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短い名古屋帯を、縫い付ける作り帯に

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頂き物の菊柄の帯。
白地でどの着物にも合うので秋に重宝するのだが、前帯の長さが足りず、て先がお太鼓から出てこない。
着物も帯も寸法が合わないものにはだんだん手が伸びなくなってしまうが、この帯もその一つだったので、切らずに数カ所を縫い付けるタイプの作り帯にしてみた。

以前だいやすさんで仕立ててもらった作り帯があるので、それを見ながら見よう見まねですぐに作れた。
縫わずにクリップでこの形に仮止めしておいて、着付けが終わったらクリップを外す方法もあるのだが、私はその方法だと「形が崩れないか、ずり落ちてこないか」と心配になってしまう。
その点縫い止めてしまえば、着付けが簡単なのはもちろん形が崩れることもないし、紐を付ければ絶対にずり落ちることもない。安心感が全く違うのだ。



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腕が後ろに回りきらないのにこれだけきっちり帯を締められれば、なんの文句もありません。
しかも時間が掛からない!あっという間に着付けられる。
お太鼓の背中側も数カ所縫い止めてポケットのような部分ができたので、そこにタオルハンカチを入れれば落ちてこない腰の補正が出来上がり。
私は腰が反ってしまうので腰パットを入れないとお太鼓を横から見たときに隙間ができてしまうのだが、この帯のときはもうパットは不要だな。

ただ、赤い丸の部分に、帯を縫い止めた縫い目が出てしまった。
隠れる場所に縫い替えなくては。



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上が今回自分で作った作り帯、下がだいやすさんで仕立ててもらった作り帯。
同じように畳んでみた。
作り方が左右逆なのでちょっと分かりにくいが、下の帯の前帯部分がお太鼓より10cm以上はみ出すのに対して上の帯はお太鼓の端よりも10cm弱も短い。
やはり、前帯部分がかなり短いようだ。

ただお太鼓の中の折り返し部分はたっぷりあるので、おそらく前帯とたれの境目の位置が悪いのだろう。
作り帯は収納時に厚みが出るのがネックなので、肩が治ったら縫い目をほどいて、前帯とたれの境目を少しずらしてみようと思う。



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胴抜きの市松紬、作り帯にした白い菊の帯、単衣の羽織。
帯締めの色をもっと効かせたかったな。
レモンイエローの帯締めが欲しいなー。


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by Medalog | 2017-10-26 22:27 | きもの | Comments(2)

胴抜きの市松紬で

胴抜きの市松紬で近くまで外出。

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帯は二部式。

五十肩のため、普通の名古屋帯はまだ着付けが難しい。
少しずつ治っているので、今年中にはなんとか名古屋帯が締められるようになりたいなあ。

それにしても二部式帯は締めやすくてありがたい。
良い布に巡り合ったら、また作ってみてもいいかも。

以下、覚書。

腰紐をゴムに、伊達締めをコーリンベルトに替えてみた。
ゴムの長さは要調整だが、伸びるので腕が動きにくくても着付けしやすいし着心地も着崩れもほぼ問題なしだった。



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八寸帯をリメイクしたバッグを使ってみた。

イメージ以上に大き過ぎた!

写真の通り、着物姿でこのバッグを持つと「ご旅行ですか?」という感じになってしまう。

見た目だけでなく、持ち歩くときにもバサバサして大きいと感じるし、電車の座席に座るときに膝や太ももの幅よりもバッグの横幅の方が大きくて隣にはみ出す感じになってしまう。

あと数センチだけ横幅を狭くすれば、使い勝手はかなりアップしそう。
肩こりが治ったら、もう一度ミシンを引っ張り出して頑張ってみよう。



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by Medalog | 2017-10-18 14:59 | きもの | Comments(0)

紙の懐紙入れ

最近、日常生活で「ここで懐紙を使いたい」と思う場面が何度かあった。

紙ナプキンがない飲食店で口元を拭きたい時、うどん屋さんあたりならポケットティッシュで拭いてしまうが、レストランだとそれでは見栄えが悪い。
特に和食の店では口元や箸先、グラスの口紅などをちょっと拭きとりたい時に、懐紙を持っていれば!と思うことが増えた。
(というか、ある程度の和食の店には懐紙を持っていくべきなのでしょうね)



