2018年 06月 14日
お手入れ
湿気の多い梅雨時に畳紙を何枚も積み上げているのは、洗いに出した袷着物や襦袢が戻ってきたから。
5月にお手入れに出したのだから6月に戻ってくるのは当たり前だが、ちょうど雨の日だったので湿気が多く、できるだけ湿気に触れないように急いでタンスに戻した。
汚れ落としについて。
以前ベンジンを使った袖口や襟の汚れ落としを専門家の方から習ったことがあるが、少々面倒なのと、特に色が薄い着物は薄まった汚れが輪染みになりそうなのが怖くて自分でやったことはほとんどない。
そのせいだろうか、薄黄色の十日町紬の衿にうっすらと筋が付いてしまっていてシミ抜きしても取れないということだった。
広衿なので着るときに折ればほぼ見えない部分だが、顔の近くなのでシミが取れないのは残念だ。
ベンジンを使う練習をして自分で毎回シミ抜きをするか、もっと頻繁に洗いに出すか、どうにかしないといけないのかなあ。
みなさま、衿や袖口のお手入れ、ご自分でなさいますか?
自分でするといえば。
手持ちの長襦袢の中では一番高価な、色無地などに合わせる一枚の裾部分の布地が弱っていることに気がついた。まだ擦り切れてはいないが、今後茶席などで着る機会が増えたら数年でダメになりそう…。
身頃には内揚げがあるので直しに出せば綺麗にしてもらえるが、お金が掛かることなのでその前に自分でなんとかできないかと考えて、写真のように裾を他の布でくるむために背伏を購入。
しかしいざ長襦袢を前にすると、裾一周分を縫うのはかなり面倒くさそう…。
それに普段着用ならともかく礼装用の襦袢にこのような当て布をするのは、いくら見えない部分とはいえ(着物の裾が翻ったときに見えないとも限らないが)みっともないかしらという疑問も湧いてしまい、結局何もしないでタンスに戻してしまった。
それにしても、もともと真っ白だったこの長襦袢、新品の背伏と比べてみるとかなりくすんでしまったのがわかる。黄ばんだというか黒ずんだというか…
残念だが、こればかりは直しようもない。
実際に着てみればまだおかしくはないので、これ以上くすみが進行しないように願いたい。
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神奈川絵美
at 2018-06-16 22:20
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こんにちは! お手入れは何かと悩ましいですよね。私は、袖口は自分で、ベンジンで拭くかな・・・むかーし悉皆やさんに教えていただいたのですが、びっくりするくらいたーっぷりつけて、たたくようにするのがいいみたいです。少量で、ふく(こする)ようにすると生地が傷みますものね。
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Medalog at 2018-06-18 09:24
> 神奈川絵美さん
私も以前悉皆屋さんに教えてもらったので、ベンジンをたっぷり使うというのは頭ではわかるのですけど、いざとなるとたっぷり使うのに躊躇してしまって…
でも絵美さんのように袖口を毎回手入れするのが着物のためにはいいのでしょうね。今後の長い着物ライフ、私もお手入れの勉強をやり直すべきかと思っています。
私も以前悉皆屋さんに教えてもらったので、ベンジンをたっぷり使うというのは頭ではわかるのですけど、いざとなるとたっぷり使うのに躊躇してしまって…
でも絵美さんのように袖口を毎回手入れするのが着物のためにはいいのでしょうね。今後の長い着物ライフ、私もお手入れの勉強をやり直すべきかと思っています。
by Medalog
| 2018-06-14 11:37
| きもの
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Comments(2)