って買ったのだが、その後一部式?を買ったら二部式は面倒で使わなくなった。薄っぺらくて安っぽいが、その分軽いのでちょっとした小雨よけに上着を持ち歩くのはいいかもしれない
[着物用の割烹着2枚]
白いものは喪服で立ち働く時にと思ったが未使用。なのにシミが浮いてる…。柄物は着物で家事をするときのために買ったがなかなか機会がない

その他、半襦袢や替え袖、下着類、腰紐など細々したものがどっさり入っていて「これをどうすれば…」とため息。
一度引っ張り出した以上は、タンスに収納してあるものと合わせて整理し直さなくては。
今日中に終わるように、皆様祈っていてください!



そして上記写真の[折り鶴]
実際は松阪木綿の端切れ。
10年前のブログに書いたが、糊がついたままの端切れを買ってきたら何度洗っても布が硬いままで、もしかして鶴が折れるのではないかと思ったら本当に折れたというもの。もちろんバッグの中では鶴ではなく布の状態だったが、10年後も相変わらず硬い。
この硬さがいつか何かに役立ちそうな気がするので、存在を忘れないようにしよう。

by Medalog | 2018-01-18 11:23 | きもの | Comments(0)