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袷着物の時期の帯揚げ

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茶道教室。
10月も第二週なのに最高気温27℃で午後に雨の予報だったので、胴抜き仕立てで水に強い市松模様の紬の出番。
帰宅後に脱いだら着物の上に締めた伊達締めまで汗が!
でもこれから気温が下がるらしいので次回のお稽古は袷着物でも大丈夫かもしれないな。

着物の色が暗いので帯周りは明るめにと、秋らしい色使いを無視してピンクやらグリーンやら。見えていないが帯締めの房が朱色なのでそこだけ秋らしいかな。
で、帯揚げを選ぶときに「あの色を使おうかな」と思っていたものがしっかりしたシボの縮緬で、とてもこの時期この気温には手が伸びない。

そこで気づいたのだが、私は袷の時期の帯締めを買うときに色ばかり気にして素材や織りかたなどをほとんど考えていなかったようなのだ。
手持ちの帯揚げの色を思い浮かべて「この色が足りないから買い足しておこうかな」という程度の買い方なので、気が付けばシボの大きい縮緬ばかり揃っている。気温が高くて胴抜きが着たくなる5月や10月には合わせづらいものばかりであることに気づいたのが着物生活10年過ぎてからだなんて情けない!

この時期ならば縮緬でも薄くてシボが小さく柔らかいものや、綸子や平織りの紬地など、スッキリしたものが向いているなあと今更ながら思う。
まあ今月後半になればシボが大きめのものでもしっくりくると思うので差し迫って困ることはないけれども、これから帯揚げを選ぶときには「どの着物をどの季節に着るときに使いたいか」など具体的に考えないとダメだなあと思ったのだった。

本当に「今更」の話で、こんなことは着物好きの方々には普通のことなんでしょうけど…

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by Medalog | 2018-10-11 20:00 | きもの | Comments(3)

心変わりは突然に

この10年近く、手放すかどうか悩み続けた帯が3本ある。
義母の形見と、知り合いから「要らなければ捨ててね」と言われていただいたもので、どれも半世紀ほど前のものだろうか。
3本ともすぐ処分するほど酷い状態ではないがまあまあ傷んでいてまあまあ色柄が古く、使おうと思いつつもどうしても手が伸びない。

その中の1本、義母の形見の黒地の九寸帯は、私が他に黒地のポイント柄を持っていないこともあって数回は使ってみた。
黒地はコーディネイトしやすいのでどの着物にもまあまあ合うが、微妙に寸法が小さく前帯の柄が出ないのと、やはり微妙に色柄が古いので着ていても嬉しくない。なのに捨てられず、年に1度は体に巻いてみてそのまま着るときもあれば止めるときもある。そんな感じでずるずると時が経っていた。



ところが今日、急に3本とも手放す気になったのである。
原因は、通販で黒地のポイント柄の九寸帯を見つけて購入したこと。
茶道の稽古や大寄せの茶会に使えそうな七宝柄の唐織九寸で、格安なので品質もそれなりだが、やはり新しくて好みの柄だとテンションが上がる。それに比べて上記の3本の古い帯でテンションが上がったことは一度もなく「ああこれで3本ともお役御免だな、処分する時が来たな」と心がストンと落ち着いたのだ。

ただ残念なことに実は購入した帯が不良品で、すぐに返品することになってしまった。
そうなると黒地のポイント柄は義母の形見のものだけになってしまう。
「仕方ない、また別の帯を見つけるまでは捨てずにおくか」と一瞬思ったが、不良品とはいえ新品で好みの柄の帯を見てしまった今、古い帯を見てもまったく心が動かない。
自分の心が変わってしまったのだ。

この機を逃さず、3本とも処分することにしてタンスから出してしまった。
それでも義母の形見の黒地帯だけは、サブバッグや数奇屋袋にリメイクできないかと広げてあれこれ見積もってみたのだが、色柄が好みではないので出来上がったバッグを想像してもなんだか嬉しくない。
お稽古用にサブバッグが欲しいのは確かだが、作るにしても買うにしても自分が持っていて嬉しいものがいいので、もうリメイクも諦めてキッパリと処分に回してしまった。



それにしても通販で買った帯が新品なのに不良品だったのは残念だった。
やっぱり帯も着物もできるだけ現物を見て買うのが一番。
横着しないで呉服店を覗きに行きましょう。

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by Medalog | 2018-10-05 17:36 | きもの | Comments(6)

ピンク!

