メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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カテゴリ:きもの( 349 )

前回の記事 で、締めにくいポリの博多八寸帯を切って二部式に仕立て替えたことを書いた。
そこにも書いたが、もう一本締めにくいポリの八寸帯があるので、勢いに任せてそちらも二部式にしてしまった。
前回と同様に、手先はお太鼓に付けるのではなく、前帯の端が手先になるタイプである。

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前回の帯は全通の献上柄なので柄の出し方は気にしなくてよかったのだが、今回の帯は写真の通りポイント柄なので、前帯の柄の位置を調整しなくてはならない。
あれこれ試してみて自分なりにちょうどいい位置を見つけてこの帯を仕立てたので、そのときのメモを忘備録がわりにここにアップしておく。

<ご注意>
私は和裁は素人であり、これはあくまでも自分の覚書です。
大切な帯をカットするときは自己責任でお願いいたします!
適切な寸法は人によって違うと思うので、もしこれを参考になさる方がいらしたら、これを目安にご自分に合う寸法を探してくださいね。ちなみに私はウエストが少々太めです。
また、他にもこのような帯を作ってブログなどで公開している方がたくさんいらっしゃるので、ご自分に合った作り方を紹介なさっている方を探してみてくださいませ。



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①前回二部式に仕立てた博多八寸帯の前帯を体に巻いてみて、前中心にくる部分を測ったら手先から106cmだった。

②今回仕立てる帯は手先から200cmの所に前帯の柄があったので、106cmの位置になるように、そして切った場所が巻いたときに見えないように二箇所をカット。(手先から60cm、柄の中心から48cm。それぞれの+1cmは縫い代)

③カットした部分を縫いつなげると、柄の中心は手先から106cmになる。
 切り取って余った布は手先の反対側に縫いつなげる。
 腰紐を適当な長さにカットし、手先から50cmの下部分と、反対の端を斜めに整えた所に縫い付ける。



締めづらい二本の帯を二部式に仕立て直してみたら、他のどの帯よりも簡単に締められるようになって、タンスの肥やしだった帯がヘビロテ帯になってくれそうで嬉しい。
締めるのが簡単なので、この暑い時期に着付けをしても余計な汗をかかずにすむのも嬉しい。
前帯は縫い付けた腰紐で支えるので、腰紐さえしっかり締めて結べば帯自体は少々ゆったり巻いても安定しているのも、また嬉しい。私はどうしても前帯をぎゅうぎゅうに締めて巻かないと不安なタチなのだが、この二部式帯だとその不安から解放されるのだ。
さらに、前帯をいつもと反対の方向に巻くのも簡単だ。私は反時計回りに巻くのが苦手なので、これもかなり嬉しい。

手持ちの正絹の帯の中にも、いただき物で寸法が足りなかったり、自分で購入したのになぜか前帯の柄がうまく出せないものなど、微妙に使いづらい帯が何本か存在する。
正絹だと切ってしまうのは勇気がいるが、タンスの肥やしをいくつも養うほどタンスの容量に余裕がないので、これからも手持ちの帯は全て思い通りに締められるようになんらかの見直しをしていこうと思う。

ただ今はあまりにも暑いので、クーラーが要らない季節になったらね…(そして何年も過ぎていく)

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by Medalog | 2018-07-23 13:03 | きもの | Comments(0)
先日、久しぶりに締めたポリの博多献上帯。
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実は前週にも締めようとしたのだが、お太鼓の部分がぼわんと丸く膨らんでしまって全然形が作れず、諦めて他の帯に変更したのだった。

私が持っているポリの夏帯にはもう一本同じ状態になってしまう八寸がある。
どちらの帯もとても軽いし、ポリだから汗を気にしなくて済むのでこの時期にどんどん使いたいのに、このままでは出番がない。
そこで思い切って博多献上帯を切って二部式にしてしまった。
実は、上の写真はすでに二部式にした状態。



