きもの着用、今年36回目。
グレーの紬に二部式バティック帯。
しっかりした織りで多少厚みがある着物なのでまだ早いかな?と思ったのだが、風が冷たくなってきたので二部式襦袢と合わせて気持ちよく着られた。
この紬は、自分の裄寸法がはっきり決まっていない時期に仕立てたのだが、夏物・単衣にあわせて1尺7寸5分にした。(他の袷着物は1尺7寸7分〜1尺8寸4分とバラバラ)
もう少し長いほうが好みかな?とも思ったが、いざ着てみると1尺8寸2分の十日町紬より動きやすいし、なにより既成品Mサイズの二部式襦袢がピタッと合って嬉しい。
まだ決めかねている今後の袷着物の裄は、やっぱり1尺7寸5分?それともちょっと優雅な1尺8寸?まだまだ決められないわ〜。
衿はもっと少なくシャープに見せたほうがこの着物には合うのだけれど、今回はだんだん衿が緩んできてしまいうまくいかなかった。
おはしょりがモコッとしているのは、下前を三角に折り上げなかったから。ちょっと着付けに慣れてきたからと横着したら、やっぱり綺麗には着られませんね。
帯は手作りの二部式でとても薄いので、最近使っていなかった前結び用の帯板を体に巻いてから帯を巻いてみたら、いつもよりぴしっとした帯に見える気がする。
前結び用の帯板は私が使うと余計に太って見えてしまうし、暑い時期に使うのは辛い。それに最近は帯を後ろで結んでいるのでこの数ヶ月使っていなかったのだが、涼しくなってきたので久しぶりに使ってみたら、これはこれでいいなあと思う。
帯板を前下がりに巻いておけば上に巻く帯も自然に前下がりになるので、また使ってみようかな。
紬は頂き物を洗い張りして仕立て直したもの。半年前に仕立て上がっていたのだが袷から単衣に移行する時期だったので、半年間寝かせてようやく日の目を見た。
この着物をくださった方はとても華奢な方なので、私が着るには少し小さかった。多少の寸法違いは着付けでカバーできるし、袷なので上に羽織でも着れば多少裄が短くてもそのまま着れたのだが、長い間着るのだから気持ちよく着られるように自分の寸法で仕立て直すことにしたのだ。
今回は個人で和裁をされているサリィさんに仕立てを頼んだのだが、呉服店に持ち込む場合と違うのは、自分で胴裏や八掛などを用意しなければならないことだ。買うこと自体は簡単なのだが、なんと言っても優柔不断なので自分だけでは八掛の色をなかなか決められず、サリィさんにお願いするまでにかなり時間が掛かってしまった。
私はよく考えたら、自分で着物に合わせる八掛の色を選んだことがほとんどない。数枚持っている袷の着物は、仕立て上がりの既製品やリサイクル品、最初から八掛がセットになっているものなどなど。唯一選んだことがある大島紬も、お店の方にお任せで着物の柄から一色選んだだけ。
だから今回は初めて自主的に色を選ぶことになったのだが、さて何色にしよう?
