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初冬のMIHO MUSEUM

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滋賀県・MIHO MUSEUM。
紅葉は終わり、緑と茶色の初冬の景色だ。
レセプション棟から美術館棟に向けて緩やかに登る坂道の両脇に、白と赤の山茶花が咲いているのが唯一の彩り。

大阪でも冷え込む日が増えてきたが、やはりこの場所は空気感が全然違う。
自宅マンションの中で一番多く聞こえるのは、目の前の国道を走る車の音。
それも意外と嫌いではないが、この敷地内で聞こえるのは鳥のさえずりと風にざわざわと揺れる木々の枝の音、地面をカラカラ転がる落ち葉の乾いた音だ。
頭の中がシーンと研ぎ澄まされる感じがした。



開館20周年記念特別展「桃源郷はここ -I.M.ペイとMIHO MUSEUMの軌跡」を見た。
中でも、現在の中東から中国までの様々な地域の仏像の顔立ちを見比べるのが面白かった。
やはり、仏像はその国らしい顔立ちをしているのだなと当たり前のことに納得。

ということは、日本の仏像を見た他国の仏教徒たちは「あー日本っぽい顔をしている」と思うのだろうか?私からすると日本の仏像は純日本人の顔立ちではない、国籍不明のような顔立ちに見えるのだけど…。
(ひとくちに日本の仏像といってもいろいろなお顔がありますが)



美しい美術品の数々と、美術館のロケーションの素晴らしさを堪能した後は、近くにお住まいのお友達に迎えに来ていただきランチへ。
滋賀県立陶芸の森という施設にある、UP cafeというお店でピザのセットをいただく。
美味しいし、ガラス張りなのでとにかく景色が素晴らしい!(ただ窓際は少々眩しく暑かった…せっかくの眺めなので窓際に座りましたが)

この陶芸の森は広々としていて自然豊か。ショップも充実しているし体験教室もあるようだ。
あまり時間が取れなくて隅々まで見られなかったのが残念だが、それでも以前から欲しかった杯を購入できて満足。
今度機会があったら、もう少し長い時間楽しみたい。



その後はお友達のお宅へお邪魔して、図々しくもお手持ちの帯や着物を譲っていただいた。
嬉しかったのは、譲っていただくこと自体はもちろんだが、お友達が「Medalogさんに合いそう」と選り分けていただいていたものがどれもドンピシャで好みだったこと!

プレゼントやお土産をいただくときもそうだが、誰かが私と会っていないときに私のことを考えて品物を選んでくれているというのは、その気持ちだけでも嬉しくありがたいもの。
そしてそのチョイスがこんなにも私の好みにぴったりだなんて、本当に嬉しい。
持参の風呂敷に包んでほくほくと持ち帰り、帰宅後も再度眺めてうっとり。

せっかく譲っていただいたものたちを、一度でも多く、できるだけ素敵に着こなせるように今後も着物生活を楽しみたいと思う。
ありがとうございました。

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by Medalog | 2017-12-01 10:03 | 生活 | Comments(2)

宝石の輝きに圧倒されました

京都・岡崎へ。
ロームシアター京都のレストラン、京都モダンテラスでゆったりランチ。
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お友達の素敵な上布もご一緒に…

プレート右奥のカツオのたたきにはりんごと生姜をおろしたソースがかかっていて、爽やかな甘みとほのかな辛みで美味しかった。
コースのメインはサーモンのカツレツを頼んだがボリュームがなかなかすごくて、不本意ながら少々残してしまった。
メニューの写真を見る限り、全体的にメインのボリュームはたっぷりしていそう。

広々とした室内空間でゆったりくつろげるので、岡崎の美術館に行く時のランチやお茶にはぴったりのお店。
デザートはワゴンサービスで好きなものを選べる形式で、和の素材を使ったものもありどれもおいしそう。
ランチコースでは2種類だったが15時以降のカフェタイムには3種や5種を選べるプレートセットもあるようなので、もう一度行ってあれこれ味わってみたいな…。