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過去に作ったものは、左写真の青い帯のように、たれに手先を縫い付けてある。
(この帯はちょっと手先が長すぎますね)
でもこの方法だと、たれの左右のバランスが異なるので私はお太鼓が作りづらく感じていた。
最初からお太鼓の形に整えて、手先も通してクリップで止めてから背負えば大丈夫なのだが…

そこで今回は、手先が前帯に付いている方法にした(右写真)。
八寸帯のたれの折り返しの部分でスパッと二つに切り分けて、切った部分はミシンでガーッとほつれ止め。ポリだから気楽だ。

この方法で仕立てる時はお太鼓部分は何も手を加えない人も多いと思うが、この帯は張りがありすぎてお太鼓の下線が決まりにくいため、お太鼓の下の部分を折って糸で軽く縫い付けてしまった(赤線部分)。
経験上、こういう細工をすればするほどお太鼓を作った時に不自然になりやすいとは思うが、今回は使いやすさを優先した。
またこの帯はたれが少し長いので、お太鼓の上部を折り返して短くした。

前帯部分には腰紐を半分に切ったものを縫い付けた。
片方はたれから切り離した部分を斜めに整えたところに、もう片方は手先から 44cm 50cm (7/22訂正)ぐらいのところに。この長さは手先をたれからどれぐらい出すかの好みによって変わると思う。私は手先を少し多めに出すのが好きなのでこの位置にしてみた。

帯の締め方は簡単。
前帯は斜めのほうの端を後ろにして2回巻きつけ、紐を前で締めて前帯に隠す。
普通の帯を締める時と同じように手先が40cmほど余っているのでクリップで前帯に仮止め。
お太鼓の上部に帯枕をかけて背負い、帯枕の紐を締める。
ここから先は普通の帯を締めるのと同じ状態なので、私の場合は、お太鼓の下線に仮紐を通して前で締める。
手先のクリップを外してお太鼓に通して、帯締めを締め、帯揚げを整えれば終了。
もちろん普通の帯の締め方と同じく個人のやりやすい方法で締めればいいと思う。



手先がたれに付いているものに比べて、手先が前帯に付いている方がいいと思うのは、安定感だ。
前者は手先がただのお飾りで役目を果たしていないが、後者は普通の帯と同じように手先がお太鼓を支えるのでお太鼓が安定するし、お太鼓の形がより自然になると思う。

ただ二部式帯の共通点として、帯枕を乗せる土台がないのが弱点。
私は腰に補正パッドをつけるのでそれが土台になるが、人によっては前帯を巻く時に腰にハンドタオルを入れたり、留金具を使ったりしているらしい。何かしらの対策は必要だと思う。

またこの作り方だと、ポイント柄の帯を二部式にする時には通用しない。
構造は同じでも、前帯のポイント柄をちょうどいい位置に出すためには、柄の位置を手先に近い場所にずらす必要がある(今回の方法だと柄は一巻き目になってしまう)。ハサミを最低二箇所に入れることになると思う。
ただ、柄の位置を決めて二部式に作ってしまえば、前帯とお太鼓が独立しているので前帯を少し回してポイント柄の位置を調整するのも簡単!むしろ、柄が出しづらくて困っているポイント柄の帯こそ二部式に向いていると思う。

作り方はとても簡単です。
私の雑なブログではよくわからないという方、もっと丁寧な解説をしているブログなどがたくさんありますのでぜひ検索なさって、使いづらくて二軍落ちしていた帯を一軍に呼び戻してみてはいかがでしょうか?

