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久しぶりに京都へ

きもの着用今年26回目。

今年初めての夏着物は、近江上布(写真は撮れず)。
近江上布と同時に仕立てた麻の絽襦袢を合わせたのになぜか襦袢の裄のほうが長く、袖口から1cm近く襦袢が飛び出してくるので、慌てて両面テープで襦袢を縮める。
帰宅後に採寸してみると、麻の襦袢は仕立てたときの寸法だが近江上布のほうが裄が縮んでいた。この着物は自宅で洗っているが、乾かす時に裄の伸ばし方が足りなかったらしい。次に洗う時には、裄を伸ばせるだけ伸ばさないと…。



風子さんにお誘いいただき、久しぶりに京都へ行ってきた。
風子さんが探してくださったお店は、探しているのに思わず通り過ぎてしまうような
小さな入口のレストラン

店内の雰囲気も、スタッフさんのサービスも、そしてもちろんお料理も申し分なく、贅沢気分を堪能させていただいた。

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一番左の前菜に2つぶ乗っている赤い小さなものは、なんとトマト。この大きさで売られているのだそうだ。噛んでみると、確かにトマトの味がする。面白いなあ。
ひとつひとつの素材の味が活きていて、一口ごとに新鮮な美味しさが味わえた。

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スープは、桃の冷製スープ。甘すぎず、料理の流れを邪魔しない爽やかな味で、とても美味しかった。

メインはステーキ。
デザートのラベンターのアイスは香り爽やか、味はスッキリ。
のんびりゆったり楽しめて、幸せなランチでした。



さて本日のメインイベントは、これまた久しぶりのだいやすさん。
相変わらず素敵な商品が山積みになっていたが、私が欲しかったのは夏帯。それもお太鼓柄。オーソドックスな絽塩瀬の朝顔柄や秋草柄か、逆に後ろ姿にインパクトがあるような大胆な柄か。

絽塩瀬の朝顔柄の帯は見つけたが、図柄のタッチがちょっと好みと違う…白地に花柄というシンプルさゆえに、図柄の良し悪しやタッチの違いで印象がぐぐっと変わってしまうのね。この手のタイプは、「これだ!」と思うものに出会うまで手を出さないほうが良さそう。

反対にインパクトのあるお太鼓柄を一つ見つけた。夏帯ならではの気楽さと面白さが気に入ったので、いただいてきちゃいました。
次回着物を着る時に早速合わせてみたいけど、合う小物があるかなあ?きねやさんにコーディネイトお願いしてみようかな・・・って、出費のスパイラルになっちゃう〜。



d0048332_124661.gif町中はすっかり祇園祭の雰囲気。

この時期に京都の町中を歩くのは初めてなので、なんかワクワクする。

山鉾巡行、一度は見てみたいな。人混みがものすごそうだけど、数年中には見物にいくつもり。

雨の予報だったので二部式コートや爪革、傘を持っていったが小雨がぱらつく程度ですんだので助かった。強い日射しが照ることもなく、やや蒸し暑いものの、着物で過ごすには程よい天候だったかな。

それに麻襦袢に麻の着物の組み合わせは本当に着心地が良く、気持ちいい。
自宅で洗えて、いつもさっぱり着られるところも好き。
次は、いつ着ようかなー。
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by Medalog | 2009-07-11 14:13 | きもの | Comments(2)

麻着物を洗う

昨日、ようやく近江上布を洗った。
もっと早く洗えばよかったのだが、残暑の大阪は夕立が多くて「これぞ洗濯日和」という日がなかなか来ない。
昨日・今日も快晴ではないが、もういい加減にシーズンオフなので思い切ってお洗濯。

浴槽に水を張り、液体洗剤をほんの少し入れて押し洗い。
衿と袖口だけは丁寧に洗って、すすぎを念入りに二回。
脱水はせず、全くの自然乾燥で吊るすだけの簡単お洗濯だ。
(これでいいのかしら?)
うちはベランダの物干竿が低く、着物や長襦袢を外に干すことができない。
カーテンレールやタンス、本棚や鴨居など、風通しのいい場所を転々としながら干す。
昨日一日では衿の中まで乾かなかったので、今日いっぱいは部屋干しだ。

今年はこの近江上布のおかげで、夏着物を気軽に楽しめて嬉しかった。
もう一枚、黒の紗小紋があるのだが、こちらも大好きなのに今年は出番がなくて残念。
来年の夏は、この2枚の着物をもっとたくさん着られますように!