懐紙自体はどこでも売っているが、懐紙を普段持ち歩く時に入れられるカジュアルな懐紙入れが欲しくてネットで探す。
すると、紙製でお手頃価格の懐紙入れを売るネットショップが京都の四条堀川に実店舗を構えているのを見つけ、それを口実にお友達をランチにお誘いした。



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DINING + CAFE&BAR 閏さん
カフェバーというだけあって、テーブル席以外にソファ席もあり、昼の雰囲気も良いが夜はもっと素敵になりそう。
写真の前菜とパスタのみのコースだったのに、ボリュームたっぷりで食べきれずに少し残してしまって申し訳なかった。
揚げ生地のピザというのも美味しそうで食べてみたかったんだけど…



そこから、お友達が知っている着物のお店へ歩く。
陽がさすとまだ暑いが、日陰に入ると風が涼しく気持ちがいい。
さすがにもう秋なんだなあ。

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塩沢お召しに秦荘紬の八寸帯。
着姿にいろいろ難があるのはわかっているのだが、まずは久しぶりに八寸帯を締められた(しばらく五十肩で帯が締められなかったので)ことが嬉しい日だった。
帯揚げが飛び出しているのは写真を撮る前に気づけば直せたんだけど、車の往来が激しくて慌てて撮影したのでこれが精一杯でした。

写真のお店はomoさんという呉服店で、お店の方がこだわってセレクトなさった反物や帯、小物がとても楽しい。
とてもフレンドリーに迎えていただいたのも嬉しかったが、ほとんど一目惚れの帯と出会ってしまい、五十肩でまともに着付けができない身分なのに手に入れてしまったのも、嬉しいというか何というか。
この日は懐紙入れだけ買うつもりだったのにね…。

まあ、一目惚れしちゃったものは仕方がないので(言い訳)、帯が仕立て上がったらたくさん使えるように五十肩をもっと回復させなくては。
日常生活ではかなり回復したように思っていたのに、いざ着付けとなると手が動かない部分が多かった。
着付けには日常生活であまりしない動き(腕を捻るとか、背中に回すとか)が多いのだと改めて気づく。
スムーズに着付けできるように回復するためには何度も着付けをするのが一番よさそうなので、外出しなくても着付けだけ数多くこなそうと思う。



その後、四条堀川の懐紙専門店「辻徳」さんへ行ってみた。
ネットショップのホームページは今どきの雰囲気だったので、実店舗もスマートで現代的な感じだろうと思っていたら、意外なことに小さな古い洋館だった。
店内もおそらく建設当時のままで、狭いのだがネットショップ通りいろいろな懐紙や懐紙入れが置いてあり細々と見るのが楽しい。

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紙の懐紙入れ。
普段からバッグに入れておくのにちょうど良いカジュアルな雰囲気だし、1,000円以下のお手頃価格なのが嬉しい。
さっそく明日から持ち歩くぞ!

ただ紙製なので、いずれバッグの中で擦り切れるだろうな、と思っていたらお友達が一言、
「自分で作ればいいじゃない」と。
そう言われればそうかも…!
普段使いの懐紙入れなら、ポケットティッシュケースを自作するのと似たようなものか。
余り布で作ってみるのも楽しそう。この懐紙入れが擦り切れてきたら作ってみるかもです。



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by Medalog | 2017-09-22 14:53 | きもの | Comments(6)

美術館の日の着物

兵馬俑展のときの着物。

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単のぜんまい紬に
二部式の自作バティック帯。
襦袢は英さんの単用の楊柳。

肌着はシルクで少し暑かった。
肌襦袢か長襦袢を麻にした方がよかったかな。

きものは、この時期に最適な綿麻の単があるのだが、柄がカジュアルな格子柄なので美術館はともかくホテルの中華ランチには合わない気がして、多少暑いかと思いつつ紬の単にした。

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去年、綿麻を着たときの写真。
袖が捲れ上がってますねー。
この日は鰻屋さんで落語を楽しんだので、格子柄がちょうど良かった。