次の記事 に、ポイント柄の帯を今回と同じ二部式帯に仕立て直したことを書きました(7/23追記)

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by Medalog | 2018-07-18 11:01 | きもの | Comments(0)

包帯で衣紋抜き

昨年の秋に、ブログ友の神奈川絵美さんがご自身のブログ・神奈川絵美の「えみごのみ」で、100円ショップの伸縮包帯を使って襦袢の衣紋抜きを作る方法 を紹介していらした。 
着物スタイリスト・小林布未子先生ご発案の方法とのこと。

私はそういう工夫が大好きなのでとても興味深く拝見したのだが、私の長襦袢は袷用も単衣用もすでに衣紋抜きの布が縫い付けられているので、なかなか試す機会が訪れない。
夏になり、薄物用の襦袢には衣紋抜きの布を付けていないので、ようやく試すチャンスが到来!
100円ショップで7cm幅の包帯を購入し、早速試してみた。



詳しい内容は上記の絵美さんのブログをご参照いただきたいのだが、おすすめの方法は長襦袢の背中の左右の身頃に包帯を1本ずつ、衿の先にも左右1本ずつ、合計4本の包帯を安全ピンで留めるというもの。
ただ身頃に安全ピンを使うのは布地にダメージがありそうでちょっと怖かったため、私は一本の長い包帯の中央を長襦袢の背縫いの縫い代にピンで留めた。おすすめの留め方のほうが衣紋が綺麗に抜けるだろうとは思うが、背縫い一箇所に留める方法でもなんとか大丈夫だった。
衿先のほうはおすすめの通りにしてみた。

そして着つけてみたら、まあなんと具合のいいこと!
伸縮包帯というのが本当にナイスアイディアで、7cmの幅があるので長襦袢を面で押さえることができるし、優しく確かな締め付け具合や滑りにくさがとても着付けしやすくて、実際の着心地もいい。
茶道教室で半日動いたあとでも襦袢の着崩れは全く感じなかった。

着付け初心者の方におすすめだと思ったのは、後ろ身頃だけを背中に固定できること。
衿の後ろの衣紋を抜いてから、背中につけた包帯を前に回して結ぶと、後ろ身頃が背中にピタッと貼り付くように沿ってくれる。
すると前の衿合わせを多少調整していても、抜いた衣紋が崩れないのだ。
この安心感は一度試してみると皆さん納得なさると思う。
襦袢の衿合わせが苦手だという方は、一度この方法にチャレンジしてみたらいかがでしょうか。
包帯をハサミで切って安全ピンで留めるだけなので、お針が苦手な方でも全く問題ないのも嬉しいですよね。




上にも書いたが、私の長襦袢は夏物以外はほぼ全てに衣紋抜きの布を付けてしまってある。
最初から衣紋抜き付きで仕立てたものもあれば、あとから自分で付けたものもある。
もちろん便利は便利なのだが、不思議なもので襦袢によって衣紋抜きの使いやすさが違うのだ。
それに衿の先に長い紐が付くので、自分で洗ったり畳んで収納する時にはちょっと邪魔に感じることもある。

きもの英さんで仕立てた単衣用の長襦袢は、なぜか衣紋抜きがとても使いやすくて綺麗に抜くことができるので、今後また英さんで仕立てることがあれば衣紋抜きをつけようと思うが、それ以外のお店で仕立てるならもう衣紋抜きを付けなくてもいい気がしてきた。
包帯は洗って何度も使えるし、一度付ける場所を覚えれば次からは簡単に準備できるので、今後は包帯の方にシフトしてしまおうかな。使いづらい衣紋抜き布はもう外してしまおうかしら。

それに普段着用の襦袢なら、包帯を襦袢に直接縫い付けてもよさそう。
包帯は伸縮性があって未使用時は少し短くなるので、普通の衣紋抜き用の紐よりはついたままでも邪魔に感じにくい気がした(包帯は使うたびにヨレるので見た目は良くないかもしれないけど)。
おすすめ通りに背中の身頃に包帯をピンで留めたり縫い付けるなら、襦袢の内側に小さな当て布をしたら襦袢の布地のダメージが減るんじゃないかな。

おすすめの包帯はダイソーのものなので、今度ダイソーに行ったら7cmの包帯を何本か買いだめしておこうっと。
小林先生、神奈川絵美さん、ありがとうございました。

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by Medalog | 2018-07-13 19:16 | きもの | Comments(2)

ステテコずり落ち事件

先日の茶道のお稽古終了後の話。
お仲間の車で先生宅の最寄駅まで送ってもらったのだが、車を降りて少し歩いたら着物の裾の中が何かおかしい。モコモコしている。
ふと足元を見たら、長襦袢の下に履いているステテコがずり落ちて裾からはみ出しそうになっているではないですか!
いやぁー!

