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だいやすさんのセール

先月marchaさんにお誘いいただいてから心待ちにしていた京都・だいやすさんのセール初日に行ってきた。

d0048332_21542232.gif数日前にも京都に行ったというmarchaさんから「袷だと暑いかも」という情報をいただいたものの、天気予報は曇りのち雨だし単を着るのはちょっと早いかなと考え、できるだけ色の薄い袷で行くことに。

白地の着物など持っていれば最高なのだが持っていないので、小判屋さんからいただいたグレー紬がまたまた登場。

帯は、この写真の生紬が明るめの色といいしゃりっとした感触といい今の時期には最適だと思うのだが、私にとっては一張羅なので、混雑するセール会場に着て行く勇気がなく断念した。

d0048332_2155190.gif結局、合わせたのは花七宝柄の木綿帯。
色が暗いので小物は明るめにしたけれど、春の装いというより冬(正月?)っぽいかも。
八掛けの赤に合わせて半衿も赤の矢絣柄にしたから、余計に暑苦しかったかもしれない。

今回久しぶりにお太鼓の前結びに挑戦した。
以前試した時には要領がわからずに挫折したことがあったが、久しぶりにやってみたらお太鼓の形が一発で決まって早い!
前日の夜に練習したとはいえ、当日の朝30分で着付けが終了したのは新記録だ。
細かい部分に反省点は多いけど、自己流でもやればできるようになるもんだなあ、と自画自賛。
d0048332_057225.gifバッグはバーバリーのトート。
折りたたみ傘、二部式雨コート、草履カバーを入れるとなると小さいバッグ+サブバッグになってしまうので、今日は思い切って大きなバッグひとつにまとめてしまった。
セールに行くんだし、買い出しのイメージでいいかな、と。縦長だし。
和柄ではないが、グレーの紬とこのバッグならさほど違和感もないかな?と思ったのだが、周りの人にどう思われたのかはわからない。
ただ荷物がひとつだと楽なことは実感したので、気軽な外出には大きなバッグも使うようにしようかな。


京都のだいやすさんへは現地集合で、私は開店の10分後に到着。marchaさんと白鷺さんは、数分後に連れ立ってお見えになった。
この時期に着られるような白っぽい着物を探すつもりだったのだが、お店の方いわく「そういうものは今みなさんお探しの時期なので品薄になっています。時期を外してお買いになったほうがよろしいと思います」とのこと。ごもっとも。
白大島なども手に取ってあれこれ見させていただいたが、同じ価格帯の紺地や茶系の大島と比べて、白っぽい着物はちょっと汚れが気になるような印象だった(サイズなど他の要因もあるのだろうが)。アンティークや古着は、濃い色のものを買うほうがお買い得なのかもしれない。

しかし懲りずに白っぽい着物を求めて一人店内をふらふら。ふと気付くと、marchaさんと白鷺さんが科布の帯の反物を切り分けていらっしゃるところだった。いつの間に…。
しかし味のある素敵な生地だった。お二人がどんな風にお召しになるのかが楽しみ。

結局着物はあきらめ、仕立てたまま着たことのない単(ぜんまい紬と塩沢)に合わせられる帯を探すことにした。marchaさんがお嬢さん用に素敵な帯を発掘したので、その近くを自分でも探してみるが、商品は多いし人はたくさんいるし、どうしていいかわからない。
結局、持参していた端切れをお店の方(社長さんと若社長?)に渡して選んでいただくと、すぐに出てきたのは自分では選ばなさそうなシックな色の花柄の名古屋帯(写真は後日)。
これが2枚の紬それぞれによく合う。さすがプロ、素早く的確なお見立て。
marchaさんと白鷺さんのお墨付きをいただき、割引価格で購入して満足、満足。

だいやすのお店の方々は、忙しいセールの日なのに初来店の私にもとても親切・丁寧に接客してくださった。セールでなくてもまた来たいな、と思える店だった。
しかし感心したのは、常連さんと思われるお客様たち。開店と同時に、気に入った商品を素早くたくさんキープして、ゆっくりと鏡に当てて吟味している。marchaさんのように、事前に来店して目星を付けていたのだろうか。せっかくのセールだもの、こういう風に賢く買わないと損だよなあ〜。洋服も一緒だけど。


その後大丸の「ゆとりの空間」でランチ。鶏唐揚げに隠し包丁が入っていて女性でも食べやすいのに感激。シンプルながらおいしいお料理でした。
その後、大阪に用事のある白鷺さんとお別れし、marchaさんと私は三浦清商店さんへ行って帯揚げの色を注文。結局3人ともお揃いの色(かめ覗と練色)に決定。確か2週間ほどで送られてくるそうだ。初めての染めの注文、仕上がりが楽しみだ。