9月になり、町へ出るたびに秋単衣を着こなした方々を見かけるようになった。
私は目が肥えていないので、すれ違うだけでは皆さんの着物の種類などは分からないのだが(だからもしかしたら夏着物の方もいたのかも?)みなさん残暑の厳しさをみじんも感じさせない軽やかな着こなしが素敵で、なんだか嬉しい。

自分も、もっと気楽に着物を着ようと思わせてもらえる。
春にも着た塩沢を、秋にもたくさん着よう!
…でも、まだちょっと暑いなあ。
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by Medalog | 2008-09-13 17:13 | メダカ | Comments(2)

京都でバティック展を見る

風子さんのブログを見て思い出した、京都・細見美術館の
「インドネシア更紗のすべて ─伝統と融合の芸術」展を見に行ってきた。

d0048332_2012953.gif近江上布を着られるのは今シーズン最後になりそうだ。
今週はずっと天気がはっきりしないけれど、麻だから多少の雨なら大丈夫。気温も上がらなさそうなので着物で行くことにした。

帯は、自作した麻の二部式帯を合わせてみた。
色の取り合わせが派手な気もするけど、美術館に行くんだからこんな感じでもいいかな〜。

バティックに興味を持つようになったのは、着物を着るようになってからだと思う。
それまではバティックの存在を知っていたかどうかすら覚えていない。
ただ数年前にバリ島へ旅行したときには、洋服を買ったり食べ歩きに夢中で、たくさん売っていたであろうバティックなど眼中に無かったことは確かだ。
今思えば、もったいないことしたなあ。今だったら、布ばっかり何枚も買って帰ってきただろうな〜。

展示は、バティックの歴史が順を追って紹介され、また生産地による色柄の違いなども詳しく説明されていた。
今までは「バティック」という大きなくくりで捉えているだけだったが、考えてみればバティックだって着物と同様に生産地や時代によって個性が違う訳なのだ。
展示内容をじっくり読みながら見て回るが、とてもじゃないが全ての内容は頭に入らない。目録というか関連書物が置いてあったので欲しかったが、ずっしり重い上にお値段もちょっと高かったので諦めてしまった。

でもいろいろな種類のバティックが見られて、目の保養になってよかった。
細見美術館は、一見小さな建物だが、展示室が地下にも伸びていて思ったよりたくさんの展示物が見られた。
平安神宮の近くで環境もいい。琵琶湖疎水のほとりを散策しながら美術館まで歩くのも気持ちよかった。土手に座ってスケッチしている人や写真を撮っている人もいたりして、今まで知っていた京都とは違うのんびりとした雰囲気が流れているところだった。
帰宅してから改めてガイドブックを見ていたら、近くに焼きたてスフレの美味しい店があったらしい。今度は、展示とスフレの両方を味わいに行かなくちゃ!


d0048332_20122383.gif展示品を見ながら思ったのは、「せっかくだから自作したバティックの帯を付けてくれば良かったかな〜」ということ。
麻でなく木綿だから盛夏には身に付けないほうがいいのかもしれないけど、こういう場合は別にいいよね?
(なんだか秋っぽい色の組み合わせになるけど、八月の終わりだからこれもありだったかなー)

私のバティック布は古いものではないけれど、自分の帯と展示を見比べたら自分の帯の特徴がわかって楽しかったかも、と思うとちょっと残念。
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by Medalog | 2008-08-27 21:10 | きもの | Comments(4)

奈良へ

先週、京都市内が祇園祭で賑わっている頃、奈良へ出掛けてみた。
奈良国立博物館の特別展「国宝 法隆寺金堂展」を見学。


近鉄奈良駅を出て奈良公園方面に少し歩くだけで、野生の鹿に出会えるのには驚く。
(しかも至近距離で)
ゆったりと広がる公園は緑が濃く茂り、思わず深呼吸したくなる。

奈良公園には以前に友人と一緒に来たことがあるのだが、その時は時間の余裕がなかったので車であちこち移動してばかりで、ゆっくり散歩という訳にはいかなかった。
今回は時間に余裕があったので、自分のペースで歩きながらおおらかな奈良の雰囲気をゆったりと味わえて新鮮だった。
今回は着物を着たけれど、次回はジーンズにスニーカーで平城京跡や斑鳩方面あたりを巡り歩いたら楽しそうだな。涼しくなったら行ってみよう。


特別展「国宝 法隆寺金堂展」は、日本最古の四天王像や消失した壁画を復元したものなどが間近で見られて、展示の数は多くはないがとても見応えのあるものだった。
歴史も飛鳥時代までさかのぼると、日本というより大陸の色が濃く感じられるようで、なんだか不思議な空間ではあった。