どうやら、お稽古で散々動いて多少下に落ちていたステテコが、お仲間の車から降りる時に更にズレてしまったらしい。
この日履いていたステテコは着物雑誌の付録の型紙で自作したもので、ウエストのゴムも自分で入れたのだが元々少し緩めだった。それを何年も使っているうちにとうとう限度を超えた緩みになってしまったのだろう。

腰の一番太い部分を超えてずり落ちてしまったゴムは、もうどこにも引っかかることができず、着物の上から押さえていても一歩歩くたびにずり落ちてくる。

もう、無理。

幸い駅改札内のトイレが改札から近い位置にあることを把握していたので、もはや裾からはみ出しまくりのステテコを抑えつつ改札を抜けトイレに走り込んだ。
個室が空いていたので飛び込んで、ステテコを引っ張り上げる。
このステテコはかなりローライズで、私は腰骨のあたりで腰紐を締めるのだが、それに引っかからないように腰骨ギリギリまでしか上がらないサイズになっている。
それを無理やり引っ張り上げてなんとか2箇所ほどを腰紐に差し込み、ようやく一安心。
でもまたいつずり落ちるか安心できないので、寄り道もせずに一目散で帰宅した。



私も、着物を着るようになって10年以上は経っている。
それが今更このようなトラブルを起こすとは、我ながら信じられない。
あ、2年前の夏に京都で着物のお尻の縫い目がやぶれるという失態を犯したのは、ステテコ以上に信じられない事件だったけれど…

ステテコずり落ちは自作でゴムの調整が下手だったから起きたことだし、着物のお尻が破れたのは、かなり古い戴き物の着物の状態を読みきれなかったのが原因。
自作のものや古い着物を着るからには、自分で購入してプロに仕立てに出した着物以上に状態を把握することが大事なのですね。

お尻が破れた紗小紋は布は丈夫で糸だけが弱っていたので、洗い張りして仕立て直してもらった。もう品質について心配することはないだろう。
ステテコは緩んだゴムを絞ったら、おそらく問題ないだろうというレベルまで縮められた。
しかしこれをまた着物の下に着るにはちょっと勇気がいるな。
このステテコを自作した時と比べたら、最近は安くて機能的なステテコがたくさん売られているから、プロが作った既製品に頼った方が安心だ。自作のステテコは部屋着かパジャマに格下げしてしまうかも。

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by Medalog | 2018-06-29 12:26 | きもの | Comments(2)
私が持っている長襦袢の多くには衣紋抜きが付いているので、普段の着付けで長襦袢の襟元が着崩れることはあまりない。
でもこの時期によく着る麻の長襦袢には衣紋抜きが付いておらず、茶道のお稽古でたくさん動くとだんだん襟元が崩れてしまう。

そこで、以前どこかで見かけた「長襦袢の上から和装ブラを着ける」方法を試してみた。



肌着の上に長襦袢、その上に和装ブラを重ねる。
すると着けた瞬間から襟元がピタッと固定され、なんと頼もしい着心地!
これはいい方法を見つけたと喜びつつ、その上に綿麻の着物を着て茶道のお稽古に向かった。

