カテゴリ:きもの( 362 )

衿のあわせ具合

d0048332_11014053.jpg 茶道のお稽古。

 前回に続き黒地の小紋。
 お稽古の時にやわらかものを着たい気分が続いているのだが、選択肢が少ないのと黒地は汚れが目立ちづらいので連続で着てしまった。

 お気に入りだったグレー無地の紬に最近少し飽きているように、この小紋もこればかり着ると飽きてしまうのが怖いから気をつけなくては!

 帯は真綿入りの名古屋帯。
 薄く緑が入った銀糸のアラベスク文様?でクリスマスっぽいのでこの時期に締めてみた。
 帯揚げが赤とボルドーの染め分けで、クリスマスらしく赤い部分を出すつもりだったのに着付け終わってみたらきれいにボルドーだけが見えている。珍しく形はきれいに出来たのでやり直しはせず、クリスマスコーデじゃない感じに…。いつも詰めが甘いのです。

今回ふと思いついて、衿の合わせをゆったりめにしてみた。
私はいつもは衿をきっちり合わせてしまうのが好みというよりは癖で、うしろの衣紋の開けかたも少なめになってしまうし、首の横あたりは衿が皮膚に食い込み気味の時も…。
おかげで首周りがきつく感じたりきものの衿が汚れやすいのだが、なんだかそうしないと落ち着かなくて止められなかったのだ。

ところが、最近着た2枚の付け下げがどちらも色が薄く、一度着ただけで衿汚れが付いてしまったのにショックをうけた。
シーズンオフには洗いに出すとはいえ、これでは必ず衿のシミ抜きがセットになってしまう。
でも自分でお手入れするのはちょっと怖いし…(以前祇園の悉皆屋さんで習ってブラシまで買ったのに、ベンジンのシミがついたらと思うと怖くて手が出せない)

で、いま出来ることとして衿合わせをゆったりにしてみたらどうかと思い立ったのだ。

今回は着物の衿を開けすぎたのか半衿が出過ぎているが、もう少し襦袢と着物の衿を調整すればいいバランスになりそう。
衿が広めに開いていると動きやすいし、この写真を見て気がついたのは、衿をキツめに合わせている時よりも少し痩せて見える !?
衿のV字が鋭角になると縦のラインができるし、胸部分の着物の布面積が減るからスッキリして見える感じ。

下品に見えない程度にゆったりな衿合わせ、しばらく研究してみよう!

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by Medalog | 2018-12-13 12:09 | きもの | Comments(2)

腰紐

皆さまは、着付け道具の腰紐はどのような物を使っていらっしゃるのだろうか。

私はずっとモスリンのものを使っている。
安くてどこでも買えるから使っているだけなのだが、なんとなく世間の皆さんもそうなのだと思っていた。

今度袋帯を締めるので二重太鼓の練習をしていたら、あれ?腰紐が足りない。
二部式帯や作り帯を自作するときにモスの腰紐をカットして縫い付けていたので、いつの間にか数が減ってしまったようだ。
週明けまでに必要なので慌てて買い足しに行く。
百貨店に行ったついでに呉服売り場へ寄り「腰紐をください。モスのでいいんですけど」と言うと、店員さんがいぶかしげに「モスですか?失礼ですがお着物は何をお召しになりますか」と訊いてくる。

「付け下げですけど」
「お客様、モスの腰紐は浴衣や木綿のときに使うものです。正絹の着物には正絹の腰紐なんですよ」
「あ、そうなんですか…」
「正絹の腰紐、2,500円です。何本必要ですか」
「あ、一本でいいです…」

本当はモスを3本ほど買うつもりだったが、他の呉服店に行く時間の余裕はなかったので、まるで有平糖のようにつやつやと輝く楊柳地の正絹腰紐を一本だけ買ってきた。
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正絹の着物には正絹の腰紐、皆さんそうしていらっしゃるのだろうか?