その後、大阪のお嬢様の所に行かれるmarchaさんともお別れし、一人で祇園方面に向かってぶらぶらと歩く。だいやす〜ランチ〜三浦清商店と動き回ったせいか、曇り空なのにうっすら汗ばんでしまった。
あと数週間後にはもう単が着たくなるだろうから、厚手の松阪木綿からどんどん着てみよう。
紬の単はまだ袖を通したことがないので、どんな着心地なのか楽しみだな。
八掛けがなくて軽いから上前の裾が風に煽られやすそうだけど、どうなんだろう?

歩きやすい右近下駄が欲しいので伊と忠さんに寄ってみるが、やはりこちらは下駄より草履を買いたいお店かな。白木の素敵な下駄などもあったが種類は少なく、一通り店内を眺めて退散する。
下駄は草履に比べて安くてもいいものがありそうだし、なんでもかんでも京都で買う必要もないので、来週あたり地元の履物屋さんでも覗いてみるつもり。

まだ時間も早いのでこのまま祇園まで行こうかと思っているところに電話が入り、鴨川の河原に降りてちょっと長話。一度立ち止まってしまうとそれ以上行く気がなくなってしまい、結局そこから帰宅することにした。今日も楽しかった!



早い時間に帰宅できると、着物を脱ぐ前にもう一度着付けの練習ができるのが嬉しい。
今日の着付けの反省点…
●雨の予報が気になり、裾を上げすぎてくるぶしが見えそうだった。
●きものの下前の衿がどんどん詰まってきてしまい、最後のほうは右側の半衿が見えなくなっていた。

この2点を鏡の前でゆっくり直す。同じ着物でも丈が2〜3cm長くなるだけでラインがキレイになるのがわかる。
しかし、着ているうちに下前の衿が詰まってくるクセはずっと直らない。毎回同じ状態になるということは、きっと何か原因があるのだろう。
もしかしたらプラスチックの差し込み衿芯が原因かもしれないと思っているので、近々三河衿芯に挑戦する予定だ。

今日の着付けの良かった点… 
●腰の後ろにハンドタオルを二つ折りにして入れただけで、お太鼓のたれが跳ね上がったりシワになったりしなかった。
●柔らかい木綿の帯なので薄めの帯枕を使ったら、お太鼓の山が自然な形にできた。

着付けの仕上がりは毎回一進一退だ。一回でも多く練習あるのみ。
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by Medalog | 2007-04-15 01:10 | きもの | Comments(10)

アンティーク帯と紬

小判屋さんから着物と帯をいただいたのとほぼ同じ頃、京都の今昔西村さんでアンティークの帯を購入した。

限りなく黒に近い藍地の、花七宝文型染木綿昼夜帯。
ここのところずっと探していた黒地の帯のイメージにぴったりで、模様や色使いが落ち着いているわりにはどんな着物にも合いそう。木綿で軽いので、締め心地も良さそうだ。
悩んだ挙げ句、marchaさんのお墨付きもいただいて購入したのだった。

昨日と同じいただき物のグレー無地の紬に、この帯を合わせてみた。

d0048332_17570100.gifd0048332_17562276.gif左が昨日、右が今日の写真。

今日は半衿に合わせて帯揚げと帯締めもピンク系で統一。
ピンクはグレーと相性がいいし、帯は濃紺地だが朱赤の模様が入っているので、ほどよく引き締まってほどよく明るくなった感じ。

この昼夜帯は、先日京都で着たピンクの色無地をはじめ、手持ちのほとんどの着物に合わせて使えそう。


d0048332_185780.gifお太鼓。
帯が柔らかいのと、丈が短めだったため、お太鼓を形作るのに手間取った。
(左の名古屋帯は約380cm、右の昼夜帯は約340cm)
こういう柔らかい帯をお太鼓にするには、長めの帯枕を使った方がいいのかもしれない。

黒い裏地が付いた昼夜帯なので、変わり結びも楽しめそう。いろいろ練習しなくちゃ。

着物は着やすく、帯は軽く、いい気分で外出できた。
今日は天気もよく、駒下駄でたくさん歩きすぎたので、帰宅して裏を見てみたら結構すり減ってしまっていた。やっぱり消耗品なんだな〜。