しかし家を出てすぐに不具合に気づいた。
着物の寸法とぴったり合っているはずの長襦袢なのに、袖の振りから襦袢の袖が3cm以上も飛び出しているのだ。

なぜかと考えてすぐに思い当たった。
襦袢の上に和装ブラを着けたせいで、襟元だけでなく肩も背中も脇も襦袢が体にピタッと張り付いてしまい、長襦袢の裄が着物より短くなってしまったのだ。
慌てて長襦袢の袖を引っ張り出してみると一瞬は着物の袖と合うのだが、少し経つとまた和装ブラに引っ張られて袖が身ごろの方に引っ込んでしまう。
家を出た後ではどうすることもできず、電車の往復時にはショールで袖全体を隠したが、お稽古の時は襦袢の袖が着物からどーんとはみ出したままだった。



今までこの方法を試したという方のブログなどを読んでも、このような不具合の話はなかった気がする。
私のやり方が間違っていたのか、それとも和装ブラの形が悪かったのだろうか?
とにかく「長襦袢の上に和装ブラ」という方法は、襟元の安定感は抜群だが総合的には私向きではなかったようなので諦めよう。



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綿麻の着物に、麻の帯。
この写真は一体なぜこんなに画質が悪いのだろうと思ったら、先日の夜に綺麗な月を撮りたくてスマホのカメラを夜景モードにしたままだった…

ここ数日急に暑くなってきたので、綿麻ではもう暑かった。
次回のお稽古は7月前半。
夏のお稽古着物は麻か、紗のどちらにしよう?
麻だとシワがみっともないかな?
紗小紋は夏物では唯一のやわらかものなのでお稽古着にするのはもったいないかなあ。
次のお稽古までに考えておかないと。

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by Medalog | 2018-06-27 21:03 | きもの | Comments(0)

お手入れ

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湿気の多い梅雨時に畳紙を何枚も積み上げているのは、洗いに出した袷着物や襦袢が戻ってきたから。
5月にお手入れに出したのだから6月に戻ってくるのは当たり前だが、ちょうど雨の日だったので湿気が多く、できるだけ湿気に触れないように急いでタンスに戻した。



汚れ落としについて。
以前ベンジンを使った袖口や襟の汚れ落としを専門家の方から習ったことがあるが、少々面倒なのと、特に色が薄い着物は薄まった汚れが輪染みになりそうなのが怖くて自分でやったことはほとんどない。
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そのせいだろうか、薄黄色の十日町紬の衿にうっすらと筋が付いてしまっていてシミ抜きしても取れないということだった。
広衿なので着るときに折ればほぼ見えない部分だが、顔の近くなのでシミが取れないのは残念だ。
ベンジンを使う練習をして自分で毎回シミ抜きをするか、もっと頻繁に洗いに出すか、どうにかしないといけないのかなあ。
みなさま、衿や袖口のお手入れ、ご自分でなさいますか?



自分でするといえば。
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手持ちの長襦袢の中では一番高価な、色無地などに合わせる一枚の裾部分の布地が弱っていることに気がついた。まだ擦り切れてはいないが、今後茶席などで着る機会が増えたら数年でダメになりそう…。
身頃には内揚げがあるので直しに出せば綺麗にしてもらえるが、お金が掛かることなのでその前に自分でなんとかできないかと考えて、写真のように裾を他の布でくるむために背伏を購入。
しかしいざ長襦袢を前にすると、裾一周分を縫うのはかなり面倒くさそう…。
それに普段着用ならともかく礼装用の襦袢にこのような当て布をするのは、いくら見えない部分とはいえ(着物の裾が翻ったときに見えないとも限らないが)みっともないかしらという疑問も湧いてしまい、結局何もしないでタンスに戻してしまった。

それにしても、もともと真っ白だったこの長襦袢、新品の背伏と比べてみるとかなりくすんでしまったのがわかる。黄ばんだというか黒ずんだというか…
残念だが、こればかりは直しようもない。
実際に着てみればまだおかしくはないので、これ以上くすみが進行しないように願いたい。

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by Medalog | 2018-06-14 11:37 | きもの | Comments(2)