この日着た着物は、先日東京で着たのと同じ近江上布&帯の組み合わせ。
前回は気温が低かったので、今回は初の「炎天下での麻着物に挑戦」となった。

着心地は、期待通り快適だった。
もちろん気温より涼しくしてくれるわけではないので、暑いことは暑いし帯回りを中心に汗もたくさんかいた。化粧も汗ですっかり落ちたかも。
でも麻襦袢と麻着物の組み合わせで肌触りがシャリッとしてベタつかないし、腕や足への日射しを遮ってくれて、袖や衿からほどよく風も通るのがいい。
ポリ襦袢とポリ絽着物で出掛けた時の熱地獄が嘘のようだ。あのポリの奴め、もう二度と着ないぞ!(高級化繊なら涼しいものもあるんでしょうが、私のポリは…)

着付けや下着の工夫で、さらに涼しく着られそうだと思った。
今回、長襦袢の着付けに博多織の伊達締めを使ったら、そこだけがすごく暑かったので、夏場は腰紐のみですませようと思った。
あとステテコ。自作のワイド幅&ロング丈のステテコは肌触りも良くお気に入りなのだが、ワイド&ロングで布を多めに使っている分、真夏に襦袢の下に着るのはちょっともたつく気がする。
透けにくい麻の着物には襦袢と細いステテコ、または半襦袢にロングステテコのみ。
透けやすい紗小紋には、襦袢とロングステテコの併用で透け防止、というようにうまく使い分けなくては。

足袋。麻の足袋に興味がありながら持っていないのだが、夏はみなさん麻足袋を愛用していらっしゃるのかなあ。やはり涼しいのかしら。
麻足袋をお持ちの方、ぜひ履き心地を教えてくださいませ。



帰宅して着物や帯を脱いだら、あ〜〜〜涼しくて気持ち良い!
自分が脱いだもろもろを改めて見ると、まあ結構な布の量だと思う。
これだけの布を体に巻いていれば、いくら麻でも、洋服より暑いのは当たり前だよね。
襦袢も着物も汗でしっとりしているので、その日のうちに手洗いしてサッパリした。
脱水は一切せず自然乾燥にしたので、アイロンもかけずお手入れらくちん。
サッパリ洗えて、またすぐ着られる。これが麻着物の一番のいいところかも。
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by Medalog | 2008-07-22 15:55 | きもの | Comments(4)

近江上布

先週関東の実家に帰省して、東京でmiwaさん・amethystさんにお会いした。

当日の天気予報は雨。どの着物を着るか迷う。
単衣の着物は3枚持っているが、事情によりどれも着ることができず…
・塩沢は雨に弱いので問題外
・ぜんまい紬は多少の雨でも着られそうだが、当日履く予定の草履と色が合わない
 (雨だから大切な履物は履きたくなかったので)
・いただき物の紬はツルツルした素材なので雨にも強そうだが、裾がほつれてしまい
 直す時間がない

d0048332_825061.gifということで、6月末に麻素材は若干早すぎるかとも思いつつ、仕立て上がったばかりの近江上布を着ることにしてしまった。
この近江上布は、お友達から反物を譲っていただいて、先日記事にした麻絽の長襦袢と同時に仕立てたもの。

初おろしが雨の日なのはちょっと抵抗があるが、自宅で洗えることと、小物の色を合わせればこの日に履く草履ともなんとか合わせられそうだったので決めた。

麻襦袢も麻着物も初体験だったので、その軽さと涼しさに感動〜!
この日は気温が上がらなかったので真夏の着心地はまだわからないけれど、特に襦袢は今まで持っていた綿麻やポリとは比べ物にならない着心地の良さで嬉しい。

着物のほうも、シャリシャリ&ふわっとした着心地でとても気持ちがいい。
麻なので肘の内側や膝裏にシワが寄るだろうと、水を入れたミニスプレーを持っていたのだが、夕方にお尻〜膝裏部分にシワが出来てしまったぐらいで肘の内側にはほとんどシワが寄らなかった。ちょっと意外。
しかし、正座した瞬間に単衣着物のお尻を破いてしまった前科がある私としては、麻着物を着る時にはいつも以上に座り方に気をつけて、極力シワを付けないようにしたほうがいいなと感じた。

当日は雨もさほど激しくなく、朝は二部式コートの上着だけを着ていたのだが、室内で薄手のショールを羽織ったら上着に着替えるのが面倒になり、外でもずっとショールで通してしまった。
草履には最初は草履カバーを掛けていたけれど、これもだんだん面倒になってきて途中からは全く出番なし。よほど強い雨でなければ、草履カバーは使わずに足袋カバーと替え足袋だけで十分だと思った。

d0048332_101438.gif当日履いた草履。
なんと鼻緒がハイビスカス柄である。
一番最初に青いポリ絽着物&ポリ絽襦袢を買ったときに、着物に合わせて買った草履なのでこんな色柄なのだが、青いポリ絽以外の着物には見事に似合わなくて困っている。

しかし今回、夏の雨の日に履ける(履いても惜しくない)草履が他にないのでこれを引っ張りだすことになり、着る予定だった単衣着物と似合わないため着物のほうを断念。
クリーム色の近江上布に青系の小物を足して、無理矢理草履と色を合わせて履いた。