ランチの後は国立近代美術館で「技を極める ヴァン クリーフ&アーペル」展。
いやー素晴らしかったです。

ゴロゴロと零れ落ちそうな大きな宝石に圧倒され、気が遠くなるような精巧な細工に吸い込まれ。
こんなに大きな宝石がいくつも手に入るものなの?
これほど豪華なジュエリーを実際に身につける人がこの世に何人もいるなんて嘘みたい。
どんな美人がどんな豪華なドレスを着れば、これらのジュエリーに釣り合うの?
そしてお金持ちのあくなき要求を満たす職人たちの技の素晴らしさ。
やはり芸術はお金持ちが支えるものなのね…着物もそうよね…
あれこれ考えながらたくさんの展示を堪能して、満足というか満腹な気持ちになった。



展示の途中で撮影OKな部屋があり、壁いっぱいにジュエリーの写真が。
お気に入りのジュエリーの前で記念撮影。
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久しぶりに着物を着られた!
でもまだ細かい作業に力を入れられず、おはしょりがブクブクだったり衣紋が思うように抜けなかったり。

そしてなにより名古屋帯が締められない!

普通に結ぶのも無理だったし「そうだ前結びだ!」と思いついて久しぶりに挑戦してみても、帯枕を後ろで仮結びしておくのが無理だった。

もう時間ぎりぎりのところで「そうだ半幅帯だ!」と奇跡的に思いつき、これは前で結べて帯枕も不要なのでなんとか締められて嬉しさ半分、安堵が半分。

浴衣用でも袷でもない半幅帯がこれしかなくて、夏着物の色合いではないけれど、久しぶりの半幅帯は軽くて涼しいのでちょっと気に入ってしまった。
矢の字でもこれだけお尻が出てしまうのが私にとっては弱点なのだが、とにかく締めやすいのでまたお世話になるかも。



ただ、後ろ姿の写真を見て思ったのが、ふくらはぎの位置にうっすらとラインが…。
この位置だと、長襦袢の下に履いたステテコの裾が透けているのではないかと。
えー。室内でこんなに透けるなんて、ちょっとよろしくないような。
おまけに長襦袢の裾が着物の裾よりも短すぎ?
最初に長襦袢だけ着ている時にはこんなに短くないんだけどなあ。

いつまでたっても反省材料が多いけれど、まあそれも楽しいかな。


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イチゴのかき氷を素敵なロケーションのお店で。
冷凍のイチゴを氷と一緒にたっぷり削ってあるのでこれだけ豪華になっている。
イチゴそのものの美味しさが味わえて贅沢な味だった。
豆乳の練乳もくせがなくサッパリ。

暑かったけれど、雨が降らないぎりぎりの曇天でこの時期にしては恵まれた天気だったかな。
帰宅後にクーラーの効いた部屋で着物をバッと脱いだ瞬間の涼しさと爽快感は最高!
この気持ち良さを味わうのを励みに、京都からの長い帰宅時間を耐えられるといっても過言ではないくらいです。


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by Medalog | 2017-07-13 23:03 | きもの | Comments(7)

兵馬俑のすごさ

大阪・国立国際美術館で開催中の「始皇帝と大兵馬俑」展を見てきた。

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地元・大阪の展示なのに、お友達に誘っていただくまで開催していることを知らなかったので、誘っていただいてよかったー。

兵馬俑のことはもちろん知っている…つもりだったけれど、実は「始皇帝の墓の周りから大量の人や馬の人形が出土した」ぐらいのことしか知らず、まさかこれほどまでに精巧な土の人形が8,000体も埋まっていたなんて!