裂けた胴裏を自分で修理

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以前の記事で 胴裏がちぎれそう だと紹介した、義母のお下がりの市松模様の紬。
洗い張りして仕立て直したときに、胴抜きに仕立てるため新品の胴裏だと半端な残り布が出てしまいもったいないので、別のお下がり着物に付いていた胴裏を使い回しした。
でもその胴裏が弱っていたため、胴裏のお尻の部分が裂け始めてしまったのだ。
胴抜きはこれ一枚だけなので、重宝してたくさん着たせいもあると思うが…。

洗い張りのときに、あまりにも状態が悪いので悉皆屋さんに「余程大事なお着物でなければこのまま諦めた方が…」とまで言われた、この着物。
胴裏だけを直しに出すのは、ちょっともったいない。
そこで自分で修理してみた。



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(写真にモアレが出てしまい、見苦しくてすみません)
裂けた部分に被せているのは、背伏の布。
胴裏と相性がいいのは背伏だろうと思い化繊の背伏を購入。
和裁の技術はないので、普通のまつり縫いで裂けた部分を隠すように縫い付けていく。

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ただ、背伏を縫い付ける土台が傷んだ胴裏なので、針を刺すたびに大きな穴が開く感じで怖い…。
せっかく縫い付けた背伏だが、応急処置にしかならないだろうな。

ちなみに背縫いのお尻部分だけでなく両脇の腰の部分も布が裂け始めていたが、そのあたりは胴裏そのものが全体的に弱っている感じだったのと、お尻よりも長く裂けていて面倒になってしまったので縫うのを諦めてしまった。

今回縫い付けたところがまた裂けたら、もう胴裏も八掛も全部取り除いて単衣にしちゃおう!
水に強そうな質感と個性的な柄はコート類にも向いているんだけど、裄が足りるかな?
そうやってもう一度生まれ変わらせることができたら、この着物は心置きなく着潰せる。
最後はエコバッグにしたら丈夫で軽くて重宝しそうだなー、なんて今から思い描いている。

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by Medalog | 2018-06-06 11:53 | きもの | Comments(2)

木綿 × 木綿

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茶道教室。
片貝木綿に、今昔西村さんの花七宝柄の木綿帯。
着物も帯も温かみのある質感・色柄なので、もう少し早い時期に着た方が似合ったのかもしれない。
木綿でももっと薄手だったりつるっとした感触のものなら単衣の時期に最適なのだろうが…。

この日は雨模様で涼しかったが炉前に座っているとじわっと汗ばんでしまった。
次のお稽古は6月なので、もう綿麻着物と麻襦袢にしよう!
お稽古は結構汗をかくので、もしかしたら6月後半は綿麻でも暑かったりして…



d0048332_09335574.jpg木綿の着物で正座をすると膝がボコッと出てしまいそうな気がして、今まで茶道のお稽古には着なかったのだが、今回試してみたらこの片貝木綿は思ったよりは膝が膨らまなかった。

ただ座り皺のほうが結構目立ってしまっている。

膝裏はともかく、上前の膝下部分にこれだけ皺が寄るのは正座が下手な証拠のようで恥ずかしい。
木綿や麻のときは水スプレーを持ち歩いて、上前の皺だけでも取るようにしたほうがよさそうだ。

ただ今までは正絹で同じようなお稽古をしてきたが、紬でもやわらかものでも上前がこれだけ皺になることはなかった。
今更だけれどシルクって美しくてしなやかで強い、すごい素材なんですね。

この着物はほこっとした質感の木綿で滑りが悪いので、裾さばきに少し難があるのと、正絹のように袖がストンと下に落ちてくれずに帯や体にまとわりついてしまって動作の邪魔になることも多々あった。
木綿をお稽古着にするなら、できるだけ表面の毛羽立ちがない、滑らかな質感のものを選んだほうがいいようだ。