この格子柄の綿麻をホテルの中華レストランに着ていくとしたら、ディナーには合わないがランチならなんとか、という感じかな?
でもやっぱり少々カジュアルな気がするし、行ったことのないレストランで様子がわからなかったので、せっかく季節がぴったりな綿麻のきものを今回は着なかった。

夏物と単の狭間に着る綿麻。
着る機会が少ないから何枚も仕立てるわけにはいかない。
その分、オールマイティーな色柄を選ぶんだったな、と少々後悔もしている。
ただこの格子柄は好きで買ったものなので(安かったし!)、このきものが似合うシチュエーションでたくさん着ないともったいないですね。



一番上の写真の帯は、好きな布を買ってきて二部式帯を作ったもの。
当時はきもの初心者で、二部式の方が着付けしやすいし布も少なくてすむから二部式で作ったのだが、今になって二部式のありがたみを感じている。

最近、五十肩になってしまったみたいなんですよね〜〜〜。
左の腕が痛くて、前方には上がるが横には上げづらく、背中にはほとんど手が回せない状態。
帯を結ぶのがとても難しく、この二部式帯がなければこの日は洋服で出かけたかもしれない。
(無理のない姿勢でいるときには腕は痛まないので、きものを着てしまえば辛くはないのだが)
だから作っておいて本当に良かったと、昔の自分に感謝してしまった。

五十肩は治療したらすぐに治るというものでもないらしい。
だから今後も二部式帯は役に立つだろう。
もし気に入った布があればあと何本か作ってみてもいいし、手持ちの帯を切らずに折りたたんで作り帯にする方法もよさそう。
前結びもいいかな。
無理のない程度にあれこれ試して見たいと思う。



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by Medalog | 2016-09-21 09:06 | きもの | Comments(0)

ルノワール展

京都市美術館で開催中の、ルノワール展。
行きたいけれど今回も混んでいるだろうなーと思いつつ街のポスターを眺めていたが、お誘いいただき出掛けてみたら思いのほか人が少なくて、ゆっくり鑑賞できて有り難かった。

ルノワールの作品は、美しさと優しさを思い切り堪能できるのがいい。
白人女性の肌の描き方の美しさが特に好き。

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塩沢お召に博多紋織八寸帯。

以前はランチ程度の気軽なお出かけなら一年中八寸帯でもいいと思っていたが、最近はちょっと物足りなく感じることも。
それに最近は綺麗な色のものを身につけたいという気分が高まっているので、「塩沢に合う染め帯とか持ってなかったかなー」と手持ちの帯を並べてみるが、魔法のように染め帯が増えているわけもなく(笑)。

結局いつも通り八寸帯を選んでしまった。
気温がかなり上がったこともあってちょうどいい着心地だったが、ご一緒したお友達がそれは綺麗な色の染め帯を締めていたので「うーん、私が目指す着物の楽しみってこういうことよね」と心の中で納得したのだった。

それにしても着物を着て写真を撮るようになって10年も経つのに、ポーズの取り方が下手なこと…
袖とおはしょりのラインが綺麗じゃないですね。



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ランチは初めての「ごだん 宮ざわ」さん。

一つ一つの料理にとても心が込められていて、器も素晴らしく、接客も気さくながら丁寧で。
贅沢な気持ちにさせてもらいつつ、緊張せずリラックスして過ごせる、とても素敵なお店だった。

私が一番感動したのが、胡麻豆腐を焼いたもの!
柔らかい胡麻豆腐なのに焼き目がついた表面はお餅のように香ばしくモチモチで、本当に美味しくて、毎日でも食べたいと思ってしまった。
もしまた伺う機会があったら、またこの一品をぜひいただきたいなあ。
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by Medalog | 2016-05-23 19:37 | きもの | Comments(4)

海峡を渡る布

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大阪歴史博物館で開催中の特別展。
お友達にチケットをいただいたので出かけてきた。

実業家・山本發二郎氏による、インドや東南アジアなどの染織コレクション。
多くの持ち物が空襲で焼けてしまった中で染織コレクションは奇跡的に戦火を逃れ、没後に大阪市に寄贈されたのだそうだ。