コーデしにくくて困っている草履だが、安物の割には履き心地がいいので手放せない。
そのうち鼻緒を無難な白エナメルあたりに替えてもらって、年中履ける晴雨兼用草履(底がゴムではないので小雨までだけど)にしてしまおうか。それともこの草履にゴム底を張ってもらうことができるのかなあ?今度どこかの店で相談してみよう。


さて、ようやく当日のお話。
miwaさん・amethystさんと、三井記念美術館の展示「三井家の茶箱と茶籠」を見た。私は茶道の経験が全くないが、展示品はどれも素晴らしく、これらの道具を使ってお茶を楽しんでいた当時の人々の情景が目の前に広がるような思いだった。
小さな茶箱にきっちりと道具を詰めて、いろいろな場所に運んでお茶を立てていたのだろうなあ。道具そのものはもちろん道具を包む袋や茶箱の素材にも、所有者の財力とこだわりが感じられて面白かった。

展示を十分堪能してから、京橋に移動してランチ。
お店の雰囲気もサービスも良く、料理もとても美味しくて大満足。
久しぶりにお会いした嬉しさと、一杯の白ワインも手伝って、話が弾む。
大阪に引っ越して2ヶ月、まだ知り合いもできず、夫以外の人と話す機会が少ないせいもあるかな。友達(しかも着物という共通点あり)とおしゃべりするのって本当に楽しいなあ〜としみじみ感じたりして。

その後、喫茶店に場所を移してさらにおしゃべり。(天気がよければ町を歩くのも楽しいけれど、雨だったのでどうしても室内になってしまう)
あっという間に時間が過ぎて、夕方に解散した。
お二人と会えて嬉しかったし、お料理は美味しかったし、最高の一日でした。
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by Medalog | 2008-07-02 10:48 | きもの | Comments(6)

麻の長襦袢地を自宅で水通ししてみる

先日京都へ行ったとき、伊勢丹で小千谷の絽長襦袢地を見つけた。
麻の絽襦袢地というものを、初めて手に取ってみる。
もっと厚手でごわごわしていると想像していたが、思ったよりも薄くてしなやかだ。
それにシャリシャリしていて涼しそう。その分、肌の弱い方には合わないとも聞くが…

・・・・・・・・・・

手持ちの夏襦袢には、まだ「当たり」がない。
最初に何の知識もないまま、某チェーン店で「手入れが楽だから」と勧められて仕立てたポリ絽は、体に熱気をどんどん溜め込む感じで本当に暑かった。
真夏はもちろん着れたものじゃないが、単衣の時期に着ても呼吸が苦しくなるときがあるので、できればもう着たくない。

翌年ネットで購入したのが、綿麻の長襦袢。
肌にまとわりつくことはないが、この襦袢地は楊柳などではなく平織りで、生地も結構厚くゴワゴワしていたので綿麻とはいえやはり暑かったし、薄手の夏〜単衣着物の下に着るとシルエットが綺麗に出ない。
長く着ていれば生地が軟らかくなるかもしれないが、何年先になるかわからないものを気長に待つわけにもいかず、夏襦袢には不向きと判断した。
普段着の木綿や紬の着物の襦袢としては使えそうなので、もしかしたら白い袖を自分で染めちゃうかも。

そして、今年。
あれこれ遠回りしたが、今年こそは麻の襦袢を仕立てることにしたのだった。
ポリ絽だの綿麻だのと遠回りしなければ、その分のお金で海島綿の襦袢でも作れたんだけど、当時は襦袢の種類もろくに知らなかったし、仕方ないか。ハァ。

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伊勢丹の小千谷の襦袢地は価格もさほど高くないように思えたが、相変わらずの優柔不断につきその場で購入の決断ができず、帰宅してしまった。

d0048332_9382551.jpgもう一度京都まで行くべきか迷いつつネットで検索していて見つけたのが、近江の絽麻襦袢地だった。
安い!伊勢丹にあった小千谷の半額以下だ。
もちろん価格に比例して品質の良し悪しもあるだろうし、一度百貨店できちんと採寸してもらって仕立ててみたいという希望もあったのだけれど、なんといっても近江のほうはお仕立て代がまるまる浮く計算になるので、お買い得な近江に決定!