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帯は古代裂を扱う今昔西村のもので、帯裏と帯芯はもちろん新しいが帯地にしている木綿は全体的に掠れていて、場所によっては白っぽくなっているところも。
そしてこの帯は微妙に短めで、着付けの時につい強く引っ張ってしまうことがあり、帯地に負担をかけていないかいつも心配しながら着付けをしている。

ただ、私が持っている帯の中では最も茶室に馴染む帯のひとつだと思う。
木綿で古代裂なので着ていける茶席は限られるかもしれないが、それでも今後使う機会が増えそうなので、今のうちに二部式にでも仕立て直したほうが長く着られるかな。
自分でやってしまうか、弱っている生地だけにプロに頼むべきか、悩んでいるところだ。

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by Medalog | 2018-05-24 11:42 | きもの | Comments(2)

雨支度

茶道の稽古日が雨だったので、胴抜きの市松紬の上に雨コートを着たところ、コートの袖口と裾から着物がはみ出してしまった。

裾からはみ出すのは着物の裾を長く着付けてしまったせいかと思うのだが、コートと着物の寸法は合っているはずなのに袖がはみ出すのはなぜだろう。
まさか、雨コートが縮んだのだろうか?
コート地だから縮むはずがないと思って自宅で押し洗いしてしまったのだが、縮む素材だったのだろうか…

あれこれ考えるが着付けを直す時間もなく、裾も袖もはみ出したまま家を出た。



稽古が終わってコートを着た時に、裾からはみ出す着物を見た先生が
「裾から着物がはみ出すのは見た目がすっきりしないから、そういうときは裾を上げてしまうといいわ」とおっしゃって、ご自身のクリップを使って着物の裾を帯まで持ち上げて固定してくださった。

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雨が強いときにこの方法で裾を守るということは知っていたが、今回のようにコートの裾から着物がはみ出して見た目が良くないときにも使えるのだ、と気づく。

この状態でコートを着てみると、たしかに足回りがすっきりして見える!
それに、膝下の着物がなくなるのでとても歩きやすく、お稽古終わりで疲れた脚にはこのほうが都合がいいくらいだ。
ちょうど膝のあたりで折り返すためか、この状態で電車などの椅子に座っても後ろにおかしな折り線がつかなかったので安心した(着物の素材にもよるだろうが)。

唯一心許ないのは、風でコートの裾が翻ったときにいきなり長襦袢が見えてしまうこと。
これは歩き方や裾を手で押さえる方法を気を付けるしかないのだろう。
あとはコートが薄手の場合、八掛と長襦袢の色が違うと折り目が透けることはありそう。

それにしても、あれよあれよと言う間に先生と姉弟子の方に着物の裾を持ち上げられてしまったので、普通の長襦袢を着ていて良かったと思った。
もし、膝が破れて当て布をした二部式襦袢を着ていたら、先生やお仲間たちに見られてしまうところだったわ…



帰宅後に、雨コートと着物の寸法を測ってみた。
すると予想外なことに、コートは縮んでおらず着物の裄のほうが自分が思っていたよりも長く、そこでようやく自分の間違いに気がついた。
私は単衣と夏物の裄を1尺7寸5分に揃えていて、この胴抜きも同じだと思い込んでいたのに、実際は袷と同じように「1尺8寸か、無理ならできるだけ長く」という注文方法で仕立てていたのだ。
義母のお下がり着物なので裄を長くするのは難しいだろうと予想していたが、和裁士さんが頑張ってくれた結果1尺7寸8分ぐらいまで長くできたのだということをなんとなく思い出した。
つまり、もともとこの日に着た雨コートと一緒に着てはいけない着物だったのだ。
秋までに1尺8寸用の雨コートを買わないといけないな。



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以前から「下駄の爪革の草履バージョンってないのかな」と思っていたが、ネットで調べていたらぜん屋さんが「雨用草履カバー」という商品を扱っていることを知った。
阪急梅田店にぜん屋さんが入っているのでさっそく出かけて購入した。
(鼻緒が緩んだ他店の草履も、こちらで有料で調整していただけました)