このアンティーク帯、手に取ってよく見ると生地に多少の傷みがあるのは否めない。
(もちろん確認した上で買ったのだが)
縫製は新しくやり直したそうなので、縫い目がほつれてくることは当分ないだろうが、布地自体がどこまで持ってくれるのかはわからない。

先日小判屋さんから聞いた話では、アンティーク帯を買った人がいざ着ようとしたら、着付けで帯を強く引っ張ったとたんに帯が壊れてしまった、ということもあったそうだ。
アンティークものは、今の新品の物にはない雰囲気があり、魅力的な物も多いけれど、耐久性に関しては品物を自分で見て判断するしかない。
アンティークにしろ新品にしろ、商品のどの部分に重きを置いて購入するのか、冷静に考えて買い物することが大切なんだと思う。
せっかく巡り会ったこの帯、大切に使います。
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by Medalog | 2007-03-22 18:46 | きもの | Comments(12)

いただき物の紬

先週「志村ふくみ展」でご一緒した小判屋さんから、着物と帯を送っていただいた。

小判屋さんは、ご両親から受け継いだ着物などを仕立て直して大切に着ている素敵な方で、普段も着物で過ごしていらっしゃるそうだ。
先週ご一緒した際に、着物初心者の私の話をいろいろ聞いてくださり、別れ際に電話番号を教えてくださった。
早速翌日お電話すると、お手持ちの着物と帯を送っていただけるという事なので、お言葉に甘えて送っていただくことにしたのだ。

そのあとも何度か電話でいろいろなお話を伺い、自分でも考えるところがあったので少しずつ書いていきたい。


さて今日は天気もよかったので、小判屋さんからいただいた紬を着て近所へ買い物に。

d0048332_18215529.gifいただいた紬。
グレーの無地でしゃきっとした手触り。
赤い八掛の色が効いている。
確か、男物の生地を仕立て直した物なのだそうだ。

地味めの色で無地というのは、私が今まで持っていなかった着物のタイプで、洋服感覚で着られそうなので一枚欲しかったのだ。
サイズはちょっとだけ小さくておはしょりも短めになるが、私は普段着として着るには小さめの方が好きなので、その点でも理想的。


d0048332_18221351.gif着てみる。

先週やわらかものの色無地を着て手こずったせいもあって、紬がとても着やすく感じる。
ただ生地が硬めだからか、普段着だからと胸元の補正をしなかったせいか、胸元から肩にかけてちょっと浮いてしまったので、ここを綺麗に着付けが出来るように練習しなくては。

小判屋さんから「色が地味めなので、今の年齢なら明るい色の小物を合わせたらいい」とアドバイスをいただいたので、帯は芥子色、ピンクの半衿と白地に赤の飛び柄帯揚げと、手持ちの中では明るい色のものを合わせてみた。
このきねやさんの飛び柄帯揚げはさすが人気の定番品、これひとつで全体がぐんと明るくなる。
帯締めは、もっと白っぽい色の方がいいのかも。
半衿は柄物のてぬぐいなんかで遊んだ方が明るくなるかもしれない。

今まで持っている着物は柄物ばかりで、何を合わせればいいか迷う事も多かったが、無地の着物は帯や小物でいくらでも変化をつけられて楽しそう。
小判屋さんからも「普段着にどんどん着てね」とおっしゃっていただいたので、シーズン中は畳紙にしまい込まず、洋服気分でたくさん着るつもり。
小判屋さん、ありがとうございました。


今日は羽織物がなくても寒くない、暖かい天気だった。
着物と駒下駄でのんびり歩くのが気持ちいい〜。明日も着よう。
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by Medalog | 2007-03-21 19:10 | きもの | Comments(18)

色無地をおしゃれ着に?

1年前、友人から紅梅色の色無地の反物を頂いて仕立てたのだが、袖を通す事もなく仕舞ってある。

茶道などの習い事もしていないし、当分は結婚式に呼ばれる予定もなく、準礼装として着る事は当分なさそう。
しかしこの色だと、大切にしまい込んだままだと年齢的に着られなくなってしまいそう。
出来る事なら普段のお出掛けに着てみたいと思い、その反物をくれた友人に聞いてみると、

d0048332_2133463.gif「縫い紋も入れちゃったし、おしゃれ着には出来ないんじゃないかな〜」と言われ、そんなものかと一旦は諦めた。
しかしその後、某呉服店の展示会でいろいろ話を聞いていたら、その呉服店の部長さんが
「大丈夫ですよ。普段着にする訳にはいきませんが、ちょっとお洒落して出掛けたい時にはどんどん着てみてください。」
と言ってくれて、いつかお出掛けの時に着てみよう、と心に決めていた。