特に驚いたのは、兵士の顔も装束も一人一人違うこと。
ただ違うのではなく、なんとそれぞれにモデルとなる人物がいるらしい。
おそらくかなり忠実に再現されているのだろう。それぞれの年齢や性格まで推察できそうだ。
これほどの彫塑の技術が2,000年以上前にあったとは。
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撮影可能エリアにて。地位や所属によって異なる装束はもちろん、髪の束ね方までが一人一人違うのだ。

人だけではなく馬も、形だけでなく骨格まで感じられるしっかりとした像で、しかも人も馬もほぼ実物大。
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こちらも撮影可能エリア。
見学している方々と比べてみると、像の大きさがほぼ実物大であろうことがわかる。

この、一人一人異なる精巧で大きな像を8,000も形作り、焼き上げ、実際の隊列に合わせて配置して埋める。
とんでもない作業だ。
中国統一までの沢山の戦争や、兵馬俑を含む始皇帝陵や万里の長城の建設などで敵味方ともに沢山の人々が犠牲になったと思うと恐ろしいが、それでもこれらの兵馬俑が現代に残ったのは素晴らしいことだと思う。

迫力の展示に大満足だった。



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by Medalog | 2016-09-20 15:01 | 生活 | Comments(2)

モネ展

モネ展へ行ってきた。

もう一週間以上前の話なのだが、パソコンの画像処理ソフトの調子が悪くてなかなかブログに書けなかった。
顔にモザイクを掛けたかったので…
元々は個人情報を守る意味合いでモザイクをかけていたが、この歳になるとお見苦しい自分の顔を人様に見せたくないという気持ちの方が強くなり(笑)、どちらにしろモザイクなしという選択肢は無いのだ。



モネと言えばやわらかい風合いが持ち味なのだとばかり思っていたが、モネが視力を失ってからの作品(全く見えないわけではなかったようだが)を今回初めて見て、そのエネルギッシュな色使いと筆運びに驚かされた。
心の中の何を、あれほどの絵を描くエネルギーにしていたのかしら。

そして「睡蓮」と名付けられた作品がたくさんあることを初めて知った。
同じモチーフを、何枚も何十枚も描き続けたのは何故だったのだろうか。
たくさんの睡蓮を見比べることができて(違いがわからないと思う絵もあったが)、とても見ごたえのある展示だった。



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この日は朝一番に洋服で外出して、帰宅してから着物に着替えて京都へ出掛けた。
本当なら薄黄色の十日町紬(袷着物では唯一の暖色系)を着たい季節だけれど、着付けの時間がいつもより少なかったので、一番着付けをしやすいグレーの紬に手が伸びてしまった。

この着物は着付けの際に生地が滑ることもゴワゴワすることもなく、形が作りやすい。
また裄が他の袷着物より短めなので、腕が動かしやすい。
そしてグレーは帯や小物を選ばないから、一度小物まで着付けをしてから「色合わせが気に入らない!」などとやり直すようなことも少ない。
だから、この日のように時間が無いときは、結局この着物を選んでしまう。

前の記事で、この着物の八掛が擦り切れたと書いたが、自分が思っている以上にこの着物を酷使しているのかも。
万能でありがたい存在の一枚だけど、無難な一枚でもあり、せっかく着物を楽しむというときにこればかり着てしまうのも勿体無いなー。
他の着物ももっとたくさん着なくっちゃ!



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八坂神社の近く、「ここって通れるの?」と驚くほど狭い小路の奥にある「祇園なか原」さんでランチ。
丁寧に作られたおいしい料理を昼間からゆっくりと楽しめて、舌も心も本当に幸せなひととき。
さらにこの日は貸切状態だったので、リラックスしておしゃべりも弾んでしまったような。
次回も楽しみ!
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by Medalog | 2016-03-29 14:07 | きもの | Comments(0)

結城

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着物を着る機会が少ないので、この結城紬も年に1〜2回しか着ることがない。