履き慣れた草履に簡単にセットできるので重宝している。
茶道教室が我が家から少し遠く、自宅周辺は曇り空なのに先生宅の最寄駅では大雨になってしまったので慌てて駅のベンチで装着したこともある。
ただ便利だからと雨のたびに使っていると、いずれは前つぼの穴の部分が破けてしまいそうな気がする。
それにこのカバーは草履の台は覆わないので、底が雨対応になっていない礼装用草履だと台が濡れて傷んでしまう。
草履全体を覆うカバーも売っているが、透明な爪革付きの雨草履が一足必要かなあ。見た目が好きではないけれど…

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by Medalog | 2018-05-17 10:30 | きもの | Comments(0)

胴裏がちぎれそう…

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茶道教室へ。

胴抜き仕立ての市松紬に、博多八寸帯。
義母の古い着物でよく見ると小さなシミがあちこちに飛んでいるのだが、胴抜きの着物はこの一枚しかないのと、つるっとしていて雨にも強いので5月・10月ごろに重宝している。

だがその市松紬が、帰宅して脱いでみたらお尻や腰のあたりの胴裏地が裂け始めていてびっくり。
これはあと数回で完全にちぎれるな…

それにしても、お下がりで糸が弱っている着物のお尻部分の縫い目が裂けたことはあるが、この着物は洗い張りして仕立て直したのに胴裏地が裂けたのはなぜだろう?
この着物よりも数多く着ている着物は大丈夫なのに…
疑問に思ってこのブログの過去記事をさかのぼってみたら、8年前にこの着物を仕立て直したときの記事があった。

読み返して思い出したのだが、義母のタンスにあったこの市松紬はカビやシミ汚れがあまりにも多いので洗い張り店の人に「よほど大切なお着物でなければ、このまま諦めたほうが…」とまで言われたのを、諦めきれずに洗い張りして仕立て直したものだった。

そして、使用した胴裏は新品ではなかった!
表地自体が傷んでいるので、胴裏も古い着物に付いていた胴裏の中から使えそうな部分を再利用したことを過去の記事を読んで思い出した。
胴抜き仕立ては使用する胴裏の長さが半端なので、新品を使うと残り布も半端になるのが嫌だったようだ。

なるほど、古い胴裏だったから糸でなく生地そのものが裂けてしまったのね…
当時は賢いやりくりだと悦に入っていたが、いざ裂けてしまうと「せっかく仕立て直すなら新品を使っておけばもっと長持ちしたのに…」なんて思ってしまう。現に、八掛は新品を使用したのでまだ全く傷んでいないのだ。

他の部分が傷んでいないので、胴裏だけを仕立て直しに出すのは勿体ない。
弱った部分が完全に裂ける前に自分でなんらかの補強をして、あと数年でも延命させなくては。
そしてその後はどうしましょう。
水に強い布地なので単衣にしてしまえば自宅で洗える着物になるかしら。寸法が足りるならコートにしてもいいが、シミがあるから上着には向かないかなあ?補強するときに採寸しなおしてみよう。



この市松紬は水に強いし汚れが目立たないので茶道のお稽古着に最適かと思いきや、いざお稽古で着てみると難があった。
道具を持ち両手がふさがった状態で正座しようとすると、大島紬以上にハリのある生地なので裾の上前が膝の下に納まってくれずにパーンと膝の前に飛び出てしまうのだ。
稽古着は自然と着物の裾が膝の下に納まってくれる程度のやわらかさでないと、座ることそのものに余計な神経を使うことになるのが勿体ない。

紬であっても袷の十日町紬やグレーの紬は問題がなくこの市松紬だけがダメなので、今後お稽古にはできるだけ着ないようにしたい。
お稽古にも街着にもできるようなやわらかめの紬か小紋、胴抜きで一枚作りたいなあ。これは無駄遣いではない!…はず(笑)

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by Medalog | 2018-05-11 08:56 | きもの | Comments(0)