先日、NHK「おしゃれ工房」に森 荷葉さんが出演され、色無地のいろいろな場面での着こなし方を紹介していて、袋帯のほかにも紋付の色無地に名古屋帯を合わせて観劇や食事会へ、とも紹介されていた。
お、これだ! と、翌日さっそく色無地と手持ちの帯を合わせてみる。…と言っても、合わせられそうな帯は一本しかないのだが。

d0048332_21324546.gif生紬の染め帯に、きねやさんの麻の葉絞りの帯揚げ・ぼかし帯締め。

年齢の割りには可愛らしい色ばかりの組み合わせになってしまうが、1月〜4月の春気分の頃にはまあ許されるんじゃないかしら(と希望)。花で言えば梅〜桃〜桜だし。
それに濃藍色の長羽織を上に着ればピンクの面積も減るし、紋も見えなくなるから、色無地を着ているという気負いが少なくて済みそう。この春、一度はこの組み合わせで外出してみたいな。
3月中旬にブログで知り合った皆さんと志村ふくみ展を見に行くので、天気が良ければその時に着て行くかも。(一人だけ能天気カラーの着物だったらごめんなさい!)



しかしこの色、何年後まで着られるものか。
数年後には、暗めの色に染め変えるか、道行きなどに仕立て直している可能性が高そう。
それまでの間に準礼装として着る日が来るかどうかはわからないが、おしゃれ着としても着られる時にはたくさん着ておこう。
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by Medalog | 2007-03-02 22:39 | きもの | Comments(10)

キモノ仙臺屋さんデビューその2/色半衿など

先日、キモノ仙臺屋さんで初めて共同購入した時の話を書いたのだが、今回はそのとき一緒に買った小物の話。

もともとは前回の投稿に書いた二部式雨コートが欲しかったのだが、「5,000円以上のお買い上げで送料無料」の謳い文句につられ、あれこれ買ってしまったのだった。

左から足袋カバー、バイヤス衿芯、ネル腰巻き。

d0048332_1422239.gif足袋カバーは一枚も持っていなかったので必需品として購入。

バイヤス衿芯は、普段差し込み式のプラスチック衿芯を使っているので、他の衿芯も使ってみようとお試し購入したが、まだ使っていない。

そしてネル腰巻き。
以前も書いたが、暖かそうだと思って購入したのに、いざ着てみると歩いているうちにきものの中でどんどんまくれ上がってきてしまい大変な思いをした。
もう一度使い心地を試そうと思いながら、なんとなく放置してしまっている。


そして、今回二部式雨コートの次に欲しかったのがこれ、色半衿10本セット。

d0048332_14315460.gif今まで半衿は、顔写りがいいようにと明るめの色(桜色、卵色など)のものばかり選んでいたので、自分では選ばないような半衿も付けてみたいと思い、「色・柄はお任せ」のこのセットを注文してみた。

手元に届いて包みを開けると、なんだか思った以上に暗い色目ばかり。しかも、10本中5本が黒ベース。正直なところ「ハズレかな…」とも思ったのだが、とりあえず使ってみることに。


d0048332_1438516.gif※おはしょりのだぶつきは見なかったことにしてください…

黒の麻の葉模様の半幅帯に合わせて、半衿も黒の麻の葉模様を付けてみた。
うん、悪くないかも、この組み合わせ。
季節的にはもっと明るさが欲しいところだけれど、色使いとしては思ったよりも自分好みだった。
顔写りが悪いかなと心配していたが、化粧をきちんとすれば意外に顔周りがシャープに見えてくれる気もする。
この日は某呉服店に行ったのだが、セールストークの一環とはいえこの黒半衿を褒めていただいたので、すっかり気分を良くしてしまった。単純。

単の季節になったら、薄く明るい色のきものに黒い半衿を合わせるのもいいかもしれない。去年、友人が白の夏塩沢に黒い半衿を付けていたのが涼しげで良かったし。頑張って使いこなしてみよう。


d0048332_14493093.gifちなみに、小紋に半幅帯だと、後ろ姿はこんな感じ。
もっと立体的な帯結びもあるのだろうが、この日は車の運転があるために平らな貝の口にしたので、後ろ姿が平坦になってしまった。(羽織を着たので実際には見えないけれど)

