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メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog

この春最後?の袷着物で

この1週間ほど着物をたくさん触っている割には、実際には着てないなと気付き
急に着物が着たくなった。

この春最後?の袷着物で_d0048332_9254484.gif雨は降らないが曇りがちで気温はあまりあがらない、という予報の日。
この春に袷を着る最後の機会かも、ということで大島紬を着る。

この大島を5月に着たのは、これが初めて。
色が濃藍なので5月に着たら暑苦しく見えるのではないかと思い込んでいたのだ。

でも大島自体は今頃の気候に向いている気がするし、柄も牡丹だし、ということで初めて5月に着てみることにした。
着物の色が重たいので、合わせる帯は色も着心地も軽く、白地の博多八寸で。

着てみたらこの日の気候にちょうどよくて嬉しいが、帯付きで出掛けるのはなんだか寂しい。
でも上着を着るほどでもないので、ショールを引っ掛けて出掛けることにした。


この春最後?の袷着物で_d0048332_9412556.gif……普段洋服に合わせているピンク系のレーヨンのショールを、深く考えずに合わせたのだけど、なんだかものすごく派手(汗)。

洋服のときは細くまとめて首に巻いたりしているのだが、着物のときは広げて肩に掛けるので、同じショールでも見える面積が広いもんね。
それにこの大島はツヤもあるし、色柄が結構目立つので、相乗効果でえらいことに…。一応花柄だけど、目立つのはヒョウ柄だし。

歩きながらだんだん恥ずかしくなってきて、結局はほとんど使わずにバッグに押し込んでしまった。

着物に合わせられそうなショールはほとんどウールしか持っていないので、帯付きの季節に軽く引っ掛けられるようなシルクか化繊の上品なショールが欲しいわあ。うふふ。



さて着物を着てどこへ行こうかな、と考えて思いついたのが、天満天神繁昌亭。
せっかく大阪に住んでいるのだから一度は行きたいと思いつつ、実行していない場所のひとつだ。

急に思いついたので前売り券は買えず、現地で当日券を購入することにした。
午後1時開演だが、12時前に着くように出掛ける。
万が一当日券がなければ美術館へでも行こうと思っていたが、幸い空きがあってよかった。

昼公演は自由席で、12時半から入場券に書いてある整理番号順に入場するらしい。
繁昌亭は天神橋筋商店街のすぐ近くで、軽く昼食をとる店はいくらでもあるのでぶらっと歩き、
適当に食事を済ませて時間前に入口前に戻ると、たくさんの人が開場を待っている。
当然前売り券のほうが整理番号が早く、私が呼ばれたのは最後の最後。
1階にも一つぐらい空席はあったのだろうが、2階のほうが席に余裕があったのでそちらに座る。


この春最後?の袷着物で_d0048332_10235283.gif場内は、座席が1階10列・2階4列というこじんまりした造りで、ほぼ満席。

それにしても、前の席との間隔が狭い〜(泣)。
寄席自体初めてなので、どこもこんなものなのかもしれないが、背もたれに寄りかかっても膝が前の座席の背面にぶつかりそう。観劇などの際は後ろの人に迷惑がかからないように薄い帯枕を使うのだけど、そのわずかな厚みすら邪魔なほど。

男性のお客さんはかなり窮屈そうだった。
1階はもう少し余裕があるのだろうか?

次回は半幅帯で来たほうがいいかしら、なんて考えながら落語を見る羽目になってしまった。

演者は10名。落語がメインで漫談や太神楽が混ざる。
私は恥ずかしながら、落語家と言えばテレビに出ているような人しか知らないので
演者のほぼ全員が顔も名前も知らない状態だったのだが、とても楽しかった〜。


この春最後?の袷着物で_d0048332_11353431.gif繁昌亭の昼席に着物で行くと大入り袋がいただけるということは、場内のポスターで初めて知った。
出口で大きな大入り袋を渡され、ちょっと嬉しい。

前売り券を買うと500円割引、昼席に着物で行くと大入り袋100円。合計600円得になるわけだ。
次回行くときは前売り券を買って、また着物を着ようかな〜。
(できるだけペタンコな帯結びで)



先日自作した東スカートを履いてみたのだが、多少膝の前がかさばるような感触はあるが
歩きづらくはなかったし、風が吹いても足元が安心で、これは悪くないと思った。
ただ薄手の着物(単ややわらかもの)だと、膝あたりがぼこっと膨らんでしまうかも?
袷着物に合わせれば、足首も暖かいのでなかなかいいと思う。冬が楽しみ。



※以下、面白かった落語家さんの覚え書き。(拙い書き方でお恥ずかしいですが)

