文楽

文楽(人形浄瑠璃)を、生まれて初めて見てきた。

恥ずかしながら今まで文楽についての知識など全然なく、大阪が文楽発展の中心であったことも知らなかった。小判屋さんが「せっかく大阪に引っ越してきたのだから大阪の文化を味わってみたら?」ということで誘ってくださったので、初めて知ったのだ。


場所は大阪・日本橋の国立文楽劇場。
「夏休み文楽特別講演」ということで、子供向けのプログラム・親子劇場「西遊記〜悟空の冒険〜」と、名作劇場「お夏 清十郎 五十年忌歌念仏」「鑓の権三重帷子」を見た。


「西遊記」は、小学生あたりを対象にした楽しい演目で、観覧していた子供たちは大喜びだったが、初心者の私も思い切り楽しんでしまった。「古典芸能でこんなにくだけちゃってもいいの?」と思うほどサービス満点な演出は、さすが大阪文化!?

また演目の途中にある「文楽へのご案内」というコーナーでは、人形の使い方などの解説があり、一体の人形を3人で操っていること、それぞれの動きのつながり、表情の出し方などが見られたのも良かった。首と右手を操作する主遣い(おもづかい)のちょっとした合図で、左遣いや足遣いが動きを替えたりするそうだ。
この解説を見た後は、人形遣いの方々の技や3人の息の合った動きなどが少しわかるようになり、面白さが倍増した。


一転、名作劇場のほうは作=近松門左衛門の不倫・姦通などがテーマの大人の話。
切なさ、苦しさなどの女心を表す人形の動きが見事だ。首や肩、手先の動きの柔らかさは女の私が見てもドキッとしてしまうほど美しく、しなやかで細かい。

動きの美しさにうっとりすると同時に「こんなしなやかさを、人が棒を操作して表現しているんだなあ」という現実的な驚きもあって、人形から目が離せない。
さほど広い劇場ではないけれど、オペラグラスを使っている人が多いのも納得。みなさん、細かい動きのひとつひとつまで堪能しているのだろうな。私も、また見る機会があったらオペラグラスで観劇してみたいなあ。



自分からはなかなか見ることがないであろう文楽に誘っていただき、楽しく過ごした一日だった。
次回は天満天神繁昌亭で上方寄席も見てみたいなあ。
…それにしても、東京で働いていた時に歌舞伎も浅草の寄席も一切見なかったのはもったいなかった。今更ながら残念だ。
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Commented by 風子 at 2008-08-18 23:05 x
睡蓮鉢。

信楽にはたくさん あったように思いますです、はい。
Commented by Medalog at 2008-08-21 16:54
風子さんへ

こちらでもたくさんありそうなんですが、まだ見つかりません。
いっそのこと土鍋はどうだ?焼き物だし大きさもぴったりだし…なんてくだらないことを考えています。
by Medalog | 2008-08-07 22:04 | メダカ | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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