カテゴリ:生活( 316 )

初冬のMIHO MUSEUM

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滋賀県・MIHO MUSEUM。
紅葉は終わり、緑と茶色の初冬の景色だ。
レセプション棟から美術館棟に向けて緩やかに登る坂道の両脇に、白と赤の山茶花が咲いているのが唯一の彩り。

大阪でも冷え込む日が増えてきたが、やはりこの場所は空気感が全然違う。
自宅マンションの中で一番多く聞こえるのは、目の前の国道を走る車の音。
それも意外と嫌いではないが、この敷地内で聞こえるのは鳥のさえずりと風にざわざわと揺れる木々の枝の音、地面をカラカラ転がる落ち葉の乾いた音だ。
頭の中がシーンと研ぎ澄まされる感じがした。



開館20周年記念特別展「桃源郷はここ -I.M.ペイとMIHO MUSEUMの軌跡」を見た。
中でも、現在の中東から中国までの様々な地域の仏像の顔立ちを見比べるのが面白かった。
やはり、仏像はその国らしい顔立ちをしているのだなと当たり前のことに納得。

ということは、日本の仏像を見た他国の仏教徒たちは「あー日本っぽい顔をしている」と思うのだろうか?私からすると日本の仏像は純日本人の顔立ちではない、国籍不明のような顔立ちに見えるのだけど…。
(ひとくちに日本の仏像といってもいろいろなお顔がありますが)



美しい美術品の数々と、美術館のロケーションの素晴らしさを堪能した後は、近くにお住まいのお友達に迎えに来ていただきランチへ。
滋賀県立陶芸の森という施設にある、UP cafeというお店でピザのセットをいただく。
美味しいし、ガラス張りなのでとにかく景色が素晴らしい!(ただ窓際は少々眩しく暑かった…せっかくの眺めなので窓際に座りましたが)

この陶芸の森は広々としていて自然豊か。ショップも充実しているし体験教室もあるようだ。
あまり時間が取れなくて隅々まで見られなかったのが残念だが、それでも以前から欲しかった杯を購入できて満足。
今度機会があったら、もう少し長い時間楽しみたい。



その後はお友達のお宅へお邪魔して、図々しくもお手持ちの帯や着物を譲っていただいた。
嬉しかったのは、譲っていただくこと自体はもちろんだが、お友達が「Medalogさんに合いそう」と選り分けていただいていたものがどれもドンピシャで好みだったこと!

プレゼントやお土産をいただくときもそうだが、誰かが私と会っていないときに私のことを考えて品物を選んでくれているというのは、その気持ちだけでも嬉しくありがたいもの。
そしてそのチョイスがこんなにも私の好みにぴったりだなんて、本当に嬉しい。
持参の風呂敷に包んでほくほくと持ち帰り、帰宅後も再度眺めてうっとり。

せっかく譲っていただいたものたちを、一度でも多く、できるだけ素敵に着こなせるように今後も着物生活を楽しみたいと思う。
ありがとうございました。

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by Medalog | 2017-12-01 10:03 | 生活 | Comments(2)

本町 船場 御堂筋

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久しぶりにイチョウが色づく季節に御堂筋を歩いた。
目で見たときは「わあ、真っ黄色できれい!」と思ったのに、写真だと一番手前の木がまだ緑色なので「真っ黄色!」という感じがしないなあ。
でも実際は御堂筋の北も南もずーっと先まで黄色くて、とてもきれいなのだ。

ただ私が歩いたのは本町〜梅田だったのだが、本町の南御堂の山門・御堂会館が改装中のようで、いつもより少々ガチャっとした雰囲気だった。
帰宅後に調べてみたら、御堂会館はなんとホテルに生まれ変わるのだそう。
あのあたりの雰囲気がガラッと変わってしまうのだろうか?