どーん!とピンク。
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茶道の先生が洗い張りした状態の古い反物をくださったので、単衣に仕立ててお稽古に着ていった。

先生がおっしゃるには、古い着物・反物を生徒に渡すのは昔は喜ばれたが今は却って迷惑だとか失礼だとか思われてしまうとのこと(実例があったご様子)。
確かに仕立て直すにもお金が掛かるし趣味が合わないこともあるので、生徒側の気持ちもよく分かるが、そのため先生のお手元には譲る先のない古い反物が余っているようだった。

そこへ古い着物ばかり着ている私が登場したので先生も「この人なら着るかも」と思って声を掛けてくださったそうで、私も喜んで反物を見てみたら写真のピンクの大島だったのでちょっと怯む(笑)。
でもこのような色合いのものは自分では買わないので、頂き物ならではのチャレンジが出来ると思いありがたく頂戴して仕立てに出した。

仕立て上がってみたら、若干寸法が足りなかったり汚れやスレが残っているがピンクは思ったほど派手には感じられず、十分着られそうな仕上がりになった。

ただ手持ちの帯を合わせてみたら、意外に合うものが少なくて困る。
私の帯は地味目で無地場の多い着物に合わせて選んでいるせいか、このような明るい色で総柄の着物にはなかなか似合わない。
そしてどんな帯が似合うのかもよく分からない…塩瀬のポイント柄あたりだろうか…

とりあえず消去法で選んだ博多織の八寸に、小物もよく分からない取り合わせでお稽古に出かけた。
先生に大変喜んでいただけたので良かったのだがお稽古仲間にも意外に評判がよい。
少し可愛らしすぎるかと恥じていたのだがお仲間に「いつも(の着物姿)よりこれぐらい明るい方がいい」と言われて、嬉しいような、いつもの着物姿を否定されたようで悲しいような(笑)

思えば先日の大寄せ茶会でもダークカラーの洋服にアクセサリーも着けられず「顔映りが悪いかな」と思っていたのに先輩に「いつもの着物姿より若く見えていいわよ〜」と言われたんだった(笑笑)。この日はいつものメガネをやめてコンタクトにしていたせいもあると思うが。
いつものお稽古着が周りにはどれだけ地味に見えていたのかを改めて知り勉強になった。
今まで「茶道の着物 = 稽古場の邪魔にならない地味な着物と帯」と決めつけていた部分があったのだが、これからはもっと工夫をして手持ちの着物や帯のなかでも顔映りをよくしたり季節を表現できるようにしていこう。



この大島はとてもよく着込まれていて柔らかく、袖のあたりはやわらかものに近い落ち感があって着心地が良かった。
水に強そうなので今後もお稽古着として役に立ってくれそうだ。
ただ、恥ずかしながらこの花柄は何の花なのか考えもせず、先生にも確認し忘れたまま単衣に仕立ててしまったのが少し気になっている。
もしかしたら牡丹だろうか…でも織りの柄だし、単衣の着物で明るい色のものが欲しかったのであまり深く考えずにこのまま着てしまおう。

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by Medalog | 2018-09-27 20:18 | きもの | Comments(2)

この夏、最後の麻着物

3週間近く前の話だが、滋賀の佐川美術館に出かけてきた。
琵琶湖畔にある佐川美術館は、お友達のブログで知って建物自体がとても美しいのでいつか行きたいと思っていたが、大阪からだと京都を超えて滋賀の美術館に行くのはちょっと遠い気がして、今まで行ったことがなかった。
今回は田中一村展にお誘い頂き、ようやく行く機会に恵まれた。

