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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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義母の着物・いよいよ仕立て直しへ…

一通り整理し終わった義母の着物。

直して着てみたいものはいろいろあるが、全体的にシミやカビなどが多いこと、また寸法が小さいことから、着るためには洗い張り〜仕立て直しが必須になる。
全ての着物に同じように手を掛けるわけにはいかないので、あれこれ悩んだ結果、とりあえず3枚の着物を洗い張りに出すことにした。

数回お世話になっている洗い張り屋さんへ出向き、着物の状態を見てもらう。




d0048332_16105396.gifカラフルな間道柄の羽織。

これは汚れは少なく、洗い自体は問題なさそう。
(もし落ちない汚れがあっても目立ちにくそう)

10枚ほどあった上着類の多くは、裄はもちろん袖丈も短い(通常が1尺3寸なのに対して1尺2寸前後しかない)のが悩みのタネなのだが、幸いこの羽織は袖丈が1尺4寸以上あるのでありがたい。

裄も相当短いけれど、和裁士のサリィさんから「つぎはぎになってもよければ、衿の中の布を使って裄を出すこともできる」と教えていただいた。この柄ならつぎはぎをしても目立ちにくいと思うので、その点も問題なさそうだ。

あとは羽織丈。現状では太ももの中ほどまでしかないのだが、多少折り返しがあるので、それがどこまで伸びてくれるのか…

d0048332_17404367.gif最初は角だし用の名古屋帯に仕立てようかと思っていたのだが、(この写真のような仕上がりになりそう…こんな帯、一本欲しいなあ)これらの条件をクリアするなら羽織として着る方向で考えるのもいいか…と心が揺らぐ。
洗いが終わって戻ってきたら、手持ちの着物にじっくりと合わせてみて、羽織として合う着物があるのか、帯のほうが使い勝手がいいのか、また考えようと思う。




d0048332_1611377.gif大島風の紬。
(私が持っている大島とかなり似た風合いだが微妙に違う?)
色といい柄といい私の好きな感じで、そのまま抵抗なく着られそうなのだが、汚れが非常に多い。

カビのような白い汚れと、茶色く抜けたようなシミがごっちゃになって着物全体に広がってしまっている。
お店の方は一目見て「これは多分、洗い張りでは落ちませんよ」とおっしゃる。

とりあえず一部分を水で洗ってみて、汚れが落ちるか落ちないかを見てもらうことにした。
落ちなかった場合、全体に少し色を掛けて汚れを目立たなくさせることもできるそうで、染め屋さんに聞けばどの程度の色を掛ければいいかも分かるそうだ。

この長着は、幸い袖丈が1尺3寸ちょうどあり、布幅も他の着物より大きめなので仕立て直し自体は問題なさそう。
今持っている単の着物が明るい色で薄い素材のものばかりなので、この着物を単に仕立て直せば、単の時期の雨の日や、袷と単の端境期に役立つ着物になりそうだと思うのだけど…
汚れ落ちの具合と、見積もり金額次第になりそうだ。




上の2枚は胴裏を再利用しないので、丈夫な紬地ということもあり自分で着物を解いて表地だけを洗い張りに出した。節約できるところはしないとね。
そして次の1枚は、やわらかものなので布を傷つけるのが怖く、解かずにそのまま持ち込んだ。




d0048332_16111286.gif白地に蔦模様の付け下げ。

色も柄も、また布地の風合いもとても綺麗で、一目で気に入ってしまった着物なのだが、残念ながらシミが非常に多く、また地色自体が茶色く変色している部分も多い。(一番ひどいのが上前…涙)
シミだけなら、その部分を漂白して地色に合わせて色を直すようなこともできるそうなのだが、地色が広範囲に変色しているためにその方法では無理らしい。

上の大島風紬と同様に、シミや変色をなるべくカバーできるような色を全体に掛けてはいかがでしょうか?とのこと。
地色にも柄部分にも同じ色を掛けるので、柄部分がどのような仕上がりになるのかは「出来上がってからのお楽しみ」。逆に言えば、賭けでもあるわけだ。

シミを隠すために濃い色を掛けてしまったら、全然別の着物になってしまいそう。
でも薄めの茶色なら、意外とはんなり上品な着物として生まれ変わるかもしれない。
着物に色を掛けるなんて経験がないので、ちょっと試してみたいけど…。

この着物だけは、ある理由があって多少費用が掛かってもぜひ再生させたいと思っているので
洗い張り屋さんとよく相談させてもらって、納得のいく方法が見つかればいいなと思っている。




残りの長着や上着類は、今日洗い張り屋さんと話した内容を元に、もう一度じっくり見直すつもり。
シミがひどいけど洗い張りすればなんとかなるかも?と思って取っておいた数枚が、この調子では再生しそうにないことも分かったので、他の着物に汚れが移る前にここで見切りをつけなければならないかも。

綺麗な部分だけを取って帯揚げか半衿にでもなればいいけれど、それすら難しそうだなあ。
うそつき襦袢の袖なら、ほとんど隠れるから作れるかもしれないな。
最悪の場合は、思い出として腰紐一本でも作ろうか。
焦らずに、でも決断できる部分はきっぱり決断しないとね。
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Commented by amethyst at 2010-05-21 16:07 x
進んでますね~
私、この蔦模様の附け下げの変身が楽しみです。
素敵に仕上がるといいですね~
Medalogさん、しばらくは大忙しですね。(*^_^*)
Commented by Medalog at 2010-05-21 19:46
amethystさんへ
この付け下げ、とても綺麗だし色も私好みなのですが
このままの色を活かすのは難しそうで残念です。
汚れがどこまで落ちるか、費用がいくらかかるかによって
仕上がりがどうなるのか今はまったく読めませんが
そういうのもなんだか楽しいです。
綺麗に仕上がったら、いつか実物を見ていただきたいです。
Commented by r_gardenspace at 2010-05-23 10:23
ほんと、着々と進めておられますね〜
全てを生かしてあげたいと思うのが人情ですが、
なかなか経済的な問題もあって、思うようにはいきませんね〜
私も同じくです。 私も先日友人に、古い素敵な着物を頂いたので、
何とか着たいと思っているのですが、いったいどれくらい掛かるのか?が
一番気になっているところです。
この他にも自分の若い頃の着物の中で、再生したいものもあり‥
全部やったらいったいいくら掛かる?
‥それで新しい着物がいくつ作れる?!‥ なんて、天秤に掛けたりして!(爆)
「もったいない」精神、折り合いの付け所が難しいですね(笑)
Commented by Medalog at 2010-05-24 09:06
凛佳さんへ
洗い張り屋さんが2枚目の大島風紬を見たとき
「これは汚れは取れないですね…」と言ったあと
「もしかしたら形見の品ですか?それでしたら、汚れが目立たないように
 色を掛ける方法もありますが。」と教えてくださいました。
逆に言えば、形見などの大事な品物でなければ、洗い張りすらせずに
諦めることも提示してくださったわけです。(それほど汚れがひどい)
私の場合、「もったいない精神」ももちろんありますが
義母の着物を全て任されてしまったというプレッシャーのようなものが
「一枚でも多く再生を」と頑張ってしまう部分もある気がしています。

凛佳さんがお友達からいただいた着物やお若い頃の着物、
せっかくですから見積もりだけでも取ってみたらいかがでしょうか?
プロの方に相談すると冷静な視点でいろいろアドバイスしていただけますし
具体的な金額を聞くことで、進むにせよ諦めるにせよ道がひらけるかも…
by Medalog | 2010-05-20 17:26 | きもの | Comments(4)