今では現地でもほとんど生産されなくなったという手の込んだ染めや織りの布がたくさん展示されていて、じっくりと見て回れたので目の保養だったし、これだけのものを蒐集する山本氏の審美眼やら財力やらに圧倒されてしまった。

インドネシアの布というとバティックのような染めの布が頭に浮かぶのだが、今回の展示では精緻な紋織が多いことに驚いた。
気が遠くなるような細かい紋織が大きな布となり、それを誰かが実際に身につけて生活したり踊りを舞ったりしていたのだと思うと、なんとも贅沢な、とため息が出る。

染めの布も目を凝らさないと認識できないような小さな模様が規則的に染められていたりして、いま気軽に手に入る大味なバティックとは全くの別物だ。

また染めた文様の上に金を押していく「印金」という技術がこれまたすごい。
模様の一部を金箔で飾るのではなく、布のほぼ全面が金箔に埋もれているのだ。
一枚の布に掛かる手間暇、技術、費用、どれだけだったのだろうか。



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もしや銘仙では?と思いついた市松柄の胴抜ききものに、展示内容に合わせたバティックの帯。

「きものが銘仙だったら」と仮定していつもより遊んだコーデをしてみたくて、柄のきものに柄の帯に柄の半衿。
半衿は相当昔に買ったままタンスの肥やしになっていた和傘の柄のもので、色味は薄いが全体にぎっしりと柄が入っているのでなかなか使う勇気がなかったのだが、いざ合わせてみたらなかなか楽しい。
白半衿の時より、少々こなれたコーデになったような。
襦袢はポリの単衣で、そろそろ季節外れなので(すでに季節外れ?)寒くなる前に他のきものと組み合わせてこの半衿をもう一度使ってみたい。

帯揚げと帯締めも、いつもより派手め。
帯締めは以前ブログつながりの方が2本使いの写真をアップしているのを見て「これは真似したい!」と思っていたので、今回試してみた。
2本使うと色味がごちゃっとするかと思ったが、却って全体にしっくり馴染んだと思う。
いま持っている7〜8本の三分紐をあれこれ組み合わせるだけでも結構楽しめそうだし、セールの時に三分紐を少しずつ買い足していけたらもっと楽しそう!

また三分紐は細いので、2本使うことで帯周りがかなり安定するのも嬉しい。
今後も2本使いを試してみます。
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by Medalog | 2015-10-16 12:00 | きもの | Comments(4)

楽しいランチ会

d0048332_915920.jpg大きなお船に乗って。


d0048332_91514.jpg雄大な琵琶湖の景色を眺めながら。


d0048332_94159.jpg豪華な食事とデザート、そしてワインを楽しむ。


…という、素敵なランチ会に参加させていただいた。
京都のイタリアンレストランが主催するイベントで、私はそのお店に行ったことはないのだがお友達に誘っていただいたので「そんな優雅なランチを一度は体験してみたい!」ということで図々しくもお邪魔したのだ。

レストランの主催なのでお料理やデザートが美味しかったのはもちろんだが、食事のお供に様々な銘柄のワインを飲み比べできるのが今回のメインイベント。
普段は一度の食事で白ワイン1杯だけか、せいぜい白・赤一杯ずつしか飲まないので、乾杯のシャンパンにはじまり白赤ともに数種類ずつのワインを飲み比べることができたのは貴重な体験だった。
ただ船の上で酔っ払ってしまったら大変なので、それぞれのワインはほんの少しずつ試す程度に。
おかげで悪酔いすることもなく、自分なりにそれぞれの味の違いを最後まで楽しむことができた。



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参加者の皆様はワイン通の方が多く、産地によるワインの味の違いなどをさらっとお話になっているのが素敵だったが、ワインの知識のない私には着物の話を振ってくださって、気を使っていただいてありがたかった。
私は人見知りなどと言えるような可愛い年齢ではないけれど、話の引き出しが少なくて初対面の方と何を話していいのか困る時があるのだが、今回は着物を着て行ったことで話の種に困ることがなかった。
というよりご自身も着物を着られる方々が積極的に話しかけてくださったので、お返事をしているうちにあっという間に時間が過ぎたという感じで楽しかった。