本町に行ったのは、船場センタービルに用事があったから。
茶道具の店へ。

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最近はコーヒー代わりに薄茶を点てて飲むことも増えた。
コーヒーより薄茶の方が、飲んだ後に頭がスッキリ、シャキッとして気持ちがいい。
で、茶筅を長く使うために「茶筅休め」(写真右上の、茶筅をかぶせてある水色の道具)を買いに行ったのだ。

そこは面積は小さいお店なのだが、お茶碗や香合などお道具がたくさん並んでいるので見ているだけで楽しい。
懐紙もたくさんあるので眺めていたら、写真下の紙の懐紙入れ(懐紙と樹脂の楊枝つき)がなんと150円?(あれ、うろ覚えです。すみません。200円未満なのは間違いないです)
とにかく安い!
茶席用のちゃんとした懐紙入れの他にまだ未使用の辻徳さんの紙の懐紙入れも自作のものもあるのに、まだこれが必要なのか?という感じだが、実はこの樹脂の楊枝が滑り落ちないようになっているかどうかが気になってしまい、構造が見たくて買ったのだ。



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帰宅後に楊枝を引っ張り出してみたら、滑らないように両端にギザギザが刻まれていた。なるほど。
また楊枝が刺さっている柄入りの紙の部分は楊枝の下で折り返してあり、楊枝がその中に入り込むことはあっても外に滑り出ることはほぼなさそうだ。なるほどなるほど。

理屈がわかり納得して、気が済んだ。
以前自作した紙の懐紙入れが、外出バッグを替えるたびに出し入れしていたらあっという間に傷んでしまったので、これから年末年始はこの派手な懐紙入れを持ち歩くことにする。
そしてこれも傷んだら分解して、次回自作するときの型紙にしよう。
よし、元は取れたな!



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by Medalog | 2017-11-27 19:42 | 生活 | Comments(2)

高いところ

本格的な冬が来る前に老母を温泉旅行にでも連れて行こうと思ったが、あまり遠出はしたくないという。
それじゃ近場で…となるが、あまりたくさん歩かせるわけにもいかないので悩んだ結果、はとバスに乗ろうということになった。

数年前にも母とはとバスで東京名所をぐるっと一周して、築地と豊洲が両方見られたりして私まで楽しかったのだが、今回は食事付きのプランで東京駅からスカイツリー、浅草寺、隅田川下りのツアーを選んだ。
これだと、歩くのはスカイツリーの内部と浅草寺周辺の散策だけで済む。
姉と甥っ子も誘って4人で、はとバスツアーを楽しんできた。



行き先は今更ここで紹介するまでもない有名な観光地ばかりだが、母も私もスカイツリーは初めて。
私は高いところが苦手なので自分だけスカイツリーの下で待っていようかと思ったが、母は怖がらないので仕方なくついていった。
まあスカイツリーに登る機会はこれが最初で最後かもしれないしね。

スカイツリーには地上350mの展望デッキと450mの展望回廊があり、このツアーで行けるのは下の展望デッキのみ。下と言っても東京タワーより高いのだが。
1階から350mの高さまで1分弱という高速エレベーターに乗る。
乗り心地はすこぶる良くて、1分足らずでデッキに到着。
着いてみればデッキは広々として安心感があり観光客も多いので、思ったより怖さは感じなかった。
天候が曇りだったので景色がほどほどに見やすくて良かったが、富士山が見られなかったのだけは残念だったな。



楽しかったね、意外と怖くなかったねと言いながら下りのエレベータに向かうと、乗り場の手前に床がガラスになっている場所があった。

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どんなものかと覗き込んでみたら、さすがにこれは怖い!
(怖くて、真上から写真を撮ることすらできなかった)
ガラスの上に乗っても絶対に落ちるわけがないとわかっているのに、どうしても足が乗せられない。
これは私だけでなく母や姉・甥も、周りの観光客の多くも同じ様子だ。
それでも勇気を出して爪先だけは乗せてきたが、両足を揃えてそこに立つなんて絶対に無理無理〜!

