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椿

今月最初の茶道教室で、先生から床の間に行けた椿の余ったものをひと枝いただいた。

がさつだった私の人生の中で「茶道の先生からいただいた椿を師走の自宅に飾る」などという風流なことが起きるものなのね!と、喜んで自宅に生けていた。
私は自宅に切り花は生けるが枝ものは生けたことがなく、時間が経っても枯れたり萎れたりせず端正なままの椿を毎日嬉しく眺めていた。



2週間後、リビングのどこかで小さなボールが落ちたような音がしてビクッとした。
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蕾が、床に落ちたのだ。
直径1センチほどのちいさな蕾でも、結構大きな音がする。
昔の武家社会で、椿の花は首から落ちるから縁起が悪くて避けられていたという話を聞くが、改めてわかる気がした。

昔は家の中にテレビもラジオもなく、特に武士の家は騒ぐ人もなくシーンとしていたことだろう。
そんな中で部屋に生けていた椿の花が首からドサッと落ちたら、心臓が飛び出そうになるかもしれない。

もしも現代で夫が出張中に不吉を感じる出来事があったら妻は電話やメールですぐに確認できるが、江戸時代ではせいぜい早飛脚。
しかも当時は妻から「元気で頑張ってる〜?」などという確認の飛脚を飛ばすわけにもいかず、ひたすら無事の帰りを願っていたのだと思うと、武家に限らず昔の人が縁起をかつぐことを大切にしていたのはよく分かる。



それはさておき、蕾が二つ落ちてから、今度は葉がどんどん落ちるようになった。
椿は葉も大きく厚みがあるので、葉が落ちても結構大きな音がすることを初めて知った。

そして、椿の枝をいただいてから3週間後、
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とうとう、丸裸に!
なぜなの…(泣)
不思議なのは、一番重たいであろうメインの蕾だけが落ちずに残っていることだ。
もしかしたらこの蕾を咲かせるために、ほかの蕾や葉は自ら落ちたのか?
だとしたら水だけではなく栄養剤も与えないといけなかったのかしら。うーん難しい!

葉が一枚もない椿は正月らしくない気がするけれど、この蕾が咲くか落ちるまでこのまま生けておこう。
さあ、咲くだろうか?
落ちるだろうか?

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by Medalog | 2017-12-28 10:39 | 生活 | Comments(0)

足クッション その後

茶道教室が、早くも全行程の半分・3ヶ月終了した。
まだ体験気分ということもあり、おかげさまで楽しく通っている。

問題があるとすれば、やはり正座の時の足の痛みだ。
ひと月ほど前から足袋の中に入れる「足クッション」という商品を使っていて、私にはまあまあ効果があるようで痛みがかなり緩和されている。

「これはもしかしたら足が正座に慣れてきていて、足クッションがなくてもあまり痛くないのでは?このような小道具はできれば使わない方がいいのでは?」と思い、年内最後の教室には足クッション無しで参加してみた。
でも、やっぱり痛い…
ただ最初に痛みを感じた時のような、板の上に座っているようなゴリゴリした痛みではなかったので、多少は足が慣れてきたのだと思う。

痛くなければ足クッションを卒業しようと思っていたが、来月以降もしばらく使うことになりそうだ。



足クッションを使うことで心配なのは、草履の鼻緒が緩むことだった。
この日は足クッションを使わずにいつもの草履を履いたところ、あっ!やっぱり緩んでる!
しかも左右で緩み方が違って、右足の方は足クッション無しだとすっぽ抜けそうなほど緩んでしまっている。
しずしずと歩く分にはなんとか履けるが、小走りなんてできない状態だ。

茶道を続けるなら、今後も足クッションや足袋カバーを使うので鼻緒が緩めの草履が一つあってもいいのかもしれない。
でもこの草履はピンクの台に白い鼻緒で、私の普段履きの草履の中で唯一綺麗な色合いのもの。
これ以外は黒っぽい台の草履しかないので、次の春に履きたい草履がなくなってしまう。
どうしよう?鼻緒を直すか?緩んだまま履くか?
鼻緒を直して、今後は足クッションを履かずに持参して教室に着いてから足袋の甲に差し込めばいいのかな。



一つ言えるのは、鼻緒が緩んだのがカレンブロッソのような鼻緒の調整ができない草履でなくてよかったということ。
履き心地の良いカレンの草履が足クッションのせいで緩んだりしたら、泣くに泣けないもの。
そうだ、普段履き用に綺麗な色目のカレンの草履を買い足して、鼻緒が緩んだ草履はこのまま履き続けたらいいかも!
…とならないように気をつけたいところだが、そうなってしまいそうな気もするなー。