・・・・・・・・・・

ネット注文して自宅に届いた麻襦袢地は水通しされていない。
仕立て上がった襦袢は自分で洗濯するつもりなので、この際自宅での水通しに挑戦することにした。
仕立てをお願いする和裁士さんに「素人が自分で水通しした反物でも大丈夫ですか?」と確認。快く了承いただいたが、仕立ての際にはプロが水通しした反物よりも縫いづらいかもしれないのが申し訳ない。



d0048332_9384113.jpg風呂に水を張り、反物を水に浸ける。
2時間後、軽く押し洗いしてから引き上げ、水を換えてまた2時間浸ける。
もう一度軽く押し洗いして引き上げ、絞らずに水が滴るまま風呂場の竿に掛けて干す。
(絞った時にシワが付きやすいと聞いたので)
浴室乾燥機能を使うと急激に乾いて縮んでしまいそうなので、換気だけにして気長に干すことにした。
※手順には何の根拠もなく、全くの自己流です!

30分後に見てみたら、脱水していないのに早くも水気が飛んでいた
これは仕立て上がり後のお手入れが楽そうだ、と嬉しくなる。
水が滴り落ちなくなったので、風通しの良い部屋に移して室内干し。
天気はあまり良くなかったが、一日でしっかり乾いてくれた。

シワはほとんど付いていなくて、ひと安心。
触ってみると、水を通す前と比べて少し柔らかくなった気がする。
自宅でメンテナンスするたびに柔らかくなってくれるんだろうか。

・・・・・・・・・・

水通し前と後の寸法を比較してみた。
幅は35.5cmが34.5〜35cm(-0.5〜1cm)に。
長さは10m23cmが10m10cm(-13cm)に縮んだ。
水通しが成功したのかどうか今ひとつわからないが、これで仕立てに出すことにする。

仕立て上がり後の自宅洗いで縮む可能性もあると思うが、縫い込みをできるだけ多く取っていただけるということなので、最悪の場合は寸法を出すこともできるようだ。

仕立て上がりは6月後半。
どんな着心地なんだろう。今から楽しみにしている。
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by Medalog | 2008-06-02 09:41 | きもの | Comments(4)

夏襦袢考(覚え書き・その1)

今、自分が持っている夏用の襦袢類を数えてみた。
(1)船場・居内商店で買った綿麻の長襦袢
(2)ポリエステルの絽長襦袢
(3)装道のワンピース肌着(筒袖状・付け衿と付け袖で長襦袢風になるもの)
(4)あしべ織肌襦袢
(5)浴衣スリップ・・・


さほど夏着物を着ないくせに襦袢の種類だけは揃っている感じだが、
まだほとんど着ていないのでどの襦袢がどんな着心地なのかがよくわからない。
そのせいで、紗小紋に硬めの綿麻襦袢を合わせてしまい、
柔らかもののシルエットが台無しになる失敗をしてしまったことも…。
また、着心地よりも価格の安さや自宅で手入れができることを優先してしまっているので
どれも一長一短、あれこれ悩みが尽きないのだ。

そこで今後の夏着物生活のために、いろいろな襦袢を普段着に着て比べてみることにした。
以下、私の覚え書きですのでどうぞ読み飛ばしてくださいませ。


まず、先日京都へ着て行った(1)綿麻の長襦袢。
夏物として購入したのだが、自分の想像よりも生地がやや厚手で硬く、
柔らかい紗小紋とは合わなかった(特に袖が提灯のように膨らんでしまう)。
何回か洗って、生地が柔らかくなるといいんだけど。
ただ、居内商店さんのHPには「コットンが50%入ることにより麻100%と比べて柔らかい
着心地になります。」と書いてあったので、麻の襦袢はもっと硬いのだろうか?
肌触りはやや硬いがしゃりっとして、意外に涼しい。春単衣〜綿や麻の夏着物には合いそうだ。
秋単衣と合わせたら寒いかな?試してみなくては。


昨年、夏用襦袢として初めて購入したのが(2)ポリ絽の長襦袢。
薄手なので、着用時のシルエットは綺麗。
ポリなので少しの汗でも肌にまとわりつき、昨年ポリ絽の着物と合わせて着た時は
皮膚呼吸ができなくなるような暑苦しさだった。
当時は「夏に着物を着るのだから、暑いのも仕方がないんだろう」と思っていたのだが、
今思えばよく脱水症状を起こさなかったというぐらい大量の汗をかき、心拍数が上がっていた。
この組み合わせでは二度と着たくない。

数日前には紗小紋と合わせて着てみたが、着物が涼しくても襦袢がこれではやはり暑い。
熱がこもってしまうのだ。
暑い戸外はもちろん、室内へ入ったときも、クーラーがガンガン効いている場所はいいが
そうでもない時はなかなか暑さが引いてくれない。
塩沢など柔らかめの単衣と合わせたら丁度よかったので、今後は単衣の時期に使う予定。