しかしすぐ隣には、ガラスの床の上で記念写真を撮るコーナーがあり行列ができている。
お年寄りから小さい子どもまでがガラスの上で椅子に座ったりして余裕で写真を撮っているのは本当に尊敬した。



浅草寺にもお参りして、隅田川を船で下って、下町の雰囲気を少しだけだが楽しめた。

都内は地下鉄が発達していて便利だが、高齢者がいると地下鉄の駅と地上を往復するだけでも大変なので、はとバスのように地上だけで楽しめるのはありがたい。
食事や施設の予約の手間がないのも楽チンで、はとバスはけっこう使い勝手がいいと思う。
当日になって空いているツアーに飛び込むこともできるし、桜や紅葉をドライブしながら楽しむコースだと、その日に見頃を迎えている場所を選んで回ってくれるので無駄なく見られるということもあるそうだ。

両親もだんだん遠出が億劫になってきたようなので、今後もはとバスにお世話になるかも。

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by Medalog | 2017-11-21 23:33 | 生活 | Comments(4)

習い事

この秋から半年間、茶道の初心者向け教室に通い始めた。



着物を着るようになってから徐々に茶道への興味が湧いてきたものの、入門するとなるとそれ相応の覚悟が必要だろうと長い間二の足を踏んでいたところ、初心者向けの教室を見つけたので思い切って参加することにしたのだ。

半年間なので、入り口から少し中を覗かせて頂く程度。
茶会で人並みにお茶がいただけるようになることと、和室のない自宅で気軽に且つ正式な作法で盆略点前を楽しめるようになるのが現時点の目標だ。

最近帯からバッグを作ったり懐紙入れや数寄屋袋を自作していたのも、この茶道教室のため。
前回の記事で着物を着たのも教室へ行ったときのことだ。

教室へはもちろん洋服で通うことができるが、やはり着物の方が所作の練習になる。
先生方も「紬でいいからどんどん着て来てください」とおっしゃってくださったので、着付けの練習にもなるしできるだけ着物で参加することに決めた。



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ただ、前回のお稽古で着た市松の紬。
薄いのだがパリパリに張りがあるので、正座した時に裾が崩れると上前がパーンと前に開いてしまう。

茶席には向いていない着物だと実感したが、胴抜きの着物がこれしかなく、稽古場ではどうしても冷や汗をかくので(空調が効いているのに帰宅したら背中が汗びっしょりだった)あと数回はこの着物を着るしかない。

木綿の着物を着たらまずいのかな…?
胴抜きだし柔らかいので10月のお稽古着に向いているとは思うのだけど、やはりカジュアルすぎるのだろうか。

袱紗捌きも覚えきらないうちから着物のことばかり気にするのは少々気恥ずかしくて、先生に聞けないでいる。



ところで。
年明けに生徒全員が大寄せのお茶会に参加する予定があるとのこと。
嬉しいことではあるが、さて何を着ればいいのか?

着物は訪問着がないので紅梅色の一つ紋入り色無地を着るしかないのだが、私は未だに袋帯を持っていないのである。
いずれ用意しなければと思っていたのが、とうとうその時がやってきたか。

ここはひとつ、ある程度の出費を覚悟して自分なりに良いものを買うべきか。
次にいつ使うかもわからないので、仕立上り数万円の手軽なものやリサイクルショップで探すべきか。
そういえば義母の箪笥に留袖用の袋帯があるはずなのだが色柄を覚えていない。
かなり金糸が目立つ帯だった気がするので、次の帰省の時に手持ちの色無地に合うのか、茶会に合うのかも確認しなくては。

あ、同じく義母の持ち物だった綴れの帯が手元にある!
格は問題ないはずだが、色味が合うかどうか。
紅梅色の色無地に、朱赤や金が目立つ綴れ帯なので、派手すぎるだろうか。
帯締めや帯揚げでなんとかなるものか。
近々両方を引っ張り出して合わせてみよう。

やわらかもののことは全くわからないので、なんだかアワアワしてしまうのだった。


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by Medalog | 2017-10-20 21:28 | 生活 | Comments(2)

八寸帯をトートバッグにリメイク/その2

少し前に、八寸帯をトートバッグにリメイクしたのだが、そのとき作ったバッグがイメージよりも少し小さくなってしまったので、残った帯地でもう一つのトートバッグを作った。

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左が前回作ったもの、右が今回作ったもの。

前回はお太鼓柄を前面に活かして、ちょっと上が広がってるバケツ型。
赤い柄・赤の内袋・丸みを帯びて小さめ、ということで可愛い&ちょっとおばちゃん風味の印象になったかな?

今回は同じ素材を使うだけに印象を変えたくて、無地でエッジの効いた形にしてみた。
無地なのでアクセントに外ポケットでもつけたかったが、無理というか面倒というか…早々に諦めた。

また、無地部分のみ使用しているのでつづれ織りの柄部分の裏側に渡っている横糸がなく、それを保護するための内袋も付けなかった。


 
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私は持ち歩く荷物が多いほうなのかな。
着物で出かけるとき、雨が降りそうだと左上のレインコートや折りたたみ傘がいるし、暑くても寒くてもショールは一枚持ちたい。
中央の薪能のA4クリアファイルは街歩きの資料を挟んで持ち歩くことも。
あとは財布や化粧ポーチ、手ぬぐい、文庫本などいろいろ。

普通のバッグにこれだけ入れるとパンパンになってしまうのだが、今回作ったバッグは幅40cm、高さ31.5cmの大きめサイズなので、全て入れても右写真のようにスッキリ。
6cmのマチも膨らむことなく納まった。



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高さが31.5cmなのは、帯地の幅をそのまま活かしているから。
お太鼓の裏の無地部分をぐるっと筒状に縫って、トートらしく四角く整えてから底を縫い付けた。

横幅は、着物姿で使うならもう少し小さいほうがエレガントだろうが、帯地を使っているので多少大きくても紬ならなんとか合うと思う。
私はほぼ紬しか持っていないので、この大きめトートが使えるシーンは多いと期待。



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左は、筒状の本体部分をエッジの効いた四角にするために、5mmほどつまんでミシンで縫ったところ。

右は底の部分。
本体は縫い代を取らず、帯地の耳を活かしたままで底の布を内側に重ねて縫い付けた。
(上端も帯地の耳を活かしているので、反物と同じ31.5cmの仕上がりになった)

つづれ織りの帯地は軽いが厚みがあってしっかりしているので、ミシンでは底の角の部分がうまく縫えなかった。
砂を入れたら底の縫い目のどこかからサラサラとこぼれてきそう…
あとで手縫いで補強したほうがいいかなあ。



若干大きすぎた気もするが、なんでも入れられる着物用バッグが一つできたのは安心感がある。
大きいバッグなので蓋かマグネットボタンでも付けたいところだが、途中から肩の痛みがひどくなってしまった。
当分はミシンも針も持ちたくない、見たくない。
蓋の代わりにショールをかぶせて凌げばいいか。

100%満足ではないけれど、最初に作りたかったバッグのイメージにかなり近いものは作れたので、一応気が済んだ。
あとは使い勝手が悪くなければいいんだけど。



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by Medalog | 2017-10-13 11:22 | 生活 | Comments(2)

数寄屋袋を手作り

先日帯地でバッグを作った時に使ったミシンが、まだ出しっぱなし。
ついでに何か作るものはないかなーと考えていたら、数寄屋袋を思いついた。

※詳しい作り方は載せていません。最後に仕上がりの写真のみ載せています。



少し前に懐紙入れの作り方を調べていたら、数寄屋袋の作り方が一緒に出てきて、結構簡単そうだと思っていたのだ。
ちょうど良い布があれば作ってしまおうと思って箪笥を探してみたら、思った以上に「ちょうど良い布」があった!

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かなり前に自作したバティックの二部式帯。
この時の余り布があったのだが、なんと!

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裏に接着芯が付いているのだ!
ラッキー!でも、なんでだろう???
布の大きさは二部式帯のお太鼓部分ぐらいなので、同じ帯をもう一枚作ろうとしたのか、なにかミスがあって使わなかったのか、全く覚えていない。

まあとにかく接着芯が付いたバティック布は数寄屋袋にぴったりだ。
しかも大きさがほとんど数寄屋袋に必要なサイズと同じであるのも、すごい偶然だ。

アイロンをかけて、接着芯に鉛筆で直接線を引いて、切ってミシンで数カ所縫ったら一時間ちょっとで出来上がってしまった。



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内側の布は無地にしたほうがすっきりしたと思うが、圧着芯付きのバティック布がちょうど外側と内側の両方で使い切るサイズだったので、同じ柄にしてしまった。
柄合わせもしたほうが綺麗かもしれないが、面倒だしサイズがギリギリで綺麗に合わせられそうになかったので、やらなかった。

これは全く同じ袋を2つ作って、ミシンで中表に縫い合わせてから外表に返している。
だからもしこのバティックに合いそうな無地の布が見つかったら、2つの袋に戻してそれぞれに中袋をつければ簡単に2つの数寄屋袋に替えられる。
(接着芯が中厚ぐらいの厚みがあるので、ミシン目を解いても布が裂ける心配がなさそう)

そして、外側が無地で内側がバティックという布地の使い方を逆にした袋も、同じ手順で簡単に作れるのだ。
よーし、バティックが外側の袋と内側の袋、二つ作ってみようかな。
同じサイズのものを二つも作ってどうするんだという気もしないではないが、楽しいからいいや。作っちゃお!



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by Medalog | 2017-10-10 18:59 | 生活 | Comments(4)

八寸帯をトートバッグにリメイク

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だいぶ前に古道具屋の着物コーナーで見つけた八寸帯。
綴れ織りで元々の質はいいと思うのだが、全体的にくすんだ感じなのと前帯に薄いが大きなシミがあるためかワンコイン500円という安さだった。
まだ手持ちの帯が少ない頃は何度もこれを締めて、南座の顔見世興行まで見に行ったので、すでに元は取れたと思う。

厚みがあるのに軽くて程よいハリがあり、締めやすいので一時は重宝したが、手持ちの帯が増えるにつれてシミがついたこの帯には手が伸びなくなり、今ではタンスの肥やしになっている。
そこで思い切って、バッグにリメイクすることにした。



※私は手芸は得意ではなく手順も適当なので、詳しい作り方は載せません。
 これ以降の内容は、自分の覚え書き程度のものです。



お稽古バッグのようなA4サイズが入る着物バッグが欲しくて、素敵なバッグがショーウィンドウに置いてあるむら田さんの前を通るたびに「くーっ」と我慢している状態なので、そんな感じのバッグが作りたい。
八寸帯の寸法が、ちょうどいい感じに活かせそうな気がする。



帯を解いたら西陣織の証紙が貼ってある。
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証紙番号329を調べてみたら、どうやらじゅらくの帯のようだ。
道理で締め心地がよかったわけだなあ。
私の唯一のじゅらく謹製の帯がこの500円の八寸帯…。
(証紙には「袋なごや帯」とある。そういえばこの呼び方が正式だったかな)
カットするのがちょっと惜しくなったが、ここは心を鬼にして作業を進めなくては。



帯をリメイクするバッグは縦長のものが多いように思うが、今回は横長にしたい。
お太鼓柄の部分と無地の部分を横長に二枚カット。
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両脇をジグザグミシンでかがる。
バッグの口になる部分は、写真左のように反物の耳をそのまま生かしてもいいかな?と迷ったが、強度を考えて右のように折り返すことにした。



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底の部分は、中表にして縫い合わせるという通常の方法ではなく、2枚を重ねてそれぞれの布端を表と裏からミシンで押さえる方法にした。

あとは取っ手を縫い付けてから中表にして両脇を直線縫いし、両脇の底部分を三角に縫って6cmのマチを作る。
外表に裏返したら、もう出来上がりだ。



ただ、綴れ織りの反物を使っているので裏にはたくさんの横糸が渡っている。d0048332_11202145.jpg
豪華で見事ですね!
隠すのが申し訳ないほどだがこのままでは物を入れる時に引っかかってしまうので、中袋を作って表の袋と縫い合わせることに。



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バッグの取っ手は共布で作ることもできるが、共布だとカジュアルな印象になるのと、色が薄いためすぐに汚れてしまいそうなので今回は市販の合皮の取っ手を付けた。
外袋の内側に縫い付けて、中袋を縫い付ける時に挟み込んで隠す。
表面は縫い目だけが見えるのだが、作業が雑なうえに、縫い糸を中袋に合わせた赤にしてしまったので、近くではお見せできないような仕上がりに…



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中袋を縫い付けた状態。
ICOCA、スマートフォン、鍵を入れる3つの内ポケットが欲しいので、がんばって付けてみた。
スマホには厚手のカバーを付けているので写真上部の側のポケットにマチを付けてみたが、ポケットが内側に緩んでだらんと開き、バッグの底が見えなくなってしまった。
仕方なくマチを縫い閉じて、さらにポケットの口を縮めるようにポケット内側にタックを入れて、ようやく写真のような仕上がりになった。
これは次回のために覚えておかないと。



出来上がりはこんな感じです。
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取っ手部分のミシンが見苦しい…
布地にぴったりな色のミシン糸が見つからなかったので、いっそのこと目立つ色のミシン糸をにして「敢えてこういうデザインにしました」ということに(笑)



帯の時の特徴そのままに、軽くて適度な厚みとハリのある使い勝手の良さそうなバッグにはなった。

ただ、欲しかったサイズより一回り小さい…
イメージはA4サイズがすっぽりと入り、着物で出かける時に日傘やショールを入れてもスッキリと納まるバッグだったのに、実際はA4サイズは少し曲げないと入らないし、日傘は入るがショールはバッグの上に載せるしかない感じ。

原因はわかっている。
横幅が狭いのは、マチの厚みの分だけ底の横幅が狭くなることを忘れていたから。
高さが足りないのは、バッグの口部分を折り曲げてしまったから。
適当に作り始めた私がアホでした。

まあ、この大きさがちょうどいい時もあると思うので、これはこれで大切に使うことにする。

でもあと一回り大きいサイズのバッグも欲しい…
帯地は無地の部分がまだ残っている…
もしかしたらもう一つ作るかも。



今回綴れ織りの帯地を扱ってみて、軽くて丈夫でとても素晴らしい布地だと改めて実感した。
綴れ織りでなくても帯地はしっかりと織られていると思うので、バッグなどに再利用するにはとても向いている。
(色柄の好みの問題はあるが)
取っ手をつけずに二つ折りにしてバッグinバッグにしても軽くて重宝しそうだし、前回記事にした懐紙入れにもよさそうだ。
ただカットして端をかがるだけでも、ランチョンマットやコースターになる。

着物地は薄いのでなんらかの形に縫い直したり圧着芯をつけたりしないと再利用は難しいが、帯地は厚みがあるのでそのままで再利用しやすい。
状態が悪くて捨てるしかないという帯でも、どこかに綺麗な部分があるなら、カットして端をジグザグミシンでかがって何かに使ってみたらいかがだろうか。

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by Medalog | 2017-10-05 13:07 | 生活 | Comments(2)

紙製の懐紙入れを作ってみた

先日、紙製の懐紙入れを購入した。
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綺麗な色の和紙を使って丁寧に作られていて、お手頃価格なのに楊枝などが入るポケットまで付いている。
気に入ってさっそく持ち歩いているが、なにせ貧乏性なので、この紙製の懐紙入れが擦り切れたらもったいないと思うようになってしまった。



そこで、なんとなく自宅の戸棚の中を見ていると、横長の洋封筒が懐紙を入れるのにぴったりなサイズであることを発見!
さっそく入れてみる。
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うん、確かにサイズはピッタリ。
ただ我が家には横長の洋封筒はエアメール用のものしかなくて、これではあまりに貧乏くさい。



そこで、100円ショップに行ってみた。
その店には横長の洋封筒はなかったので、縦長の洋封筒なんとか加工してみることに。
縦長の長形4号は種類が多く、厚手でおしゃれな柄の洋封筒が見つかったので購入して自宅であれこれ工作してみた。



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長形4号の封筒2枚で、それらしいものができた!

懐紙よりも封筒の幅(短いほうの辺)が小さいので、懐紙入れの口になる部分を折り返すことで封筒についている折り目を隠しながら幅を出し、強化にもなった。
楊枝などを入れる小ポケットまでは付けられず、大きなポケットに懐紙のみが入るタイプだが、普段使いには十分だと思う。

108円で8枚入りの封筒を2枚使ったので、材料費27円!
これなら毎日持ち歩いて擦り切れても惜しくはない。
なかなかのお気に入りになった。



・・・ただ封筒についている筋を隠す工夫をしたり、糊付けされている部分の厚みが折り曲げるときに邪魔だったりしたので、封筒より普通の厚手の和紙などで作ったほうが簡単かもしれない。
小ポケットも付けやすいはず。

封筒で作る利点は、もともと出来上がり寸法に近いサイズなのである程度元の形を生かせること、狭いスペースで気楽に作れること、厚手で綺麗な柄のものが安く手に入りやすいことだろうか。
表面と裏面で違う柄の封筒でもいいので、興味をお持ちの方は家に余っている封筒でとりあえず一つ作ってみたらいいのではないかと思う。
(もしも大きな文具店などで横長の封筒が見つかれば、少し手を加えるだけで懐紙入れらしくなるかもしれないのでいずれ探してみようかな)

はさみとセロテープと両面テープで簡単に出来上がるので、ぜひお試しを!
ご要望があるかどうかはわかりませんが、いずれ自己流の作り方をアップしてみます。

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by Medalog | 2017-09-25 20:34 | 生活 | Comments(4)

麻酔

2月に大腸内視鏡検査を受けて、念のため半年後に再検査を、ということで再び検査を受けてきた。
おかげさまで検査は楽だったし結果も異常なしでよかったのだが、今回は麻酔の醒めかたが微妙に悪かったようだ。

検査が終わってクリニックを出たのがお昼前だったので、このまま外食して帰ろうと思い近くのファミレスへ。
半年前の検査時の麻酔は「よく効いて、すぐに醒める」という感じだったので、今回も同じだろうと思っていたのだが。



メニューを見ても、なぜかなかなか決められない。
大きな写真も文字も全然頭に入ってこない。
しばらく眺めていて「もしかしたらランチメニューには食べたいものがないかも…」と思うが、それならばグランドメニューも見ればいいのに、なぜかそこに頭が回らない。
さらにしばらく眺めてなんとかメニューを決め、頼むつもりのなかったドリンクバーを勧められて「はい」と返事してしまう。

頼んでしまったのでドリンクバーの場所へ行くが、ジュースサーバーのボタンの場所がわからずあちこち触ってしまう。
たまたま通りかかった店員さんが教えてくれて助かったが、教わってみれば誰でもわかる大きなボタンなのになぜわからなかったのかと思う。
おかわりでコーヒーを入れた時、砂糖がグラニュー糖とローカロリーのものと二種類あるなあと思ったが、どちらがどれなのか判断できない。適当に選んで席に持ち帰り、コーヒーを飲みながら砂糖の袋を眺めてようやく「ああこれローカロリーのほうかあ」と思う。

