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メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog

色落ち

3月初めのお稽古日。
ひな祭りらしい着物の組み合わせにしたいと思い付くが、綺麗な色合いの着物や季節柄の帯などは持っていない。
そこでなぜかピンと来たのが、この組み合わせ。

色落ち_d0048332_09021504.jpg

色柄がひな祭りらしいというよりは「昭和の家庭行事」というレトロな雰囲気になったかな。
晴れ着を着た幼い娘たちのためにちらし寿司を作るお母さん(おばあさん?)のイメージ。
着物は頂きもの、帯は義母のものでどちらも半世紀ぐらい昔のものだと思う。

自分の中では妙にしっくり来た組み合わせなのだが、着姿全体としては暗いトーンなので、お稽古場で私の姿を見てひな祭りらしさを感じた人はいなかったでしょうね…(笑)
お稽古場の他の方々は春らしい色合いや人形柄の帯などでひな祭りを表現していて素敵だった。



ところでこの着物。
いただいた時に丸洗いに出したのだが「色が落ちるので洗えない」と言われて戻ってきてしまったのだ。
見た感じは村山大島紬のようだが、色落ちするなんてことあるだろうか?
でもいつもお願いしている業者さんの言うことなので、洗うのは諦めてお稽古などで着潰すことにした。

それもあってこの日のお稽古に来ていったのだが、帰宅して足袋を脱いだらなんと!
色落ち_d0048332_09313325.jpg

八掛の色が足袋に付いてしまった!
(実際は足袋カバーを脱ぐのを忘れたままお稽古してしまったので、汚れたのは足袋ではなく足袋カバー)
慌ててウタマロせっけんで手洗いをしてから洗濯機へ。
まだ新しい足袋カバーだったので、赤色がほとんど取れてホッとした。

色落ち_d0048332_09313876.jpg

これが八掛。紅絹かな?
いかにも昔の八掛という感じの色だが着物の雰囲気とは合っていて、これはこれで悪くないと思っていたのだが、色落ちするなら白足袋必須である茶道のお稽古ではもう着られないなあ。

・・・ここで気が付いた。
もしかしたらこの着物の色が落ちるというのは、表地ではなくこの八掛のことなのだろうか?
だとしたら、八掛を取り替えればまた着られるかも?
私の悪い癖というかなんというか、一度着たら愛着が湧いてしまって、なんとかして再生させたいと思ってしまうのだ。付け替える八掛は着物の地色に合わせた薄いグレーか、菱形の部分にわずかに使われている淡いオレンジ系の色でもいけるかも。
また業者さんに聞いてみよう!



でも本当は、張りのある紬地よりも着心地がやわらかい小紋のお稽古着物を増やしたくて、この春に一枚求めようと思っていたのだ。
昨今の世情では着物を求めに行く気分もあまり盛り上がらない。いや、気晴らしに綺麗な着物を見に出掛けるべきだろうか。

仕立て直すか、小紋を探すか、あるいは両方か?
どうなることやら、です。

Commented by 神奈川絵美 at 2020-03-05 21:44 x
こんにちは! うふふ、新しいお着物をお求めになる、に一票です^^
お茶のお稽古、カバーをつけたままで良かったですね。八掛の
色落ちにも気づくことができたし…。こちらも裏を替えて
ぜひぜひ長くお召しになってください~。
Commented by fuko346 at 2020-03-11 13:19
私は 鼻緒の赤が足袋について びっくりしたことがあります。色落ちはやっかいですね。

お買い物 賛成~♪
もうちょっと落ち着いたら お付き合いさせてくださいまし。
Commented by Medalog at 2020-03-12 12:27
> 神奈川絵美さん
こんなご時世なので着物を着るときぐらいは少し明るい色の着物を着たくもなるのですが、何しろ明るい色のものを持っていなくて、今ちょっと欲しくなっているのですよね〜。ふふ…
裏地の色落ちは、今まで古い着物をいくつか着ていた私でも初の経験でびっくりしました。足袋本体でなくカバーで良かったです。
Commented by Medalog at 2020-03-12 12:31
> fuko346さん
今回の色落ちは洗濯で落ちてくれたので助かりましたが、鼻緒の方が足袋にしっかり色がついてしまいそうな気がしますね。力が入る場所だし。風子さんの足袋は洗濯で元に戻ったのでしょうか。

世間が落ち着きを取り戻すのは、もう少し先かな?
焦ることもないと思いつつ、待ち遠しいですね。
by Medalog | 2020-03-05 10:22 | きもの | Comments(4)