田中一村は、恥ずかしながら今回初めて知ったのだが、とてつもない才能の持ち主だった。
幼少期の南画からすでに素晴らしく、その後成人して画壇に評価されず画風を変えていくのだがその時々のどれもが、美しく、力強く、品がある。
この展示を見ることができてよかった!
なにかグッズが欲しかったが、自宅にマッチしそうなものがなくて残念。

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8月末だったので、この夏最後の麻着物に、帯は芙蓉柄の九寸。

この夏は茶道教室で何度も夏着物を着たので、この日の着付けは楽勝だろうと思ってのんびり着付けを始めたら、そうはいかなかった。

麻の襦袢に伸縮包帯を安全ピンで留めて、コーリンベルトの代わりのようにしているのだが、その包帯を蝶結びにした結び目が妙に痛くて苦しくて、帯まで締めたのに全部解いてやり直しになってしまった。
伊達締めのように、前で一絡げしてから端を左右逆側に挟み込むやり方のほうが簡単で痛くなかったので、今度からはそうしよう。

そして肌着。
クレープ地のフレンチスリーブの肌着を新しく購入して着てみたのだが、家を出てから気が付いたのが肌着の長さ。
お尻がほぼ隠れるぐらいの長さがあったため、お太鼓のタレの下に肌着のラインがくっきり出ているのを、家を出てから気が付いた!今までも洋服用の肌着を愛用していたが、どれもたまたま丈が短いものだったので、肌着のラインなど気にしたこともなかったのだ。
自宅の照明では気付かない着物の透け具合に、太陽光や強い照明の下で初めて気付くととても焦る。家に戻る時間も駅のトイレで直す時間もなく、暑いのにショールを羽織ってお尻のあたりをごまかしながら目的地まで向かい、ランチをするホテルのトイレでようやく直せて一安心。
これからの季節は着物が透ける心配はないが、色無地などやわらかものを着る時にもこういうことは気を付けないといけないな。



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最近読んだ本、2冊。
どちらも茶道を学ぶ方々には「今更」だろうか?
「日日是好日」は、先日佐川美術館で会ったお友達に教えてもらってすぐに購入。
筆者の25年に及ぶ茶道経験が鮮やかに描かれていて、一気に読んでしまった。

筆者が感性豊かに感じ取る、お点前のこと、お道具、茶花や軸のこと、稽古場の外の自然のこと…。
私もいつか、同じように感じたり気付いたりできたらいいな、と思う。
今はまだ先生宅の稽古場では「お点前の順番を間違えないように」と緊張しているし、後半は足が痛くて集中力を欠いているので、とにかく余裕がない。
まあ、たった1年で何かを悟ろうと言うほうが図々しいのだろうが。

「日日是好日」は、映画が来月から公開になる。
主人公に茶道を教える先生は、樹木希林さんが演じている。
私は樹木さんが表現する茶道の世界を見ることがとても楽しみだ。きっと豊かで素敵な世界になっているだろうと期待している。

樹木さんは、完成作を見てから旅立たれたのかな…

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by Medalog | 2018-09-18 16:02 | きもの | Comments(6)

足袋の整理

大阪市内も急に涼しくなって、エアコンのない部屋にもいられるようになったので、その部屋にある着物関係の片付けを少々。
梅雨が明けてからはその部屋に入るのも嫌で、着物や帯はさすがに丁寧に扱うが小物類は洗ったり風を通した後はつい積み上げてしまっていたので、少しだが片付いてスッキリした。



この春に大阪・玉造のえびす足袋さんで足の採寸をしてもらい、普段は23.5cmか24cmの靴を履いているのに足袋はそれよりも大きい24.5cmのものを勧められた。

今までは「足袋は足にぴったりのもの、少しきついぐらいが格好良い」という考えが頭にあったので、靴と同じ23.5cmのものを履いては足の爪が紫になったり、呉服店で正座しようとしたら足袋が指の股に食い込んで痛くて座れなかったりと辛い思いをしていたのだ。
それがまさかのいつもより大きいサイズの足袋を履くようになり、その手のストレスから見事に解放された。
見た目も履き心地もちょうどよく、正座をしても指の股が痛くなることもない。