帰宅後に早速使ってみたら、確かに使い心地はよい。
ふわっとやわらかいのによく締まるし、スベスベなので仮紐に使えば引き抜くときなどに着物や帯を傷めないだろうというのもわかる。綺麗なのでテンションも上がる。
でも「モスは浴衣か木綿」と限定することもない気がするけどなー。

なにはともあれ正絹の楊柳腰紐(きんち、とも言うらしい)はお高いけれど気に入ったので、やわらかもののときは正絹を使ってみよう。(お高いので紬のときにはもったいなくて使えないかも)
ネット検索したら正絹腰紐にもいろんなタイプがあるようなので、仮紐用にお安い正絹の腰紐を探すのもいいかもしれない。
自分の思い込みで偏った道具を使っていること、気付いていないだけで他にもたくさんあるのかもしれないなあ。

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by Medalog | 2018-12-01 09:36 | きもの | Comments(2)

自作の作り帯をほどく

ちょうど1年前の、まだ五十肩が治りきらないころ。
短い名古屋帯を、縫い付ける作り帯に 自作してみた。

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だいやすさんで仕立ててもらった作り帯を参考にしたのであっという間に仕立て上がり、手が背中に回らなくても着付けができるので去年の秋にはとても重宝した。

菊の季節が終わり出番がなくなる頃から肩が動くようになり、季節は巡ってまた1年後の菊の季節がやってきた。「今年も重宝するだろうな」と期待しながらこの帯を引っ張り出して着付けてみたら、なんだか具合が良くない。
着付けが簡単なのは去年と同じだが、何がいけないのかお太鼓のたれが不自然に跳ね上がってしまい、あちこち縫い付けているために融通が効かず直したくても直せないのだ。

行き先が茶道教室だったのでコートで隠して出掛けてしまったが、帰宅後に「また不自然なお太鼓になったら困るなあ」と悩んだ結果、ほどいて元の形に戻してしまった。

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糸切りばさみを手に持ってから糸を切ってこの状態に畳みなおすまで、5分も掛からなかった。生地が丈夫なのと縮緬で表面が凸凹しているおかげで針穴はほとんど目立たない。
また次回から普通の名古屋帯として使うことにしよう。

それにしても、だいやすで仕立てた作り帯はしっかりと綺麗に着付けられるのに自作のものがうまく着付けできない(時があった)のは残念。
だいやす仕立てを真似したと言っても、帯が重なると分厚くて硬いために全く同じように真似することができなかったのがいけないのかも。やはりプロには敵わないのかな。

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by Medalog | 2018-11-22 14:23 | きもの | Comments(2)

冬の気配

茶道教室へ、袷の小紋で(写真を撮り忘れた)。
前日までいつものグレーの無地紬を着るつもりで用意していたが、当日袖を通してみたら「なんかこれは着たくないなー」と感じた。
月初めに炉開きで付け下げを着たのでなんとなく体がやわらかものを着たくなっている気がする。
それにグレーの無地紬は、帯や小物を選ばずコーデしやすいためヘビーローテしすぎているので少々飽きが来たのかも。

雨が降るかどうか微妙な天気だったので、最近買ったアップルコートを初めて着てみた。
買ったのは先月なので丁度いい薄さに感じたが、気温が下がってから着てみると防寒にはちょっと物足りないように思った。
まあ雨コートは気温が高い時にも着るので薄くないと困るよね。冬になったら羽織や道中着の上から着たりショールなどを合わせるようにしよう。

それより困ったのが、静電気!
この日は下着が正絹で長襦袢が化繊、着物が正絹でコートが化繊と素材のサンドイッチ状態だったせいか、膝から下がワシャワシャ絡んで大変だった。
袷の季節になると静電気防止に脚の脛にクリームを塗ってから着物を着るのだが、それだけでは足りなかった様子。
化繊の長襦袢やコートに静電気防止スプレーが必要な、乾燥する季節になってしまった。