話しかけていただいた方々は私などより素敵な着物をたくさんお持ちのようなのに、私の安い綿麻着物を褒めてくださって、皆さん本当に優しいしお話上手なんだなあ、嬉しいなあと感謝しながら楽しんだ数時間だった。



この日は綿麻の単衣にバティックの二部式帯。
襦袢は化繊の単衣。
9月中旬ということで半衿と帯揚げの素材選びは迷ってしまったが、絹の楊柳地の半衿は持っていないので着物に合わせて木綿の半衿にして、帯揚げは絽ちりめん。

足元は数年ぶりに黒田商店さんの下駄を履いてみた。
鼻緒が更紗柄なので帯と雰囲気が合うと思って久しぶりに引っ張り出したのだが、黒田商店さんの下駄はやはり履き心地がよくて、船を降りたあと少し歩き回ったのだが全然疲れることがなかった。
もっとたくさん履かなくちゃもったいないな。

襦袢は、曇りだったので化繊でも暑くなかったが、色付きの麻でもよかったかな。

d0048332_10125244.gif実は数年前に、琵琶湖の魚をモチーフにしたという端切れを手に入れて、自分で単衣の替え袖を仕立てたことがある。

今回は琵琶湖上でのランチだったので、この替え袖を使う千載一遇のチャンスといっても過言ではなかったのに、数日前に準備をしていたらこの替え袖を付けるための半襦袢が見つからず、結局あきらめてしまったのが実は残念だった。

襦袢や下着、着付け小物は、あれこれ試しているうちに何年も使っていないものが増えてしまったが、一度整理しておかないと今回のようなことになってしまうなあ。
安っぽいポリ袖が付いたうそつき襦袢などは、今後使う可能性があるかないかを考えて、数を減らしたり正絹の替え袖に付け替えたりしなくては。

今年のうちに整理、できるかなあ〜。
いや、思い立ったが吉日、今年のうちに整理しなくちゃですね。
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by Medalog | 2015-09-15 10:28 | きもの | Comments(8)

落語とうなぎと甘いもの

お友達にお誘い頂き、8月最後の日に京都へ。

京極の老舗うなぎ店「かねよ」さんで、鰻丼の価格で落語も見せてくれる「かねよ寄席」という催しがあるとのこと。
前売り券は完売なので当日券を買うために早めに店に行ってみたが、並ぶにはまだ少々早いのでは、ということで一度店を離れてあたりをぶらぶら。



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噂に聞いていた栖園の琥珀流しをいただくことができた。
見た目も舌触りも涼やかで、上品な甘さに満足。
月によって味が異なるそうなので、他の季節にもいただいてみたい。
ちなみにこの日は「冷やしあめ」の味だった。



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その後、夕方4時前に店に戻って当日券を無事に購入。
そこからさらに時間を潰し、5時過ぎにまたまたお店に戻って鰻をいただく。

鰻丼か錦糸丼のどちらかを選べるのだが、私はテレビのグルメ番組で見て気になっていた錦糸丼を注文。
いざ運ばれて来ると、丼を覆い尽くす玉子の大きさに改めて驚き「食べきれるかしら」と不安になったが、ふわふわした玉子と鰻の相性がよくて箸が進み、なんとか残さずにいただくことができた。
一度は食べてみたい京都の名物グルメの一つだったので、嬉しかった。



落語は桂優々さん、坊枝さん、米二さんの3席。
店内の座敷には小さい座布団が目一杯敷かれ、そこに客がぎっしり座っている。
足が痛くなっても体勢を変えるのに一苦労するほどの混み具合で、私も何度かもぞもぞしてしまったのだが、手を伸ばせば届く位置にいる落語家さんの話術と迫力に巻き込まれてあっという間に終わってしまった感じだった。

以前大阪の繁昌亭に行ったことがあるが、寄席の2階から見る落語とは全くの別物という感じでとても楽しかった。
毎月開催されているそうなので、いずれまた行ってみたいな。



