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硬すぎる!

d0048332_21472324.gif松阪木綿のはぎれ。
色がちょっと可愛らしいので、買ってきた。
のり抜きをしてあるもの・していないものが売っていて、
当然のり抜きしていないほうが安いのでそちらを買い、家で手洗いしてみる。

ぬるま湯に浸けてみると、みるみる色が染みだしてくる。
糊の成分だろうか、水がとろ〜んとしてくる。
数回繰り返し、色落ちがおさまったところで外へ干す。
数時間後、取り込んで触ってみたら・・・

ぱりんぱりんに硬いのである。ビックリ。

洗い方が足りなかったのかしら?と思い、さらに数回洗ってみるが
乾くとまた、ぱりんぱりんになってしまう。
その張りの強さたるや、薄手のケント紙ぐらいはあるだろう。

あまりにも硬いので、「もしかしたら折り鶴が折れたりして〜」と、冗談で折ってみる。



d0048332_21474859.gifまさかと思ったが、出来た。
どんだけ硬いんだろう…


今までは手洗いしかしなかったけど、次は洗濯機で洗ってみよう。
何回洗えば軟らかくなるのか、楽しみかも。
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by Medalog | 2007-11-12 21:55 | きもの | Comments(4)

わすれてた〜

先日結城紬と羽織を組み合わせたら色が暗くなってしまったという記事を書いたら、
小判屋さんから「朱か臙脂を帯か小物にもってきては?」というアドバイスをいただいた。

臙脂色の帯締めなら持ってるわ、今度合わせてみよう、と思っていたのだが、
なんとなく「朱色の小物」が頭に引っ掛かる。
そして夜、ベッドの中で思い出した。「朱色の帯揚げ、持ってたんだった!」
翌朝、夫を送り出してすぐに、朱色の帯揚げを探してみる。

あったわ、これこれ!
d0048332_1981217.gif着物を着始めた本当に最初の頃、呉服店の人に「朱色の小物は基本中の基本だから1セット持っていて損はないわよ」と言われ、派手だなあと思いつつも買ってしまったもの。
でもやっぱり派手に思えて、同じ頃わけもわからず買ってしまった礼装用の小物と一緒に奥へしまい込み、存在自体をすっかり忘れていたのだ。

しかし、改めて見ても、やっぱり派手だな〜。

せっかく引っ張りだしたので、他の暖色小物と共に結城紬&菊唐草帯に合わせてみた。

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どの組み合わせも小物の色が強いものの、それなりに合っているような?
帯揚げは、外出先で鏡を見て「派手過ぎた!」というときでも、ちょっと押し込めば見せる幅を少なくすることができるので、強めの色に挑戦しやすいかもしれないな〜と思う。
次に着る時には、このあたりの組み合わせで着てみよう。

それから、羽織紐も問題だ。
1本しか持っていない羽織紐が橙と茶の中間のような色なので、結構目立つし帯揚げ・帯締めとの組み合わせが難しいときがある。
おしゃれな人なら、ここが一番遊び甲斐があるのだろうけれど、私はまだまだ…。
もうちょっと目立たない無難な色の羽織紐があったほうが、組み合わせがしやすいのかも。
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by Medalog | 2007-11-06 20:20 | きもの | Comments(0)

Excelで遊ぶ・2

Excelに、小物の写真も入れてみた。まだ途中だけど。
d0048332_7463885.gif
着物や帯の写真と画面上で組み合わせられるのだ。
役に立つというか、面白いというか!?