やっぱり、名古屋帯に比べると後ろ姿が貧弱かな。
20代の若い女性ならまだしも、40代にもなればおとなしく名古屋帯にしたほうが後ろ姿がさまになるのかも。(木綿や浴衣以外は)


d0048332_1455337.gif羽織を着るとこんな感じ。
半衿が黒いせいか、やはり色使いが全体的に暗い感じ。半衿と足袋が白だったら、すっきり明るくなりそうな気がする。
または、これが名古屋帯だったら、白地に梅の飛び柄の帯揚げでも使えば一気に明るくなるんだろうな。

しかし帯の着付けに時間がかかる私にとって、半幅帯の気軽さは捨てがたい。
この着物を引き立ててくれる明るめの色の半幅帯を探そうかな♪
半幅帯なら、派手めなアンティーク柄なんかもいけるかも?
(と、散在することばかり考えてしまうダメな私…)
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by Medalog | 2007-02-22 15:27 | きもの | Comments(2)

初春

あけましておめでとうございます。
今年も、昨年同様このブログを通じて皆様と情報交換ができたら嬉しく思います。
今年もよろしくお願い申し上げます。



年末年始は実家へ帰省して、年始の挨拶に初めて着物を着ることにした。

d0048332_1029840.gif年始の挨拶といっても普段着での集まりで、私はもちろん他の誰も着物など着たことがない。
そこでカジュアルにポリエステルの梅・竹柄の小紋を着ることにした。帯は半幅帯よりはお太鼓のほうがいいかと、白地の袋帯を合わせた。

しかし実家とはいえ自宅以外の場所で着物を着るのは初めてで、予想以上に大変だった。
車で帰省したので荷物が多いのは問題ないのだが、実家には着物の小物などは一切ないので、ヘアスプレーから腰紐まで忘れ物がないように準備にもかなりに気を使うし。

そしていざ着始めてみると、襦袢〜着物はまあまあ順調に着られたのだが、帯を締める段になってふと手が止まってしまった。
実はこの帯を締めるのは今回が初めてなのだが、取り出してみて初めて六通柄の袋帯だということに気がついたのだ(恥ずかしい・・・)。

最近は名古屋帯での一重太鼓しか結んだことがなく、二重太鼓の結び方は遠い記憶の果てにしかない。しかも全通柄の帯で練習していたので、六通柄のどちら側が’て’で、どちら側が’たれ’なのかすら確かでない。着付けの本は持ってきていないし。

まずは試してみようと始めるものの、やはりお太鼓の結び方がわからないうえに、てとたれの方向を間違って締めてしまった。お太鼓になる部分にうっすら縦筋がついてしまう。あ〜あ。
出掛ける時間が迫る中、試行錯誤を繰り返し、なんとか二重太鼓らしきものが出来上がる。
お太鼓の形も良くないし、保管しておいたときの畳みジワがお太鼓の真ん中にしっかり横切ってしまっているけれど、とにかく直す時間がない。
訪問先では羽織か割烹着のどちらかを着たままで過ごすことでなんとか乗り切ることに。


d0048332_10292490.gif知り合いからいただいた羽織。

この小紋に合わせてみると、色は派手だし、裄が短いので腕を常に縮めていないといけないし、決してベストマッチではないけれど、今回のように帯結びが上手くいかなかったときには本当にありがたい存在なのだと実感した。
それに混雑する場所に外出する時も、何も着ていない時に比べて帯を引っ掛けたりする心配がなくて歩きやすい。羽織って実用的にも良いものなんだなあ。

この格好で、新年2日から某デパートをうろうろしていたのだが、いくら正月とはいえ派手すぎて悪目立ちしていたような気が・・・。
数千人、いやそれ以上の人たちとすれ違っているのに、着物姿なのは振り袖の若い女性と落ち着いた着物姿の年配女性の二人だけ。正月なのに、着物姿で出掛ける人って少ないのだな〜と改めて実感した。

袋帯は名古屋帯と違ってずっしりと重たいし、帯結びに時間を取られてしまってヘアスタイルやメイクは思う通りに出来ていないし、正月でデパートはものすごく混雑しているし・・・。今回の着物でのお出掛けは、嬉しさよりも疲れや納得できない部分ばかり気になってしまった。
こういうことを克服するには、何度も着物を着て慣れていくしかないのだろう。
来年の正月は、もっとさりげない着物姿でお出掛けしていますように・・・。
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by Medalog | 2007-01-04 17:05 | きもの | Comments(6)