私のひざ下が、一番に冬の気配を感じたようです。




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by Medalog | 2018-11-15 10:10 | きもの | Comments(0)

あまり布

茶道を始めたおかげで着物や帯がまた少し増えた。
いただきものも自分で買ったものもあるが、この1年で着物と帯が数枚ずつ増えて箪笥に入りきらなくなったので、半日かけて箪笥と小物の整理をした。
仕分け方法を変えたり処分するものを選び出したりしてなんとか全てが箪笥に納まるようにできたのでよかったが、これ以上は本当に増やせない。
フラフラと適当な買い物などしないように気を引き締めていかなくては!

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引き出しのあちこちに入っていた、着物や帯を仕立てた時の余り布を一つにまとめてみた。
証紙部分だけのものもあればそこそこの長さの布地もある。
まとめてみたら結構かさばってしまい「とりあえずどこかに入れておこう」という容量を超えてしまったので、これの収納場所も考えないと。
着物箪笥にはもう隙間はないけれど着物と違う場所に置いたらすぐに忘れるだろうし、困ったなー。

ただ私は仕立て上がった古い着物や帯をいただくことも多いので、同じ量の着物を持っている人に比べたら余り布は少ない方かもしれない。

何かに有効活用できればと思うのだがバッグか草履の鼻緒ぐらいしか思いつかず、今のところそれらも間に合っているので今後もじわじわと増えていくことになりそうだ。

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by Medalog | 2018-11-07 16:42 | きもの | Comments(0)

今度はコートの悩み

ただの長い愚痴というか悩んでるだけの内容です、すみません。



11月初旬に炉開きのお稽古がある。
先生のお宅で行われるもので着物は小紋でも良いと言われたのだが私には小紋がないので、一ツ紋色無地か紋なし付け下げを着ようかと思う。
どちらを選んでも帯や小物は迷うほどの選択肢がないのでいいのだが、ふと気がついたのは「コートは何を着れば?」ということ。

この時期に紬を着るなら単衣か袷の羽織を着るのだが、どちらも略礼装以上の着物には合わせられない。
強いて言えば色無地なら、羽織を着てしまえば紋が隠れるので合わせられなくもない気がするが、羽織の前の開きから礼装用の袋帯が見えたらやはり合わないだろうなあ。

他のコート類はどれも
・11月初旬には暑すぎる
・礼装着物と裄が合わない
・見るからにレインコートの素材でちりよけには使いたくない
…など、どれも今回の炉開きには使いたくないものばかり。

かといって、11月になれば略礼装を帯付きでは着られないし、電車で長時間移動するので着物を守る意味でもちりよけコートは必要だ。
いっそのこと雨が降ってしまえば安物の二部式レインコートが裄も合うので使えるのだが、あまりにペラペラのシワシワなので雨でなければ着たくないのが困る。

ああ、いよいよ礼装着物に合わせるコートが必要になってしまった…!



仕立て上がりのちりよけコートを探してみたが、私は身長の割に裄が少し長いのでフルレングスのコートは既製品では寸法が合わない。
やはり自分の寸法に合わせてきちんと仕立ててもらったほうが、着やすくて見た目も良いものになるだろう。
安物買いのなんとやら…な私としては、寸法の合わないものを購入していざ着るたびに苦労したり着姿が今ひとつだったりという反省は嫌というほど味わっているので、その反省を今回ばかりは活かさなければと思う。

そしてせっかくなら質の良いもの、できれば礼装にも紬にも合うもの。
正絹とシルック系のどちらを選ぶべきかな…?
扱いの手軽さと価格で言えばシルックがいいに決まっているけれど、たまには正絹の良いコートをまとってみたい欲もある。
そして着物をすっぽり覆うフルレングスのちりよけコートにするか、通常の道行もしくは道中着にするか…。
悩みどころは尽きない。
この秋冬には間に合わないが、新たな課題として1年後の袷シーズンか、うまくいけば来春までに納得の一枚を手に入れたいところだ。