(3)装道の筒袖ワンピース肌着と美容衿の組み合わせ。
化繊混紡なので多少肌にまとわりつく感じはあるのだが、薄手で軽く、まあまあ涼しい。
筒袖だが、替え袖用に面ファスナーがついているので、袖だけ自作すれば
紗小紋など透ける着物にも着用可能?
別売の美容衿と合わせて着用してみたが、美容衿の襟元が浮いてしまって
ピシッと着られなかった。便利なのだろうが、使いこなすまで練習が必要。
あと、美容衿はほとんど夏に使うのだから、絽素材のものを買えば
半衿をつけずに使えたのに、迷った挙げ句に普通のものを買ってしまったのが残念。


(5)浴衣スリップ
スカート部分が化繊の、よくあるタイプ。浴衣には気楽。
袷の季節に、肌襦袢替わりに着ることもある。



marchaさんお薦めの、あしべ織襦袢と美容衿の組み合わせはまだ試していないので
近々試してみるつもり。
こんなことをしている間に夏が終わってしまいそうだが、来年以降役に立ちますように…。
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by Medalog | 2007-08-07 13:23 | きもの | Comments(8)

しじら織のゆかたで外出

d0048332_17545310.gif先日紗小紋で外出したのをきっかけに、夏着物を着たい気持ちが強くなる。

しかしお出掛けするところもないので、近所のショッピングセンターへ買い物に行くことに。
夕食の買い出しに紗小紋ではきちんとしすぎているので、しじら織のゆかたにポリ献上柄名古屋帯を締めて行った。

帯枕を使うと、重くて暑いのと着付けの手順が増えてしまうのが面倒だ。
着姿もなんだか改まった感じになってしまう。
近所への買い物なら半幅帯のほうが気楽でよかったな。

しじら織のゆかたは長時間着ているとお尻がポッコリと出てしまうので、お出掛け着には向いていないのが残念なのだが、薄くて軽いので真夏に近所へ出歩くにはピッタリ!
この日は装道の美容ランジェリー(筒袖)に付け衿を使用したのだが、ポリの帯が軽いこともあって着心地がとても気持ちよく、お尻のポッコリさえなければ遠方へのお出掛けにも着て行きたいほどだ。
(居敷あてを付ければ、多少は改善されるかも? 余った晒で試してみようかな)
小千谷縮も、きっとこのような軽い着心地なんだろうなあ〜。

ショッピングセンターをうろついた後、食品売り場で夕食のおかずを買う。
お会計の時に、レジの人に「レシートにハンコ(印)押しますか?」と聞かれ、
今までそんなことを聞かれたことがないので意味が分からず「押さなくていいです」と
答えたのだが、後から考えてみたらレジの人は「飲み屋の女将さんが買い出ししてる」とでも
勘違いしたのではないかしら?
それだけ、着物姿の人が珍しかったんだろうか。なんかフクザツ。
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by Medalog | 2007-07-30 18:20 | きもの | Comments(4)

夏の京都へ

この半年で着物や帯を買ったり、いただいたり、自分で作ったりして
数が一気に増えたのに袷用の小物の数が足りず、
コーディネイトができなくなってきた。
京都の和装小物店・きねやさんの夏のセールのハガキが届いたので
「夏のうちに袷用の小物を用意しておこうかな」と思っていたところ、
タイミングよくmarchaさんからお誘いをいただき、
京都まで出掛けることになった。

先日知人からいただいて自力で寸法直しをした紗の着物を初めて着ることができて嬉しい。

d0048332_1273141.gif当日は早起きして、前日の練習通りに着付けをする。
黒い着物なので半衿を多めに見せてみようと思っていたのに、着崩れないように意識するとどうしても衿が詰まってしまって半衿がほとんど見えなくなるのが困った。
(帰宅してから再度練習したら、一回目で半衿が綺麗に出せた。不思議。)

長襦袢が綿麻でやや硬めなので、柔らかい紗着物と質感が合わず、
袖がハリボテのように膨らんでしまっているのが悲しい。

あとでこの写真を見たら、前帯が上下逆になっている。
前日に3回も練習したのに気付かないとは…。
(当日は気付いて修正できたので良かった)


梅雨明け前なのに見事な晴天で、暑さを覚悟しながら家を出る。

京都・岡崎のきねやさんでmarchaさん、風子さんと待ち合わせ。
私は一番乗りだったので、事前にメールでお見立てをお願いしておいた
帯揚げと帯締めを見せていただく。

私が持っている秋〜冬の着物や帯は暗めの色のものが多く、
それ自体は気に入っているものばかりなのだが、
小物まで落ち着いた色にしてしまうと全体がくすんで見えてしまうし、かといって
手持ちの明るい色の小物(ピンクなど)を合わせると、なんだか浮いてしまう。
「秋冬らしい深みがありながら、暗く沈み込まない組み合わせがしてみたい」
という希望を着物と帯2セットの写真と共にきねやさんにメールしておいたのだ。