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by Medalog | 2017-12-26 08:54 | きもの | Comments(2)
写真のバッグは、500円で買ったシミありの八寸帯を2か月前にトートバッグにリメイクしたもの。
帯で作ったバッグなら着物にも似合うだろうと、毎週の茶道教室に行くときに使っている。
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着物のときは何かと荷物が増えるので、傘(日傘)やレインコートも余裕で入るように幅40cmという大きめのバッグにした。
以前ブログに「これだけ荷物が入る!」とこの写真を記事に載せたのだが、いざ使ってみると幅40cmではちょっと大きすぎる。
電車で座ったとき、自分の体よりもバッグの幅が大きくて隣の人に当たってしまう。
また、着物でこの大きさのバッグを持つとかなりカジュアルな印象になり、特に小紋などには似合わない気がする。



そこで、バッグの幅を5cmほど狭くしてみた。
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幅を40cmから35cmに縮めて、正方形に近い形にしてみた。
帯地を切ってサイズダウンさせるのがもったいない気がしたので、片面を3箇所ずつつまんで縫って縮めてみた。なので、側面の縫い目を全て解けば1m弱の帯地に戻るのだ。
全くの無地だったのが縫い目のアクセントができて、縦方向の補強にもなった。
作り終わったばかりの今は満足しているが、数か月後にはまた作り直していたりして???



ミシンを出したついでに、残りの帯地でもう一つバッグを作った。
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作ったのは写真右下の、横が長くて高さの浅いトートバッグ。
これは、着付け小物を入れるためのバッグなのだ。なぜこんな形かというと…

数年前に、某着物雑誌で「帆布で作った一升瓶用の横長のトートバッグが着付け小物を入れるのにぴったり」と紹介していた。
一升瓶が入るほどの横長なので帯板が入るし、高さが浅いのでバッグの中の小物が見つけやすい。さらに持ち手があるので持ち運びも簡単とのこと。

なるほど!と思いつつも購入はせず、家にあった大き目のトートバッグ(写真左上)に着付け道具を入れてみた。
すると帯板は入るが、深さがあるので小物をぱっと見渡せない。すぐに使わなくなってしまった。
その後、写真右上の小さいブルーのトートバッグを購入。
高さが浅いので小物を探しやすいし、帯板もカーブさせればなんとか入るが、やっぱり少し容量が足りないので使いにくさを感じながら2〜3年は使っただろうか。



そこで「一升瓶用のトートバッグ」のことを思い出し、ネットでサイズを検索して全く同じサイズのものを作ってみたのがこの横長のバッグなのだ。
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これだけたくさんのものがすっぽり入ります!
着付け道具がずいぶん多い、と思われそうだが、今まで腰紐3本と伊達締めで着付けをしていたのが五十肩を機にコーリンベルトやゴム腰紐に頼るようになり、また帯板も後ろでお太鼓が作れないなら前結びをしようかと3種類を用意していて、あれこれお試し中なのだ。
また、布に包んであるのは肌着一式と足袋に、足袋の中に入れる足クッション。
着付け小物が肌着まで全部入れられて、上から覗けば底まで見えるので、確かに使い勝手が良い。

市販の一升瓶用トートバッグと違うのは布地が帆布より薄いこともあるが、縫製、特に取っ手の強度を重要視してないこと。
もちろん着付け小物を入れる分には全く問題ないのだが、これで一升瓶を運ぶのは無理だ。
市販のバッグは、分厚くて曲線だらけの布や皮革を隅々まで美しく縫い上げていて、やはりプロは違うなあと実感するのである。

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by Medalog | 2017-12-21 15:49 | きもの | Comments(0)

まっぷたつ

メガネを幾つか持っている中で、一番使用頻度の高いものをまっぷたつに折ってしまった。

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なんだか鼻や耳への当たりがしっくりこなくて、フレームをちょっと触っているつもりが、いつの間にか力を込めていたらしく「バキッ」という破壊音とともに綺麗に二つに分かれてしまった。

セロハンテープや瞬間接着剤でなんとかならないか?とけち臭いことを考えたが、両レンズの間の一番目立つ部分なのでくっついたとしても外出には使えない。
仕方なく眼鏡店で似たようなフレームのメガネを作り直した。

みなさま、メガネの掛け心地が悪いときはちゃんと眼鏡店で調整してもらいましょう!