街歩きにも茶道の稽古にも問題なく使えることが分かったので同じものを予備で買い足し、サイズがきついものは思い切って処分。
一度使用した足袋は、さすがに誰かに差し上げる訳にはいかず、色足袋・柄足袋含めて5足ほど処分になってしまった。
未開封のものは茶道のお稽古仲間でサイズが合う人がいれば差し上げよう。

足袋の数が減って箪笥の引き出しがスッキリと見渡せるようになり、これからはサイズの合った足袋だけがここに並ぶのだと思うと非常に気分がいい。(今までどれだけ足袋について悩んできたことか…)
半年間履いた足袋は少し傷んできたので、このペースだと年に1足は履き潰すことになるかな?
えびす足袋さんの足袋よりも安くて足に合う足袋が見つかればありがたいけれど、もう足に合わない足袋は買いたくないし履きたくもない…年に1足ずつ、初釜のタイミングなどで買い足していくならそれほど贅沢ではないですよね?

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by Medalog | 2018-08-18 14:43 | きもの | Comments(6)

8月

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茶道のお稽古。
黒地に松葉模様の紗のきものに、いただき物の芙蓉柄の麻帯。

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いつも地味な紬や綿・麻を着ている私にしてはかなり綺麗な感じの組み合わせで、お稽古場でも皆さんに褒めていただいた。
決して褒められたくてきものを着ていくわけではないのだが、褒められればやっぱり嬉しい。

紗のきものはとても軽くて動きやすいのだが、お稽古着にするにはちょっともったいないかな。
今月後半にとある講演会に参加するのに着物で参加するならこの紗しか選択肢がなく、このきもので大丈夫かを先生に伺うために稽古に着て行ったので、今後はお稽古にはあまり着ないようにしたい。

ただ、7月に2回着た近江上布の裾部分の縫い目が少し引っ張られているようなので、これもお稽古に着続けるのはちょっと不安だ。
夏のお稽古に着物を着たいなら、いっそのことセオαなどの化繊の生地で居敷あてをつけたものを一枚手にいれたほうが楽でいいのかもしれないな〜。

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by Medalog | 2018-08-10 16:17 | きもの | Comments(2)

12層?

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茶道教室。
小千谷縮に、ヒマワリ柄の帯。
私が通う教室の方々は着物は茶道に関わる時しか着ないので普段着物は持っていないという方が多く、この帯は珍しがられたり褒められたり。
袷着物の時は地味なものしか着ない私なので、余計にインパクトが強かったのかも。



この季節、帰宅してクーラーの効いた部屋で帯、着物、長襦袢と全て脱ぎ落とした時の爽快感は最高だ。
振り向いて衣装敷の上に積み重なった布の山を見ると、改めて「この暑いのにこんなにたくさんの布を体に巻きつけて歩いてたんだな」と感心してしまう。

脱いだ着物や帯をハンガーにかけながら、体の中で一番たくさん布が巻かれている部分は何層になるかしら、と考える。
場所としては帯の下線あたりかな。
内側から数えると、下着、肌襦袢とステテコ、長襦袢、着物はおはしょりがあるから3層、帯板、帯は八寸なので二つ折りの前帯が2周で4層。
合計でなんと、12層も!

全てがきっちり重なってはいないかもしれないが、少なくとも10層ぐらいにはなっていそう。
帯芯入りの九寸帯や袋帯ならもっとすごいことに…
さらに腰紐も二重に巻かれている。私は年がら年中モスリンの腰紐だけれど、もしかしたら夏は麻の腰紐にしたら多少でも涼しいのかな?



でもこの日の着物や襦袢は麻で帯板はヘチマなので、布は重なっているが意外と空気がこもらず、汗も外へ逃げていく。洋服で日差し避けや冷房よけのためにカーディガンを重ね着したときよりも快適かもしれない。
麻着物の洗濯も、布の量が多いので扱いが面倒に思えていたが最近は慣れてきた。
昔よりも夏に着物を着るのが楽しい…と思うけど、それ以上に異常な暑さなのでそもそも外に出かけるのが億劫になっている。
8月前半までに京都の美術館に行きたいので、少しでも涼しい日を狙おうと天気予報とにらめっこしている日々だ。でも京都は大阪よりも暑いので二の足を踏みまくり。
果たして行けるか、夏の京都!

