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リベンジ

先週結城紬と長羽織を合わせたら、色が暗くなり顔色までくすんで見えてしまった。
そこで、小物に効かせ色を持ってくることでどれだけ明るく変えられるかというリベンジに挑戦。

d0048332_131487.gifd0048332_133895.gifd0048332_1332332.gif
左の写真が先週の暗いコーディネイト。
帯揚げは、暗めのオレンジのグラデーションで、明るく白っぽい部分を前に持ってきたもの。
帯締めは、深緑に白いラインが入ったもの。

中央の写真が、朱色の小物を合わせたもの。
帯揚げは、前回の記事に書いた朱色のもの。見える面積を少なめにしてみた。
帯締めは朱色と黄土色の2色使いのもの。
この段階では、あか抜けているとは言えないけれど、まあいいかな、という感じだと思う。

右の写真が、羽織を着たところ。
羽織紐が帯揚げ・帯締めと似たような色で、しかも着物や帯とはかけ離れた色なので、
帯回りが一気にうるさく、そしてダサくなってしまった感じ。
(羽織紐が斜めになっているので、余計にバランスがおかしくなっている)
今思えば帯揚げをもっと薄い色にするか、帯締めのもう一方の色である黄土色に合わせたら、もう少しまとまったのかもしれない。前回の帯締めでも良かったかも?

というわけで、コーディネイトに疑問というか不安を抱えつつ、このまま外出することにした。
外出先で鏡を見たら、また新たな発見があるかもしれないし。


外出先は名古屋。
もうひとつのリベンジ「トンボ印伝の草履の鼻緒を調整する」を果たすために、名鉄百貨店の
「ぜん屋」に行きたかったのだ。
d0048332_13435681.gifこの草履は某チェーン店の展示会で購入し、その場で職人さんに鼻緒をすげてもらったのにゆるくてとても履きづらかったもの
とても気に入って買ったはずなのに、履き心地の悪さと店への不快感が相まって(他にもいろいろ問題があったので)ほとんど履いていなかったのだ。
でもこれからの季節に一番似合う草履なので、以前草履を買った時に「他店で買った草履でも調整しますよ」と言ってくださったぜん屋の職人さん(常駐していらっしゃるのが嬉しい)にお願いすることにしたのだ。

久しぶりに履いてみると、やっぱり鼻緒がゆるい。
この草履を買ったあとに、ぜん屋の草履と黒田商店の下駄(どちらも履き心地が最高)に出会ってしまったせいだろうか。以前履いていた時の記憶より、さらにゆるく感じる。
名古屋まで履いていったのだが、いつすっぽ抜けるかとヒヤヒヤしながら歩く感じだった。
足を引きずるように歩きながら、名鉄百貨店・ぜん屋へ直行した。

職人さんは快く調整を引き受けてくださり、あっという間に片方の調整を終えて「こんな感じでいかがですか」と試し履きを勧めてくれる。
足を入れると、ややきつめだが足にフィットしていい感じ!足を上げると、草履全体が足裏にくっ付くように持ち上がってくれる。この感じが欲しかったんだわ、嬉しい〜!
両足を調整し、お代はいらないとのこと。「またぜん屋の草履をよろしくお願いしますね」と言われ、「はい、また来ます!」と調子よく返事をする。
待っている間に店内を見ていたら、紬に合いそうなお洒落な草履があって何度も手に取っていたのだ。今回履いていったトンボ印伝草履の小判型とは違って、細身で粋な感じ。
いつか買いに来たいものだ。数年後だろうけど。

調整が終わった草履を履いて歩く。
ちょっときつめで、指が奥まで入らない感じ。数回履いているうちに馴染んでくると思うのだが、それでも見違えるほど歩きやすくなっていて全然疲れない。
やはり履き物の履き心地は鼻緒の調整が重要なのだ。ゆるめよりきつめのほうが疲れないのは意外な気もするが、ゆるいと前壺だけで草履を支えるので前壺の辺りが痛くなる。
ややきつめに調整して、履いているうちに少し緩んできた時の履き心地の良さは最高!
この草履も、これでようやく出番が増えるだろう。良かった。


その後いろいろ歩き回ったのだが、だんだん羽織を着ているのが暑くなってきた。
着物を着ている方と10人以上はすれ違っただろうか。半数は帯付きで、何かを羽織っている人でもレースの道行や薄手のスマートな羽織、ショールなど軽い感じのものばかり。
着物を着ている人の中で、袷の羽織を着ている私が一番厚着のようだった。

11月に入ると、帯付きで歩くのは見た目が寂しいと思い込んでいたのだが、
気温が高く日射しも強かったこの日、帯付きの人が身軽に歩いている様は格好よかった。
レースの道行というのはどの季節に着るものなのか、私はよくわからないのだが、
少なくとも私が見た感じでは全然おかしくなかった。
薄手の羽織はもしかしたら単衣かも? まさに今の時期にぴったりなスマートな着姿だった。

なんだか自分だけがモサッとしている気がして恥ずかしく、羽織を脱ごうかと思ったのだが、この日は帯結びがうまくいかずに羽織で隠している状態だったので、脱ぐに脱げない。
せめて暑がっている様子が他の人にバレないように、と背筋を伸ばして歩く。

帰宅したら襦袢が汗でちょっと湿っていた。スチームアイロンで汗を飛ばして陰干しする。
この日は、いつもよりぶ厚い前結び用の帯板を使っていたのと、下着も保温性の高いものを選んでしまったので、よけいに汗をかいてしまったのだろう。
秋になって着物が気持ちよく着られる季節だとはいえ、その日の天気や気温によって細かい調整をしないとこんなに暑い思いをすることもあるわけだ。見た目も同様。
まだまだわからないことが多いなあ。

あ、忘れてた。肝心の色合わせについて。
今回は帯揚げ、帯締めを朱色にしたのと、バッグもグリーンからオレンジに変更した。
あと化粧でも工夫して、チークをやや多めに入れたのとアイシャドウも明るい色にした。
その結果、外出先で鏡を見ても「色が暗い、顔色がくすむ」という感じにはならなかったようで、その点は良かったと思う。
あとは、色合わせにセンスがあるかどうか…。これからも研究します。
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by Medalog | 2007-11-09 14:46 | きもの | Comments(6)

この秋、初の袷着物

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この秋初めての袷着物を着た。

先日Excelで組み合わせたセットを着たら、こんな感じになった。
Excelでは帯揚げの幅を広く出しているので、実際に着たときよりも帯回りが
明るくなってしまった感じ。でも、だいたいイメージ通りかな?