2セットそれぞれに小物を選んでいただくつもりでいたのだが
(両方買えるかどうかは別にして)ありがたいことにまったく色味の違う2本の帯の
どちらにもよく合う帯締め・帯揚げを提案していただいた。
d0048332_16502860.gifd0048332_16504764.gif
持参した帯2本に合わせてみると、キリッと引き締まって秋冬にピッタリの着こなしができそう!
白いラインが入っているので、暗くなりがちな帯回りが明るく引き立つ感じもイメージ通りだ。
大満足の買い物ができて嬉しい! 帯を2本も抱えてやってきた甲斐がありました。
・・・しかし帯を持参するのは重たくて大変だった。事前にメールでお見立てをお願いしてある
のだから、次回からはmarchaさんのように写真にして持っていこう。

その後、風子さんがお見えになる。
初対面でお互いに顔もわからないので、恐る恐る挨拶をしながら
「1月にここでmarchaさん・ミワさんと初めて会った時も、こんな感じだったな〜」
と懐かしく思い出す。
その後marchaさんもお見えになり、「考えてみたら、いつもきねやさんを勝手に
待ち合わせ場所に使わせていただいているね」と話して、笑ってしまう。
(お店の方は「大歓迎です」とおっしゃってくださるが・・・)

d0048332_16511192.gif風子さんは今の季節にぴったりな涼やかな色の帯留めをお選びになる。
marchaさんが選んだ帯締めは凝った組みがとても素敵で、惚れ惚れと見とれてしまう。

自分も気に入ったものを手に入れたばかりなのに、人様のものも全部素敵に見えて…
楽しいんだけれど、困るわ。

例によって、お店の前で記念撮影。
社長にシャッターを押していただく。

暑いのと、marchaさんが午後に別の用事があるということなので、
きねやさんのすぐ近くでランチを食べながら楽しいおしゃべり。
情報交換をしつつ(私は質問してばかりだけど)、「いつか久米島に行きたいね〜」
なんて話で盛り上がる。本当に行けたらいいのだけど・・・。


その後、marchaさんと別れ、私は風子さんに近くの呉服店に案内していただく。
(店名を忘れてしまった)
素敵な織物がたくさん並んでいて、木綿、麻、上布などを次々に見せていただいた。
透き通るように軽やかな上布の数々はため息が出るような美しさで、
「わーすごい」「うわー、これも素敵」と何回口にしたかわからないほど。

シックな細い縦縞の川越唐桟があり、肌触りがとてもよく
(松阪木綿と全然違って滑らか!)
価格も手頃なのでしばらく釘付けになってしまったのだが、今日は小物も買ったし、
各シーズンの着物は一応揃っているし…と悩みに悩んで、結局諦める(泣)。
他の織物と同様、川越唐桟も織元が減ってしまい
今では一軒しかやっていないと聞いた。
数年後に「川越唐桟が欲しい」と思った時に、気に入ったものが買えるのだろうか…。


その店を出て風子さんとも別れ、バスで京都駅へ向かう。
先日NHK「美の壷」という番組で五重塔の鑑賞について取り上げていたので、
時間に余裕もあるから東寺へ行って五重塔を見て来ようと思ったのだが、
暑さと帯2本の重さにあっさり負け、駅の伊勢丹へ向かう。
(田舎暮しの者にとっては、大きな百貨店は立派な観光地なのです)
デパ地下や洋服売り場をうろつき(呉服売り場はほとんど浴衣のみだった)、
非常に満足して帰宅する。


紗着物はとても軽くて、着心地が良かった。
襦袢がやや厚手なこともあり、夏の晴天下の外出は暑かったけれど、袖に風が通るし
腕を布が覆っていて直射日光が当たらないせいか、思ったより快適だった。

今年初の夏着物は、着てみるまでは「どうなることか」と心配ばかりしていたけれど、
着てみたら結構なんとかなったし、次回への課題もわかったので着てみて良かったな。
家でも近所でも、もっとたくさん着物が着たくなった。
・・・そして、風子さんのような素敵な小千谷縮が欲しくなった・・・
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by Medalog | 2007-07-25 17:39 | きもの | Comments(14)

紗の小紋〜自力でサイズ直し〜

夏着物といえばポリ絽とゆかたしか持っていない。
次に夏着物を買うとすれば小千谷縮か、綿紅梅などの高級地ゆかたになるのかなと思っていたところ、なんと紗の小紋をいただくことになった。

d0048332_12562383.gif表地は黒、裏はターコイズブルー(和名では何色だろう?)で、表地にはうっすらと松葉模様が折り込まれている。
室内で見ると真っ黒の着物のようだが、屋外で夏の日射しを受けると白い襦袢を下地にして松葉模様が浮き出てくるのだろうか。