1/
桂九雀さんの、キツネに化かされるのを怖がる正直者の車屋の噺。
<演目名を調べてみました。多分「稲荷車」です>
表情や身のこなしの表現が豊かで、とっても楽しかった。ご本人が面長でキツネ(のふりをする人)を演じるのがハマっていたのも良かったかも?
2/
笑福亭銀瓶さんの、歌舞伎や芝居見物にうつつを抜かす若旦那とそれに手を焼く大旦那の噺。
<同「七段目」>
歌舞伎や芝居を演じる姿はなかなかの男前だし、台詞もポーズも決まっていた。
先日歌舞伎で見た仮名手本忠臣蔵・七段目のおかると兄平右衛門の名場面が早口ながら見事に再現されたので、歌舞伎を見ると落語もより楽しめるなあと発見。
3/
林家染丸さんの、父に怒られまいとして先へ先へと準備をするのだが、思慮が浅いばかりに大騒動を巻き起こすダメ息子の噺。
<同「近日息子」>
トリをつとめる師匠なのでもちろん上手く面白いのだが、全く力の入っていないような語り口でありながらいつの間にかするっと噺の世界に引き込まれる感じが「これぞ落語」という感じで快感、大満足。
   
それから、R-1グランプリにも出ていたナオユキさんのぼやき漫談がジワジワと面白かった。
最初は戸惑い気味だった年配のお客さん達も、すぐにクスクス、そして爆笑。やるなあ。

Commented by r_gardenspace at 2010-05-14 20:42
こんばんは!
繁盛亭行かれたんですね!楽しかったでしょう?
なんて生意気言ってますが、私も一度しか行った事ないんですけども(^^;;;爆
でもとても楽しくて、また絶対行きたい!と思える体験でした。
(その後がなかなか機会を作れないんですが)
たった一度のその時の印象ではお席、それほど狭いという感じではなかったです。
やはり一階席の方が広いのかもしれませんね。
それにしても、Medalogさんはお一人で行かれたんですか?
そうならちょっと勇気が要ったんでは?(笑)
演目の内容…
そう言えば何となく記憶に…と思ったら、たしか朝のドラマ「ちりとてちん」でやってたからですね!

↓のお着物のお話
ちゃんと、整理しようとされてるんですね!頭が下がります!
お義母さま、羽織類をこんなにしっかり揃えておられるなんて、
やはりお好きだったんですね!
Commented by Medalog at 2010-05-14 21:12
凛佳さんへ
繁昌亭に行かれたことがあるのですね。楽しいですよねー。
一階席では窮屈な思いはされなかったのですね。やっぱり一階のほうが広めなのでしょうか。
うーん、次回は絶対に一階席で見るぞ!

私はもともと「おひとりさま」は平気なほうで、繁昌亭も何の抵抗もなかったです。
ラーメンとか寿司ぐらいなら一人で店に入って食べちゃいますし(焼肉屋さんはハードルが高いですね)。
好きなアーティストのライブにも一人で行ったことがありますよ〜。

この日のトリをつとめられた林家染丸さんは、「ちりとてちん」の監修をされた方で、ご自身も出演されたそうですよ。
私はちりとてちんを見ていなかったのですが、見ればよかったです。

義母のコート類、着物の数と比べると多めですよね。
それも羽織が多いということは、普段よく着物を着ていた時期があったのかな。
聞いてみたいことがたくさんあるのですが、かなわぬ夢です。
Commented by 風子 at 2010-05-14 23:59 x
あ~~~、行ってみたいと思ってます。
ご一緒してくださいませ。
大阪、一人だと迷いますう~~。
Commented by 神奈川絵美 at 2010-05-15 00:24 x
こんにちは! 藍の大島お似合いです~。意外と藍って涼しく見えるものだと私は思っています。大島のツヤ感があるからかな。
充実したお出かけでしたね。しばらく落語に行っていないので、また行きたいなあ~。
Commented by Medalog at 2010-05-15 13:42
風子さんへ
いつでもお越し下さいませ。ご案内しますよ〜。
船場からも近いので、お買い物のついでにも気軽に見に行けますよ!
Commented by Medalog at 2010-05-15 13:47
神奈川絵美さんへ
藍とか黒って、他の色との組み合わせ次第で涼しげにできるのですよね。
この時期、洋服ではネイビーと白の組み合わせをよく着るのに
着物になるとそれが思いつかなかったり…。まだまだです。

東京で落語を見るとなると、やはり浅草でしょうか?
楽しいですものね、是非お出掛け下さい!
by Medalog | 2010-05-14 11:45 | きもの | Comments(6)