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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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東京!その1(黒田商店の下駄を買う編)

先日手に入れた銀座ぜん屋の草履は、
デザインも色も履き心地もとても気に入っているのだが、
それゆえにこればかり履いて履き潰してしまうのではないかとちょっと不安がある。
それに、紬にはよく合うが木綿着物に合わせるにはやや上品すぎるし。

「紬や木綿着物に合わせて気軽に履ける下駄が欲しいなあ」と思いつつ、
気になっていたのが黒田商店さんの下駄だ。
台の美しさ・履きやすさはもちろん、奥様がこだわって集めた布から作るという鼻緒を
絶賛する声をあちこちで見聞きして、以前から興味があった。
そしてゴールデンウィークに東京・青山に出店することを知り、
ぜひ買いに行こうと思っていたのだ。

ところがゴールデンウィークに関東に帰省できなくなり、計画は頓挫。
「急ぐものでもないし、仕方ないか・・・」と諦め、
ひと月後の6月上旬に帰省することにしたのだが、
その後で黒田商店さんが6月に歌舞伎座に出店することを知り、
このチャンスを逃すものか!とミワさんをお誘いして買いに行くことになったのだ。
私が帰省する数日前にmarchaさんとミワさんが東京で会うことは知っていたけれど、
その日には帰省できないので、
ミワさんには改めてご足労いただくことになってしまった。

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ミワさんと銀座三越で待ち合わせして、すぐ近くにある歌舞伎座へ向かう。
入口で「売店だけを利用したいのですが」と聞き、向かって左手にある通用口を
教えていただいたのでそちらに回ると、首から下げる札を渡されて
「買い物は15分だけですのでご了承ください」と言われ、ちょっと焦る。
急がなくちゃ!と慌てて入場すると、
すぐ目の前にズラリと並ぶのは美しい鼻緒の数々。
「わ〜、すご〜い」「きれいねえ〜」と騒がしい私たち二人の歓声を聞きつけ、
黒田商店の奥様が笑顔で出迎えてくださった。

挨拶もそこそこに、早速下駄の台を選びにかかる。
「通年使えて、歩きやすい下駄がいいんですけど」と希望を言うと、
まず奥様が薦めてくださったのが革を張った台の下駄。
なにしろ履き心地が良くて疲れないのだとか。
革がそれぞれの足の形に馴染んでくるそうで、あまりにも履き心地が良いので、
立ち仕事の時に履いている方がいらっしゃるらしい(しかも洋装で)。
台の形もしっかりしていて確かに履き心地がよさそう。
奥様ご自身も履いていらして、鼻緒も同色の革で誂えているのが
とてもかっこ良かったのだが、私がイメージしていたものよりもやや重たい感じ。

d0048332_2151159.gifそこで次に出していただいたのが、かかとの部分がパンプスのようにカットされているタイプのもの。
奥様がおっしゃるには、かかとで着地〜足の裏〜爪先で地面を蹴る、という流れを重視してデザインした形で、これも非常に歩きやすいタイプなのだとか。

この下駄を履いて真横から見ると下駄というよりミュールかサンダルでも
履いているように見えるかもしれないが、木綿や紬に合わせるものだし、
せっかく黒田商店さんで買うのだから
こういう面白いタイプのものを選ぶのも面白いかな?

d0048332_2163639.gifそれに、台の色使いや彫りが美しく、裸足で履いた時にとても肌触りが良さそうなのも気に入った。
(黒地に赤い線が効いていて漆塗りのように見えるのだが、慌てていて確認するのを忘れてしまったのが残念・・・)

他にも素敵な台がたくさんあったけれど、今回はこの台に決定!


そして、いよいよお楽しみの鼻緒選び。
多分100本以上の鼻緒があったと思うのだが、
その中から奥様が選んでくださったものは一瞬にして私の心を鷲掴みに・・・。

d0048332_2184434.gif250年も前のものだというバティックの鼻緒は、華やかでいて優しくやわらかな色使い。
柔らかめの紬や小紋にも、厚手で濃い色の木綿着物にもよく似合いそう!

他にもいくつか出して合わせてくださり、どの鼻緒もすごく素敵だったけれど、このバティック鼻緒しか考えられないほど気に入ってしまった。
ミワさんの太鼓判もいただき、この鼻緒をすげていただくことになった。


ご主人が鼻緒をすげてくださるのを待ちながら、他の商品をしつこく物色。
保多織の足袋の見本が出ていたので初めて生地を触ってみたのだが、
ざっくりとした感触で暑い時は涼しく、寒い時は暖かく過ごせそうな生地だった。
保多織の足袋は温かいと聞いたことがあるが、この生地なら納得。
普通の足袋よりちょっと高額だけど、もっと日常的に着物を着るようになったら
保多織の足袋を手に入れてみたいかも。

それにしても、歌舞伎役者の声が微かに聞こえる中で素敵なものに囲まれて
買い物をするなんて、優雅でとてもいい気分。
なんたって、歌舞伎座に入るのも黒田商店の商品を買うのも今日が初めてなのだから、
ワクワクするなというほうが無理な話だ。