組み合わせ

先週末の晩、夫が忘年会に行き、車で迎えにいくまでの数時間がぽっかり空いたので
もしかしたら新年に着るかもしれない着物の組み合わせを考えてみることにした。

数少ない着物の中から、とりあえず普段着の小紋を取り出してみる。
帯は白地に薄い緑やピンクの梅と桜があしらわれた袋帯。
この帯は、まだなんの知識もない頃に「手頃な価格だから」という理由だけで
買ってしまったもので、どんな着物と合わせるか、いつ着るのかなど全く考えていなかった。
いざ仕立て上がって手元に来ると、私の年齢には可愛らしすぎて身に着ける機会もなく
寝かせておいたのだが、一度も着ないで手放すことになったらもったいない。
新年なら多少派手でも許されるかも?と思い、引っ張りだしてみたのだ。

羽織は以前古着をいただいたもので、裄が短くて外で着られるかどうか迷っているのだが、
他に羽織はないので一応合わせてみることにした。
羽織と着物の色合わせも赤系×赤系でなんだか派手だな。まあ試しに始めてみるか。

d0048332_17455865.gifd0048332_1744355.gifd0048332_17452110.gif
着物と帯・羽織をセットして、帯締めと帯揚げを取り替えながら次々に撮影していく。

左/
羽織のない状態で普通に帯締めと帯揚げを選んだ組み合わせ。帯揚げより帯締めの色が
濃いほうが気分的に落ち着くのだけれど、これはなんかつまらない組み合わせだな。
中/
帯揚げの色を羽織・着物に合わせて選んでみた。写真では帯の模様が見えないが実際は
薄い緑色の柄が入っているので、帯と帯締めが意外にしっくりきている。
右/
帯揚げを羽織紐の色に合わせて朱色にしてみた。羽織のない状態では多分選ばない色だが、
こうやって合わせてみると羽織紐と帯揚げ、帯と帯締めがそれぞれ合っているので
意外に大丈夫そう。新年らしさという意味ではこれが一番かも?

・・・こんな調子で合計20枚ほどの組み合わせを撮影。まだ手持ちの小物が少ない私でも、
小物の合わせ方で着物のスタイルはがらりと変わるのだということが実感できた。
着物や帯の上に実際に小物を組み合わせていくと、ちょっとした色や素材の違いで
「意外に合うなあ」とか「合うと思ったのに、パッとしないなあ」などと新たな発見の連続で
とても楽しい。あれこれ遊んでいる間に、あっという間に時間が過ぎてしまう。
ふと気付けば、部屋一面に着物や小物が散乱している。
他の着物でもいろいろ試してみたかったが、もう夜も遅くなってしまったので諦めた。


しかし、慌ただしい年末に一体何をやっているのだろうか、私は・・・。
着物も洋服と一緒で、着る直前に慌てないように、買った時に組み合わせをシミュレーション
しておかないといけないなあ。

あと、手持ちの小物の色がピンク系・エンジ・緑のほぼ3種類に偏っていることも実感。
来年早々に京都の小物専門店・きねやさんに行ってプロの目で小物をお見立てをしていただく
ことになり、自分では選ばないような新鮮な組み合わせをしていただけそうでとても楽しみだ。
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by Medalog | 2006-12-25 19:15 | きもの | Comments(6)

大島紬

友人からいただいた反物をアンサンブルに仕立てた大島紬。
5月に仕立て上がってから季節的に着る機会がなく、
ようやく昨日着て出掛けることができた。

d0048332_8173094.gif濃紺地に大きめの牡丹が流れるようにあしらわれているこの色柄は、今の自分では多分選ばないタイプのものだ。
初めて反物で見た時には、着物の知識がほとんどない時だったこともあり、色は暗すぎるし、柄は大きすぎるし、今の自分が着るには『地味派手』すぎる、という印象だった。年を重ねて着物も着慣れてきた10年後ぐらいに似合うようになるかしら?と思いつつ仕立てにまわしたのだった。

帯は、この大島に合わせられるようにと買った生紬の染め帯(これも今日が初おろし)。
締めやすくて着崩れもしないし、身に付けていることを忘れてしまうほど軽い。もともと軽い素材なのと、名古屋仕立ての胴に巻く部分の帯芯を一重にしてあり(通常は帯芯をあててから半幅に折るので帯芯が二重になるとのこと)、長時間締めていても負担にならないように工夫したそうだ。

地味すぎるかも?と思っていた大島紬と、可愛らしすぎるかも?と思っていた染め帯を今回初めて合わせてみたが、結構馴染んでくれたようだ。また仕立て上がって着てみると反物の状態で見るよりも柄のバランスも良くなり、色柄や質感の美しさが実感できたのが嬉しかった。
帯揚げが薄いピンクだったのだが(写真ではほとんど白く見える)、これが馴染んでいないような気もする。でもどんな色を合わせればいいのか、よくわからない。
大島が新品で生地がまだ堅く、今ひとつ体にフィットしないのと、着付けが下手なこともあって上半身がすっきりならなかった。胸の補正も和装ブラもしていないのだが、着付けが下手なうちは和装ブラをしたほうがよさそうだ。今度店に行ったら買ってこよう。
あと、友人と並んで写真を撮ったら、襦袢の衿をきっちり合わせすぎているのがわかった。
もう少しだけ衿をゆったり合わせて、衣紋をきれいに抜き、胸の補正をして生地がたるまないように着ることが次の目標になった。


今までポリエステルと木綿しか着たことがなく、正絹の着物で初めて外出したので、着崩れよりも汚れてしまうことが一番怖かった。
ポリや木綿は、「汚れたらうちで洗えばいいや」という洋服同様の感覚なので、所作も洋服の時とほとんど変わらず、気楽なものだった。
しかし正絹だとそうはいかない。
車を運転する時に気になるのは、シートやシートベルトと着物や帯がこすれて汚れたり毛羽立ったりしそうなこと。あと、乗り降りの際、ふくらはぎの部分がどうしても車体に触れてしまうこと。運転中にペットボトルの飲み物を飲むのも、雫が落ちそうで気が引ける。
食事の時は、汁物がはねたりこぼれたりしないようにするのはもちろん、テーブルに袖が触れるのすら気になる。きれいなレストランや料亭ならともかく、少しカジュアルな店だと椅子の座面や背もたれが気になる。でも椅子にハンカチを敷いて座るのも店に対して失礼か?
みなさん、着物を着ている時はどこまで気を使っていらっしゃるんでしょうか?
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by Medalog | 2006-10-26 10:40 | きもの | Comments(6)

松阪木綿と博多半幅帯

秋は着物を快適に着られる嬉しい季節。
いつでも着物を着て出掛けられるように、今日も着付けの練習をして、家で着物を着て過ごす。

d0048332_1359428.gif今日の着物は、松阪木綿と博多の半幅帯(おニュー)。

この帯は、「黒い帯が一本欲しいなあ」と思ってとりあえず買ってみたもの。
この松阪木綿の着物には色が暗すぎて合わないかと思っていたが、帯に意外と光沢があるので(さすが絹)着てしまえばけっこう合っている気がする。
前回合わせた自作の半幅帯よりもこちらのほうがキリッとしていて、これも気に入ってしまった。
顔周りが暗くならないように半衿は薄いピンクにして、やや多めに見せるようにしてみた。
この着物が届いて最初に見た時には「色が暗すぎたかな?」と不安に思っていたが、帯と半衿でいろいろ工夫できるとわかると、嬉しくなってきた。
ちょっと厚手だけど着心地は良いし、家で洗濯できるし、木綿の着物って良いな。
でも長い間触っていると、手に藍の色が移るので要注意。帯や下着にも移るかもしれないから気をつけなくては。何度も洗ったら色落ちしなくなるのかな?

今日は家で一日書き物。このご時世に手書きでひたすら書かなくてはならず、指が痛くなってきた。筆圧が強いので、すぐに痛くなってしまうのだ。ペンの持ち方が悪いのかも。
着物を着て書き物なんてまるで女流作家みたい!・・・と言いたいところだが、書いているのは文学性のかけらもないレポート。
早く終わりますように、と思いながら、パソコンをいじり始めてしまった意志の弱い私。

ところで今日は裾よけのかわりに洋服用の婦人ステテコを履いてみた。
これまた動きやすくて着心地も良い。
でも、衣紋抜きを直そうと上前をまくり上げた時に見えた、紺色の着物&ステテコ・・・。
頭の中に「 磯 野 波 平 」という言葉が浮かんで消えた。この姿は、ちょっとキツいかも。



d0048332_13592570.gifまた買ってしまった手ぬぐい。

松阪牛をもじった柄で、松阪市の高校生の図案によるものなのだそうだ。
他にも可愛い手ぬぐいがたくさん並んでいたのに、なぜかこの手ぬぐいを選んでしまった。
いつの日か、松阪木綿を着てこの手ぬぐいを持って、松阪牛を食べに行きたいものだわ。
松阪づくし、いいかも!
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by Medalog | 2006-10-04 14:26 | きもの | Comments(4)