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着物で出かけたので、正座を崩すのには抵抗があったけれど、途中からは横座りしてしまった。

先日滋賀・金剛苑さんの催事で手に入れた綿麻地の着物を初めて着てみた。
綿麻地はこれが初めて。
麻と比べるとほこっとしたやわらかさがあるのでやはり盛夏には暑いだろうが、毎年「麻を着るのは早すぎるかな、遅すぎるかな」と悩んでしまう梅雨入り前や9月前半には丁度よさそうだ。
また綿が入っているので麻よりもシワになりにくく、2時間弱ほど座敷に座った後でもみっともないようなシワにはならなかったのはよかった。

かなりカジュアルな柄行きを選んでしまった(そういう柄行きしか選べなかった)ので、着ていける場所が限定されてしまうかな?と買った後でちょっと後悔したが、お手頃価格だったこともあるしこれはこれでよかったということにする。
今回はざっくりした織りの八寸を合わせたが、軽めの染め帯などを合わせればほんの少しはおしゃれ着にアップできるのではないかと思う。
軽めの染め帯、持ってないけど。欲しいなあ。



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もし晴れて暑くなったら着ようと思っていた組み合わせ。

白地の小千谷縮はこの夏に一度着ているので、洗う前にもう一度着れたらいいなと思って色半衿や深い色の博多紋織帯を合わせてみたりしたのだが、当日は小雨で気温があまり上がらない予報だったので、白地の麻を着るには気が引けて着るのをやめてしまった。
この組み合わせはなんとなく気に入っているので、いつか着てみようと思う。
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by Medalog | 2015-09-02 15:36 | きもの | Comments(2)

雨のきものと襦袢

先週末、近江上布の織元である金剛苑さんの催事にお邪魔してきた。

この催事にお邪魔するのは、もう4〜5回目かな?
近江上布や秦荘紬の着物や帯、また布地や洋服などがお得な価格でずら〜っと並んでいる。
好きな風合いのものが多くてあれもこれも持ち帰りたくなってしまうが、気をつけないとタンスの中がこちらの商品ばかりになってしまうので我慢するという感じだ。

今回もとてもお手頃なのに我慢したもの、迷っている間に他のお客さんに渡ってしまったもの、いろいろあったが綺麗なものをたくさん見て触って楽しかった。

誘っていただいたお友達と、ランチしてたくさんおしゃべり。
最近友達と会う機会が少ないので、久しぶりに楽しい時間だった。
また次回もよろしくお願いします(もう買っちゃダメなんだけど)!



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単衣の雨の時期にはこればかり着てしまう、いただき物の紬。
布自体が擦り切れて絹のツヤを失いかけている状態なのと、水に強く自宅で手洗いできるため、雨や泥はねで多少汚れてもいいや、と思えてしまう。
他にもお気に入りの単衣はあるのに、この紬が一番出番が多いかも。



この日は雨模様で気温が低く、梅雨特有の蒸し暑さがなくて助かった。
お友達の車で移動だったので傘を使う時間も短く、着物は濡れても構わない紬だったので気を使うこともなく、6月にしては快適に思えたほど。

しかし困ったのは帰宅時の電車の中。
移動時間が長いのでとにかく座りたくて、実際にずっと座れてラッキーだったのだが、じっと座っているとだんだん体が冷えてくる。
この日は紬の下に着ている長襦袢も肌襦袢も麻。
綿や化繊ならそれほど冷えなかったのかもしれないが、麻は首の後ろと袖から入り込む冷房の冷気を体の奥までサーっと通してしまうので、いつの間にか上半身が冷え切ってしまったのだ。

冷房の季節にはショールが必須とわかっていたのに、この日は雨コートを持っていたのでショールは邪魔な気がして持っていなかったのだ。
しかし、ショールなら座ったままで肩に掛けることもできるけれど、夕方の混雑した車内で雨コートを着るのは至難の技。
それに雨コートでは首の後ろから入る冷気は防げないし、まさか雨コートを首に巻くわけにはいかないし(笑)。