リサイクルの仕立上り品を購入したため、この着物が洗い張りに出されたことがあるのかどうかはわからない。
私が購入してからは丸洗いに一度出したきりだったかな?
全体的に張りがあるので、一度洗い張りに出したら少しはやわらかくなるかと思うのだが、着る回数が少ないのでなかなか思い切りがつかず。
裏地が擦り切れるぐらいまで着倒せばいいのだけど、そこまで到達するのにあとどれぐらいかかることか…

いつも無難な帯が多いので、私にしては色が鮮やかなものを買ってみた。
でも着物の色と帯の地色がほぼ同じなので、アクセントとして帯揚げの絞りの黄色をもっとたくさん出したかったなー。
結び方はきれいにできたと思うのだが、なかなか全てがうまくはいかないなあ。



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お友達と京都でランチ、そのあと志村ふくみさんの展示を見に行った。

ランチは華やかでボリュームもあって、シャンパンで乾杯もできて大満足。
志村ふくみさんの展示は作品量が多く、非常に見応えがあった。
私が今まで見た中では、一番暖色系の色が多い展示だったのではないかな。
繊細で素晴らしい色ばかりだったが、暗い展示室の中ではなく、日の光の下でも見てみたい。



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展示を見て疲れたあとは、甘いもの。
上生菓子は梅をかたどったもの。
お茶と一緒に、美味しくいただきました。
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by Medalog | 2016-02-26 13:53 | きもの | Comments(4)

初・歌舞伎座、初・玉三郎さん

実家の母と姉と、歌舞伎座で歌舞伎鑑賞。

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(折りたたんで持ち帰ったチラシのスキャンなので画像がよくないです)
たまには親を旅行にでも連れて行きたいが、遠出となると親の体調もあるし私たち姉妹の都合も合わなくて、それなら東京で楽しもう!と思いつく。
以前から母が「一度歌舞伎を見てみたい」と言っていて、姉も見たことがないというので、12月の演目を調べてみたら玉三郎さんが出演なさることを知り、早速チケットを取った。

観劇は夜の部。
銀座三越で軽食を買って、いざ歌舞伎座へ。
私はかなり前に歌舞伎座の売店で黒田商店の下駄を買ったことがあるのだが、その時は売店の中だけしか入れなかったので、劇場内に入るのはこれが初めてだ。
だから建て替え前の歌舞伎座の劇場内の詳しい様子は知らないのだが、椅子の横幅がゆったりしていて座りやすいと感じた。
あ、でも今回は奮発して1階の席だったので、2階や3階席だとまた違うかも?

せっかく初めての歌舞伎座だったのであちこち探索したかったが、母があまり動きたくないようだったので、この日はほとんど1階の座席に座ったままでのんびりと劇場の雰囲気を楽しむことにした。

演目は、通し狂言 妹背山婦女庭訓。
主人公のお三輪という若い女性を、最初の二幕は七之助さんが、最後の一幕は玉三郎さんが演じるというもの。
七之助さんの女形は美しく可憐なのだが、やはり最後に玉三郎さんが出てくると、何もかもが違うなあと思う。
七之助さんの出演部分に比べて玉三郎さんの出演部分がぐっとシリアスになるのであえての演出なのかもしれないが、衣装は同じでも先ほどまでのお三輪と同じ人物とは思えないほど。

母も姉も玉三郎さんを見ることができて大喜び。
中車さんも出ていらしたので、2時間ほどの長い三幕目も飽きずに疲れずに楽しめたようだ。
その後は姉は帰宅、母と私は銀座に宿泊。
関東に実家があると東京のホテルにはなかなか泊まる機会がないので、楽しい経験になった。
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by Medalog | 2015-12-09 09:41 | 旅行・食べ歩き | Comments(2)

きものモダニズム

六本木で開催中だった「きものモダニズム」展を期間終了ギリギリに見ることができた。

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9月にブログで 義母のお下がり着物が銘仙かも? という記事を書いたときに、この展示があるのを知って是非とも行きたかったのだが、その後法事で帰省した際には東京まで足を伸ばせず半ば諦めていた。
しかしそのあと会期ギリギリにまた帰省する用事ができたので、今度こそはと一人で出かけてきたのだ。