いつも衿合わせがキツキツになりすぎるのが悩みだったので、今回は「だらしないかも?」と
感じるぐらい思い切ってゆったりめに合わせてみたのだが、写真に撮ってみるとこれぐらい
開いていても大丈夫かな。
でもそのせいか、途中で着物の衣紋や衿が緩んできてしまったので、もっと研究しなくては。

10月上旬〜中旬に着る着物として、暑ければしっかりした生地の単衣(Excel写真の右)、
涼しければ袷の小紋(今回着たもの)を着ようと思って2パターンの組み合わせを準備して
いたが、朝晩はかなり涼しくなってきたので袷を着ることに。
この単衣紬はいただき物で、布地が厚手で色も上品なので袷との端境期にピッタリだと
楽しみにしていたのだが、今シーズンは着る機会がなく残念…
来春、GW明けぐらいに着る機会があるかな?


d0048332_14221297.gifd0048332_14293918.gif履き物は黒田商店の下駄。

バティック鼻緒の色といい、台の色や形といい、自分の持っている着物の中ではこの小紋に一番似合うかも。

ちょっと可愛らしすぎるかな…という気もするけど、着物のときぐらい可愛いカッコしてもいいでしょ。
(って、誰に言い訳をしているんでしょうか)

一日歩き回った後なので、足袋が汚れて見苦しくてすみません。


居内商店で購入した夏用の綿麻の白無地襦袢が、思いのほか厚手で張りがある布地で
薄手の単衣&夏着物に合わせるとシルエットがおかしくなるので、夏には使えなかった。
この時期になってやっと使えると思ったのだが、白無地だと袷の着物にはちょっと向かない。
というわけで、また貧乏臭い手仕事をしてみた。

d0048332_13582118.gif以前「七緒」に載っていた「大うそつき」を真似させてもらった。

外から見える部分にだけ、好みの布を付けるというものだ。
「七緒」では両面テープで固定していたが、試してみるとやや頼りなかったので、針目が表に出ないのをいいことにザクザクと縫い付けてしまった。

着てみてから袖口や袖の振りを覗き込んでみたが、よほど奥の方まで覗き込まない限りバレることはなさそう。
縫い付ける布は、反物の幅で約1mあれば足りる。袖1枚分、半衿なら2枚分でOKかな。
夏にはゴワゴワして暑かったこの襦袢も、今の時期なら程よい着心地。
まだ汗ばむことが多い季節だが、綿麻素材なら汗もよく吸うし洗濯も簡単だ。
袷の着物は重みがあるので、襦袢に張りがあってもシルエットに響くこともないし。

今回は手近にある余り布を切りっぱなしのまま縫い付けてしまったが、
どうせこの襦袢は盛夏には向かないのだし、好みの布を探してきちんと縫い付けて
秋〜春の普段着用の襦袢にしてしまおう。
(しかし来夏の襦袢はどうしよう…麻絽の襦袢をぼちぼち探そうかな…)
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by Medalog | 2007-10-19 14:44 | きもの | Comments(6)

駒下駄を雨下駄に改造

1月に、京都でmarchaさんとお揃いで買った駒下駄。
履いているうちに、歯がすり減ってボコボコになってしまった。
砂利道を歩いたりしたので、小さい砂利がめり込んで取れなくなっている。

d0048332_22311590.gif所詮は消耗品なのでこのまま履き続けても良かったのだが、先日黒田商店の下駄を手に入れたのをきっかけに、この下駄の歯にゴムを貼って雨下駄に改造してみることにした。

雨用の履き物を持っていなくてずっと欲しかったのに、何を買えば良いのか(雨下駄かウレタン草履か?)わからず、買っていなかったのだ。
手持ちのものをアレンジできるのならお金もかからないし、履き物の数を増やさずにすむし(収納場所がないので)いいことづくめかも?


d0048332_22313778.gif家にあった鋸で歯の減り具合が均等になるように平行に切り落とし、ゴムを貼り付けるために表面を紙ヤスリで滑らかにする。
しかし安い下駄とはいえ歯に使われている木は堅く、予想以上の力仕事になってしまった。
歯を平行に切るのもなかなか難しく、家事の合間を縫って二日がかりの作業になった。

しかし結構きれいに仕上がったので、ちょっと満足。


歯の底に貼るゴムは、ホームセンターにでも行けば手に入るだろうと
気軽に考えていたのだが、これが意外に見つからなかった。
そこで、以前行ったことのある履物店に持ち込んでみることにした。
ゴムだけ売ってもらえれば一番いいのだが、その場で貼ってもらって作業代込みで
払うことになっても構わない(店にとってはそのほうがいいかもしれないので)。

店に入って聞いてみると、私がイメージしていた黒いゴムはなかったが、
白木の色に近いベージュのゴムならあるらしい。
5分待ってもらえればここで貼りますよ、ということだったのでお願いすることにした。
接着剤で着けるのかと思いきや、いきなり釘を打ち込む音がしたのでびっくり。
でもまあ、接着剤よりも釘のほうが頑丈だろうからいいか。