こうやって並べてみると、私の持っている袷用の小物は似たような色ばかりだと改めて思う。
(中央に並べてある帯揚げの上2つは同じもの。ぼかし染めで折り方によって違う色が出せる)
買う時に、どうしても自分の好きな色に偏ってしまうみたいで…
しかし似たような色でも、同じ着物や帯にマッチしたりしなかったりするのが面白い。

こうやって作った自分のコーディネイトと雑誌のコーディネイトを比べてみて、
次にチャレンジしてみたい小物の色を探してみようかな。
雑誌を見るとき、いつも着物や帯ばかり見てしまい、小物はついつい見逃してしまう。
だから小物使いが上達しないんだな〜。



今朝になってようやく体力が回復したのに、名古屋の百貨店のイベントは終わってしまった…
着物を着て、ひとりで近所へ散歩にでも行くか。
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by Medalog | 2007-10-17 08:09 | きもの | Comments(4)

帯揚げ

d0048332_22542735.gif小物を片付けていて、ふと並べてみた袷用の帯揚げ5枚。

こうやって見てみると、色が比較的暖色系に偏っているのに気付いた。
手持ちの袷の着物は暗めの色のものばかりなので、無意識に明るい色の小物を選んでしまったのだろうか?
ちなみに帯締めも、帯揚げと一緒に買うことが多いので似たような色合いのものばかり…

「さっそく寒色系のものを揃えなくっちゃ!」
・・・といきたいところだが、実際のところ着物を着る回数がそれほど頻繁なわけじゃなし、着物の枚数もほんの数枚だし、ここは冷静に考えたいところ。
幸い、白地に赤い飛び柄の帯揚げはどんな着物や帯にも合う万能帯揚げなので、困ったときはこれを使いながら次に欲しい小物を考えていけばいいか。

次に買う時に、うっかりいつもと同じ色合いのものを買ってしまいそうな気もするので、携帯電話に帯揚げと帯締めの写真を入れておこうっと。
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by Medalog | 2007-10-03 23:05 | きもの | Comments(4)

秋単衣

最近あまりにも着物を着てないなーと思ったので、久しぶりに単衣のぜんまい紬を着て
出掛けることにした。

d0048332_065289.gif春に合わせていた小物。
このままでも秋らしい組み合わせとも言えるけれど、
(というかあまり春らしい色使いじゃなかったかも・・・)
先日手に入れた秋色の小物を合わせてみることにした。

d0048332_072113.gifきねやさんの夏のセールで手に入れた帯揚げと帯締め
袷の着物や帯に合わせて買ったものだけれど、秋単衣に合わせてみるとよく合っている気がしたので袷の季節の前にデビュー!
周りの人から見たらどちらの小物でも同じように見えるかもしれないけれど、着ている本人が自己満足できればそれでいいのだ。


d0048332_9554927.gif半衿は、リサイクル着物店のワゴンセールで買った端切れを半衿サイズにカットしたもの。
袖1枚分の長さの端切れを縦半分にカットすると、幅も長さもちょうど半衿サイズのものが2枚取れるということに今回初めて気が付いた。
着物の寸法って、本当にうまくできているなあ〜。
あちこちに洗濯しても落ちないしみがあったりするが、表に見える部分がきれいならいいと割り切って使うことにした。

以前、某呉服店の店主が話していたこと。
「着物や帯はとても高級なものを身に付けているのに、小物は節約してしまう人がいます。
 ですが特に半衿は、顔に一番近いものなので、ここが安っぽいポリエステルだったりすると折角の着物が台無しになってしまいます。
 半衿を安く手入れしてくれる業者もあるので、半衿はぜひ正絹のものを身に付けてください」
その日、紗小紋にポリ絽の半衿を合わせていた私はドキッ!としてしまったのだった。

私は今まで、半衿はほとんど化繊か木綿を使ってきた。
理由は「安い、色柄が豊富、自宅で洗える」というケチ臭いもので、一番汚れやすい半衿に正絹を使うことは私にとってはまだまだ贅沢というイメージだったのだ。
しかし今回、安い端切れとはいえ「腐っても正絹」の半衿を使ってみると、安い化繊のものとは生地の艶と張りが全然違って、顔うつりがぐんと良くなる(気がする)。
某店主の言うことは本当だな、と納得してしまった。

ただし、そうはいってもいきなり正絹の半衿をたくさん揃えることはできそうにないので、今回のような正絹の端切れや、化繊のなかでも風合いのよいものを選ぶところから少しずつ意識していけばいいかなと思う。
それに某店主が言っていたのは「高級な着物に安い半衿」のバランスのことだと思うので、普段着小紋や木綿着物なんかには今まで通りポリや手ぬぐい半衿も楽しむつもり。