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by Medalog | 2018-07-27 17:36 | きもの | Comments(4)
前回の記事 で、締めにくいポリの博多八寸帯を切って二部式に仕立て替えたことを書いた。
そこにも書いたが、もう一本締めにくいポリの八寸帯があるので、勢いに任せてそちらも二部式にしてしまった。
前回と同様に、手先はお太鼓に付けるのではなく、前帯の端が手先になるタイプである。

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前回の帯は全通の献上柄なので柄の出し方は気にしなくてよかったのだが、今回の帯は写真の通りポイント柄なので、前帯の柄の位置を調整しなくてはならない。
あれこれ試してみて自分なりにちょうどいい位置を見つけてこの帯を仕立てたので、そのときのメモを忘備録がわりにここにアップしておく。

<ご注意>
私は和裁は素人であり、これはあくまでも自分の覚書です。
大切な帯をカットするときは自己責任でお願いいたします!
適切な寸法は人によって違うと思うので、もしこれを参考になさる方がいらしたら、これを目安にご自分に合う寸法を探してくださいね。ちなみに私はウエストが少々太めです。
また、他にもこのような帯を作ってブログなどで公開している方がたくさんいらっしゃるので、ご自分に合った作り方を紹介なさっている方を探してみてくださいませ。



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①前回二部式に仕立てた博多八寸帯の前帯を体に巻いてみて、前中心にくる部分を測ったら手先から106cmだった。

②今回仕立てる帯は手先から200cmの所に前帯の柄があったので、106cmの位置になるように、そして切った場所が巻いたときに見えないように二箇所をカット。(手先から60cm、柄の中心から48cm。それぞれの+1cmは縫い代)

③カットした部分を縫いつなげると、柄の中心は手先から106cmになる。
 切り取って余った布は手先の反対側に縫いつなげる。
 腰紐を適当な長さにカットし、手先から50cmの下部分と、反対の端を斜めに整えた所に縫い付ける。



締めづらい二本の帯を二部式に仕立て直してみたら、他のどの帯よりも簡単に締められるようになって、タンスの肥やしだった帯がヘビロテ帯になってくれそうで嬉しい。
締めるのが簡単なので、この暑い時期に着付けをしても余計な汗をかかずにすむのも嬉しい。
前帯は縫い付けた腰紐で支えるので、腰紐さえしっかり締めて結べば帯自体は少々ゆったり巻いても安定しているのも、また嬉しい。私はどうしても前帯をぎゅうぎゅうに締めて巻かないと不安なタチなのだが、この二部式帯だとその不安から解放されるのだ。
さらに、前帯をいつもと反対の方向に巻くのも簡単だ。私は反時計回りに巻くのが苦手なので、これもかなり嬉しい。

手持ちの正絹の帯の中にも、いただき物で寸法が足りなかったり、自分で購入したのになぜか前帯の柄がうまく出せないものなど、微妙に使いづらい帯が何本か存在する。
正絹だと切ってしまうのは勇気がいるが、タンスの肥やしをいくつも養うほどタンスの容量に余裕がないので、これからも手持ちの帯は全て思い通りに締められるようになんらかの見直しをしていこうと思う。

ただ今はあまりにも暑いので、クーラーが要らない季節になったらね…(そして何年も過ぎていく)

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by Medalog | 2018-07-23 13:03 | きもの | Comments(2)
先日、久しぶりに締めたポリの博多献上帯。
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実は前週にも締めようとしたのだが、お太鼓の部分がぼわんと丸く膨らんでしまって全然形が作れず、諦めて他の帯に変更したのだった。

私が持っているポリの夏帯にはもう一本同じ状態になってしまう八寸がある。
どちらの帯もとても軽いし、ポリだから汗を気にしなくて済むのでこの時期にどんどん使いたいのに、このままでは出番がない。
そこで思い切って博多献上帯を切って二部式にしてしまった。
実は、上の写真はすでに二部式にした状態。