六本木一丁目駅を利用するのは初めて。
駅も周辺も歩く人々も、新しくて綺麗でお洒落な雰囲気だわー。

この日は雨。
駅から泉屋博古館分館までは直結ではないが、エスカレーターを乗り継いで行けばほとんど濡れずに辿り着く仕組みだった。今回私は洋服だったが、これなら着物でも楽に行くことができるな。
実際に会場には着物姿の方がとても多かった。
シックな着物姿の方もいたが、銘仙着物に銘仙の羽織を重ねて髪飾りも小物も思い切りPOPに楽しんでいるような10代〜20代の若い方々がたくさんいらして、ちょっと驚いたほど。

展示されている銘仙は、色も柄もとても自由で大胆で、見ていて胸がすく思い。
着物いっぱいに幾何学模様、バラやチューリップなどの花、動物などが描かれる迫力は、布面積の少ない洋服では敵わないものだろう。
この色柄使いをそのまま自分に取り入れることはできなさそうだが、今後年を重ねてもこのような明るいパワーや遊び心を忘れたくないと思ったし、POPな長襦袢の一枚ぐらい増やしてもいいかな、なんて物欲が出てきたり(笑)。

展示の最後には、古い銘仙の復刻版を作る作業が映像で流れていた。
銘仙は普段着の着物として大量生産されたようなイメージがあるが、先染めなのでかなりの手間が掛かっているようだ。
いま銘仙を再生産してもどれだけの需要があるのかはわからないが、こうやって技術を残してくれているのを見るとなんだか嬉しい。



東京で開催されている銘仙の展示を是非とも見たかったのは、ただ綺麗な着物が見たかったこと、最近は着物を着る機会をなかなか作ろうとしない自分にパワーを注入したかったこともあるが、やはり「義母の市松着物は銘仙なのかどうか」を確認したかったということが大きい。
だから展示品の色柄だけでなく質感もできるだけしっかり見たつもり。

その結果「義母の着物はおそらく銘仙だろうな」と納得した。
確信とまではいかなかったのだけど、ほぼ間違いないはず。

銘仙であろうがなかろうが着物の価値に変わりはないが、「銘仙だ」と思うといつもより少し明るめ、派手めのコーデがしたくなるのは私にとっては嬉しいことなのだ。
さあ今年のうちにもう一回着物を着られるかな。どの着物にしようかな〜。
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by Medalog | 2015-12-07 10:32 | 生活 | Comments(2)

宇治へ

大阪に来てからもう5〜6年になり、京都市内へはかなり出かけているのに宇治には行ったことがなかった。
車で帰省するときなどは宇治を通過するので「この辺りか」と思いつつ、なかなか自分で足を運ぶに至らなかったのだが、ようやく出かける機会ができた。



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お友達と平等院へ。
はるか昔の、修学旅行以来だ。
鳳凰堂は当時も綺麗な形の建物だとは思ったが、数十年ぶりに改めて見てみると、記憶の中よりも落ち着いた色合いだったが荘厳というほど重たくはなく、庭園を含めてシンプルな優美さがとても落ち着く感じがした。

鳳凰堂が極楽浄土の宮殿をモデルにしたということは今回初めて知ったのだが、なんとなくわかる気がした。

ご本尊の阿弥陀如来坐像と雲中供養菩薩像の姿形もみな優しく柔らかく、見上げていると心が少し軽くなるような。
ありがたい、という拝むような気持ちではなく、ただ眺めて微笑んでしまうような。
不思議だな。



この秋初めての袷きもの、大島に、紫根染めの絞りの帯。

滑りやすい大島と初めて締める帯の長さ調整に手間取り、10月も後半なのに汗だくの着付けになってしまった。
時間が足りなくなってバッグを選ぶ余裕もなく、いつも洋服のときに持ち歩いているものをそのまま掴んできたのでちょっと違和感?それほどでもないかな?