あー、普段いただきものの着物ばかりで済ませていて良いものを自分で買うという経験が少ないから、いざという時に知識も決断力も無くて困るー!
今回ばかりは安物買いの銭失いにならないよう、皆さん心の中で応援していてください!
そしてアドバイスなどありましたら是非お寄せくださいませ…

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by Medalog | 2018-10-16 09:51 | きもの | Comments(2)

袷着物の時期の帯揚げ

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茶道教室。
10月も第二週なのに最高気温27℃で午後に雨の予報だったので、胴抜き仕立てで水に強い市松模様の紬の出番。
帰宅後に脱いだら着物の上に締めた伊達締めまで汗が!
でもこれから気温が下がるらしいので次回のお稽古は袷着物でも大丈夫かもしれないな。

着物の色が暗いので帯周りは明るめにと、秋らしい色使いを無視してピンクやらグリーンやら。見えていないが帯締めの房が朱色なのでそこだけ秋らしいかな。
で、帯揚げを選ぶときに「あの色を使おうかな」と思っていたものがしっかりしたシボの縮緬で、とてもこの時期この気温には手が伸びない。

そこで気づいたのだが、私は袷の時期の帯締めを買うときに色ばかり気にして素材や織りかたなどをほとんど考えていなかったようなのだ。
手持ちの帯揚げの色を思い浮かべて「この色が足りないから買い足しておこうかな」という程度の買い方なので、気が付けばシボの大きい縮緬ばかり揃っている。気温が高くて胴抜きが着たくなる5月や10月には合わせづらいものばかりであることに気づいたのが着物生活10年過ぎてからだなんて情けない!

この時期ならば縮緬でも薄くてシボが小さく柔らかいものや、綸子や平織りの紬地など、スッキリしたものが向いているなあと今更ながら思う。
まあ今月後半になればシボが大きめのものでもしっくりくると思うので差し迫って困ることはないけれども、これから帯揚げを選ぶときには「どの着物をどの季節に着るときに使いたいか」など具体的に考えないとダメだなあと思ったのだった。

本当に「今更」の話で、こんなことは着物好きの方々には普通のことなんでしょうけど…

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by Medalog | 2018-10-11 20:00 | きもの | Comments(4)

心変わりは突然に

この10年近く、手放すかどうか悩み続けた帯が3本ある。
義母の形見と、知り合いから「要らなければ捨ててね」と言われていただいたもので、どれも半世紀ほど前のものだろうか。
3本ともすぐ処分するほど酷い状態ではないがまあまあ傷んでいてまあまあ色柄が古く、使おうと思いつつもどうしても手が伸びない。

その中の1本、義母の形見の黒地の九寸帯は、私が他に黒地のポイント柄を持っていないこともあって数回は使ってみた。
黒地はコーディネイトしやすいのでどの着物にもまあまあ合うが、微妙に寸法が小さく前帯の柄が出ないのと、やはり微妙に色柄が古いので着ていても嬉しくない。なのに捨てられず、年に1度は体に巻いてみてそのまま着るときもあれば止めるときもある。そんな感じでずるずると時が経っていた。



ところが今日、急に3本とも手放す気になったのである。
原因は、通販で黒地のポイント柄の九寸帯を見つけて購入したこと。
茶道の稽古や大寄せの茶会に使えそうな七宝柄の唐織九寸で、格安なので品質もそれなりだが、やはり新しくて好みの柄だとテンションが上がる。それに比べて上記の3本の古い帯でテンションが上がったことは一度もなく「ああこれで3本ともお役御免だな、処分する時が来たな」と心がストンと落ち着いたのだ。