そして、出来上がったのがこれだ。

d0048332_22315384.gifう〜ん、あんまりかっこ良くはないかなあ。

歯の幅とゴムの幅が違うし、歯に対してまっすぐに貼られていないし。
長過ぎるゴムを切り落としてあるのだが、歯の端とキッチリ合わせずに、斜めにはみ出したり逆に足りなかったりしているし。
履いてしまえばほとんど見えない場所だけれど、道具として美しい仕上がりではないよねぇ〜。ちょっと残念。


d0048332_2232864.gif以前買っておいた爪革をつけてみると、いちおう雨下駄らしい体裁になった。

履いてみると、ゴムを貼っただけで安定感が増した感じがする。
これなら雨の日でも滑ることもなさそうだし、晴れた日に履く時も歩きやすそうだ。
この下駄が傷んでダメになるまで、雨の日はこれを履くことにしよう。


…しかし今年の梅雨は雨が降らないなあ。
それに夏になると暑くて着物を着る機会も減るし、この下駄を使う日はいつになるかしら?
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by Medalog | 2007-06-30 00:34 | きもの | Comments(6)

東京!その1(黒田商店の下駄を買う編)

先日手に入れた銀座ぜん屋の草履は、
デザインも色も履き心地もとても気に入っているのだが、
それゆえにこればかり履いて履き潰してしまうのではないかとちょっと不安がある。
それに、紬にはよく合うが木綿着物に合わせるにはやや上品すぎるし。

「紬や木綿着物に合わせて気軽に履ける下駄が欲しいなあ」と思いつつ、
気になっていたのが黒田商店さんの下駄だ。
台の美しさ・履きやすさはもちろん、奥様がこだわって集めた布から作るという鼻緒を
絶賛する声をあちこちで見聞きして、以前から興味があった。
そしてゴールデンウィークに東京・青山に出店することを知り、
ぜひ買いに行こうと思っていたのだ。

ところがゴールデンウィークに関東に帰省できなくなり、計画は頓挫。
「急ぐものでもないし、仕方ないか・・・」と諦め、
ひと月後の6月上旬に帰省することにしたのだが、
その後で黒田商店さんが6月に歌舞伎座に出店することを知り、
このチャンスを逃すものか!とミワさんをお誘いして買いに行くことになったのだ。
私が帰省する数日前にmarchaさんとミワさんが東京で会うことは知っていたけれど、
その日には帰省できないので、
ミワさんには改めてご足労いただくことになってしまった。

d0048332_2135669.gif


ミワさんと銀座三越で待ち合わせして、すぐ近くにある歌舞伎座へ向かう。
入口で「売店だけを利用したいのですが」と聞き、向かって左手にある通用口を
教えていただいたのでそちらに回ると、首から下げる札を渡されて
「買い物は15分だけですのでご了承ください」と言われ、ちょっと焦る。
急がなくちゃ!と慌てて入場すると、
すぐ目の前にズラリと並ぶのは美しい鼻緒の数々。
「わ〜、すご〜い」「きれいねえ〜」と騒がしい私たち二人の歓声を聞きつけ、
黒田商店の奥様が笑顔で出迎えてくださった。

挨拶もそこそこに、早速下駄の台を選びにかかる。
「通年使えて、歩きやすい下駄がいいんですけど」と希望を言うと、
まず奥様が薦めてくださったのが革を張った台の下駄。
なにしろ履き心地が良くて疲れないのだとか。
革がそれぞれの足の形に馴染んでくるそうで、あまりにも履き心地が良いので、
立ち仕事の時に履いている方がいらっしゃるらしい(しかも洋装で)。
台の形もしっかりしていて確かに履き心地がよさそう。
奥様ご自身も履いていらして、鼻緒も同色の革で誂えているのが
とてもかっこ良かったのだが、私がイメージしていたものよりもやや重たい感じ。

d0048332_2151159.gifそこで次に出していただいたのが、かかとの部分がパンプスのようにカットされているタイプのもの。
奥様がおっしゃるには、かかとで着地〜足の裏〜爪先で地面を蹴る、という流れを重視してデザインした形で、これも非常に歩きやすいタイプなのだとか。

この下駄を履いて真横から見ると下駄というよりミュールかサンダルでも
履いているように見えるかもしれないが、木綿や紬に合わせるものだし、
せっかく黒田商店さんで買うのだから
こういう面白いタイプのものを選ぶのも面白いかな?

d0048332_2163639.gifそれに、台の色使いや彫りが美しく、裸足で履いた時にとても肌触りが良さそうなのも気に入った。
(黒地に赤い線が効いていて漆塗りのように見えるのだが、慌てていて確認するのを忘れてしまったのが残念・・・)

他にも素敵な台がたくさんあったけれど、今回はこの台に決定!


そして、いよいよお楽しみの鼻緒選び。
多分100本以上の鼻緒があったと思うのだが、
その中から奥様が選んでくださったものは一瞬にして私の心を鷲掴みに・・・。

d0048332_2184434.gif250年も前のものだというバティックの鼻緒は、華やかでいて優しくやわらかな色使い。
柔らかめの紬や小紋にも、厚手で濃い色の木綿着物にもよく似合いそう!

他にもいくつか出して合わせてくださり、どの鼻緒もすごく素敵だったけれど、このバティック鼻緒しか考えられないほど気に入ってしまった。
ミワさんの太鼓判もいただき、この鼻緒をすげていただくことになった。


ご主人が鼻緒をすげてくださるのを待ちながら、他の商品をしつこく物色。
保多織の足袋の見本が出ていたので初めて生地を触ってみたのだが、
ざっくりとした感触で暑い時は涼しく、寒い時は暖かく過ごせそうな生地だった。
保多織の足袋は温かいと聞いたことがあるが、この生地なら納得。
普通の足袋よりちょっと高額だけど、もっと日常的に着物を着るようになったら
保多織の足袋を手に入れてみたいかも。

それにしても、歌舞伎役者の声が微かに聞こえる中で素敵なものに囲まれて
買い物をするなんて、優雅でとてもいい気分。
なんたって、歌舞伎座に入るのも黒田商店の商品を買うのも今日が初めてなのだから、
ワクワクするなというほうが無理な話だ。