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紫根染めはいつか一枚欲しいと思っていたので、この帯を見つけたときは少々思い切って(私にしては)手に入れたもの。
どのきものに合わせようと決めていたわけではなかったが、この大島に合わせてみたら色合いも薄さや軽さもちょうどよく釣り合った気がする。

朝日焼は以前テレビで見て興味があったのだが、宇治神社の近くの福寿園に展示室があったので初めてじっくり見ることができた。
機能美を備えた宝瓶をできれば欲しいと思っていたけれど、当然お値段もなかなかのもので私にはすぐに手を伸ばせるものではなく。
でもいずれ、美しい宝瓶で淹れた宇治茶を優雅に楽しみたいものだわ…。



この日は宇治の街のほんの一部しか回れなかったが、ふらっと散歩するのが楽しく気持ちいい街だと感じた。
お茶そのものや抹茶のスイーツを楽しめる場所がたくさんあるので、お散歩のあとの休憩も楽しみだし。
きものでふらふらするのも楽しいし、洋服にスニーカーでたくさん歩いても楽しそう。
街の雰囲気もわかったことだし、今後も気軽に遊びに行きたいと思う。
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by Medalog | 2015-10-23 22:28 | きもの | Comments(4)

海峡を渡る布

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大阪歴史博物館で開催中の特別展。
お友達にチケットをいただいたので出かけてきた。

実業家・山本發二郎氏による、インドや東南アジアなどの染織コレクション。
多くの持ち物が空襲で焼けてしまった中で染織コレクションは奇跡的に戦火を逃れ、没後に大阪市に寄贈されたのだそうだ。

今では現地でもほとんど生産されなくなったという手の込んだ染めや織りの布がたくさん展示されていて、じっくりと見て回れたので目の保養だったし、これだけのものを蒐集する山本氏の審美眼やら財力やらに圧倒されてしまった。

インドネシアの布というとバティックのような染めの布が頭に浮かぶのだが、今回の展示では精緻な紋織が多いことに驚いた。
気が遠くなるような細かい紋織が大きな布となり、それを誰かが実際に身につけて生活したり踊りを舞ったりしていたのだと思うと、なんとも贅沢な、とため息が出る。

染めの布も目を凝らさないと認識できないような小さな模様が規則的に染められていたりして、いま気軽に手に入る大味なバティックとは全くの別物だ。

また染めた文様の上に金を押していく「印金」という技術がこれまたすごい。
模様の一部を金箔で飾るのではなく、布のほぼ全面が金箔に埋もれているのだ。
一枚の布に掛かる手間暇、技術、費用、どれだけだったのだろうか。



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もしや銘仙では?と思いついた市松柄の胴抜ききものに、展示内容に合わせたバティックの帯。

「きものが銘仙だったら」と仮定していつもより遊んだコーデをしてみたくて、柄のきものに柄の帯に柄の半衿。
半衿は相当昔に買ったままタンスの肥やしになっていた和傘の柄のもので、色味は薄いが全体にぎっしりと柄が入っているのでなかなか使う勇気がなかったのだが、いざ合わせてみたらなかなか楽しい。
白半衿の時より、少々こなれたコーデになったような。
襦袢はポリの単衣で、そろそろ季節外れなので(すでに季節外れ?)寒くなる前に他のきものと組み合わせてこの半衿をもう一度使ってみたい。

帯揚げと帯締めも、いつもより派手め。
帯締めは以前ブログつながりの方が2本使いの写真をアップしているのを見て「これは真似したい!」と思っていたので、今回試してみた。
2本使うと色味がごちゃっとするかと思ったが、却って全体にしっくり馴染んだと思う。
いま持っている7〜8本の三分紐をあれこれ組み合わせるだけでも結構楽しめそうだし、セールの時に三分紐を少しずつ買い足していけたらもっと楽しそう!

