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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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「京の小袖」展

みなさんのブログを見て「私も早く『京の小袖』展を見に行かなくちゃ」と思いながら12月までやっているからと何となく先延ばしにしてきたが、ふと気付けばあと2週間足らずで終わってしまうことに気付き、慌てて出掛けてみた。

京都文化博物館は初めて行ったが、こんな町中にあるとは知らなかった。
何回も前を通っているはずなんだけど。
事前には知らなかったのだが着物で入場すると200円割引だそうで、着物で出掛けてよかった。

展示内容は年代順に美しい小袖がたっぷり。
年代が古いものほど保存状態が悪いのは残念だが仕方がないが、それでも手の込んだ技の数々は十分に伺いしれる。
以前大阪の小袖展を見た時にも感じたのだが、一枚一枚の小袖に秘められたパワーが時を経た今でもびんびん伝わってくるようだ。
贅を尽くした技と手数、独創的な意匠、布そのものの美しさ、どれもこれもが本当に素晴らしい。江戸時代に戻って、これらの小袖を着た人々が行き交うさまをこっそり覗けたらどんなに楽しいだろう!

それから、江戸時代の小袖のデザインの流れを知って面白く感じた。
以下、自分の覚え書きにつき間違っていたら申し訳ないです。

意匠がどんどん豪華になって布地が見えないほど刺繍で埋め尽くされるようになる
・・・
いわゆる振袖火事により江戸の大半が焼失し、当然多くの小袖も失われてしまう
・・・
京都に小袖の注文が殺到するが、人手が足りずに今まで通りの豪華な手仕事ができなくなり
必然的に空きの多いデザインが主流になる
・・・
一方、江戸では火事の復興で活況になり、巨大な利を得た商人などが競って
また以前のような豪華な小袖を作るようになる
・・・
やがてその流れも飽きられ、江戸の「粋」が生まれる




d0048332_19525115.gifグレーの紬に菊の帯。

さほど寒くはない、ぬるいような気温だったが、もう11月も終わるので流石に帯付きはないだろうと羽織を着て行った。

だけど、暑かった…

京阪の三条駅から博物館まで15分ほど歩いたし、展示を見る間も、そのあと用事を済ませて帰りの電車に乗るまでの間もずっと歩いていたので、電車に乗った瞬間からじんわり汗が…。
電車が少し混んでいて羽織を脱げる状態ではなかったので、ちょっと気持ちが悪くなってくるほどだった。

京都では多くの着物姿の方を見かけたが、3割ぐらいは帯付き(とショール)姿で、ちっともおかしくなかった。
私もいい加減に「紅葉の季節だから羽織りものを着なければ」というような固定概念を捨てられるようになりたい。
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Commented by fuko346 at 2011-11-29 21:15
こんばんは。
いらしたのですね 小袖展。
文化博物館がはじめて、というのにはちょっと驚きました。
なかなかいいでしょ、ここ。

小袖は圧巻ですよね~、私、これ欲しいなあというのが
二、三 ありました。笑

この頃の気候乱高下なので、もう、決まり切ったことは
言ってられませんね。
日替わりで、その日の気温に合わせましょう♪♪
Commented by Medalog at 2011-11-30 13:54
風子さんへ
そうなんです、この博物館は行ったことがなかったんですよ〜。
京都で行くのはいつも岡崎方面の美術館ばかりで…
便利な町中にあるので、これからはもっと気軽に行きたいです。

小袖の迫力は本当に素晴らしいですよね。
私は恐れ多すぎて「欲しい」という感覚さえ湧きませんでした…完璧に負けてます(笑)
こんな素晴らしいものを着るって、当時の人たちはどんな気分だったんでしょうね。ため息しか出ないです。

昨日は洋服の人たちも薄着だった中で自分1人が額にうっすら汗を浮かべていて、恥ずかしいやら辛いやら…
自分の感覚を信じて、着たいものを着るしかないですね。
Commented by 神奈川絵美 at 2011-12-01 21:56 x
こんにちは。数ヶ月前に女子美蔵の江戸の着物展を観たのですが、そのときは京都との比較はなかったので、レポート興味深く拝読しました。やっぱり、モノの良し悪しとは別のところで「飽きる、飽きられない」というファクターで流行はうつろっていくのですね。
11月末、暑かったですよね。今日はとても寒いです・・・。
Commented by Medalog at 2011-12-02 21:42
神奈川絵美さんへ
想像ですが、小袖は当時のトップファッションだったのでしょうから、やはり「人と違うもの」とか「人よりも先に」という意識は強かったんじゃないかと感じました。

このところ日によって気温がかなり違うので、何を着るか悩みますね。うちはマンションなので寒さはベランダで確かめてはいるのですが、家を出てマンションの外で「厚着だったかな」と気付いてもまた自宅に戻るのが面倒でそのまま我慢してしまうことが多いです。
着物は胴体は暖かいので、やや薄着で首周りと腕を守れるようなショールや手袋を持参したほうが間違いのかもしれませんね〜。ああ難しい。
Commented by amethyst at 2011-12-09 00:57 x
小袖展興味深く読ませていただきました。
江戸の頃の刺繍の着物、どんなだったんだろうと想像してみました。
刺繍でうめつくされた。。。なんて贅沢なんでしょうね~
でもそれも江戸では飽きられて
粋な着物が生まれるなんて面白い。
そうなると今の流れは未来でどう評価されるのかな~って
つい考えました。
願わくば着物文化がちゃんと続いていますように。
Commented by Medalog at 2011-12-12 13:13
amethystさんへ
今回の展示は時代別に小袖が並んでいたので、移り変わりがよくわかって面白かったです。
一番最後のブロックでは、小袖なのに藍色中心のとても地味な色使いでびっくりしました。その小袖を着ていた人たちはそれが当たり前で、100年前はどんな小袖が流行だったのか知らなかったかもしれませんね。

数十年後、もし自分たちがまだ着物を着ているとしたら、今のことをどのように振り返るのか楽しみです。
意外に銘仙みたいな派手な着物がブームになって「平成20年頃は地味だったわよね」とか言ってたら面白いですね(笑)
Commented by アーティチョーク at 2013-01-21 10:26 x
愛読者です。着物も羽織もとても素敵! 
あ~、もうちょっと見たい~、全体を~~~、(というファンの意見でした・・・)
どこかですれ違って凝視してる怪しいのがいたら、私かもですw
Commented by Medalog at 2013-01-22 21:23
アーティチョークさんへ
ブログを読んでいただいているとのこと、ありがとうございます!
持っている着物の数も少なく、お褒めいただくような着姿ではないのですが、嬉しいコメントをいただき励みになります。
最近はめっきり着物の記事も減ってしまいましたが、これからもぼちぼちと更新していきますのでよろしかったら遊びにきてくださいませ。
by Medalog | 2011-11-29 20:04 | きもの | Comments(8)