ただ残念なことに実は購入した帯が不良品で、すぐに返品することになってしまった。
そうなると黒地のポイント柄は義母の形見のものだけになってしまう。
「仕方ない、また別の帯を見つけるまでは捨てずにおくか」と一瞬思ったが、不良品とはいえ新品で好みの柄の帯を見てしまった今、古い帯を見てもまったく心が動かない。
自分の心が変わってしまったのだ。

この機を逃さず、3本とも処分することにしてタンスから出してしまった。
それでも義母の形見の黒地帯だけは、サブバッグや数奇屋袋にリメイクできないかと広げてあれこれ見積もってみたのだが、色柄が好みではないので出来上がったバッグを想像してもなんだか嬉しくない。
お稽古用にサブバッグが欲しいのは確かだが、作るにしても買うにしても自分が持っていて嬉しいものがいいので、もうリメイクも諦めてキッパリと処分に回してしまった。



それにしても通販で買った帯が新品なのに不良品だったのは残念だった。
やっぱり帯も着物もできるだけ現物を見て買うのが一番。
横着しないで呉服店を覗きに行きましょう。

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by Medalog | 2018-10-05 17:36 | きもの | Comments(6)

ピンク!

どーん!とピンク。
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茶道の先生が洗い張りした状態の古い反物をくださったので、単衣に仕立ててお稽古に着ていった。

先生がおっしゃるには、古い着物・反物を生徒に渡すのは昔は喜ばれたが今は却って迷惑だとか失礼だとか思われてしまうとのこと(実例があったご様子)。
確かに仕立て直すにもお金が掛かるし趣味が合わないこともあるので、生徒側の気持ちもよく分かるが、そのため先生のお手元には譲る先のない古い反物が余っているようだった。

そこへ古い着物ばかり着ている私が登場したので先生も「この人なら着るかも」と思って声を掛けてくださったそうで、私も喜んで反物を見てみたら写真のピンクの大島だったのでちょっと怯む(笑)。
でもこのような色合いのものは自分では買わないので、頂き物ならではのチャレンジが出来ると思いありがたく頂戴して仕立てに出した。

仕立て上がってみたら、若干寸法が足りなかったり汚れやスレが残っているがピンクは思ったほど派手には感じられず、十分着られそうな仕上がりになった。

ただ手持ちの帯を合わせてみたら、意外に合うものが少なくて困る。
私の帯は地味目で無地場の多い着物に合わせて選んでいるせいか、このような明るい色で総柄の着物にはなかなか似合わない。
そしてどんな帯が似合うのかもよく分からない…塩瀬のポイント柄あたりだろうか…

とりあえず消去法で選んだ博多織の八寸に、小物もよく分からない取り合わせでお稽古に出かけた。
先生に大変喜んでいただけたので良かったのだがお稽古仲間にも意外に評判がよい。
少し可愛らしすぎるかと恥じていたのだがお仲間に「いつも(の着物姿)よりこれぐらい明るい方がいい」と言われて、嬉しいような、いつもの着物姿を否定されたようで悲しいような(笑)

思えば先日の大寄せ茶会でもダークカラーの洋服にアクセサリーも着けられず「顔映りが悪いかな」と思っていたのに先輩に「いつもの着物姿より若く見えていいわよ〜」と言われたんだった(笑笑)。この日はいつものメガネをやめてコンタクトにしていたせいもあると思うが。
いつものお稽古着が周りにはどれだけ地味に見えていたのかを改めて知り勉強になった。
今まで「茶道の着物 = 稽古場の邪魔にならない地味な着物と帯」と決めつけていた部分があったのだが、これからはもっと工夫をして手持ちの着物や帯のなかでも顔映りをよくしたり季節を表現できるようにしていこう。



この大島はとてもよく着込まれていて柔らかく、袖のあたりはやわらかものに近い落ち感があって着心地が良かった。
水に強そうなので今後もお稽古着として役に立ってくれそうだ。
ただ、恥ずかしながらこの花柄は何の花なのか考えもせず、先生にも確認し忘れたまま単衣に仕立ててしまったのが少し気になっている。
もしかしたら牡丹だろうか…でも織りの柄だし、単衣の着物で明るい色のものが欲しかったのであまり深く考えずにこのまま着てしまおう。