いつの日か、呉服店で正絹の刺繍半衿などを買う日が来たら、「自分も大人になったなあ」とこっそり感激しそうな気がする。大袈裟か。
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by Medalog | 2007-09-23 10:30 | きもの | Comments(2)

自作の替え袖

d0048332_1841181.gif正絹駒絽の端切れを購入して、替え袖を自作した。

この端切れはいわゆるB反品ということで格安(両袖で1000円)だったもの。

表に出ないものだから瑕があってもいいと思って購入したのだが、目を凝らしても瑕など見当たらないきれいな生地でラッキーだった。

替え袖は以前にも縫ったことがあるので、作り方は頭に入っていて問題なかったのだが、
駒絽の生地はするすると滑ってしまい非常に縫いづらく、やたらと時間が掛かってしまった。

縫い終わって腕を入れてみると、柔らかくすべすべとした感触が気持ちいい〜。
恥ずかしながら正絹の襦袢をまだ持っていないので、
今までは着物を着ていても絹が肌に直接触れることがなかったのだ。
これが絹の感触か、いいわあ〜。今年は袷の正絹襦袢を作ろうかな。

この替え袖を美容ランジェリーや衿付き半襦袢、あしべ織襦袢などに付けたら
柔らかい紗小紋の袖のシルエットもきれいになるだろうなあ。
…と思いつつ、8月上旬に作ったのにまだ使えていない。
8月が終わる前に、一度は使いたいのだけど。


しかし作ってから気付いたのだが、この替え袖は自宅で洗う予定なので
縫う前に水を通せばよかったのに、それをせずに仕立ててしまった。
自宅で洗ったら縮んじゃうだろうか…?
自分で仕立てたのだから、もし縮んでもほどいて縫い直せばいいんだけど、二度手間だし。
計画性のない自分にちょっとガッカリしたのだった。



d0048332_19123011.gif替え袖生地と一緒に購入した半衿用の麻の端切れ。
(白と生成)

端がきちんと始末されておらず、ピンキングカットされたままなのだが、その分お買い得だった。
でも、この半衿も未使用(涙)。

今日書店へ行ったら着物雑誌の秋号が発売されていたのだが、この雑誌を買ってしまったら気持ちが秋モードに切り替わって、私の中で夏が終わってしまいそうなので、9月になるまで買わないことにした。

あと1回、なんとしても夏着物を着なくっちゃ〜〜〜。
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by Medalog | 2007-08-25 19:02 | きもの | Comments(4)

高松へ

お盆休みはいつもなら関東の実家へ帰省するのだが、今年は夫婦で仕事が入ってしまい、
離れた実家へ往復する日数が取れないので帰省は諦めた。
しかし近場へ1泊で旅行する時間は取れたので、どこへ行こうかと相談したところ
うどん好きな夫が「讃岐うどん食べたい」と言うので、四国へ出掛けることになった。

この旅行を思い付いたのが休みの2日前。
こんな直近に、しかもお盆休みに宿が取れるかな〜と心配だったが、ネット検索したら
いくつか空きが見つかり、いいホテルを押さえることができた。

さて当日。
旅行はいつも通り食べ歩きがメインで、かなり遠くまで回ったのだが、今回はきものの話。
讃岐うどんと言えば香川県高松市周辺。このエリアで3軒のうどん屋さんを回ったのだが、
私が夫にわがままを言ってうどん屋さん以外に立ち寄った店が2軒。

履き物の黒田商店さんと、馬場呉服店(ネットショップ・kimono gallery 晏)さんである。
嬉しいよ〜!

黒田商店さんの下駄は数ヶ月前に歌舞伎座で購入したばかりだし、
kimono gallery 晏の木綿の着物はとても興味があるけれど、今すぐ欲しいわけではない。
だけど、すぐ近所まで行くのにこの2軒を素通りするのはあまりにももったいない!



