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メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog

夏のシルックに挑戦

夏のシルックに挑戦_d0048332_12225345.jpg 
 絽 シルック江戸小紋
 絽塩瀬の名古屋帯

…夏に化繊の着物は、できるだけ着たくないと思っていた。

10年以上前、着物初心者の頃に化繊の絽小紋と化繊の絽長襦袢で外出したら、途中で体内に熱がこもって息ができなくなり「どこかで着物を脱がないと危ないかも」と本気で考えたほど苦しくなってしまったのだ。
その時はクーラーが効いたカフェに飛び込んで冷たいジュースとお水を何杯か飲んでいるうちに徐々に呼吸が回復してきて助かったのだが、回復するまでの数十分が本当に苦しくて、それ以来「着物も襦袢も夏に化繊は着ない!」と決めつけていた。

だが茶道を初めて夏のやわらかものも必要となった時に、お手入れの手間と金額を考えたら正絹の絽の着物はもったいなくて買えないな…と思い、悩みつつもシルックの一ツ紋色無地とお稽古用の無紋の江戸小紋(写真のもの)を用意したのだ。

去年の夏はお稽古には麻の着物を着ていた。
着心地はとても良いが足捌きが悪く、私が未熟なこともあってお稽古終わりには膝下がぐちゃぐちゃに…。帰りの電車の中で恥ずかしかったので、また暑い思いをするかもしれないけれどシルック絽小紋を買うことにした。

多分、10年前の絽小紋はシルックではない安い化繊だったと思う。
それと今回仕立てたシルック江戸小紋を比べてみると、明らかにシルックの方が薄くてしなやかだ。
それでも襦袢もシルックの絽にするのは怖いので、身ごろが綿の嘘つき半襦袢にしてみた。



いざ出掛けてみたら、麻の風通しの良さには及ばないが思ったよりも暑苦しさは少ない。
今年が例年より涼しいこともあるし、着付けが上達して衿や帯に多少ゆとりを持たせていることもあると思うが、クーラーの効きが抑えめなお稽古場でも問題なく着ていられた。
次は襦袢を麻の絽襦袢に替えてみよう。
着物と襦袢の素材の相性(見た目も着心地も)が問題なければ麻襦袢が一番涼しいものね。

そして麻が体に沿わない(モノによるが)のに対してシルックはやわらかく落ち感があるので、お稽古着には明らかに向いていると思った。
お稽古帰りでも着物姿が見苦しくないので、去年よりも堂々としていられたのは結構嬉しいものだった。
茶道の着物としては、麻の着物は客として伺うときに(着ていっても失礼でなければ)着るぐらいが私にはちょうど良いのかもしれない。

Commented by amethyst at 2019-07-22 18:10 x
Medalogさん、お久しぶりです。
シルックの着物一枚あると気持ちが落ち着きますね。
雨の時、降りそうな時、やはり頼りになりますから。
こちらの水色の着物、とてもきれいですね。
夏の時期の暑さを何とかしのげれば、化繊も
大いに着物としてアリ!ですね。

でも夏もお稽古をちゃんとしていて
えらいです~
Commented by Medalog at 2019-07-22 21:49
> amethystさん
シルックの夏物は、雨が多い6月9月にも重宝するので一枚あると安心しますよね!
今回の襦袢は身ごろが綿のうそつき襦袢だったので、次回は麻の襦袢で着てみたらもっと快適なのではないかと期待しています。

夏のお稽古は洋服で行ってもいいのですけど、お稽古以外に夏着物を着る機会がほとんどないので、夏着物を着たくてお稽古に行っている部分も大きいです。
でもお茶を何服もいただくと流石に汗をかいちゃいますね…
by Medalog | 2019-07-12 17:06 | きもの | Comments(2)