鼻緒をすげた下駄を試し履きしてみる。奥様が私の足を触って履き心地をチェックし、
「これで多分大丈夫だと思いますが、ちょっと歩いて確認してみてください」と
おっしゃるので歩いてみると、これまたとても歩きやすい。
自分が持っているサンダルやパンプスよりも、ず〜っと足に馴染んでいる感じ。
下駄をきれいに包んでいただき、大満足で歌舞伎座を後にした。

ミワさんとあれこれ言いながらの買い物はとても楽しく、
あっという間に時間が過ぎてしまった。
東京散歩はまた次回。


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しかしさすがに15分では買い物が終わらず、劇場にはご迷惑をおかけしてしまった。
この時は私たち以外に買い物客がいなかったので多少大目に見ていただいたようだが、
もし買い物客が重なって順番待ちになったらそうはいかないかもしれない。
あと幕間(休憩時間)と観劇客の入退場時間は買い物だけの客は利用できないので、
歌舞伎座のHPで入場可能時間を確認して行くことをおすすめ。

また、先日黒田商店さんに電話して聞いた時には、鼻緒をすげてくださるご主人は
6月中旬と毎週末には不在の可能性が高いとのことだった。
その場で鼻緒をすげて欲しい場合は、ご主人がいらっしゃる日程を確認して来店するのが
確実だとのことなので、これから行かれる予定の方はご注意を。

奥様からいただいたライブ・スケジュールを見ると、7/2〜8は名古屋三越、
7/11〜17は新宿伊勢丹、7/24〜30には日本橋三越に出店されるそうなので、
ゆっくり買い物を楽しみたい方は歌舞伎座よりもそちらへ行かれたほうが確実かも?

(黒田商店さんの日程などの情報は変更があるかもしれないので、来店される方は
ご自分で再度ご確認くださいね!)
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by Medalog | 2007-06-11 17:08 | きもの | Comments(14)

ぜん屋の草履

日に日に気温が上がってくるのに、これからの季節に履ける草履を持っていない。

d0048332_13185567.gif今、持っているのはこの二足。

どちらも単〜夏物の着物に合わせるには色が重たすぎるし、雰囲気もカジュアル寄り。

だからこれからの季節にも、袷の着物で足元をスッキリさせたい時にも履ける万能な草履があればいいなあと思っていた。

そんな折、所用で名古屋へ出掛けた。
名古屋名駅エリアの高島屋には草履の伊と忠さんが入っているのだが、そこには職人さんは常駐しておらず、ちょっとした修理や鼻緒のお調整なども一度預けて京都へ送るのだと言う。
伊と忠さんの草履はぜひ履いてみたいと思っているのだが、以前某店で適当な鼻緒の調整をされたことがある自分としては、名古屋に職人さんがいないということが少し引っ掛かっていた。

「とりあえず名古屋の伊と忠さんで草履を買って、調整して欲しい時には京都か大阪へ行くしかないかな」と思いつつ、同じ名駅の名鉄百貨店にも行ってみる。
名鉄百貨店は高島屋のすぐ隣にあるのに、なぜかあまり行ったことがなかったのだが、先日リニューアルセールにつられて入ってみたら、とても広いし呉服のバーゲンに出ている商品も良かったので、試しに草履売り場を覗いてみようと思ったのだ。

そして覗いてみてびっくり。銀座ぜん屋さんが入っているのだ。
(売り場は小さいが、むら田さんも入っていてさらにびっくり)
ぜん屋さんは初めてなので商品をまじまじと見つめていると、やや年配の男性が声を掛けてくれていろいろ説明してくださった。

ぜん屋さんの定番草履は、スッキリとした細身で色も上品でうっとり。今まで持っていた自分の草履が、急に野暮ったく思えてしまう感じ。
定番商品が一部値下げされていたので理由を伺うと、リニューアルオープンのときに値下げした商品についてはセールが終わった今もセールのままの価格で販売しているとのこと。

色も形も気に入ってしまった上に、定番品としてはなかなかの割引額。
かなり心が傾きながらも、肝心なことを確認してみる。
「あの〜、鼻緒の調整とか修理なんかは、銀座のほうに送ったりするのですか?」
するとその男性は、
「いやいや、私職人ですから、この場ですぐに調整いたしますよ。」

やったぁ〜〜〜!
名古屋で、老舗の草履店で、職人さんが常駐しているお店を発見〜〜〜!
・・・というわけで、即購入決定。

色は、これからの季節にも使えるシルバーグレーを選び、鼻緒の微調整をしていただく。
調整された草履を履き、店内を一歩歩いた瞬間にびっくり。
草履じゃなくて、靴みたいなのだ。
今まで履いていた草履や下駄は、かかとが上がりきったところで草履がペタンペタンと足の裏についてくる感じだったのに、この草履はまるで靴のように足の裏に吸い付いてくる。
草履を履いたとき特有の歩きづらさが全然感じられないのだ。

  これは、草履や鼻緒の形や素材が素晴らしいからなのか?
  それとも、職人さんの絶妙な鼻緒の調整のおかげなのか??
  ただ単に、私の足の形がこの草履に向いていただけなのか???