まずは黒田商店。
ガラス戸を開けて中に入ると、そこに並ぶのはあの素敵な草履や下駄の台、そして鼻緒の数々。
うは〜〜〜、幸せ。
店内には歌舞伎座でお会いしたご主人と奥様がいらしたが、それぞれ接客中だったので
一人で勝手に店内を見させていただく。

特に鼻緒は相変わらずの素晴らしい品揃え。歌舞伎座で拝見したときは時間制限があって
焦ってしまったので、今回はじっくり拝見してきた。
どれもこれもが本当に素敵で、いくらでも欲しくなってしまう。
半衿とか手ぬぐいのように鼻緒もたくさんコレクションして、その日の気分で使い分けられたら
いいのにな〜。

その後、奥様が相手をしてくださった。
歌舞伎座で下駄を購入したことを話し、そのとき見かけた保多織の足袋が見たいと
お願いして見せていただいた。

保多織はワッフル地のようなしっかりした生地(厚みは数種類あり、足袋は一番厚手を使用)で、夏は涼しく冬は暖かいと聞いたことがある。
暖かい足袋といえばネル地のものを一足持っているが、素材感からすると冬しか履けない
感じなので、履けるシーズンが長そうな保多織の足袋に興味があったのだ。
サンプルを履いてみると、しっかりした作りと気持ちよい履き心地で普段用にとても良さそう。
5枚コハゼなのも私好み。(4枚コハゼだと、なぜかコハゼがはずれてしまうので)
裏地は晒とネルがあるのだが、通年履くなら晒地のほうが良さそう。
色も白やベージュ、グレーなど数種類あったが、自分の袷の着物に似合うのはグレーかな?

d0048332_16285633.gif…というわけで、一足購入してしまいました。

足袋としては高価なものだと思うが、奥様の話によると丈夫で長持ちするし、洗濯機で普通に洗濯して、干す時に手で伸ばしておけばそのまま履ける手軽さも魅力だそう。

また長く使える故に、洗濯を重ねると色がだんだん薄くなってくるので、その色の変化も楽しんでくださいね、とのこと。なるほど〜。


奥様が商品を包んでくださる間、ご主人が話し相手になってくださった。
歌舞伎座で買い物する時の時間制限は、前回(6月)の後半からなくなったのだそうだ。
(黒田商店さんでの買い物に限り。歌舞伎座の商品については変更なしだとか)
やはり、時間制限があるということで歌舞伎座での買い物を諦める方も多かったそうで、
次回以降も時間制限はないとのこと。これはいいことですね!

図々しくお茶までいただき、さらに図々しく馬場呉服店さんの場所を聞いたところ
奥様が電話で営業しているかどうか確認してくださった。
いろいろありがとうございました。


その足で、ほど近い馬場呉服店さんへ。
馬場呉服店さんにネットショップ・kimono gallery 晏の商品が置いてあるということなので、
モニターではわからない手触りを確かめさせていただこうという、これまた図々しい魂胆なのだ。

お店では、急な来訪にも温かく出迎えていただいた。
「いろいろな木綿の反物を拝見したい」とお願いして、川越唐桟、伊勢木綿、片貝木綿、そして保多織などいろいろなものを触らせていただいた。
川越唐桟はつるっとしたきめの細かい手触り。片貝木綿はやや厚めでざっくりした感じ。
伊勢木綿はその中間ぐらい? (それぞれの木綿にも各種あるので一概には言えないが)

そして保多織。糸の太さや折り方が違う4種類を見せていただいた。
一番厚手のものは、足袋や作務衣などに適していて、きものには薦めないそうだ。
薄地のものは柔らかくて手触りも良く、着物はもちろん襦袢などに仕立てる方もいるそうだ。
(裏地のない木綿着物と木綿襦袢を合わせると滑りが悪いという人もいるそうだが)
同じ保多織でも、糸の太さによって手触りが随分違うことを実感した。