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過去に作ったものは、左写真の青い帯のように、たれに手先を縫い付けてある。
(この帯はちょっと手先が長すぎますね)
でもこの方法だと、たれの左右のバランスが異なるので私はお太鼓が作りづらく感じていた。
最初からお太鼓の形に整えて、手先も通してクリップで止めてから背負えば大丈夫なのだが…

そこで今回は、手先が前帯に付いている方法にした(右写真)。
八寸帯のたれの折り返しの部分でスパッと二つに切り分けて、切った部分はミシンでガーッとほつれ止め。ポリだから気楽だ。

この方法で仕立てる時はお太鼓部分は何も手を加えない人も多いと思うが、この帯は張りがありすぎてお太鼓の下線が決まりにくいため、お太鼓の下の部分を折って糸で軽く縫い付けてしまった(赤線部分)。
経験上、こういう細工をすればするほどお太鼓を作った時に不自然になりやすいとは思うが、今回は使いやすさを優先した。
またこの帯はたれが少し長いので、お太鼓の上部を折り返して短くした。

前帯部分には腰紐を半分に切ったものを縫い付けた。
片方はたれから切り離した部分を斜めに整えたところに、もう片方は手先から 44cm 50cm (7/22訂正)ぐらいのところに。この長さは手先をたれからどれぐらい出すかの好みによって変わると思う。私は手先を少し多めに出すのが好きなのでこの位置にしてみた。

帯の締め方は簡単。
前帯は斜めのほうの端を後ろにして2回巻きつけ、紐を前で締めて前帯に隠す。
普通の帯を締める時と同じように手先が40cmほど余っているのでクリップで前帯に仮止め。
お太鼓の上部に帯枕をかけて背負い、帯枕の紐を締める。
ここから先は普通の帯を締めるのと同じ状態なので、私の場合は、お太鼓の下線に仮紐を通して前で締める。
手先のクリップを外してお太鼓に通して、帯締めを締め、帯揚げを整えれば終了。
もちろん普通の帯の締め方と同じく個人のやりやすい方法で締めればいいと思う。



手先がたれに付いているものに比べて、手先が前帯に付いている方がいいと思うのは、安定感だ。
前者は手先がただのお飾りで役目を果たしていないが、後者は普通の帯と同じように手先がお太鼓を支えるのでお太鼓が安定するし、お太鼓の形がより自然になると思う。

ただ二部式帯の共通点として、帯枕を乗せる土台がないのが弱点。
私は腰に補正パッドをつけるのでそれが土台になるが、人によっては前帯を巻く時に腰にハンドタオルを入れたり、留金具を使ったりしているらしい。何かしらの対策は必要だと思う。

またこの作り方だと、ポイント柄の帯を二部式にする時には通用しない。
構造は同じでも、前帯のポイント柄をちょうどいい位置に出すためには、柄の位置を手先に近い場所にずらす必要がある(今回の方法だと柄は一巻き目になってしまう)。ハサミを最低二箇所に入れることになると思う。
ただ、柄の位置を決めて二部式に作ってしまえば、前帯とお太鼓が独立しているので前帯を少し回してポイント柄の位置を調整するのも簡単!むしろ、柄が出しづらくて困っているポイント柄の帯こそ二部式に向いていると思う。

作り方はとても簡単です。
私の雑なブログではよくわからないという方、もっと丁寧な解説をしているブログなどがたくさんありますのでぜひ検索なさって、使いづらくて二軍落ちしていた帯を一軍に呼び戻してみてはいかがでしょうか?