途中からだんだん胸がムカムカしてきて、家まで体調が持つかどうか不安に。
どこかで途中下車してコートを着て温かいものでも飲むか、このまま最後まで我慢するか…
迷いつつもなんとか我慢して家までたどり着くことができた。

家に着いたら着物を脱ぎ捨てて、本当ならすぐに風呂に入りたいが沸いていないので長袖を重ね着してベッドに飛び込んだ。
布団をかぶってしばらくすると冷え切っていた背中や二の腕が温まってきて、ムカムカも治まってくれて助かった。

教訓。
冷房の季節に着物を着る時は荷物がどんなに多くてもショールを忘れない!
こんな体験はもうこりごりです。
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by Medalog | 2015-06-22 17:26 | きもの | Comments(2)

久しぶりに塩沢お召

昨日の大阪は暑かった!日中は30℃を超えたとか。

そんな中、久しぶりの着物。

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もう麻の着物を着てもおかしくないような日差しと気温だったがさすがにそれほどのフライングをする勇気はなく、久しぶりに塩沢お召を引っ張り出してみた。
シャリっとしていて着心地のいい単衣着物だが、結構汗をかいてしまったので縮んでしまったらどうしよう?と心配しつつ半日を過ごした。
帰宅後に調べてみたら汗は下着で止まっていて、お召は湿っていなかったのでホッとした。



今回きものの下は楊柳地の化繊長襦袢にシルクのワンピース肌着。
シルクの肌着はさらっと肌触りがいい。ワンピース型なのも着やすくていいのだが、真夏日の下着には向いていなかったかも。
あしべ織の汗取り下着は厚みがありウエストの太い私は遠慮したいので、シンプルに綿や麻の半襦袢がいいのかな。
あと脇に汗をかくと不快感が大きいので脇の汗取りが必要だと実感。手持ちの半襦袢には付いていないので自分で縫い付けないとダメかしら。



帯は生紬。
これもシャリっとしていて軽くて単衣の時期にぴったりの締め心地。
ただ前帯の柄が全然出せなかったのだが、このまま出掛けてしまった。

そういえばこの帯はいつもこうなってしまうんだった。
この帯は長さがたっぷりありすぎて、前帯の柄は出しづらいしたれもお太鼓の中で余ってしまう。
て先を10cmほどカットしたら前帯の柄が出しやすくなるかも…
でも一度切ってしまったら元には戻せないし、なにより勿体無い。
着付けでうまく工夫しなくては。て先を折り曲げればいいのかな?



今回は15分着付けは意識せずに帯をゆったりと締めることに集中した。
この帯はガサガサしていて滑らないので、少々緩めに巻いても滑り落ちる心配がなく余裕を持って締められたのは良かった。
時間を意識しなかったせいか、またお召の質感が着付けしやすいのか、着物もスッキリと着ることができた。
前帯がゆったりしているので帰宅時まで胸元の布が帯に乗ることもなく、久しぶりに着付けが上手くいった感じだ。
(前帯の柄出しを除いては)



出掛けた先は天王寺の大阪市立美術館。
シカゴ ウェストンコレクション 肉筆浮世絵 美の競艶
着物で行くと割引があるので、着物姿の女性が多かった。
ほとんどの人が白地の着物だったが素材までは拝見できず。
暑い中、みなさん涼しげに着こなしていた。

私は版画の浮世絵の平板な感じが好きなのだが、肉筆の浮世絵は表現の細やかさ、柔らかさや力強さ、そして色の鮮やかさなど全てが際立っていてまったく別物だ。

特に気に入ったのは、歌川豊国の「時世粧百姿図」。
身分の高い女性から夜鷹まで、様々な階層の女性の暮らしやファッションが細かく描かれていて実に楽しい。
浮世絵といえば美人図だけれど「時世粧百姿図」の中には「美人じゃない女性」が登場するのもちょっと面白い。
遊郭に出入りする商人や下働きの飯炊き女、瞽女までリアルに描かれているのは珍しいのではないかな。

大阪展のあとは長野と東京でも展示があるそうだ。
そちらでも着物割引があるかもしれないので、ぜひお出かけください!
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by Medalog | 2015-05-28 10:14 | きもの | Comments(4)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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