と、軽いショックを受けつつ、草履の包みを手にスキップしそうな勢いて帰宅する。

d0048332_13191255.gifその草履がこれだ。

私のやや幅広な足だと若干はみ出してしまう感じもするが、それでも草履を履いて鏡を見てみると、足元がスッキリきれいになるな〜なんてひとりご満悦。

かかと修理券もいただいたし、ぜん屋さんで買った草履でなくても鼻緒の調整をしてくださるとおっしゃっていたのが嬉しい。
今度名古屋へ行く時は、ぜん屋さんの草履を履いて、鼻緒調整に不満のあるトンボ柄印伝の草履を持って行こう♪

買った翌日、早速この草履を履いて外出してみる。
最初の一時間ほどは前つぼのあたりがややキツくて痛かったが、時間が経つと痛みはなくなり、履きやすさはそのまま。次回どこかで鼻緒を調整してもらう時のために、この感じを覚えておかなくちゃ。
ペタンペタンという感じがないので、自分の歩き方がスマートになったような(気のせい)。

この草履の履き心地の良さがあまりにも嬉しくて「割引商品のあるうちに、もう一足買いに行っちゃおうかな〜?」と調子に乗りそうになる。
でも、どうせなら伊と忠さんの草履と履き比べてみて、どちらが自分の足に合うのか、デザインはどう違うのか、いろいろ調べて納得してから買わなくちゃと思い直す。
伊と忠さんの草履を買うのは来年かな…。
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by Medalog | 2007-05-07 14:18 | きもの | Comments(13)

鼻緒のすげ替え

d0048332_7231468.gifこの草履は、1年半前に初めて着物(ポリ小紋)を買った時に一緒に買ったもの。
なんと1,900円の安さだった。

当時は草履の良し悪しもわからずに履いていたのだが、最近はいろいろな店の草履を見るようになって、この草履の安っぽさ(とくにビニールの鼻緒の光り方と、鼻緒の足当たりの悪さ)が気になりだした。

でも履きたくないほど嫌いなわけではないので、雨が降りそうな日などに履くようにしていた。合計10回は履いただろうか?


d0048332_7233434.gifそして先日、前つぼの辺りが白っぽいのでよく見てみると、なんと前つぼの縫い目がほつれている。

安い草履を履くのはいいけれど、安い草履がほつれているなんて最高にみっともないので鼻緒をすげ替えることにした。

ここで問題なのが、どこで鼻緒をすげ替えてもらうかということだ。
職人さんのいる店で買ったものや、そうでなくても行きつけの履物店があるのならそこへ持ち込めばいいのだろうが、これは呉服チェーン店の安売りで買ったもので職人さんがいるわけもなく、行きつけの履物店もない。

そこで、近所の履物店を探して持ち込むことにした。

最近はすっかり怠け癖が付いてしまい、「調べもの」=「インターネット」になってしまう。ネットで情報が見つからないときは諦めてしまうこともあるし。
しかし地方都市の有名でもない履物店などはHPなど持っていないところがほとんどで、探すのに苦労する。タウン情報などでやっと数軒の履物店を見つけた。
その中でも比較的規模が大きく自宅からも近い店に「草履や下駄の修理も承ります」という一文を見つけ、飛び込みで持って行くことにしたのだ。

草履を持って店に入ると、とても丁寧に対応してくれた。
鼻緒のすげ替えも受けてくれるということなので一安心。「よろしくお願いします」と言って、鼻緒選びに入る。
そして、ここで自分が重大な過ちを犯したことに気付いた。

「この店には、自分好みの鼻緒がない…」

店に入ってすぐに鼻緒のすげ替えを頼んでしまったので、この店がどんなセンスの品揃えをしているかなどを全くチェックしていなかったのだ。
お店の方が次々に鼻緒を出して見せてくれるが、やたら可愛らしい柄のものか渋い色のエナメルのどちらかで、自分の木綿や紬に合いそうな物が全然出てこないのだ。

うわ〜どうしよう。この中から一番無難なものを選んですげてもらうのも微妙だけど、今更「やっぱりいいです」と断るのも申し訳ないし…。
と悩んでいたら、店内にディスプレイしてある下駄に合わせてあった鼻緒が、色も柄もイメージにかなり近いものであることを発見!

d0048332_7235697.gif「これ、いいですか?」と聞くと大丈夫だとのことなので、それをすげてもらうことで一件落着した。

以前の鼻緒に比べてカジュアルな雰囲気になったので、使い勝手が良くなったと思う。(安物であることに変わりはないが)

すげ終わったあとに、足に合わせて微調整もしてくれたのも嬉しい。


それにしても、鼻緒のすげ替えは単に職人さんがいる店というだけではなく、そこに自分好みの鼻緒があるかどうかが大事なのだということをすっかり忘れていた。
今回は一本だけ好みの鼻緒があったので、無事にすげ替えが済んでホッとした。
でも、次回からはどうしよう?

例えばどこかで鼻緒だけを買って、この店で買った草履の台にすげてもらうならいいかもしれないが、草履も鼻緒もよそで買ってすげ替えの作業だけをお願いするのはちょっと失礼な気もする。(頼めばやってくれそうではあるが)
この店の常連になればいろいろなわがままも聞いてもらえるかもしれないが、残念ながらこの店には欲しい商品があまりないので、そうもいかないし。

行きつけの履物店がない皆さんは、草履や下駄の修理はどうされているのでしょうか?
高いものは職人さんのいる店で買ってメンテしてもらい、職人さんのいない店で買った安物は履き潰すしかないのかしら…。


ミワさんの履物のメンテナンスにTBしました。
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by Medalog | 2007-04-24 07:22 | きもの | Comments(8)

反省!

d0048332_14322820.gif
昨年、某チェーン呉服店の展示会で買った
印伝鼻緒の草履。
実は、買う時に気になっていたことがあった。

その展示会では、草履の台と鼻緒を別々に選び、職人さんがその場で客の足に合わせて鼻緒をすげてくれるというのが売り文句だった。
それまでバーゲン品の草履しか持っておらず、足が痛くなることがあったので「結構いい値段だけど、自分の足にぴったりの草履が出来るなら」と、思い切って購入することにした。

幸い、台と鼻緒は気に入ったものが見つかった。
いざ足を合わせる段になり、私はストッキングを履いていたので、「ストッキングを脱いで足袋を履いた方がいいですか?」と聞くと、いかにもベテラン風の年配の職人さんに「ああ、そのままでいいですよ。台に足を乗せてください」と言われ、その通りにする。
一瞬足を乗せただけで、その職人さんは「もう大丈夫ですよ。30分もすれば出来ますから」と言って作業を始めた。