次の記事 に、ポイント柄の帯を今回と同じ二部式帯に仕立て直したことを書きました(7/23追記)

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by Medalog | 2018-07-18 11:01 | きもの | Comments(0)

包帯で衣紋抜き

昨年の秋に、ブログ友の神奈川絵美さんがご自身のブログ・神奈川絵美の「えみごのみ」で、100円ショップの伸縮包帯を使って襦袢の衣紋抜きを作る方法 を紹介していらした。 
着物スタイリスト・小林布未子先生ご発案の方法とのこと。

私はそういう工夫が大好きなのでとても興味深く拝見したのだが、私の長襦袢は袷用も単衣用もすでに衣紋抜きの布が縫い付けられているので、なかなか試す機会が訪れない。
夏になり、薄物用の襦袢には衣紋抜きの布を付けていないので、ようやく試すチャンスが到来!
100円ショップで7cm幅の包帯を購入し、早速試してみた。



詳しい内容は上記の絵美さんのブログをご参照いただきたいのだが、おすすめの方法は長襦袢の背中の左右の身頃に包帯を1本ずつ、衿の先にも左右1本ずつ、合計4本の包帯を安全ピンで留めるというもの。
ただ身頃に安全ピンを使うのは布地にダメージがありそうでちょっと怖かったため、私は一本の長い包帯の中央を長襦袢の背縫いの縫い代にピンで留めた。おすすめの留め方のほうが衣紋が綺麗に抜けるだろうとは思うが、背縫い一箇所に留める方法でもなんとか大丈夫だった。
衿先のほうはおすすめの通りにしてみた。

そして着つけてみたら、まあなんと具合のいいこと!
伸縮包帯というのが本当にナイスアイディアで、7cmの幅があるので長襦袢を面で押さえることができるし、優しく確かな締め付け具合や滑りにくさがとても着付けしやすくて、実際の着心地もいい。
茶道教室で半日動いたあとでも襦袢の着崩れは全く感じなかった。

着付け初心者の方におすすめだと思ったのは、後ろ身頃だけを背中に固定できること。
衿の後ろの衣紋を抜いてから、背中につけた包帯を前に回して結ぶと、後ろ身頃が背中にピタッと貼り付くように沿ってくれる。
すると前の衿合わせを多少調整していても、抜いた衣紋が崩れないのだ。
この安心感は一度試してみると皆さん納得なさると思う。
襦袢の衿合わせが苦手だという方は、一度この方法にチャレンジしてみたらいかがでしょうか。
包帯をハサミで切って安全ピンで留めるだけなので、お針が苦手な方でも全く問題ないのも嬉しいですよね。




上にも書いたが、私の長襦袢は夏物以外はほぼ全てに衣紋抜きの布を付けてしまってある。
最初から衣紋抜き付きで仕立てたものもあれば、あとから自分で付けたものもある。
もちろん便利は便利なのだが、不思議なもので襦袢によって衣紋抜きの使いやすさが違うのだ。
それに衿の先に長い紐が付くので、自分で洗ったり畳んで収納する時にはちょっと邪魔に感じることもある。

きもの英さんで仕立てた単衣用の長襦袢は、なぜか衣紋抜きがとても使いやすくて綺麗に抜くことができるので、今後また英さんで仕立てることがあれば衣紋抜きをつけようと思うが、それ以外のお店で仕立てるならもう衣紋抜きを付けなくてもいい気がしてきた。
包帯は洗って何度も使えるし、一度付ける場所を覚えれば次からは簡単に準備できるので、今後は包帯の方にシフトしてしまおうかな。使いづらい衣紋抜き布はもう外してしまおうかしら。

それに普段着用の襦袢なら、包帯を襦袢に直接縫い付けてもよさそう。
包帯は伸縮性があって未使用時は少し短くなるので、普通の衣紋抜き用の紐よりはついたままでも邪魔に感じにくい気がした(包帯は使うたびにヨレるので見た目は良くないかもしれないけど)。
おすすめ通りに背中の身頃に包帯をピンで留めたり縫い付けるなら、襦袢の内側に小さな当て布をしたら襦袢の布地のダメージが減るんじゃないかな。

おすすめの包帯はダイソーのものなので、今度ダイソーに行ったら7cmの包帯を何本か買いだめしておこうっと。
小林先生、神奈川絵美さん、ありがとうございました。

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by Medalog | 2018-07-13 19:16 | きもの | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog