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長羽織の丈を詰める その1・試行錯誤

d0048332_13311362.gifd0048332_13315960.gif昨年仕立てた、初めての長羽織。

本当は1年間我慢して、もっと着物のことを勉強してから買おうと思っていたのに、某呉服店の展示会に行ったときにこの小紋着尺を見て「これを長羽織にしよう!」と衝動買いしてしまったのだった。

と言ってもこの色柄に一目惚れしたわけではなく「長羽織を作るならこれくらいの飛び柄がいいのかな?」という程度の感覚で選んだもの。

1年経った今なら多分この小紋は選ばないかも。手持ちの小紋と合わせると、柄と柄がぶつかってがちゃがちゃした印象になってしまうし…

そしてなにより問題なのは、丈だ。
自分ではどれくらいの丈にすればいいか全く分からず、お店の方におまかせした結果「流行の丈にしてあげるわよ〜」ということで仕立て上がってきたのが、この丈なのだ。
(お店の方にきちんと指示できる知識がない自分の責任なのだが)
最初はこんなものかと思っていたが、実際に着てみて、そしてブログつながりで知り合った皆さんの羽織姿を拝見していくうちに「ちょっと長すぎるのでは?」と感じるように。
シルエットがもったりしているし、歩くたびに膝下の部分がひらひらすのも鬱陶しい。

そこで、今年の羽織シーズンの前に羽織丈を詰めることにした。


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では、どれくらいの丈にすればいいかと考える。

無地ではなく小紋柄なので、ちょっと短めの方がすっきりして見えるかも?と思い、まず7分丈の長さをシミュレーション。

私の場合7分丈だと86cmくらいなので、長羽織の裾を86cmで内側に折り込みテープで留めて、浴衣の上に羽織ってみる。

しかし行き当たりばったりの性格が災いし、浴衣に衿芯を入れなかったので衣紋も抜けていないし帯も締めていないので、どうもシルエットがピンと来ない。

羽織の裾も、両面テープで留めたせいか前に膨らんでしまっているし。

ピンと来ないまま「7分丈でいいかな…」という曖昧な気持ちで長羽織を仕立て屋さんに送ってしまったのだが、一晩寝てみるとやはり納得がいかない。
せっかくお金をかけて直すのだから後悔のないようにしよう!と考え直し、単の着物を着た日に再度シミュレーションする。


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長羽織はもう手元にないので、丈の短い絞りの羽織に手ぬぐいを付けて長さを出す。
前回の7分丈ではちょっと短いような気がしたので、2cm伸ばして88cmの長さになるように手ぬぐいを付ける。

写真に撮ってみるが、違う布地が付いているとイメージがわかない(左写真)のでPhotoshopでちょいといじってみた(右写真)。

適当にやったのでずれてるけど、こうしてみるとかなりイメージしやすくなる。
この丈なら、いい感じかな?

…というか、この写真を見たらこの羽織をこの丈に伸ばしたくなっちゃった。(衿先に余分な縫い込みがないので無理なんだけど)

この紬と羽織の色の組み合わせが結構可愛いのも意外な発見。(単衣のきものと羽織を合わせることはないので、これも実現はできない)

この羽織は色が派手で着こなしづらいと思っていたのだが、濃い色の着物よりこれくらい明るい色の着物に合わせた方がすっきり着こなせるかも、という希望が出てきたのは嬉しい。
グレーの無地紬と合わせたら、どちらも裄が短いので色も寸法もピッタリかも?・・・ああ、話がどんどんずれていっちゃう。


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後ろ姿も、同様にPhotoshopでいじってみる。
後ろから見ると、これでいいような気もするし、もう少し短くてもいいような気もする。
う〜ん、自信を持って「これ!」と決められない優柔不断な自分がイヤ。

というわけで、自分では決められず。
近々二部式帯を作りに知り合いのお宅に伺う時に、その方の羽織を羽織らせていただくことにした。
以前オフ会でその方の羽織姿を拝見して「このくらいの羽織丈がきりっとしていていいなあ」と思っていたのだ。素材が違うので全く同じようにはならないだろうけど。

「自分で考えず人に頼ってばかりでは成長しないのでは…」とも思うのだが、羽織の丈など一度直したら二度と直したくない(自分ではできないのでお金が掛かるし)ので、納得のいく寸法を見つけ出すために今回もお世話になります。


お直しが紅葉の時季に間に合うように、早く寸法を決めなくては。
それにしても、去年この羽織を知識もないまま仕立ててしまったのが勿体なかったなあ(涙)。
これを今後の教訓にしよう・・・。

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by Medalog | 2007-09-29 15:16 | きもの | Comments(10)

替え袖


d0048332_22454632.gif先日買った端切れを、グレー紬専用の替え袖に仕立てた。

今持っている替え袖(袷用の長襦袢はまだ持ってないので…)は可愛らしい系のものばかり。
この写真の紬はしっかりした布地だし八掛けが濃い赤なので、シャープな印象の替え袖が欲しいと思って買ったのが、白地に黒×赤のチェック柄の端切れ。

この紬はいただき物で裄が少々短めなのだが、専用の替え袖なら色もサイズもぴったりに作れるのがいい。
難あり端切れなのでちょいちょいシミもあるけれど、ほとんど見えないだろうから気にしない!
d0048332_224628100.gifただ、布がちょっと足りず…
「袖1枚分」という端切れを2枚買ったわけだが、これでは単衣の袖は作れるが無双(風)の袖は作れない。

仕方がないので、かなり前に買ったポリエステルの反物を中央に継ぎ足すことになってしまった。中央の3分の1がポリで、袖口と袖の振りから見える部分はチェック柄の端切れ。

今まで2種類の布を継ぎ接ぎして作ったことはなかったので、実際に着たらどうなるかが少々不安だな…。
袖の振りより、意外と袖口から襦袢の中が見えることがあるんだよね。電車のつり革や手すりを持っているときとか。
もし見えてしまったら、パッチワークということにしよう。
うん、そうしよう!
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by Medalog | 2007-09-26 23:23 | きもの | Comments(4)

襦袢で悩む

今月は「夏着物をいつまで着ようかな」と悩んだ方も多かったのでは?

私は今のところそういう悩みを持ったことがない。
夏着物は透け感の強い紗小紋とポリ絽しか持っておらず、前倒しは可能でも9月に着るという選択肢は全くないと考えているからだ。
(小千谷があれば悩めるのになぁ〜)
だから先日着物を着た時は、迷わず単衣のぜんまい紬を選んだ。

しかし襦袢をどうするべきについては迷ってしまった。
夏の間に一度試そうと思いながら試さずじまいだったあしべ織汗取り襦袢に、美容衿と替え袖を付けて着てみるべきか。
9月も後半になってそれほど汗はかかないだろうから、汗取り襦袢は止めて居内商店の綿麻襦袢だけにするべきか。
…迷いつつも綿麻襦袢に半衿を付けておいたのだが、何を血迷ったか当日になってあしべ織汗取り襦袢と綿麻襦袢を両方重ね着してしまったのだ。

d0048332_12495215.gif居内商店の綿麻襦袢というのは結構厚手でシャリッとした張りがあり、ぜんまい紬のほうがよほど柔らかい。
これに厚みのあるあしべ織襦袢を重ねてしまったので、着付けが終わった時にはいつにも増して胴回りがパンパンに。
そしてもちろん暑かった。
あしべ織はたしかに汗を吸い取ってくれたが、これを着なければこんなに汗をかかなかったのでは?とも思ったり。
でも着物を長く大切に着ていくためには、必要な下着なんだろうな。

9/25追記:
私が持っているあしべ織襦袢は、まだ使い初めのせいか洗うと色が出てくる。洗濯表示にも「色移りするので他の洗濯物と分けて洗ってください」とある。白い着物と一緒に着用する際は、この襦袢に直接着物が触れるような着方はしない方がいいのかも?


そして綿麻襦袢は、私の着付けも悪いのだろうが足さばきが悪く、歩いているうちに太ももの前あたりにシワがよってしまい、柔らかいぜんまい紬のシルエットにも響いてしまう。
次にこの襦袢を着る時には柔軟剤を効かせて洗濯して、少しでも柔らかくしておかなくちゃ。
そしてシワが寄らないようにきちんと着付けをして、歩き方に気を付けて…
着こなすには、ちょっと頑張らないといけないみたいだ。う〜ん。


今回、着付けでうまくいかなかったこと。
まずは衿。いつもキツキツに合わせてしまう癖がある。
洋服で言えば、第一ボタンまできっちり締めているようなピッチリ感に…。
「これでも昔よりは着付けが上達してるのかなあ」と思って以前のブログの記事を見てみたら、意外や1年前の方が衿をゆったり綺麗に合わせている。
自己流着付けであれこれ試行錯誤しているうちに、出来ていたことが出来なくなってしまったようだ。もう一度できるように頑張らないと。

もうひとつはおはしょり。
おはしょりがすっきりするように下前を斜めに折り上げているのに、なぜがいつも下がってきて結局おはしょりがだぶついてしまうのだが、今回その理由がやっとわかった。
折り上げる幅が少な過ぎて、胸紐に届かず押さえられていなかったのだ。
「なぜ折り上げているのか」を考えればすぐに分かる話だったのに、着付けの本を見ながら形だけ真似をしていたので長い間気付かなかったのだ。情けない話。

次回着る時に、両方クリアできたらいいな。
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by Medalog | 2007-09-24 12:40 | きもの | Comments(4)

秋単衣

最近あまりにも着物を着てないなーと思ったので、久しぶりに単衣のぜんまい紬を着て
出掛けることにした。

d0048332_065289.gif春に合わせていた小物。
このままでも秋らしい組み合わせとも言えるけれど、
(というかあまり春らしい色使いじゃなかったかも・・・)
先日手に入れた秋色の小物を合わせてみることにした。

d0048332_072113.gifきねやさんの夏のセールで手に入れた帯揚げと帯締め
袷の着物や帯に合わせて買ったものだけれど、秋単衣に合わせてみるとよく合っている気がしたので袷の季節の前にデビュー!
周りの人から見たらどちらの小物でも同じように見えるかもしれないけれど、着ている本人が自己満足できればそれでいいのだ。


d0048332_9554927.gif半衿は、リサイクル着物店のワゴンセールで買った端切れを半衿サイズにカットしたもの。
袖1枚分の長さの端切れを縦半分にカットすると、幅も長さもちょうど半衿サイズのものが2枚取れるということに今回初めて気が付いた。
着物の寸法って、本当にうまくできているなあ〜。
あちこちに洗濯しても落ちないしみがあったりするが、表に見える部分がきれいならいいと割り切って使うことにした。

以前、某呉服店の店主が話していたこと。
「着物や帯はとても高級なものを身に付けているのに、小物は節約してしまう人がいます。
 ですが特に半衿は、顔に一番近いものなので、ここが安っぽいポリエステルだったりすると折角の着物が台無しになってしまいます。
 半衿を安く手入れしてくれる業者もあるので、半衿はぜひ正絹のものを身に付けてください」
その日、紗小紋にポリ絽の半衿を合わせていた私はドキッ!としてしまったのだった。

私は今まで、半衿はほとんど化繊か木綿を使ってきた。
理由は「安い、色柄が豊富、自宅で洗える」というケチ臭いもので、一番汚れやすい半衿に正絹を使うことは私にとってはまだまだ贅沢というイメージだったのだ。
しかし今回、安い端切れとはいえ「腐っても正絹」の半衿を使ってみると、安い化繊のものとは生地の艶と張りが全然違って、顔うつりがぐんと良くなる(気がする)。
某店主の言うことは本当だな、と納得してしまった。

ただし、そうはいってもいきなり正絹の半衿をたくさん揃えることはできそうにないので、今回のような正絹の端切れや、化繊のなかでも風合いのよいものを選ぶところから少しずつ意識していけばいいかなと思う。
それに某店主が言っていたのは「高級な着物に安い半衿」のバランスのことだと思うので、普段着小紋や木綿着物なんかには今まで通りポリや手ぬぐい半衿も楽しむつもり。


いつの日か、呉服店で正絹の刺繍半衿などを買う日が来たら、「自分も大人になったなあ」とこっそり感激しそうな気がする。大袈裟か。
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by Medalog | 2007-09-23 10:30 | きもの | Comments(2)

久しぶりの手作り帯?

d0048332_16265457.gif久しぶりに二部式帯を手作り!

・・・しようと思って、バティックを買ってきた。
まだ布のまま(汗)。

デパートの物産展で買ってきたのだが、バティックの価格は本当に様々だ。
数十年〜数百年前のものだという布は、素晴らしい柄が揃っている代わりに価格もぐんと高くなる。正絹の帯が買えるんじゃないか?というような値段のものまであった。

それに、古い布になると生地が弱くなっていて裏打ちしないと帯に仕立てるのは難しいだろうと言われたので、今回はお手頃価格で布の状態のよい現代物の中からひとつ選ぶことにした。

この布は、黄土色の濃淡に黒の模様が入っているもの。
色柄はバティックとしてはさして目を引くものではないのだが、グレーや藍紺の紬や木綿にさらっと合わせられそうなので選んでみた。
うちのパソコンのモニターで見ると、地色はこの写真よりもう少し黄色っぽい色合いなので
地味めな着物にほどよい明るさと落ち着きを与えてくれそうな気がしている。

ここ数日単や袷の着物や帯を引っ張りだしているのだが、素材がしっかりした帯はこの季節にはまだ身に付けたくないなと思う。
その点手作り帯は軽いし着付けが簡単なので、単の季節にはピッタリだ。

本当は帯に仕立ててからブログにアップするつもりだったけれど、最近ブログに書けるようなネタが全然ないのでフライングしてしまった。(つまり着物を全然着ていないということか)
メダカちゃんも特に変わりないし。
早く仕上げて、身に付けた姿をアップできるように頑張ろう。
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by Medalog | 2007-09-20 17:02 | きもの | Comments(8)

絞りの羽織

d0048332_2043282.gifこの羽織は去年の秋にいただいたもの。
全体的にサイズが一回り小さく、色もなかなか派手だ。
結構古いものらしく、内袖にいくつかシミもある。
でも当時は他に羽織ものを持っていなかったし、それに着心地が軽いのが気に入っていたので、長羽織を手に入れるまでの数ヶ月間は頻繁に着ていた。

しかし長羽織を手に入れたら、なんだか欠点の方が気になりだしてしまった。
着ている分には気にならないサイズの小ささも、こうやって写真で見るとなんだか窮屈に着ているように見える。
最初は「丈と裄を出そうか」と思っていたが、この羽織の質を考えるとお直し代をかける価値があるかしら? 
第一、袖には裄を出せるほどの縫い代もないようだ。

d0048332_20371539.gifあれこれ悩んでいるうちに「二部式帯に仕立てちゃおうか」とも考える。
赤系の帯を持っていないので、この羽織を帯にすればグレーの紬にも藍色の紬や木綿にも合いそうな気がするし。

試しに、お太鼓の形に畳んでみる。
柄の大きさもお太鼓のサイズに程よい感じだし、裾にかけて地色が濃くなっているのでたれの部分の色が濃くなるのも納まりがいいような気がする。

なかなかいいんじゃないの? と一人で乗り気になり、一時はハサミを片手にもう少しで羽織を解きにかかるところだった。

しかし、「解く前にもう一度羽織ってみよう」と思って肩に掛けてみると、
う〜ん、やっぱりふんわり軽くて着心地がいいんだよなあ〜。
「寒いわけじゃないけど帯付きで歩くのはちょっと…」というとき(単のコート類を着るような時期?)に、こんな軽い羽織があれば重宝する時があるかもしれない。
丈は短いけれど、少しは塵よけの役目も果たしてくれるだろうし。



…なんて考えだした挙げ句、結局解かずに箪笥に戻したのだった。
帯にするのはいつでもできるし、コート類が増えるまではこのまま着てあげようかな。
命拾いしたね、羽織ちゃん。
(といいながら、数ヶ月後には帯になってたりして)
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by Medalog | 2007-09-12 21:00 | きもの | Comments(10)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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