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メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog

シルック絽小紋で4枚重ね着…

シルック絽小紋で4枚重ね着…_d0048332_12465911.jpg前日に京都で麻着物の着心地の良さを味わった翌日、お稽古でシルックを着た。
麻着物は他にもあるのだが、夏のシルックがどの程度暑いのか、本格的な暑さの前にできるだけ試したかった。



襦袢は麻の絽にするはずが、半襟をつけ忘れていたので着物も襦袢もシルックになってしまい、さらに汗から帯を守るために少し厚手の肌着を着て上には紗の道行も羽織ったので、夏にしては中々の重ね着になってしまった。

8月に大寄せ茶会に行くことになり、夏物の礼装帯が写真の名古屋帯しかないので、これで大丈夫かどうかを先生に確認するためにお稽古に着ていったのだ。

一張羅(というほど高級ではないが)の名古屋帯を守るために少し厚手の肌着と道行が必要だったわけだが、電車の中で若い男性が背負ったリュックにお太鼓を引っ掛けられてしまい、道行を着ていなかったらお太鼓が崩れたか傷がついたかもしれないほどの衝撃だったので暑い中道行を着ていって良かった。
そしてこの一張羅の名古屋帯が8月の大寄せ茶会に着ていっても大丈夫とのことだったので、それも良かった。



梅雨が明け夏に突入した日に厚手の肌着、シルックの長襦袢、シルックの絽小紋、正絹の紗の道行、の4枚重ね着。
同じような重ね着を夏に洋服でしてみろと言われたらとても耐えられない気がするが、着物だと暑くてもなぜか「こんなもんか」とやり過ごせるのは不思議だ。
たとえシルックでも着物を着ているのが嬉しいということもあるし、衣紋や衿、身八つ口から入る風が涼しさを感じさせてくれるという着物の特性もありそう。
この日も、歩いているときは風が体に入ってくる感覚があって意外に平気だったが、立ち止まった時にジワ〜っと汗が噴き出してくる。
洋服でも似たようなものだが、シルック着物だと洋服や麻着物よりも熱が篭って発散されづらいので、扇子を使ったり水を飲んだりして篭った熱を逃がしながらできるだけゆっくり歩くようにして、それほど辛い思いをせずにお稽古を終えて帰宅することができた。

ただしこの日はお稽古場と電車の中がほとんどで、弱くてもクーラーが効いていたので耐えられた部分はあるかも。
もしも電車内で停電でクーラーが止まったりしたら、道行を脱いだとしてもシルック着物の中に篭る暑さは大変なものになると思うと怖くて、とにかく何事もなく家に着きますようにと願いながらの帰宅になった。
これからの季節、ゲリラ豪雨などで電車にもどんな被害が出るかわからない。
ペットボトルの水やお茶は常に携帯しておかねば。



今ふと思ったのだが、この日は帯を汗から守りたくて少し厚手の肌着を着たのだけれど、着物は洗えるシルックなので帯だけを守ればいいなら肌着は薄手にしてお腹周りだけタオルでも巻けば上半身が少しでも涼しくなるかしら。
この時期、帯板は少し厚みのあるヘチマ素材を着物と帯の間につけているので前帯に汗が映る心配は少なそう。ということは後ろ半分だけタオルを当てればいいかな。
いや、いっそ前にも後ろにもヘチマの帯板を付ければ、通気性を保ちつつぐるりと一周汗から帯を守れそう。
変な思いつきだけど、意外といいかも?
ウエストは結構太くなりそうだけど…。

次回の夏着物までに、腰に当てるヘチマ素材の何かを探してみよう。
検索してみたらヘチマの補正パットもいろいろあるようだし、安い素材から自作できるかもしれないし。
少しでも涼しく帯を守れたらいいなー。



そうそう、消しゴムを掛けて形が崩れた帛紗は、お稽古で使ってみたがなんとかこのまま使えそうだ。
炭手前をさせていただき、炉前が暑くて手に汗をかいてしまいベタベタして帛紗がうまく捌けなかったので、角を綺麗に合わせる以前にとにかく形になるようにさばくので精一杯だったのが逆に良かったみたい。
でも念のために新しい帛紗を買っておいたほうがいいかな〜。

Commented by fuko346 at 2019-08-01 10:10
暑さにお強いのですねえ、うらやましいです。
一度 呉服屋さんが進めてくれた シルックの絽長襦袢、
羽織っただけで 気分が悪くなって投げ捨て それ以来
化繊ものは 手にしていません。
お茶に 洗える物は便利と思いつつ 横目で見ていますが
最近のものは 進化して涼しいのでしょうか。
Commented by Medalog at 2019-08-01 15:21
> fuko346さん
シルックの絽襦袢、進化しているのでしょうがやっぱり暑いですよ〜。
でも私は「暑いけどなんとか着られる」タイプで風子さんは「全くダメ」なタイプなんでしょうね。
ただ、着なくて済むなら着たくはないのが本音です。
身ごろが麻で袖だけシルック絽の長襦袢があれば夏の茶会にも気兼ねなく着ていけるのですが。
麻とシルックの長襦袢地を仕立屋さんに持ち込めばできるかも?来年にでもやってみようかしら。

by Medalog | 2019-07-30 10:29 | きもの | Comments(2)