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by Medalog | 2018-09-27 20:18 | きもの | Comments(2)

この夏、最後の麻着物

3週間近く前の話だが、滋賀の佐川美術館に出かけてきた。
琵琶湖畔にある佐川美術館は、お友達のブログで知って建物自体がとても美しいのでいつか行きたいと思っていたが、大阪からだと京都を超えて滋賀の美術館に行くのはちょっと遠い気がして、今まで行ったことがなかった。
今回は田中一村展にお誘い頂き、ようやく行く機会に恵まれた。

田中一村は、恥ずかしながら今回初めて知ったのだが、とてつもない才能の持ち主だった。
幼少期の南画からすでに素晴らしく、その後成人して画壇に評価されず画風を変えていくのだがその時々のどれもが、美しく、力強く、品がある。
この展示を見ることができてよかった!
なにかグッズが欲しかったが、自宅にマッチしそうなものがなくて残念。

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8月末だったので、この夏最後の麻着物に、帯は芙蓉柄の九寸。

この夏は茶道教室で何度も夏着物を着たので、この日の着付けは楽勝だろうと思ってのんびり着付けを始めたら、そうはいかなかった。

麻の襦袢に伸縮包帯を安全ピンで留めて、コーリンベルトの代わりのようにしているのだが、その包帯を蝶結びにした結び目が妙に痛くて苦しくて、帯まで締めたのに全部解いてやり直しになってしまった。
伊達締めのように、前で一絡げしてから端を左右逆側に挟み込むやり方のほうが簡単で痛くなかったので、今度からはそうしよう。

そして肌着。
クレープ地のフレンチスリーブの肌着を新しく購入して着てみたのだが、家を出てから気が付いたのが肌着の長さ。
お尻がほぼ隠れるぐらいの長さがあったため、お太鼓のタレの下に肌着のラインがくっきり出ているのを、家を出てから気が付いた!今までも洋服用の肌着を愛用していたが、どれもたまたま丈が短いものだったので、肌着のラインなど気にしたこともなかったのだ。
自宅の照明では気付かない着物の透け具合に、太陽光や強い照明の下で初めて気付くととても焦る。家に戻る時間も駅のトイレで直す時間もなく、暑いのにショールを羽織ってお尻のあたりをごまかしながら目的地まで向かい、ランチをするホテルのトイレでようやく直せて一安心。
これからの季節は着物が透ける心配はないが、色無地などやわらかものを着る時にもこういうことは気を付けないといけないな。



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最近読んだ本、2冊。
どちらも茶道を学ぶ方々には「今更」だろうか?
「日日是好日」は、先日佐川美術館で会ったお友達に教えてもらってすぐに購入。
筆者の25年に及ぶ茶道経験が鮮やかに描かれていて、一気に読んでしまった。

筆者が感性豊かに感じ取る、お点前のこと、お道具、茶花や軸のこと、稽古場の外の自然のこと…。
私もいつか、同じように感じたり気付いたりできたらいいな、と思う。
今はまだ先生宅の稽古場では「お点前の順番を間違えないように」と緊張しているし、後半は足が痛くて集中力を欠いているので、とにかく余裕がない。
まあ、たった1年で何かを悟ろうと言うほうが図々しいのだろうが。

「日日是好日」は、映画が来月から公開になる。
主人公に茶道を教える先生は、樹木希林さんが演じている。
私は樹木さんが表現する茶道の世界を見ることがとても楽しみだ。きっと豊かで素敵な世界になっているだろうと期待している。

樹木さんは、完成作を見てから旅立たれたのかな…

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by Medalog | 2018-09-18 16:02 | きもの | Comments(6)