その後食事・会計は普通に済ませて電車で帰宅するが、電車で座った途端に居眠りしてしまう。
手に持ったスマホを落としかけてハッと目覚めたので乗り過ごすことはなかったが。
帰宅後もソファに座るなり数時間うつらうつら。
夕方に目覚めてようやくシャキッとした。



食後に急に眠くなったのは、検査のため朝食抜きのところに外食で高カロリーの食事を摂ったせいもあると思う(前回は帰宅後に昼食を食べた)が、それにしても今回は醒めかたが悪かった。
半年前と同じクリニック・同じ検査なのになぜだろうと考えて、ふと気付く。

前回は検査中にポリープを取ってもらったので、ポリープなしの今回よりも検査時間が長かったはず。
つまり今回は、前回よりも短い時間でクリニックを出たわけで、麻酔の量が同じなら醒めるのも遅くて当たり前ではないかと。

前回も今回も「帰宅時に自動車や自転車を運転しません」という念書を書かされたが、前回があまりにも調子が良かったので「大げさな念書を書くんだな」と思っていた。
しかし今回はそれが大げさではないとよーく理解できた。

今後は数年おきに検査を受ける予定だが、今後は検査後の帰宅は用心しなければと思ったことだった。

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by Medalog | 2017-09-04 10:29 | 生活 | Comments(0)

関東のたぬきそば

お盆休みに横浜に帰省して、義父の初盆の準備や空き家の片付け、いまだに終わらない手続き関係であっという間に時間が過ぎた。



区役所に寄ったときに、昼食の時間があまりないため役所の食堂でさっと済ませることになった。
「せっかくの地元で行きたいお店はいろいろあるのに、役所の地下の食堂か〜。」
と思いつつ、寒かったので(今年の関東の8月中旬は寒かったですね!)たぬきそばを注文。

なんの期待もせずに出てきたおそばを一口すすって「あっ!美味しい!」と感動し、そのままあっという間に完食してしまった。
大満足。

その食堂のそばは特別有名なわけではなく、おそらくその辺りの普通のそば屋さんと変わらないレベルだと思う。
それがなぜ美味しく感じたのか?



関西はお出汁文化。
大阪に住むようになってから、かけうどんは断然関西風の澄んだ色のおつゆで食べるのが好きになった。
でもかけそばは、関西風のおつゆだとちょっと違う気がするのだ。
もちろん美味しいのでつゆを最後まで飲み干したりするのだが、美味しいのに何かが違う。
かけそばを食べたという満足感がない。

関西の人に「醤油の色」と笑われる関東風のおつゆこそが、私の中では「かけそばのつゆ」なのだ。

役所の食堂のたぬきそばは、その醤油色のおつゆだった。
立ち上る醤油の香り!
そば・天かす・刻み葱との相性最高!
まさか役所の地下の殺風景な食堂でこれだけ満足するとは思わなかった…

ちなみに同郷の夫も私と同じ感想で、二人で
「おいしいね!」
「やっぱりこれだよね!」
と言いながら食べていたので、周りで食事していた役所勤務の皆さんは「そんなにおいしいか?」と疑問に思っていたかも(笑)。



大阪に住んで長いのになぜ今さらこんなに感動したのかというと、横浜に帰省したときにはいつも「ハレ」の食事をとることが多く、外食の時にかけそばやたぬきそばを食べる機会がなかったから。
だから、久しぶりに出会った関東風のおつゆに今さら感激してしまったのだ。
(その日が小雨で8月にしては寒かったことも大きな原因かもしれない)

これからは関西にいるときはうどんかざるそば、関東に帰省したときはかけそばにしよう。
昔、神田の近くで働いでいた身としては、あのあたりの蕎麦が懐かしくなってきた。
着物仲間のみなさま、いつか神田のやぶそばあたりにお付き合いいただけませんか?
…うーん、でもあそこに行ったらやっぱりせいろそばと天たねが食べたくなるかなあ。



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by Medalog | 2017-08-18 17:29 | 生活 | Comments(4)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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