また、布の切れ端などの色見本を持って行けば、好きな色に染めることもできるのだとか。
いろいろなことに挑戦しているお店の熱意をしっかり感じることができた。
たくさん商品を出していただいたのに、旅の途中で急いでいるため
慌ただしく帰ってしまったのが申し訳なく、残念。

今回いろいろな反物を触らせていただいたので、次に木綿着物を買う時はこちらのショップで
買えたらいいなと思っている。
10月に東京で展示会を開催されるそうだ。行きたいけど遠いなあ〜。



というわけで、数日前には予想もしていなかった両店への訪問。
慌ただしかったけれど、楽しくワクワクした。
しかしできることならば、着物好きの方と一緒に伺えたらどれだけ楽しいかと思う。
いつか機会があればまた行きたいので、どなたかご一緒してくださいね!



そういえば、黒田商店さんで買い物をしている時に、小さなお嬢さんを連れたお母さんが
「この子の浴衣に合わせる下駄が欲しいんですけど〜」と言って来店していた。
近所にこんな素敵な履き物屋さんがある生活、羨ましいなあ。
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by Medalog | 2007-08-17 00:00 | 旅行・食べ歩き | Comments(12)

舞妓Haaaan!!!

公開以来ずっと見そびれていた映画『舞妓Haaaan!!!』を、やっと見てきた。
あらすじはみなさんご存知の通り、「舞妓と野球拳をするのが夢」というサラリーマン・公彦(阿部サダヲ)が巻き起こすコメディで、「そんなアホな!」という突っ込みどころ満載の映画。

舞妓さんは可愛いし(小出早織ちゃん、最高に可愛い!)、芸妓さんはきれいだし、もちろん着物も美しい。たっぷり出ている半襟の刺繍の素晴らしさといったら!
そしてなにより、たくさん笑えるPOPで楽しい映画だ。
映画館を出る時、ニコニコ笑って出て来れる映画が大好きな私にはピッタリの1本だった。
京都や着物に興味がなくても、きっと楽しめそう。


さて、そんな楽しい映画を見て、なんだかまた着物のことを思い出す。
「小千谷縮の掘り出し物でもないかしらん」と、映画館の近くにある小さなリサイクル着物店に寄ってみるが、夏物は浴衣しかなく、かといって袷を探す気分でもない。

d0048332_1633174.gif結局、うそつき襦袢の袖や半襟に使えそうな端切れを数枚購入。
その後、他の店で手ぬぐい1枚。
柄は、栗!

・・・この色使い、秋ですねえ。


ミワさんの京都&舞妓はんにTBしました。
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by Medalog | 2007-08-01 16:40 | 生活 | Comments(8)

電車の中で

先日京都へ行ったとき、電車で着物を着た女性と隣同士になった。
その電車は全席指定で、私の隣は最初は空いていたのだが、
居眠りしているうちに気が付くと隣に着物姿の女性が座っていたのだ。

しばらくしてから、その女性のほうから話しかけてきてくれた。
「着物姿の方を見かけるだけでも嬉しいのに、電車で隣り合わせになるなんて
 初めてだから、ついお声を掛けてしまったの。」とニコニコしながらおっしゃり、
そこから話が弾みだした。
話の流れからお年を伺ったら60代でいらっしゃるそうだが、白茶色の小千谷縮に
お母様から譲り受けたという薄紅色の花柄の麻帯、という可愛らしい色の組み合わせが
とてもよく似合っていらした。
話し方も笑顔もとても優しくて、イントネーションからして京都の方なのだろうか。

着物歴40年以上ということで、私もずうずうしくあれこれ質問してしまう。
小千谷縮を着ていらしたので「お手入れはご自分で?」と伺うと、
悉皆屋さんのアドバイスに従って、麻のものでもプロにお任せしているとのこと。
麻といえば自宅でお手入れできるのが魅力だと思っていたが、これは人それぞれなんだな。