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by Medalog | 2017-12-19 17:39 | 生活 | Comments(2)

茶道教室の着物

半年間とはいえ着物で茶道教室に通っていると、着物の悩みが出てくるが、それが人それぞれなのが面白い。



私は稽古着にできるような普段着物には困らないが(数多くはないが年間通して用意できる程度)、年明けの初釜や教室最終日の修了式に着られる着物はピンクの一ツ紋色無地しかなくて「年齢の割に派手だけど他に着物を買い足すつもりはないし、どちらの日にもこれを着るしかないよなあ」と諦め気味。
ただ、少し前まで袋帯もなかったのだが、先日お友達に袋帯を譲っていただいたので悩みがひとつ減ったのはありがたい。

一方、同じ教室のお仲間さんは「親に持たされた訪問着がたくさんあるから初釜も修了式も違う着物を着るつもりだけど、毎回のお稽古に着られるような普段着物がない。今まで全て親まかせだったから、着物をどこで買えばいいのか、いくらぐらいが普通なのかもわからない」と困っている。
普段着物ばかり着ている身としては何か手を貸してあげたいが、私も行きつけの呉服店があるわけでもないし、趣味や金銭感覚の違いもあるので「ここで買えば?」「これぐらいの価格が妥当じゃない?」などというアドバイスもできなくてもどかしい。
(安い小物の店などは教えてあげられた)

かと思えば「着物関係は全て古着店かヤフオク・メルカリで激安で手に入れる。着物や帯は高くても数千円。多少寸法が合わなかったり汚れていても構わない」というツワモノも。
お稽古着物などはこういうところで賢く買えれば一番いいのだろうが、トラブルもあるし、いいものは競争率が高いし、人によってはなかなか難しいと思う。

まあ着物に関しては環境も好みも金銭感覚も人によって大きく違うので、それぞれ自分がやりたいように、できるようにやるしかないよね…



先生が茶会の紬着物について少しお話しになったので、覚書。
私がいつも着ているグレー無地の着物を見て「普通の茶会ならそのお着物で十分。無地の紬なら大丈夫(柄つきの紬は好ましくないという感じ)。ただし初釜や特別な茶会で紬を着るなら訪問着でないとダメ」とのことだった。

そもそも「普通の茶会」というのがどのあたりを指すのかも今ひとつ分からないが、私は袷の無地紬はグレーと卵色の二枚を持っているのでまずは安心した。
ただ、帯をどうすればいいのかは全然わからない。
当分「普通の茶会」の予定はないけれど、ちょっと考えておかないといけないかな。

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by Medalog | 2017-12-14 12:04 | きもの | Comments(6)

名古屋帯が結べた

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茶道教室。
なんの代わり映えもない…とお思いだろうが、前週までとは大きな違いが一つ。

作り帯や二部式の帯ではなく、久しぶりに普通の名古屋帯を締めることができたのだ!
やったぁ!

五十肩を患ってから1年半以上。
左肩の次は右肩と追いかけるように動かなくなってしまい、一時は二部式帯ですら締められない状態になった。
それがようやくここまで回復して、肩も軽いが気分も軽い。

二部式帯や作り帯には補助の紐が付いているので、その紐と帯枕・帯締めさえ締められれば(五十肩だとそれも難しいのだが)なんとか形にはなる。
でも久しぶりにこの八寸帯を締めたら、一本の帯と自分の体がキュッとまとまって一体化したような安心感と、背筋がシャキッと伸びる爽快感がとても気持ちいい。
帯が博多紋織で、締め心地がキュッと気持ちがいい素材なので余計にこのように感じたのかもしれないが…

やはり、普通の結び方で結べるうちはできるだけそうしたいと思った。
それに帯結びの動作自体が肩のリハビリになる気がする。
作り帯や二部式帯もありがたい存在だけど、普通の方法でお太鼓が結べるなら私にはその方が楽だし早いかな。





前週の教室のときに足袋の甲に仕込んだ脱脂綿を、そのまま洗濯してダメにしてしまった。
脱脂綿の在庫はまだたくさんあるが、なんか他のうまい方法はないものかと考える。
(こういうつまらないことを考えるのが大好きなので)

ネット検索してみたら、そもそも足袋の甲の部分に綿を仕込んで厚く仕立てているものがある。
ただ、その分お高い。
うっかり落ちない汚れでもつけてしまったら、茶道教室で履けなくなってしまう。
かといって足袋カバーを付けたら厚みがあるので窮屈だろうし、教室で履き替えるのも面倒。


次に、足袋の中に入れるクッションを見つけたので、翌週の教室に間に合うようにと早速購入してしまった。
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「装いの道 足クッション」という商品。
(商品だけの写真は撮り忘れたので興味のある方は検索なさってください)
甲の側がクッション、足の裏側がレース地の筒状になっていて、つま先から足を入れると親指と人差し指の間に紐が入り前坪の役割をしてくれるので、クッションが足袋の中で捻れたり足首から出てくるようなことはない。
ちなみにクッションを足の裏側にすると、立ち仕事の時などに疲れにくいという謳い文句が書かれている。