ずいぶん簡単な合わせ方だけど、ベテランさんだからこれでピタッと出来ちゃうのかな? でもきっと、一度鼻緒を仮にすげてからもう一度足を入れて微調整してくれるのだろうと思い込み、その間展示会場内で時間を潰そうとしたら、私の担当さんが「もう帰るなら、草履は店の方に送っておくけど?」と言う。
いま帰ったら微調整してもらえないじゃん、と心の中で思い「30分なら待ちます」と答え、いざ30分後に戻ってみると職人さんがいない。休憩に出たばかりだと言う。
そして「はい、どうぞ♪」草履を渡されて終了。

そこには担当さん、店長さん、本部の部長さんがいたのだが、口々に「いいものが出来て良かったですね〜。足にぴったりだから、これを履いたらもう安い草履は履けなくなるかもしれませんよ。」などと言う。
「これでもう出来上がりですか?」と聞くと、「早いでしょ♪」と見当違いな返事。

どうやら微調整をしてもらえないということに気付いたが、悲しいかなこの職人さんのやり方が正しいのか手抜きなのか確信が持てない。
とりあえず持って帰り、自宅で足袋を履いて足を入れてみると一応ぴったりフィットしている感じ。鼻緒が本天の太いものなので足指への当たりもやさしいし「いいものが出来たのかな」と納得してその場は終わった。

そしていざ履いてみる。
一度目は1月の京都オフ。結構な距離を歩いたのだが、確かに鼻緒は痛くならないがなんだか微妙に歩きづらい。
そして二度目は先日の志村ふくみオフ。この日もたくさん歩き、途中でなぜか太股の前側が痛くなってきた。
一緒に歩いていた小判屋さんに「着物でたくさん歩くと太股の前が痛くなりますよね?」と言うと、小判屋さんは「えっ!?」という顔をされて私の足元を覗き込み、「台のクッションが堅いか、鼻緒が緩いんじゃない?」とおっしゃる。
そう言われてみれば、草履がぬげないように指の先に余分な力を入れて歩いているような。
「でも鼻緒は自分の足に合わせてすげてもらったんです」と言って上記のことを話すと、「それは足に合わせたうちに入らないですよ。私が行く店では、実際に足袋を履いて、何度でも微調整してくれますよ」とのこと。

そうだよね、やっぱりあれは足に合わせてすげてくれたとは言えないよね…。
既製品の草履なら多少緩くても仕方がないけど、職人さんが合わせてくれるという条件で買ったのに2回目で緩くなるとは。
その職人さんにもがっかりだが、それを当たり前のように「足にピッタリ」と言って売る店の姿勢にも腹が立った。
店の人は、このやり方で本当に足にぴったりなものが出来ると信じていたのか。それとも、買ってくれればどうでもいいと思っていたのか。どちらにしろ、残念ながら誠実な売り方とは思えない。

d0048332_14325058.gif実はこの展示会で小紋の反物を買って長羽織に仕立ててもらったのだが、その時に「長羽織でもあまり長過ぎるのは嫌だから、ちょうどいい長さを見て欲しい」と言ったのに、店長と担当さんに「大丈夫。あなたの身長にぴったりの長さにしてあげるから♪」と言われて結局おまかせにしてしまった結果、やっぱりちょっと長過ぎて重たい感じの長羽織になってしまったということもあった。

どちらもその場で自分の意見を押し通さなかった私に責任はあるのだが、担当さんは私の友人でもあるし、私が着物に詳しくないことを知っているのだから、もっと私の立場になっていろいろ考えて欲しかったというのが正直なところだ。

小判屋さんやmarchaさんなどいろいろな方と着物の話をさせてもらって、皆さんそれぞれ買い物の仕方は違うけれど、とにかく自分の今までの買い物スタイルがお世辞にも賢くはなかったことを痛感した。
店の担当さんが友人だったとしても、同時に売上ノルマを抱えた販売員でもあるわけで、こちらが着物の知識や自分の意志をしっかり持っていないと納得できる買い物は出来ないのだ。
(もちろん初心者でも安心して頼れる店もたくさんあるだろうが、その店を探すのが初心者にとっては大変なことだ)
今後この店を利用し続けるかどうか…。友人がいるとはいえ、真剣に考えなければいけないようだ。


こんな自分の恥を延々と書くのもどうかと思ったが、もし着物初心者でこれから草履や羽織を買う方が読んでくれたら役に立つかも、と思って書いてみた。
今後は何を買うにも、そのとき自分が持っている知識をフルに使って、こだわりを曲げずに後悔しない買い物をしなくては。
まあ、よく考えたら、着物に限った話じゃないけどね。
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by Medalog | 2007-03-29 14:35 | きもの | Comments(13)

母のお下がりウール

京都のきねやさんで小物を買って以来、早く使ってみたくて仕方がなかったのだが、残念ながら着物を着て出掛ける時間がなかなか作れない。
そこで、とりあえず家の中で着物を着てごまかすことにした。

d0048332_2116065.gifこれは母のお下がりの普段着ウール。
裄も丈も幅も全然足りず、つんつるてん(死語?)と言ってもいいくらい小さいのだが、私が着なければこのまま日の目を見ることもないだろうから、何回かでも袖を通すことにしたのだ。
帯は、以前自作した半幅帯。(裏が間道のもの)

裄が短くて腕は丸見えだし、おはしょりもほとんど出ないほど小さいが、家で家事をする分には返って好都合だったりする。
身幅が足りないおかげで足さばきも良いし。
割烹着を着て、炊事洗濯や書き物をして過ごす。

でも、一日着ているにはちょっと重たいな〜。肌触りも今ひとつ。

d0048332_21161671.gif夕方、郵便を出しにいかないといけないのでこのまま外出することにした。
生地全体がゴワゴワしていて、上に羽織などを着ても格好悪くなりそうだったので、かなり昔に洋服で使っていた黒いショールを羽織っていくことに。