私の着物の袖口から、襦袢の袖が少し出てしまっていてみっともなかったのだが、
長襦袢の袖をクリップでつまんで長さ調整すればいいとアドバイスをいただき
(ここまでは私も知っていたのだが)、
「ワイシャツなどを買った時についてくる小さなプラスチックのクリップがいいのよ。
 小さくて外に響かないし、挟んだ跡もつきにくいの」と教えていただく。
なるほど!
以前、紙を挟むためのクリップを使ったことはあるのだが、
布が傷みそうで心配だったのだ。
シャツについてくるクリップなら、布が傷まないようにできているもんね。
そのクリップをちょうど着物の肩口の縫い代の下になるようにして使うと、外に響かず
着付けの後からでも裄が調整できて便利なのだそうだ。これはいいことを伺った。

そしてその方の装いで素敵だったのは、上品な紫色の薄手のショール。
首や袖から冷房の冷気が入ってくるので、夏でも必ず携帯されているそうだ。
その話を聞いた時は「寒がりの方なのかしら?」とも思ったが、
この日の帰りに乗った電車で、汗が冷房で冷え、袖口から冷気が入り込んできて
腕が寒くて我慢できなくなってしまった。
(なんせ2時間も乗っているので…)
襦袢が張りのある綿麻だったので、どうしても袖と腕の間に隙間ができてしまうのだ。
隣に人がいないのをいいことに、袖を腕にぐるぐる巻いて寒さをしのぎながら
(非常にみっともない)、あの女性のショールを思い出していた。
夏に気持ちよく着物を着るために、日傘や扇子に加えて薄手のショールを持っていると
役に立つしスマートだなあ。遠くへ出掛ける時は、特に必要かも。
長く使えるような、上品なショールが一枚欲しくなった。


電車が京都駅に着いても話が尽きず、話をしながら改札を出て、
名前も連絡先も交換しないままお別れした。
お別れが名残惜しい、そしてまたお会いしたいと思える、素敵な出会いだった。
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by Medalog | 2007-07-28 14:13 | きもの | Comments(8)

夏の京都へ

この半年で着物や帯を買ったり、いただいたり、自分で作ったりして
数が一気に増えたのに袷用の小物の数が足りず、
コーディネイトができなくなってきた。
京都の和装小物店・きねやさんの夏のセールのハガキが届いたので
「夏のうちに袷用の小物を用意しておこうかな」と思っていたところ、
タイミングよくmarchaさんからお誘いをいただき、
京都まで出掛けることになった。

先日知人からいただいて自力で寸法直しをした紗の着物を初めて着ることができて嬉しい。

d0048332_1273141.gif当日は早起きして、前日の練習通りに着付けをする。
黒い着物なので半衿を多めに見せてみようと思っていたのに、着崩れないように意識するとどうしても衿が詰まってしまって半衿がほとんど見えなくなるのが困った。
(帰宅してから再度練習したら、一回目で半衿が綺麗に出せた。不思議。)

長襦袢が綿麻でやや硬めなので、柔らかい紗着物と質感が合わず、
袖がハリボテのように膨らんでしまっているのが悲しい。

あとでこの写真を見たら、前帯が上下逆になっている。
前日に3回も練習したのに気付かないとは…。
(当日は気付いて修正できたので良かった)


梅雨明け前なのに見事な晴天で、暑さを覚悟しながら家を出る。

京都・岡崎のきねやさんでmarchaさん、風子さんと待ち合わせ。
私は一番乗りだったので、事前にメールでお見立てをお願いしておいた
帯揚げと帯締めを見せていただく。

私が持っている秋〜冬の着物や帯は暗めの色のものが多く、
それ自体は気に入っているものばかりなのだが、
小物まで落ち着いた色にしてしまうと全体がくすんで見えてしまうし、かといって
手持ちの明るい色の小物(ピンクなど)を合わせると、なんだか浮いてしまう。
「秋冬らしい深みがありながら、暗く沈み込まない組み合わせがしてみたい」
という希望を着物と帯2セットの写真と共にきねやさんにメールしておいたのだ。

