義母のウール着物にお別れを

先週末、義母の七回忌の法要を済ませた。

義母には、義父をずっと見守っていてくださいねと改めてお願いした。
そしてもうひとつ、義母の持ち物であったウールの着物を処分させてもらいますね、という報告も。



義父によると、義母は生前に、着物は息子の妻である私に全て譲りたい、他の親戚には譲りたくないと言っていたそうで、その結果として礼装からウールまでたくさんの着物が我が家に運び込まれた。

寸法や保存状態からしてそのまま着られる着物はなかった。
正絹の着物のうち数枚はシミ抜きや色掛け、洗い張りと仕立て直しなどをした上でありがたく着させてもらっている。

しかし、ウールの着物はどうしても着る機会がない。
自宅では着物を着ないので元々ウール着物に馴染みがなく、義母のお下がりをもらってから6年たっても自宅でウール着物を着る気にはならなかった。
それでも今まで手元に置いていたのは、ウールとはいえ着物なので洋服以上に処分することに抵抗があったし、また着物を解けば一枚の布になるので、なにかに繰り回せるのではないかという思いがあったから。

でもこの6年間一度も着ることがなく、繰り回す方法も思いつかなかったウールの着物たち。
我が家には押入れがないためダンボールに詰めたまま洋室の床に置いてある状態で、いつかはなんとかしなければならないと思いつつ踏ん切りがつかなかったのを、今回思い切ることにした。

念のため法要に集まった親戚一同に、義母のウール着物が欲しい方はいらっしゃいますか?と聞いてみたが、着物好きの人でもウールは着る機会がないということだったので決心がついた。



そしてこうやってブログに書くことで、さらに自分の背中を押しているのです。
決心がついたと言っても、まだ少々迷いがあるのかも。
そんな私の心の中のささやかな葛藤について、読んでくださってありがとうございました。
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Commented by fuko346 at 2015-11-05 01:19
ああ わかります、処分 なかなかできませんよね。
でも 着ないものをいつまでも置いておくわけにもいきません。
ご親戚に了解してもらったことですし、ここは思い切って!
Commented by Medalog at 2015-11-05 09:01
風子さんへ
同意していただけると少し気が楽になります。
ウールの処分は義母の一周忌にも三回忌にも考えたのに実行できなかったので、今回の法要を区切りとして思い切って実行します。
Commented by amethyst at 2015-11-05 23:58 x
そうですね、気持ちとして着物の処分はしにくいですね~
でもウールは虫が付きやすいともいうし
他の大事な着物が被害にあっても大変。
ちゃんと法事の時に伝えたのですっきりできますね。
Commented by Medalog at 2015-11-07 01:30
amethystさんへ
そうなんです。
お下がりのものは洋服でも捨てるのが申し訳ないのに、着物となると余計に心が痛んで…
虫の心配があったのでウールだけを段ボール箱にまとめて入れていたんですが、それでもずっと置いておくわけにはいかなくて。
義母に心の中で手を合わせつつ、思い切って処分します。
Commented by 神奈川絵美 at 2015-11-07 23:49 x
こんにちは。お気持ちよく伝わってきます。
躊躇しますよね…私もいまだに義母の着物コート、
処分できません(義母は約15年前に亡くなっています)。
でも、段ボールに入れておくよりは
処分してお空に返す(イメージ)の方が
Medalogさんも気持ちの整理がつきやすいかなと
勝手ながら、思いました。
Medalogさんの優しいお気持ち、きっと空で
受け取ってもらえると思います。
Commented by Medalog at 2015-11-08 23:54
神奈川絵美さんへ
絵美さんもお義母さまの着物コートをお持ちなんですか。
昔の着物は反物の幅が狭くて裄出しもままならないものが多いですから、着たくても着られないし、さりとて処分も出来ない…というものを持っている方は多いのかも。
空に返す…そうですね。義母には気持ちが届いていると信じたいです。
by Medalog | 2015-11-04 11:10 | きもの | Comments(6)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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