また三分紐は細いので、2本使うことで帯周りがかなり安定するのも嬉しい。
今後も2本使いを試してみます。
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by Medalog | 2015-10-16 12:00 | きもの | Comments(4)

落語とうなぎと甘いもの

お友達にお誘い頂き、8月最後の日に京都へ。

京極の老舗うなぎ店「かねよ」さんで、鰻丼の価格で落語も見せてくれる「かねよ寄席」という催しがあるとのこと。
前売り券は完売なので当日券を買うために早めに店に行ってみたが、並ぶにはまだ少々早いのでは、ということで一度店を離れてあたりをぶらぶら。



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噂に聞いていた栖園の琥珀流しをいただくことができた。
見た目も舌触りも涼やかで、上品な甘さに満足。
月によって味が異なるそうなので、他の季節にもいただいてみたい。
ちなみにこの日は「冷やしあめ」の味だった。



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その後、夕方4時前に店に戻って当日券を無事に購入。
そこからさらに時間を潰し、5時過ぎにまたまたお店に戻って鰻をいただく。

鰻丼か錦糸丼のどちらかを選べるのだが、私はテレビのグルメ番組で見て気になっていた錦糸丼を注文。
いざ運ばれて来ると、丼を覆い尽くす玉子の大きさに改めて驚き「食べきれるかしら」と不安になったが、ふわふわした玉子と鰻の相性がよくて箸が進み、なんとか残さずにいただくことができた。
一度は食べてみたい京都の名物グルメの一つだったので、嬉しかった。



落語は桂優々さん、坊枝さん、米二さんの3席。
店内の座敷には小さい座布団が目一杯敷かれ、そこに客がぎっしり座っている。
足が痛くなっても体勢を変えるのに一苦労するほどの混み具合で、私も何度かもぞもぞしてしまったのだが、手を伸ばせば届く位置にいる落語家さんの話術と迫力に巻き込まれてあっという間に終わってしまった感じだった。

以前大阪の繁昌亭に行ったことがあるが、寄席の2階から見る落語とは全くの別物という感じでとても楽しかった。
毎月開催されているそうなので、いずれまた行ってみたいな。



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着物で出かけたので、正座を崩すのには抵抗があったけれど、途中からは横座りしてしまった。

先日滋賀・金剛苑さんの催事で手に入れた綿麻地の着物を初めて着てみた。
綿麻地はこれが初めて。
麻と比べるとほこっとしたやわらかさがあるのでやはり盛夏には暑いだろうが、毎年「麻を着るのは早すぎるかな、遅すぎるかな」と悩んでしまう梅雨入り前や9月前半には丁度よさそうだ。
また綿が入っているので麻よりもシワになりにくく、2時間弱ほど座敷に座った後でもみっともないようなシワにはならなかったのはよかった。

かなりカジュアルな柄行きを選んでしまった(そういう柄行きしか選べなかった)ので、着ていける場所が限定されてしまうかな?と買った後でちょっと後悔したが、お手頃価格だったこともあるしこれはこれでよかったということにする。
今回はざっくりした織りの八寸を合わせたが、軽めの染め帯などを合わせればほんの少しはおしゃれ着にアップできるのではないかと思う。
軽めの染め帯、持ってないけど。欲しいなあ。



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もし晴れて暑くなったら着ようと思っていた組み合わせ。

白地の小千谷縮はこの夏に一度着ているので、洗う前にもう一度着れたらいいなと思って色半衿や深い色の博多紋織帯を合わせてみたりしたのだが、当日は小雨で気温があまり上がらない予報だったので、白地の麻を着るには気が引けて着るのをやめてしまった。
この組み合わせはなんとなく気に入っているので、いつか着てみようと思う。
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by Medalog | 2015-09-02 15:36 | きもの | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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