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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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外出先で縫い目が切れてしまった、紗小紋。
帰宅して調べてみたら、外出先で気がついたお尻と左脇だけでなく、なんと右脇とふくらはぎあたりの縫い目も切れ始めている。
もともと糸が弱っていたところに、お茶会や呉服店の催事で畳に座ったり立ったりを繰り返したため、糸が一気に切れてしまったのだろうか。

ここまでくると、外出中に着物の下半身が分解しなくてよかったと逆にありがたくなるレベルだ。



さて、この着物をどうするべきか。
左脇だけでも10cm以上はほつれているし…と思いながらめくってみる。

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あれ?

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あれれ?
布の端にロックミシンが掛かってる!
これ、正絹じゃないのか…!!!
そして布地の織りかたも紗ではない!?
目を凝らして見てみると縦糸に捻りは入っておらず、単なる平織りに思える。

私、今まで何を勘違いしていたのだろうか???



この着物をいただいた時に「正絹の紗小紋」と聞いた気がしたのだが、思えば自宅で洗っても縮んだり風合いが変わったりしないのは化繊だからなのだろう。

ただ私が勘違いしていたのには理由もあって、この着物は軽いし、生地に張りがあるため風通しも良く、夏着物として着心地がいい。
「化繊=暑い、正絹=涼しい」という思い込みがあった私は、軽くて涼しいこの小紋は正絹だと思い込んでいたわけだ。



予想外のことにびっくりしてしまったが、考えてみればこの着物が正絹である必要はないなと思う。
着心地がいいうえに自宅で洗濯できるなら夏着物に最適なことに間違いはないし、化繊なら思い切って自分で背縫いと両脇をダーっとミシン縫いしてもいいかも。
夏の着物は麻と絹上布という硬めの織りのものしか持っていないので、化繊とはいえやわらかもの風であるこの小紋が重宝する時が来るかもしれない。

でも軽くて涼しくて水に強いなら、単〜薄物の時期のコートにも向いているかも。

この時期のコート類は、黒い紋紗の膝丈の道行とシースルーコートと名付けられた化繊の雨コートを持っている。
しかしどちらも道行衿なので紬や麻に気軽に合わせる感じではないし、雨コートは透け感が少なく厚地で着心地が暑いので、どちらも出番が少ないのが実情だ。
だからこの小紋を道中着タイプのコートに仕立て直せば重宝するかも。黒地の裏は青っぽい色なのでそちらを表にすることもできるし。
ただこの場合は仕立て直しを外注するため費用がかかるのが難点。

この、答えのない悩み。
あとで後悔のないように、しっかり考えることにいたしましょう。
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by Medalog | 2016-07-22 10:53 | きもの | Comments(2)

八掛の天地替え

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八掛の裾が擦り切れてしまったグレー紬。
八掛の上下を入れ替える「天地替え」を頼んでいたものが、仕立て上がった。



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ビリビリに破れた、この裾が…
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こんなにきれいに!
腰の部分が上下逆になって裾になったので、新品同様の綺麗な状態になった。



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では擦り切れた裾は?というと、不要部分をカットされて胴裏の中に収まっている…のだと思う。

擦り切れた部分をカットしたら八掛は当然短くなる。
・カットしても八掛に十分な長さが残っていれば、胴裏はそのままでOK。
・八掛が足りなくても胴裏に余分な縫込みがあれば、胴裏を伸ばす。
・どちらにも余裕がなければ、胴裏を継ぎ足すので別途料金が掛かる。
そのように説明されていたのだが、胴裏を見ても伸ばした跡がないので、どうやら八掛に十分な長さがあったようだ。料金も追加はなかった。ありがたい。

直していただいた八掛の部分だけでなく、胴裏や表地までピンとして戻って来たような。
全体的にシワを伸ばしていただいたのかも。
とても綺麗な仕上がりで、満足している。



さて、気になる料金は、1万円以下だった。
もし胴裏を継ぎ足すことになったら1万円を少し超えたはず。

この料金が高いか安いかというと、私は安いのではないかと思った。



最近夫のスーツのスラックスも裾が擦り切れてしまい、普段着なら自分で直すがスーツは自信がなかったのでお直しの店に頼んだ。
(裾上げテープはビジネススーツの薄手ウールのスラックスでも自分で綺麗に直せるのかな?)
頼んだのはショッピングセンターに入っている洋服のリフォーム店で、1時間で1,000円程度で仕上げてくれるという。

1時間後に引き取りに行ってみると、ミシンを使った綺麗な仕上がりで裾の後ろ側には補強の当て布も付いている。
ただし擦り切れた部分を内側に折り込むので丈は7〜8ミリ短くなるし(事前に承諾した)、裾上げ以外の部分にアイロンをかけたりはしてくれなかった。
それでも早くて綺麗な仕上がりで、1,000円程度の料金は妥当な金額だろう。

それに比べて、八掛の天地替え。
ミシンではなく手縫いで、縫う手間と長さはスラックスの何倍もある。
工程の複雑さも段違いだ。衽も解くのだろうし。
傷んだ部分を切って丈が短くなるのではなく、お直し前と変わらぬ長さで仕上がる。
おまけに八掛以外の部分も(多分)きれいに伸してくれて、新しい畳紙に包んで、さらに今回は自宅まで配達してくれてこの価格。

毎年何枚もの着物を直すのなら大変な出費になるが、私の場合は数年に一度のことなので、十分に納得できる金額だと思えた。

この着物はグレーの無地でコーデがしやすいし、水にも強く汚れが目立たないので、袷では一番出番が多い。
だからまた数年後に八掛が擦り切れるかもしれないが、また擦り切れて今度は新品の八掛に取り替えることになったら楽しいな。
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by Medalog | 2016-05-24 12:00 | きもの | Comments(6)

八掛の天地替え

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八掛の裾が擦り切れてしまったグレーの紬。
そろそろ袷の季節が終わるので、八掛の天地替えを依頼することにした。

直接持ち込める懇意の店がないので、ネットで検索。
八掛の交換はどこでも扱っているが、天地替えをホームページに明記してあるところはあまり多くない。
もちろん問い合わせをすれば扱いの有無やら金額を教えてくれるのだろうが、何社にも問い合わせるのは面倒なので、ネットに金額が明記されていて我が家からあまり遠くない店にお願いすることにした。

八掛の擦り切れた部分をカットするので、八掛が短くなる分だけ胴裏を伸ばすらしい。
もともと八掛や胴裏に余分な縫込みがあれば問題ないが、なければ胴裏を継ぐのでその分代金が上がるとのこと。
それでも新たな八掛を買うよりは安く済むのでありがたい。

それにしても、和裁ができれば八掛の天地替えぐらいは自分でできるのかなと思う。
天地替えをしなくても、八掛の裾をバイヤステープやガロンテープでくるむことで擦り切れを防止したり隠すこともできるそうだ。
普段着用の着物なら、初めから自分で補強してしまうのが賢いかも。


・・・・・


熊本を中心とする地震の被害に遭われている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災地から離れて暮らす私たちにできること、しなければならないことはいろいろあるかと思いますが、最低限守りたいのは
「デマを信じない、広めない」
ということだと思います。

すでにもっともらしいデマや怪しげな予言などがネットを中心に広まっているようです。
それを見て「こんな予言があるんだって。怖いね」なんてネットに書き込むこと、これも立派なデマ拡散。
(このブログを見ていただいている方々には釈迦に説法だとは思いますが)
とにかく冷静に、被災地の皆様のご無事と一刻も早い復旧を願いたいと思います。
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by Medalog | 2016-04-16 09:55 | きもの | Comments(6)

可愛すぎる?義母の小紋

早いもので義母が亡くなって6年、七回忌も済ませた。

義母が遺したたくさんの着物を、自分一人が受け継いだ。
残念ながら保管状態の悪いものが多く、洗い張りと少々のシミ抜きではどうにもならないものがほとんど。
その中でも比較的状態がいいものや自分がどうしても着たいものをいくつか選んで、シミが目立たぬように色を掛けたりして仕立て直した。
そして、どうにもならないものは迷いながらも少しずつ手放して。



そうやってほとんどの着物やコートが整理できた中で、一枚だけ宙ぶらりんになっていたのがこの小紋。

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細かい縮緬地で、黒地にパステルカラーの双葉が散っている。

黒地ということもあってシミや傷みがあまり目立たず、色柄も結構好きな感じ。
なのに仕立て直さずに放置していたのは、可愛らしすぎて着物として着るには抵抗があるが、羽織やコートにするには反物の幅が足りないので、どうすればいいかわからなかったため。

たまに引っ張り出して眺めてはまた箪笥に戻すことを何度も繰り返していたのだが、最近また引っ張り出してみたら、あら? なんだか今までよりも可愛らしさに抵抗を感じないような。
見慣れたからかもしれないし、自分の嗜好が「明るい色を着たい」という方向に変わりつつあるからかもしれない。
そんなときに呉服店から「お直し相談会」なるもののお知らせをいただいたので、この小紋を抱えて相談に行ってみた。



そのお直し相談会は、プロの悉皆屋さんが来店していて、洗いも染めも縫いも直接相談できるのが嬉しいところ。
店に行ってみたら先客がいたので、待つ間に小紋を簡単に着付けしてもらった。
白半襟を付けてから小紋を着付けしてみると、意外にも派手すぎる・可愛らしすぎることはなく、今の年齢で着物として着てもおかしくないような?
なんとなくシックな雰囲気があるようにも見えてきた。

さらにお店の帯をあれこれ合わせてもらったら、付け下げに合わせるようなやや軽めの正統派袋帯、鮮やかな型染めの九寸、すっきりした白地の塩瀬、和紙を使ったざっくりした風合いの八寸…と、結構何でも合ってしまう。
お店の方にちやほや褒めてもらったこともあり、すっかり着物として仕立て直す気になったところで、いざ悉皆屋さんにご相談。

小紋を採寸してもらったところ、今の裄丈は1尺6寸5分で、どんなに裄を伸ばしても1尺7寸5分にもならないとのことだった。
私の裄丈は1尺7寸5分〜1尺8寸なのでなんとか着物には仕立てられるが、羽織やコートにするには布を継ぐなどの処理が必要になる。
その悉皆屋さんは、布を斜めに接ぎ合わせるなどの大胆な方法で裄を伸ばすことも得意とのこと。
しかし布を裁ってしまうことになるので、それは最後の手段でいいのではないか、八掛の色を変えて着物として十分に楽しめるのではないか、とのアドバイス。

自分でも採寸したり縫込みを確認したりしていたが、プロに採寸してもらい羽織ものにするのは難しいと説明を受けて、ようやく納得。
そして、長い間箪笥の中で寝かせてしまったこの小紋を、もう一度着物として蘇らせることになったのだった。



4〜5年前に決断できていたら、もっとたくさん楽しむ機会が増えたのに…とも思うが、この歳になったから決断できた部分もあるので、まあなるようになったということかな。
秋にはこの小紋でお出掛けができそう。
また楽しみが一つ増えた。

そして、呉服店で合わせてもらった帯がどれも小紋にぴったりで素敵だったことを思い出す。
小紋は私の中では新たなカテゴリー。
今持っている帯でも十分やりくりできるとは思うのに、それで収める(我慢する?)ことができるかどうか、今から不安だ…
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by Medalog | 2016-03-30 14:15 | きもの | Comments(6)