このショール、洋服に合わせるには色が重たすぎるのだけれど、こんな明るい色の着物に合わせるのには丁度いいかも?
着物の振りから襦袢の袖がはみ出したりしているが、こんな普段着の着物だとそんなこともあまり気にならない。「このまま行っちゃえ!」って感じ。
(これでいいのか、よくないのか…)

d0048332_21163064.gif京都でmarchaさんとお揃いでゲットした白い鼻緒の駒下駄。
履き慣れないものをいきなり遠出する時に履きたくないので、近所へのおつかいに履いてみることにした。

やっぱり、慣れないせいかちょっと履きづらいな〜。
ガタガタするし、下駄と足袋がツルツル滑る。
下駄の表面に何か塗ってあるからかもしれない。裸足なら滑らないのかな?


カラコロと音を立てながら近所を散歩。
慣れないものを履いている、という感じがなんとも楽しい。
でも帰宅して裏を見てみたら、たったの1回で結構ボコボコとへこみが出来ている。
小さな石でも踏んだら、すぐに痕が出来てしまうようだ。
歯が減るのも早いのかな? なんて、そんなことを考えるのも、なんだか楽しみ。

あと、身幅が小さいと、ちょっとの風でもすぐに裾がめくれ上がってしまうことがわかった。
このウールの着物、着ていると暖かいんだけど、やっぱり外出には向いてなさそう…。
う〜ん、自宅で「超」普段着にするしかないかな〜。
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by Medalog | 2007-01-24 21:39 | きもの | Comments(4)

京都で帯揚げと帯締めを買う

先日、ブログを通じて知り合ったミワさん茶々丸さんとご一緒に、京都の和装小物の店「きねや」さんで帯揚げと帯締めをお見立てしていただいた。

着物を着始めて丸1年になるが、今まで、帯揚げや帯締めというものは着物に合った色であればなんでもよく、安ければ安いほど助かる、という程度の興味しか無かった。
帯締め・帯揚げともに5〜6本持っているが、ほとんどが着物を買った時にオマケで付けてもらったり、通りがかりのワゴンセールで「安いからとりあえず買っておこう」という感じで選んだもので、着物や帯に合わせて丁寧に選んだものはほとんどない。

ところが、ミワさんや茶々丸さんのブログに掲載されている帯揚げ・帯締めの写真を見ていると、着物や帯と絶妙にマッチしているのはもちろん、色や素材がとても繊細で美しい。
それらの商品をきねやさんで購入されていることを教えていただき、さっそくメンバーズカードを作ったものの、その先が進まない。
一人で小物だけを買いに行くには京都はやや遠いし、土地勘も無く、すぐ行く気にはなれない。
また、きねやさんのホームページではネット販売もしているので、メールに手持ちの着物の写真を貼付して送れば似合う小物をお見立てしていただくことも出来るようなのだが、一度もきねやさんの商品の実物を見たことが無いのにネットで買うのも気が進まず。
そんな時にミワさんから「一緒にきねやさんさんに行きませんか?」と誘っていただき、一も二もなく飛びついたのだった。

d0048332_17591217.gif前日まで全国的に天気が悪く、着物を着て行くか洋服で行くかさんざん悩んだが、当日は雨は降らないという天気予報を信じて、小物をコーディネートして欲しい着物と帯(大島紬と生紬の染め帯)を着て行くことに決めた。

d0048332_181439.gif正月にも着た絞りの羽織(これしかない)に、トンボ柄の鼻緒の草履。
足袋は大島には白が似合う気がするが、買ったばかりの小豆色のネルの足袋がとても温かく履きやすいので、左右違う色で試し履きをした結果、そちらを合わせることにした。(着物は着てません!体に当てただけ)
あと、先日自作したうそつき袖を初めて使ってみた。

当日の朝。前日に全て準備を終えて、着付けの時間も十分とってあったはずなのに、またまた着付けが決まらずに何度もやり直して時間がどんどん過ぎていく。髪も伸ばしかけの半端な長さなので、バレッタでまとめるだけなのにやたらと時間が掛かってしまい焦る。ただ、自作のうそつき袖のサイズや襦袢に縫い付けた位置がちょうど良かったようなのでホッとした。

さていよいよ京都へ出発。京都へは最寄り駅から近鉄特急で約2時間。駅からタクシーで平安神宮近くのきねやさん岡崎店に到着すると、すでにミワさんがお見立てを終わって待っていてくださった。明るく出迎えていただき、すぐに親しくお話しできるように。
ミワさんが選んだ帯揚げと帯締めを見ると、とてもセンスの良い素敵な色合わせで、うっとり。これから選ぶ自分の小物への期待が膨らむ。

そしていよいよ私の小物選びへ。きねやさんの社長に、「今着ている着物と帯に合う小物が欲しいんです。」と相談する。いま自分が持っている帯揚げと帯締めの写真をお見せして、持っていないタイプのものが欲しいと言うと、社長は店内のあちらこちらから何本もの帯揚げ・帯締めを出してきて、商品の提案をしてくださる。
鏡に向かって当ててみると、・・・う〜ん、どれも素敵。どれも綺麗!
いざ実物を手に取ると、色の美しさや手触りの良さ、しなやかさがはっきりとわかる。
見せていただいたものを全て手に入れたい気分だが、心を鬼にして選んだ1セットがこれ。

d0048332_1883379.gif帯の色に合わせたグレーとピンクの色がとても上品で、帯揚げは麻の葉模様の所々に桃色の絞りが効いている。帯締めはグレーとピンクのぼかしで、この帯にピッタリ。
d0048332_1885079.gif