無地なので、大島のように柄の中から一色選ぶこともできない。黒のような強い色だと私にはシャープになりすぎる。かといって明るい綺麗な色はしっくりこないし小物合わせにも困るだろう。同色が無難かなあ?全部グレーになると上品そうな反面、ちょっとつまらない気もする。
そんなとき、ネットでこの柄八掛を見つけて、「これだ!」と飛びついた。そこそこ落ち着きがある色味だけど、柄があるのでちょっとアクセントにもなる。無地だけど強い印象のあるグレーの紬地にも合いそうだと思ったのだ。
仕立て上がってみると、ほぼイメージ通りで良かった。小物の色も選ばない。寸法も自分サイズになって、ぐんと着やすくなった。この着物を着て街に出てみると、自分が持っている他の着物よりも色が周りの洋服姿に馴染んでいるように感じた。自然な気持ちで着られたということかな。
シャープな印象の着物なので、着付けもスマートな着姿になれるようにまた頑張らなくちゃ。
グレーの紬に二部式バティック帯。
しっかりした織りで多少厚みがある着物なのでまだ早いかな?と思ったのだが、風が冷たくなってきたので二部式襦袢と合わせて気持ちよく着られた。
この紬は、自分の裄寸法がはっきり決まっていない時期に仕立てたのだが、夏物・単衣にあわせて1尺7寸5分にした。(他の袷着物は1尺7寸7分〜1尺8寸4分とバラバラ)
もう少し長いほうが好みかな?とも思ったが、いざ着てみると1尺8寸2分の十日町紬より動きやすいし、なにより既成品Mサイズの二部式襦袢がピタッと合って嬉しい。
まだ決めかねている今後の袷着物の裄は、やっぱり1尺7寸5分?それともちょっと優雅な1尺8寸?まだまだ決められないわ〜。
衿はもっと少なくシャープに見せたほうがこの着物には合うのだけれど、今回はだんだん衿が緩んできてしまいうまくいかなかった。
おはしょりがモコッとしているのは、下前を三角に折り上げなかったから。ちょっと着付けに慣れてきたからと横着したら、やっぱり綺麗には着られませんね。
帯は手作りの二部式でとても薄いので、最近使っていなかった前結び用の帯板を体に巻いてから帯を巻いてみたら、いつもよりぴしっとした帯に見える気がする。
前結び用の帯板は私が使うと余計に太って見えてしまうし、暑い時期に使うのは辛い。それに最近は帯を後ろで結んでいるのでこの数ヶ月使っていなかったのだが、涼しくなってきたので久しぶりに使ってみたら、これはこれでいいなあと思う。
帯板を前下がりに巻いておけば上に巻く帯も自然に前下がりになるので、また使ってみようかな。
紬は頂き物を洗い張りして仕立て直したもの。半年前に仕立て上がっていたのだが袷から単衣に移行する時期だったので、半年間寝かせてようやく日の目を見た。
この着物をくださった方はとても華奢な方なので、私が着るには少し小さかった。多少の寸法違いは着付けでカバーできるし、袷なので上に羽織でも着れば多少裄が短くてもそのまま着れたのだが、長い間着るのだから気持ちよく着られるように自分の寸法で仕立て直すことにしたのだ。
今回は個人で和裁をされているサリィさんに仕立てを頼んだのだが、呉服店に持ち込む場合と違うのは、自分で胴裏や八掛などを用意しなければならないことだ。買うこと自体は簡単なのだが、なんと言っても優柔不断なので自分だけでは八掛の色をなかなか決められず、サリィさんにお願いするまでにかなり時間が掛かってしまった。
私はよく考えたら、自分で着物に合わせる八掛の色を選んだことがほとんどない。数枚持っている袷の着物は、仕立て上がりの既製品やリサイクル品、最初から八掛がセットになっているものなどなど。唯一選んだことがある大島紬も、お店の方にお任せで着物の柄から一色選んだだけ。
だから今回は初めて自主的に色を選ぶことになったのだが、さて何色にしよう?
無地なので、大島のように柄の中から一色選ぶこともできない。黒のような強い色だと私にはシャープになりすぎる。かといって明るい綺麗な色はしっくりこないし小物合わせにも困るだろう。同色が無難かなあ?全部グレーになると上品そうな反面、ちょっとつまらない気もする。
そんなとき、ネットでこの柄八掛を見つけて、「これだ!」と飛びついた。そこそこ落ち着きがある色味だけど、柄があるのでちょっとアクセントにもなる。無地だけど強い印象のあるグレーの紬地にも合いそうだと思ったのだ。
仕立て上がってみると、ほぼイメージ通りで良かった。小物の色も選ばない。寸法も自分サイズになって、ぐんと着やすくなった。この着物を着て街に出てみると、自分が持っている他の着物よりも色が周りの洋服姿に馴染んでいるように感じた。自然な気持ちで着られたということかな。
シャープな印象の着物なので、着付けもスマートな着姿になれるようにまた頑張らなくちゃ。
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by Medalog
| 2009-10-22 13:14
| きもの
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Comments(2)