自分の頭にまるでなかった、夏のやわらか着物。
しかも仕付け糸が付いた新品状態。
いきなりの出会いに驚き&喜びながらも迷ったのは、昔の着物の常で、丈も裄も見るからに足りないということだ。

しかし幸いなことに、袖にも身頃にも縫い込みがあるので、それを伸ばせば何とかなるかもしれないと、まずはありがたく頂戴してきたのだった。

帰宅して早速採寸してみると、自分のサイズと比較して着丈は10センチ以上、裄は3cm、そして袖丈は8cmも短い。
試しに羽織ってみたら、着丈は腰紐の位置を調整すればなんとかおはしょりが出せそうだが、袖丈と裄が足りないのはどうしようもない。
以前ゆかたを自己流で寸法直しした結果、ズタズタにしてしまった経験があるので、この着物を自分で直すなんてもってのほかだし。

そこで仕立て直しに出そうと小判屋さんに相談したところ、なぜか「自分で直してみましょう」という話になってしまった。
「買ってきた布を使って手作り帯を作るのは気楽だけど、仕立て上がっている着物をほどいて、寸法を決めて縫い直すというのは、いくらなんでも無謀では?」
「でも、小判屋さんならなんとかしてくれるかも?」
そんな期待と不安を胸に、またまた小判屋さんのお宅へ伺うことになってしまったのだった。

小判屋さんは洋裁はかなりのベテランだが、着物をほどいて寸法直しをした経験はほとんどないそうだ。
でも二部式帯なども縫いながらどんどんマスターしていった方だし、今回も着物をほどきながら縫い方を覚えてしまうのだろうから、大船に乗ったつもりで安心してお任せすることに。
(って、この時点で「自分でお直し」とはほど遠いわけだが)
それに布にハサミを入れるわけじゃないので、どうしても上手く縫えなかったらその時点で仕立て屋さんに出してもいいんだと思うと、着物をほどく勇気もわいてくる。

そしてどんどん着物をほどく。
袖は完全に取り外し、裄と丈をギリギリまで出す。
袂に丸みを出す作業は、小判屋さんが洋裁用のカーブ付きの型紙を使いながらあっという間に仕上げるのを見てうっとりするばかり。
しかし自分でできるところはやらなくちゃ!と、直線縫いは見よう見まねでやってみた。
和服のいいところは、仕上がりにきせが入るので縫い目がほとんど表に見えないところだ。
それに生地が黒地の紗なので、黒い絹糸を使えば針目が表に出てもほとんど見えない。
最初はこわごわ縫っていたが、慣れてくるとだんだん縫うのが楽しくなってくる。


最初は裄と袖丈だけ直すつもりだったのだが、胴の部分にもたっぷり縫い込みがあるので、小判屋さんが「せっかくだから着丈も直しましょう」とおっしゃる。
ああ、だんだん大仕事になっていく…。
覚悟を決めたはずなのに、ちょっとビビってしまう私。
結局、衿も中心部分を残してほとんどをほどいておくみをはずし、胴の縫い込みをのばす。
胴の縫い込みの長さはなぜか前より後ろのほうが長かったので、前後の長さをぴったりに調整するのも厄介な仕事だ。少しでも前後の寸法が違えばおかしなことになってしまう。
これも自分だけでは到底出来ない作業で、軽々とこなした小判屋さんに脱帽。

うまく身頃の丈出しが出来たらおくみを元に戻し、衿を掛け直す。
縫い込みを伸ばすために身頃の脇も結構ほどいているので、脇も元通りに縫い合わせて
袖を付け直さなくてはならない。
肝心な作業は全部小判屋さんにお願いして、自分がやるのは直線縫いだけにしていただき、自宅へ持ち帰ってひたすら運針の日々。
単純な作業なんだけど、縫う距離(?)が長い!
時間を見つけては少しずつ縫い進め、数日後に出来上がったのがこの着物だ。

d0048332_12563764.gifd0048332_12565295.gifまだ着る機会がないので、とりあえず帯を合わせてみることに。
衿は白だと遠目に喪服っぽくなりそうな気がして(黒地の着物を着たことがないのでついつい弱気になる)、まずは色付きのものを合わせてみた。

左は博多八寸帯。夏帯ではないが、通年使用できるということで手に入れたもの。
紗の着物に合わせてしまうと、博多織独特の目の詰まった感じがちょっと暑苦しいような。

右は献上柄のポリ夏帯。透け感が強く軽さがあるのはいいが、素材が「いかにもポリ」かなあ?


…なんて悩みつつも、早くこの着物を着てみたいと思う。
夏の黒地の着物は、昼間に着るものなのだそうだ。
夏の昼に正絹の着物でお出掛け…。ちょっと勇気もいるけど、この夏の間に実現してみるぞ!
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by Medalog | 2007-07-08 14:32 | きもの | Comments(4)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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