特にぼかしの帯締めは、きねやさんのホームページで見ていて一番気に入っていたものなので、それを手に入れることが出来て嬉しい。


d0048332_189657.gif今回は1セットだけしか買わないつもりでいたのに、社長が見せてくれた白い唐草地紋の綸子に赤い絞りの梅が飛んでいる帯揚げが綺麗で、目が離せなくなる。
今まで、帯揚げは無地で地味なほうが使いやすいと思い込んでいて、はっきりした色使いや飛び柄の物は目立ちすぎて使い辛そうだと思っていた。
ところが社長の話では、このシリーズはとても使いやすくて人気も高いのだとか。そう言われて鏡に向かって当ててみると、確かに帯回りがパッと明るくなって、絞りの梅が良いアクセントになっているのが新鮮だ。

d0048332_1892490.gifそして何より、唐草地紋の美しさがとても気に入ってしまった。最近、地紋が美しいものにやたらと惹かれるのだ。今日締めてきた帯締めと組み合わせられるということで、この帯揚げも購入。


その後茶々丸さんがお見えになり、社長とコーディネートされている間に店内を見ていると、帯留めと三分紐が気になってしまう。濃いブルーのガラス製の帯留めがとても気に入ってしまい、三分紐と一緒にずっと握り締めていたのだが、最後の最後で冷静になり今回は見送ることにした。
しかし帯揚げと帯締めは気に入った物が買えて大満足。初めてのお店なのに茶々丸さんとミワさんのおかげでご縁が出来、また社長にも親切に対応していただいてとても嬉しかった。

その後三人で京都の町をおしゃべりしながら歩き、てっさい堂や今昔西村などの店を覗く。自分一人ではなかなか入れない店なので興味津々、良い物をたくさん見せていただいた。
その後、ミワさんに予約していただいたお店「レストランマエカワ」でランチ。お箸でいただけるフレンチだが、和のテイストも入っていてとても食べやすく、器や盛り付けが綺麗なので目でも楽しめる。素敵なお店で、話も弾む。
茶々丸さんもミワさんも着物についてたくさんのことをご存知で、興味深い話をたくさん聞かせてくださった。茶々丸さんは、ネットを上手に利用されているそう。私は目が肥えていないので、実物が見られないネット取引はほとんどしたことがない。まだキモノ仙臺屋さんすら利用したことがないのだ。
しかし欲しい物を安く手に入れるにはネットをうまく活用できたらいいことは間違いない。今年はネットの店やオークションをたくさん覗いてみよう。見るのはタダだもんね。

d0048332_187137.gifランチの後も、歩きながらいろいろなお店を覗く。錦小路を通っていたとき、茶々丸さんが履き物屋さんのところで立ち止まる。白い鼻緒に白い台の下駄が気に入った様子。「どれどれ」と見に行くと、その隣に置いてあった白い鼻緒に焦げ茶の台の駒下駄に一目惚れしてしまう。
形が綺麗で手に持つととても軽い。そしてなんといってもお手頃価格。茶々丸さんと一緒にほとんど即決で買ってしまい、ミワさんに笑われる。


今まで京都に来た時は車で移動してばかりだったが、今回自分の足で歩いてみて、京都の町には着物に関わるお店がいかに多いかを思い知った。呉服店や小物、履き物、骨董品等々が数軒ごとに現れるような気がする。高級な店から気軽に立ち寄れるお店まで多様で、うらやましい。
着物を着る人にとって、京都はやはり魅力的な町だ。

京都駅でお二人と別れ、夕食の柿の葉寿司を買って近鉄特急へ乗り込み帰宅する。

d0048332_184833.gifとても楽しい一日に満足して一晩がすぎ、昨日履いた草履を陰干ししようと手に取ると、なんと鼻緒の内側の白い部分に、色足袋の小豆色が色移りしているではないか!
大ショ〜ック!
色足袋を他の物と分けて洗う知恵はあっても、鼻緒に色移りするなんて全く考えてもいなかった。

d0048332_185585.gifこのまま汚れを付けておくわけにもいかないので、洗剤を水に溶かして布で叩き付けてみる。
表側は印伝なので濡らさないように気を使う。
汚れが取れたのか、もしくは全体的に薄く広がったのかはわからないが、なんとか目立たない程度に薄くなってくれて一安心。ただし、次に白足袋でこの草履を履いたら、白足袋のほうに色が移るかもしれないから注意しないと。

しかし、鼻緒や前つぼの色が白足袋に移るという話は聞いたことがあるが、その反対もあるということまで気が回らなかった。おろしたての草履だったのになあ〜。

と、最後までいろいろあったが、とても楽しい一日だった。茶々丸さんとミワさんに出会えたし、いい帯揚げと帯締めが買えたし、京都の魅力を十分堪能できたし。
これからは、もっと気楽に京都を楽しめそう。
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by Medalog | 2007-01-11 18:17 | きもの | Comments(6)

草履

先日出掛けた某呉服店の催事で手に入れた草履。
台と鼻緒を選んで、その場で足の形に合わせて鼻緒をすげてもらうものだ。
鼻緒は素敵な色柄がたくさん揃っていたので、その場に座り込んでかなり長い時間迷ったが、
赤い前壷が効いているトンボ柄の印伝の鼻緒をブルーグレーの台に合わせることにした。
d0048332_20113536.gif

トンボ柄は履ける季節が限定されてしまうかと思ったが、色や質感がとても気に入ってしまい、
またお店の方にも「こんなに小さな柄ですから、いつ履いても大丈夫ですよ」と言っていただき(セールストークか?)思い切って買ってしまった。

まだ履き心地はわからないけれど、今持っている二足の草履(どちらも非常にお手頃価格)の
履き心地にあまり満足していないので、この草履は気持ちよく履けるといいな。
(一足はやたら重たく、もう一足は鼻緒が細くて長時間履いて歩くと足が痛くなる)
今年はもう着物を着る機会はないだろうから、デビューは来年かな・・・。
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by Medalog | 2006-12-15 20:25 | きもの | Comments(7)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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