裄の悩み・情報整理編

うだうだと悩んでいる着物の裄について…
手持ちの着物の裄丈を大別して整理してみる。ちなみに身長156センチ。

<1尺7寸5分前後>
手のくるぶしが丸出しになり、やや短いと感じる。既製品Mサイズとリンクするので、仕立て上がりの襦袢やコートを買う時に便利かも。袷7枚中3枚と長羽織、また単衣・夏物のほぼ全てと紋紗の道行がこの寸法。

<1尺8寸前後>
手のくるぶしに掛かる程度の長さで、程よい感じ。反物からコートや羽織を作るときも、この寸法なら巾が足りないことは少なそう。袷の小紋(仕立て上がりLサイズ)1枚がこの寸法。既製品Lサイズとリンクする。

<1尺8寸5分前後>
手のくるぶしが完全に隠れる長さで優雅だが、袖が邪魔に感じることもある。着物やコート類を作る時に選べる反物に制限があるかも?袷7枚中3枚と大島の道中着がこの寸法。



まずはっきりしたのは、単衣と夏物がほぼ全て1尺7寸5分だということ。やや短めだけど、暑い季節に着るものだから見た目も着心地も涼しげでOKかな?羽織ものはこの寸法で紋紗の道行があるし、長襦袢も問題無しなので、とりあえずは単衣と夏物は今後も1尺7寸5分に統一しよう。

これで問題の半分近くは解決したので、頭の中がスッキリしてきた。すごく嬉しい。



で、問題は袷の着物である。
コートや羽織を合わせる季節なので、裄がより大事になるのだが、寸法は見事にバラバラ。どの寸法をチョイスしたらいいのか…。

今持っている1尺7寸5分の着物は、できれば裄を出さずにそのまま着たい。
直しに出すほど短くはないと思うし、この寸法の羽織もあるし。
(それに丈出しは丈詰めと違って筋消しの作業があり、場合によっては縫い代以上の金額が掛かることもあるとか…)

あとは手持ちの1尺8寸〜1尺8寸5分の着物、そして今後の着物の寸法をどうするか…なんて悩んでいるときに、ちょっとしたパプニング(?)が発生!



この1月に、初めてご縁のあった呉服店で仕立てた十日町紬。
私自身の寸法と手持ちの着物(裄が1尺8寸4分の大島)を丁寧に採寸してくれて「お客様の寸法は1尺8寸5分で行きましょう!」と言ってくれたので、その寸法で仕立てをお願いしたし、だからこそ「今後の自分の裄はどうしよう?」と悩むきっかけになったのだけど…。

納品されてから約ひと月後、この呉服店で「十日町紬は1尺8寸5分で仕立ててもらいましたが、今後はどうしようかと思って…」と相談したところ、実はこの着物が当初の採寸より裄が3分短い1尺8寸2分で仕立て上がっていた事がわかったのだ(反物の巾が足りなかったそうだ)。
納品の際にはその旨は教えてくれなかったし寸法表も同封されていなかったので、この話題を持ち出さなければ私はずっと「十日町紬の裄は1尺8寸5分」と思い込んでいただろうし、次に作る着物やコート類も1尺8寸5分に合わせてしまったかもしれないのだ。
たかが3分(1センチ強)の話とはいえ、今の私には結構大きな問題なのです。
危なかったわ〜。

やっぱり着物の裄を1尺8寸5分にすると何かと支障が出そうだということがわかった。(と言うか、実際に支障が出てしまった)
それに十日町紬が実は1尺8寸2分だった事で、手持ちの着物で1尺8寸5分に近いのは色無地と大島だけになり、この寸法にこだわる必要もなくなった。



というわけで、1尺8寸5分は候補外に。
そして、着物よりコートのほうが2分ほど裄が長いことを考えると、「着物の裄は1尺8寸、コート類は1尺8寸2分」が一番いいように思えてきた。

また、京都・三浦清商店さんのブログでは、

  最近は標準寸法より着物の裄を長くしすぎる傾向があるが、
  反物の巾には限界があるし、裄が長過ぎるのも着物姿としては良くないものだ。
  洋服とは異なる着物姿を楽しんで欲しい。

という内容のことを書いていらした。
また通常の反物の巾からすると「裄丈は1尺8寸程度がいっぱいとなる」とも書いてある。

この記事を読んでも、着物の裄を1尺8寸にするのが妥当な線という気がする。
もしかしたら私も洋服感覚で、必要以上に長い裄を求めていたのかもしれないな。



よし、私の着物の裄は1尺8寸にするぞ!
あとは肩幅と袖幅のバランスを決めれば、この悩みは解決だ。
手持ちの着物は寸法にばらつきがあるけれど、工夫しながら着れるものは着つつ、
少しずつ直していけばいい。

あ〜、だんだんスッキリしてきて嬉しいなあ。
それに悩んだお陰で、多少は知識が増えたような気がするし。よかったよかった。
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Commented by 風子 at 2009-04-25 10:26 x
一尺八寸で 良いのでは、、、と 先日の日記を読んで思っていましたが、好みの問題なので横から何か申し上げるのも、、、、と控えておりました。

今までの反物の寸法からすると、それがぎりぎりの長さじゃないかな、昔のものはそこまで出ません。

すっきりして良かったですね。

ちなみに私は身長160cm、腕が長いほうですが 一尺八寸です。
若い頃に作ったものは、その頃の標準で一尺七寸。
以前はくるぶしが出るくらいが 普通だったみたいです。

今の寸法に落ち着くまで試行錯誤しましたが、なんで呉服屋さんで
あなたには一番これがきれいです、ってサイズのことを詳しく教えて
くれないのかなあというのが、疑問だったりします。
Commented by Medalog at 2009-04-25 18:28
風子さんへ

>横から何か申し上げるのも、、、、と控えておりました。

お気遣いありがとうございます。
風子さんも1尺8寸で良いと考えてくださっていたのですね。
これ以上の長さは物理的に厳しいですもんね。

今回の呉服店は、品揃えや店員さんの考え方などは昔ながらのしっかりした感じだと思うのですが、裄に関してはやたらと長めを推していました。
私が「やっぱり1尺8寸がいいと思う」と言うと、首を傾げながら「う〜ん、ギリギリおかしくない(短すぎない)とは思いますが、1尺8寸2分のほうがよろしいのでは?」という感じで…
正解がないだけに、店によって考え方が違うんでしょうね。
やっぱり自分で答えを出すしかないのかな、と感じました。

お若いころの着物、風子さんの身長で1尺7寸は結構短いようですが、少し前はそれぐらいが標準だったんですね。
流行も自分の好みも変わっていくので、みなさん苦労されているんでしょうね。
私も、また好みが変わるかも…?
by Medalog | 2009-04-25 00:40 | きもの | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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