写真の左足はクッションを仕込んだ状態で。右足は足袋を履いた状態。
他人が見てもあまり違和感はないのではないだろうか。

私は伸縮性のある素材の足袋を履くのでこのクッションを仕込んでも足袋がきつくなることはなかったが、伸びない素材でぴったりサイズの足袋を履いている方は窮屈に感じるかも。
ただ草履を履いたら鼻緒がいつもよりちょっとキツく感じた。ということは、このクッションを多用したら鼻緒がゆるくなることもあるのかな?このクッションを使う時は、同じ草履ばかり履かない方がいいかもしれない。


さて肝心の使い心地。
痺れはかなりマシになった気がするが、これは正座に慣れてきたせいもあるかも。
痛みはまあまあ軽減した。脱脂綿を仕込んだのと同じぐらいだろうか(他人にはわからない感想ですみません)。
人様に保証はできないが、私の使用感としては一応効果があったと言える。

このクッションの下に更に脱脂綿を入れることもできるが、さすがに見栄えや足首の動きが悪くなりそうなので、まずはこのクッションだけで当分使ってみようと思う。
クッションがヘタってきたら脱脂綿と合わせるのもいいかも。

足首と全身のストレッチも続けて、なんとか1回のお点前の間は足が痛まず・痺れずに乗り切れるようになりたい!

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by Medalog | 2017-12-04 10:13 | きもの | Comments(2)

初冬のMIHO MUSEUM

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滋賀県・MIHO MUSEUM。
紅葉は終わり、緑と茶色の初冬の景色だ。
レセプション棟から美術館棟に向けて緩やかに登る坂道の両脇に、白と赤の山茶花が咲いているのが唯一の彩り。

大阪でも冷え込む日が増えてきたが、やはりこの場所は空気感が全然違う。
自宅マンションの中で一番多く聞こえるのは、目の前の国道を走る車の音。
それも意外と嫌いではないが、この敷地内で聞こえるのは鳥のさえずりと風にざわざわと揺れる木々の枝の音、地面をカラカラ転がる落ち葉の乾いた音だ。
頭の中がシーンと研ぎ澄まされる感じがした。



開館20周年記念特別展「桃源郷はここ -I.M.ペイとMIHO MUSEUMの軌跡」を見た。
中でも、現在の中東から中国までの様々な地域の仏像の顔立ちを見比べるのが面白かった。
やはり、仏像はその国らしい顔立ちをしているのだなと当たり前のことに納得。

ということは、日本の仏像を見た他国の仏教徒たちは「あー日本っぽい顔をしている」と思うのだろうか?私からすると日本の仏像は純日本人の顔立ちではない、国籍不明のような顔立ちに見えるのだけど…。
(ひとくちに日本の仏像といってもいろいろなお顔がありますが)



美しい美術品の数々と、美術館のロケーションの素晴らしさを堪能した後は、近くにお住まいのお友達に迎えに来ていただきランチへ。
滋賀県立陶芸の森という施設にある、UP cafeというお店でピザのセットをいただく。
美味しいし、ガラス張りなのでとにかく景色が素晴らしい!(ただ窓際は少々眩しく暑かった…せっかくの眺めなので窓際に座りましたが)

この陶芸の森は広々としていて自然豊か。ショップも充実しているし体験教室もあるようだ。
あまり時間が取れなくて隅々まで見られなかったのが残念だが、それでも以前から欲しかった杯を購入できて満足。
今度機会があったら、もう少し長い時間楽しみたい。



その後はお友達のお宅へお邪魔して、図々しくもお手持ちの帯や着物を譲っていただいた。
嬉しかったのは、譲っていただくこと自体はもちろんだが、お友達が「Medalogさんに合いそう」と選り分けていただいていたものがどれもドンピシャで好みだったこと!

プレゼントやお土産をいただくときもそうだが、誰かが私と会っていないときに私のことを考えて品物を選んでくれているというのは、その気持ちだけでも嬉しくありがたいもの。
そしてそのチョイスがこんなにも私の好みにぴったりだなんて、本当に嬉しい。
持参の風呂敷に包んでほくほくと持ち帰り、帰宅後も再度眺めてうっとり。

せっかく譲っていただいたものたちを、一度でも多く、できるだけ素敵に着こなせるように今後も着物生活を楽しみたいと思う。
ありがとうございました。

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by Medalog | 2017-12-01 10:03 | 生活 | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog