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肌襦袢

先日京都の南座へ出掛けた時に、近くにある和装小物店「えり正」さんに行ってみた。

こちらのお店に行くのは初めて。
特に欲しいものはなかったのだが、店内を見ていると可愛らしい肌襦袢を発見した。
私が持っているのは袖に白いレースが縫い付けてあるだけの素っ気ないものだが、見つけたのは袖口の布地を波形などにカットして、直接模様が刺繍してあるもの。

珍しいものではないけれど、ちょうど目の高さにあったのでじっと見ているうちに、その可愛らしさの虜に…
今は肌襦袢の代わりに洋装用の肌着を着けてしまうことが多いのだが、最近はなぜか「着物の袖口からチラっと見える肌襦袢の袖って可愛いんだよなー」「可愛い肌襦袢が一枚あったらいいなー」なんて考えるようになってきたので、グッドタイミング!
肌襦袢だから値段も知れているし、衝動買いしたくなった…のだが、今回は我慢した。

前回のブログにも書いたけれど、私は未だに肌襦袢が上手に着られないのだ。
着付けの本を持っているが、肌襦袢の着方はさらっと書いてあるだけで、なぜ長襦袢を着た時に肌襦袢が着崩れないのかがどうしても分からなくて…
着付け教室に通っていればこういうことから丁寧に教えてもらえるのだろうが、自己流だとこのような些末な部分で躓いてしまうのが悲しい。

とにかく、使いこなせないものを買っても仕方がないので、まずは手持ちの肌襦袢を着こなす練習をしなくては。



翌日、一枚しか持っていない肌襦袢を引っ張りだす。
この肌襦袢は紐などが付いていない最もシンプルなタイプで、これを身に付けてから長襦袢を着ると、長襦袢に持っていかれる感じで衣紋や衿が崩れてしまうのだ。
「こういうものなんだから練習するしかないか」と思っていたが、調べてみたら肌襦袢に紐が付いたものもあるらしいので、自分の肌襦袢にも紐を付けてしまうことにした。

モスの腰紐を半分の幅に縫い直し、ちょっと短くして、紐の中央を肌襦袢の背中に縫い付けるだけ。
さっそく着てみると、紐を背中で下に引っ張れば簡単に衣紋が抜けるし、そのあとに紐を前で結べば綺麗に固定されて長襦袢を着ても着崩れない。

なんだー、結構簡単な解決方法があったんだなあ。
これなら肌襦袢が本当に簡単に着られるぞ。
洋装の肌着よりも肌襦袢のほうが長襦袢の収まりがいいと思うので、出来ることなら真夏と真冬以外は肌襦袢を着たいから、嬉しいな。



次に京都へ行ったら、あの肌襦袢を買ってしまう確率は相当高いかも…
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by Medalog | 2008-09-30 20:45 | きもの | Comments(4)

京都・南座

思いがけず南座のお芝居のチケットをいただいたので、早速行ってきた。
京都・四条の南座は、場所は知っているが行くのは初めてだ。
内容は劇団新派120周年記念の記念公演。
ミュージカルは何本か見たことがあるが「お芝居」というものは全く見たことがないので、どんな感じなんだろうとワクワク。

開場の少し前に南座へ着くと、入口には切符を片手に開場を今か今かと待つ人たちで溢れかえっている。みんなにこにこしていて、お芝居を楽しみにしているんだな〜と思うと自分も楽しくなってくる。こういう雰囲気、好きだなあ。

昼の公演だったので、開演までの間に座席でお弁当を食べながら場内を見渡す。シックな外観とは異なり、赤を基調としたとても華やかで豪華な内装だ。
古い建物の割には場内が綺麗だと思ったら、内装は平成3年に改修したらしい。高い天井の立派な装飾を見上げながら「改装費ってどれだけ掛かるんだろう」とため息をついてしまう。私には関係ない世界だけど。
客席には芸妓さんらしき着物姿の女性もいたりして、いい雰囲気だわあ。

お芝居は、大正時代の人情劇と昭和のホームドラマの二本立て。
新派というと多少は堅苦しいものかと思っていたが、全然そんなことはなく笑いを交えながらあっという間の数時間が過ぎた。
俳優さんが目の前で演じる迫力や、暗転中にセットを替えているバタバタした感じ、それに客の笑い声や拍手などが相まって、舞台ならではの臨場感を盛り上げて面白い。

南座では歌舞伎はもちろん落語や現代劇、コンサートまでいろいろな演目が行われているのだということも初めて知った。
京阪四条駅からほぼ直結で場所も便利だし、また来たいなあ。


d0048332_17402626.gif塩沢に単の帯。
襦袢は絽麻、帯揚げと帯締めは袷のもの。
この時期は季節感が多少バラけても仕方ないか、と開き直っている。

今日の着物は私の持っている着物の中では柔らかめの塩沢だし、お芝居を見に行くのだからと丈を長めに着付けたつもりだったのに、いざ着終わってみると丈が短くてがっかりだ。
室内で着付けている時と草履を履いた時のバランスは違うんだから、自分が思っているより長めに着付けても大丈夫だと分かっているのに、いつも同じ失敗をしてしまう。
もっとたくさん着付けの練習をしないと、いざという時に上手に着れないなあ〜。

d0048332_17403847.gif出雲阿国の碑の前で。
帯揚げがおかしなことになってるわ…

この日は久しぶりに肌襦袢を着たのだが(普段は洋服用の肌着が多い)、私は肌襦袢の着付けがどうも苦手で、長襦袢を羽織った時点で肌襦袢が着崩れてしまう。
長襦袢を着てから肌襦袢を直すと、長襦袢がぐずぐず崩れてくるし、そうなると着物もうまくいかない。
だからこの日は衿がだんだん開いてきてしまって、帰宅後の姿はエラいことになっていた。

夏物よりも単のほうが、多少は着付けが難しい気がする。
こんなことじゃ、袷の季節になったらどうするんだ!やっぱり、練習しなくちゃ駄目だよね…
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by Medalog | 2008-09-26 18:53 | きもの | Comments(2)

秋の味

秋の食材で珍しく保存食を作ってみたので、写真を撮った。



まずはブドウのジャム
10日ほど前に、三重県の青蓮寺でブドウ狩りをした。
2年前に同じ場所へ行った時は、9月後半でブドウが1種類しか食べられなかった。
そこで今回は、ブドウの種類が豊富だという9月初旬に行ったのだが、これが大正解。
なんと、巨峰など5種類ものブドウが食べ放題!

一緒に行った友人たちと違う種類のブドウを分け合って、全種類を制覇する。
う〜ん、どのブドウも甘〜〜〜い!最高!
あまりの美味しさに感激して自分と夫の実家に箱詰めの宅配を依頼し、自宅用にも各種類を買って帰った…のはいいが、冷静になってみればそんなにたくさんのブドウを夫婦2人で食べきれるはずがない。
そこで、巨峰など大きな房のものは数日中に食べきれない分は冷凍して、デラウェア3房をジャムにしてみた。

d0048332_2010502.jpgd0048332_20111529.jpg
皮が着いたままのデラウェアを鍋に入れて、火にかけるだけの適当な作業だ。
いつのまにかブドウの皮がはじけて水分が出てくるので、しばらく弱火で煮込む。
ネットでレシピを検索したら、ジャムには恐ろしい量の砂糖を入れるらしいのだが、今回は長期保存しない予定だし、第一ブドウがものすごく甘〜いので砂糖は30gだけにした。(出来上がってみたらこれでも十分甘かった。砂糖なしでもいけたかも?)
あとはレモン汁とラム酒を少々入れて、ゆっくり煮詰めていく。

注意するのは煮詰め具合だ。
以前イチゴジャムを作ったとき、鍋の中でジャムっぽい濃度まで煮詰めてしまったため、瓶に詰めて翌日に食べようとしたらカッチカチに固まってしまい、なんとジャムにスプーンが刺さらずガックリした苦い思い出がある。
だから今回は、ゆるめのフルーツソースをイメージして煮詰めてみたら、食べる時にちょうどいい具合になっていた。スプーンですっと掬えて嬉しいな(当たり前か)。

d0048332_1946599.jpg出来上がりはこんな感じ。
ブドウのジャムを食べるのは実は初めてなのだが、爽やかな風味でおいしい。

今年は急に思い立って作ったので大きな瓶ひとつしか用意できなかったけど、来年は小さな瓶を何個か用意して、長期保存にもトライしてみようかな。



次は栗の渋皮煮
スーパーに美味しそうな栗がたくさん並んでいて、せっかくだからと一番粒が大きいタイプのものを奮発して買ってきた。
翌日に茹でようと水に浸けておいたのだが、待ちきれずにその中の数個をすぐに茹でて食べてみた。
そしたら、あれ?甘くない…。それにホクホク感もない。つまり、ハズレ?

このままでは普通に茹でても美味しく食べられそうにないので、栗の渋皮煮に挑戦することにした。
栗の鬼皮を剥き、重曹を入れた水で煮て渋皮を洗い、余分な筋をそっと取り除いてまた煮ることを3回繰り返す。
この筋を取るという作業が結構厄介なのだが、竹串で根気よく取り除いているうちに面白くなってしまい、「もっと綺麗にしてやろう」とのめり込んでしまった。
その結果恐ろしいほど時間が掛かってしまい、夜に作っていたので睡眠時間を削る羽目に…

渋皮煮にもびっくりするような量(私が調べたレシピでは皮を剥いた栗350gに砂糖が200g!)の砂糖を入れるらしいのだが、まずは控えめに50g加えてシャトルシェフで一晩寝かせる。
翌朝味見をしたらさすがに甘みが足りないので、さらに50gを加えてもうしばらく寝かせたら出来上がり。

d0048332_19461962.jpgしばらく冷やしてから食べてみたら、程よい甘さでお茶うけにちょうどいい感じ。
もっとおいしい栗で作ったら、渋皮煮ももっと美味しくなるのかしら…と、ちょっと欲が出てきた。
なにしろ、あの渋皮の筋をとる細かーい作業がすごく楽しかったので、今度は昼間に時間がある時にゆっくり作ってみようかな。
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by Medalog | 2008-09-17 21:23 | 生活 | Comments(0)

麻着物を洗う

昨日、ようやく近江上布を洗った。
もっと早く洗えばよかったのだが、残暑の大阪は夕立が多くて「これぞ洗濯日和」という日がなかなか来ない。
昨日・今日も快晴ではないが、もういい加減にシーズンオフなので思い切ってお洗濯。

浴槽に水を張り、液体洗剤をほんの少し入れて押し洗い。
衿と袖口だけは丁寧に洗って、すすぎを念入りに二回。
脱水はせず、全くの自然乾燥で吊るすだけの簡単お洗濯だ。
(これでいいのかしら?)
うちはベランダの物干竿が低く、着物や長襦袢を外に干すことができない。
カーテンレールやタンス、本棚や鴨居など、風通しのいい場所を転々としながら干す。
昨日一日では衿の中まで乾かなかったので、今日いっぱいは部屋干しだ。

今年はこの近江上布のおかげで、夏着物を気軽に楽しめて嬉しかった。
もう一枚、黒の紗小紋があるのだが、こちらも大好きなのに今年は出番がなくて残念。
来年の夏は、この2枚の着物をもっとたくさん着られますように!



9月になり、町へ出るたびに秋単衣を着こなした方々を見かけるようになった。
私は目が肥えていないので、すれ違うだけでは皆さんの着物の種類などは分からないのだが(だからもしかしたら夏着物の方もいたのかも?)みなさん残暑の厳しさをみじんも感じさせない軽やかな着こなしが素敵で、なんだか嬉しい。

自分も、もっと気楽に着物を着ようと思わせてもらえる。
春にも着た塩沢を、秋にもたくさん着よう!
…でも、まだちょっと暑いなあ。
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by Medalog | 2008-09-13 17:13 | メダカ | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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