2セットそれぞれに小物を選んでいただくつもりでいたのだが
(両方買えるかどうかは別にして)ありがたいことにまったく色味の違う2本の帯の
どちらにもよく合う帯締め・帯揚げを提案していただいた。
d0048332_16502860.gifd0048332_16504764.gif
持参した帯2本に合わせてみると、キリッと引き締まって秋冬にピッタリの着こなしができそう!
白いラインが入っているので、暗くなりがちな帯回りが明るく引き立つ感じもイメージ通りだ。
大満足の買い物ができて嬉しい! 帯を2本も抱えてやってきた甲斐がありました。
・・・しかし帯を持参するのは重たくて大変だった。事前にメールでお見立てをお願いしてある
のだから、次回からはmarchaさんのように写真にして持っていこう。

その後、風子さんがお見えになる。
初対面でお互いに顔もわからないので、恐る恐る挨拶をしながら
「1月にここでmarchaさん・ミワさんと初めて会った時も、こんな感じだったな〜」
と懐かしく思い出す。
その後marchaさんもお見えになり、「考えてみたら、いつもきねやさんを勝手に
待ち合わせ場所に使わせていただいているね」と話して、笑ってしまう。
(お店の方は「大歓迎です」とおっしゃってくださるが・・・)

d0048332_16511192.gif風子さんは今の季節にぴったりな涼やかな色の帯留めをお選びになる。
marchaさんが選んだ帯締めは凝った組みがとても素敵で、惚れ惚れと見とれてしまう。

自分も気に入ったものを手に入れたばかりなのに、人様のものも全部素敵に見えて…
楽しいんだけれど、困るわ。

例によって、お店の前で記念撮影。
社長にシャッターを押していただく。

暑いのと、marchaさんが午後に別の用事があるということなので、
きねやさんのすぐ近くでランチを食べながら楽しいおしゃべり。
情報交換をしつつ(私は質問してばかりだけど)、「いつか久米島に行きたいね〜」
なんて話で盛り上がる。本当に行けたらいいのだけど・・・。


その後、marchaさんと別れ、私は風子さんに近くの呉服店に案内していただく。
(店名を忘れてしまった)
素敵な織物がたくさん並んでいて、木綿、麻、上布などを次々に見せていただいた。
透き通るように軽やかな上布の数々はため息が出るような美しさで、
「わーすごい」「うわー、これも素敵」と何回口にしたかわからないほど。

シックな細い縦縞の川越唐桟があり、肌触りがとてもよく
(松阪木綿と全然違って滑らか!)
価格も手頃なのでしばらく釘付けになってしまったのだが、今日は小物も買ったし、
各シーズンの着物は一応揃っているし…と悩みに悩んで、結局諦める(泣)。
他の織物と同様、川越唐桟も織元が減ってしまい
今では一軒しかやっていないと聞いた。
数年後に「川越唐桟が欲しい」と思った時に、気に入ったものが買えるのだろうか…。


その店を出て風子さんとも別れ、バスで京都駅へ向かう。
先日NHK「美の壷」という番組で五重塔の鑑賞について取り上げていたので、
時間に余裕もあるから東寺へ行って五重塔を見て来ようと思ったのだが、
暑さと帯2本の重さにあっさり負け、駅の伊勢丹へ向かう。
(田舎暮しの者にとっては、大きな百貨店は立派な観光地なのです)
デパ地下や洋服売り場をうろつき(呉服売り場はほとんど浴衣のみだった)、
非常に満足して帰宅する。


紗着物はとても軽くて、着心地が良かった。
襦袢がやや厚手なこともあり、夏の晴天下の外出は暑かったけれど、袖に風が通るし
腕を布が覆っていて直射日光が当たらないせいか、思ったより快適だった。

今年初の夏着物は、着てみるまでは「どうなることか」と心配ばかりしていたけれど、
着てみたら結構なんとかなったし、次回への課題もわかったので着てみて良かったな。
家でも近所でも、もっとたくさん着物が着たくなった。
・・・そして、風子さんのような素敵な小千谷縮が欲しくなった・・・
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by Medalog | 2007-07-25 17:39 | きもの | Comments(14)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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