松阪木綿の着物

9月上旬に、インターネットで仕立て上がりの松阪木綿の単の着物を買った。
現在住んでいる土地の名産の木綿があると知って、いつか仕立ててみようと思っていたのだが、ネットショップで仕立て上がりのものがあることを知り、「すぐに手に入る!」と嬉しくなって飛びついてしまったのだった。
注文した二日後には商品が手元に届いていたのだけれど、単とはいえ厚手なので9月中には着ないだろうと思い、一度軽く羽織ってみただけでそのまま箪笥に仕舞ってあった。


そして今日。
友人と出掛ける約束があり、仕立て上がったばかりの単のぜんまい紬があるので着ていこうと数日前からわくわくしていたのに、当日になってみると重たい曇り空で小雨もぱらついている。
大降りにはならないだろうが、雨の降る日に紬をおろすのはあまりにももったいないので、急遽ぜんまい紬から松阪木綿へと変更することにした。
松阪木綿も今日が初めてだけど、家で洗える気軽さがあるので多少の雨なら全然怖くない。
ぜんまい紬は、今シーズンはもう着られないかもしれないから残念!でも、薄い緑色で初夏の単の時期にぴったりだから、来年の初夏におろして着るのが今から楽しみだ。

さて、当日の朝になって初めて松阪木綿をちゃんと着ることになったわけだ。
この着物は仕立て上がりで、木綿なので若干縮むことを考えてLサイズで仕立ててあるそうだ。私の身長は156cm。一応適応サイズの範囲内だったけれど、実際に着てみると裄も丈もちょっと大きめだった。
そのせいなのか、襦袢の袖が着物の袖の振りから出てきてしまう。単の襦袢は一枚しか持っていないのでどうにも出来ず、袖の内側を安全ピンで留めてごまかす。
あとから思えば、普段着ということで筒袖の半襦袢を着ても良かったのかな?

また身丈の長さはどうしようもないので、腰紐を締めてからおはしょりの余分な長さを持ち上げて伊達締めで固定する。
前回この方法を試した時は、長襦袢の段階から衣紋がうまく抜けなかったために着付けが終わってからおはしょりを引っ張ってしまい、たくし込んでおいたおはしょりがズルッと出てきて大失敗だった。でも今回は、衣紋がうまく抜けたおかげで着崩れを直す動作をせずに済み、この方法でもまったく問題なく過ごせてよかった。やっぱり、長襦袢をきちんと着られれば、そのあとの着付けもスムーズにいくものなんだ、と納得。

d0048332_18385456.gif格闘の末に仕上がったのがこの姿。

半襟は、手芸店のワゴンで売っていた黄土色の豆絞りの布を半襟サイズに切ったもの。中央で縫い目があるけれど、遠目にはわからないみたい。

帯は、先日初めて自作した半幅帯。
帯を締める時点でかなり時間がなくなってきたので、焦りながらヤの字結びにする。
前で結び、「なんとか形になったかな?」とほっとしながら後ろへまわしてみてびっくり!なんと、2枚の布をはぎ合わせた縫い目が、前帯のど真ん中に見えちゃっていたのだ。前結びだったから気づかなかった〜!
一瞬「このままでいいか…?」と思ったが、どう考えてもおかしいので、帯を解いてやり直し。この縫い目、結構厄介かも。
帯締めは、たまたま持っていた一本の色味がピッタリだったので助かった。


d0048332_18391326.gifこの写真は、帰宅して着物を脱ぐ前に撮ったもの。一日経っているので、着付けも自作の帯もしわくちゃだ〜。

前から見るとあまりわからないけれど、後ろから結び目を見ると頼りなくフニャフニャしている。使用した布が結構薄手だったから、中の接着芯は中厚ではなく厚手のものを使った方が良かったようだ。
360cmという長さも、ヤの字結びをするには長過ぎて持て余した。長過ぎる分をたれになる部分の内側に織り込んだら、短くなるし、たれもしっかりして一石二鳥かもしれない。今度やってみよう。


松阪木綿は生地も厚めで色も濃い藍色なので、単と言ってもまだ着るには早いかと思ったけれど、曇り空のおかげでなんとか大丈夫だった(と思う)。でも途中から天気がよくなった時には、みるみる暑くなってしまってちょっと参った。
着物の色も濃くて地味だし、伸びかけの髪をヘアピンを酷使してきっちりアップスタイルにしているしで、軽やかな洋服を着ている友人(しかも年下)の付き添いのばあやにでもなった気分…。この松阪木綿を着る時は、かなり明るい色の半襟を使わないと顔色が悪く見えることがわかった。
でも、楽しい一日だった。この着物はこれからの季節まだまだ使えるから、たくさん着よう。
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by Medalog | 2006-09-25 20:24 | きもの | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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