鼻緒をすげた下駄を試し履きしてみる。奥様が私の足を触って履き心地をチェックし、
「これで多分大丈夫だと思いますが、ちょっと歩いて確認してみてください」と
おっしゃるので歩いてみると、これまたとても歩きやすい。
自分が持っているサンダルやパンプスよりも、ず〜っと足に馴染んでいる感じ。
下駄をきれいに包んでいただき、大満足で歌舞伎座を後にした。

ミワさんとあれこれ言いながらの買い物はとても楽しく、
あっという間に時間が過ぎてしまった。
東京散歩はまた次回。


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しかしさすがに15分では買い物が終わらず、劇場にはご迷惑をおかけしてしまった。
この時は私たち以外に買い物客がいなかったので多少大目に見ていただいたようだが、
もし買い物客が重なって順番待ちになったらそうはいかないかもしれない。
あと幕間(休憩時間)と観劇客の入退場時間は買い物だけの客は利用できないので、
歌舞伎座のHPで入場可能時間を確認して行くことをおすすめ。

また、先日黒田商店さんに電話して聞いた時には、鼻緒をすげてくださるご主人は
6月中旬と毎週末には不在の可能性が高いとのことだった。
その場で鼻緒をすげて欲しい場合は、ご主人がいらっしゃる日程を確認して来店するのが
確実だとのことなので、これから行かれる予定の方はご注意を。

奥様からいただいたライブ・スケジュールを見ると、7/2〜8は名古屋三越、
7/11〜17は新宿伊勢丹、7/24〜30には日本橋三越に出店されるそうなので、
ゆっくり買い物を楽しみたい方は歌舞伎座よりもそちらへ行かれたほうが確実かも?

(黒田商店さんの日程などの情報は変更があるかもしれないので、来店される方は
ご自分で再度ご確認くださいね!)
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Commented by virgo_virgo at 2007-06-11 23:13
おかえりなさいませ〜。
お買い物の様子、私まで一緒にいるかのようにわくわくして読ませていただきました。私は時間に制限のある今回の歌舞伎座はよして、来月の新宿か三越にお邪魔するつもりでしたが、おかげで歌舞伎座でのお買い物の勝手が見えてちょっと興味が出てきました。
>歌舞伎役者の声が微かに聞こえる中で
ってあたり、ちょっとそそられます(^^;。

それにしても素敵な鼻緒ですね〜。
250年前の布と聞いて私もびっくりでした。色鮮やかでふくふくとしていてちっとも懐古主義的じゃないんですもの。お手持ちの着物にもよく合いそう。お出かけが楽しみですね!
Commented by corno_petit at 2007-06-12 01:16
Medalogさん、こんばんは!
黒田商店さんで下駄を誂えられたのですね。歌舞伎座でのお買い物の様子と下駄の画像、どちらも楽しませていただきました♪
なんて素敵な台&鼻緒なのでしょう!台はあまり見ることないお洒落な形だし、鼻緒の色使いがなんとも上品。
しかもお役立ちの黒田商店さん情報、どうもありがとうございます!いただいた情報を基に、7月の新宿を狙おうかな…と、目論んでいます。
Commented by Medalog at 2007-06-12 07:39
りおさんへ
私は歌舞伎座に時間制限があることを知らずに行ってしまったので、買い物中もずっと焦り気味だったのですが、歌舞伎座の中は雰囲気も最高だったし、気に入った物が買えたので大満足です。
でも、ゆっくり買い物したいならやはり伊勢丹や三越のほうが確実かもしれません。
りおさんも、お気に入りの履き物が手に入りますように!
Commented by Medalog at 2007-06-12 07:47
cornoさんへ
本当は、見た目は草履と変わらないような形の下駄を買うつもりだったのですが、実物を見たら全然違うタイプのものに決めてしまいました…。
でも、黒田商店さんが歩きやすさを考慮してデザインした形だというだけあって、履き心地が本当にいいんですよ!

早く履いて出掛けてみたいのですが、今週は無理だなあ。
急がないと梅雨に入ってしまう・・・
Commented by amethyst at 2007-06-12 07:52 x
銀座で素敵な下駄をみつけましたね~。
このレポ楽しみにしてました。歌舞伎座でのお買い物っていうのも
楽しい状況でこちらもいい情報よませてもらいました。
やっぱりいつかは黒田商店さんで誂えたいですね。
この下駄ほんとうにおしゃれ。形もミュールのようだし花緒もバティックですごくMedalogさんらしい選び。普段の服にも合わせたくなりそう?
台の木の感じもとてもいいしいいお買い物でしたね。
またお友達と一緒にみてもらうって楽しいですね。
Commented by marcha at 2007-06-12 13:51 x
Medalogさんとミワさんのお顔が目に浮かぶ楽しいお買い物風景^^‥私も草履をやめて下駄にしようっと‥今履いているのは少々くたびれ加減なんで‥
Commented by ミワ at 2007-06-12 17:02 x
Medalogさん、歌舞伎座の買い物時間など調べてくださってありがとうございました。おかげで、すいすいと(ウソ、ぎりぎりまで・笑)見させてもらうことができました。
私はMedalogさんの選んだ台のスジ模様がとても好きです。言うまでもなく鼻緒の可愛らしさ、ふっくらさ、素材の珍しさ、どこをとっても素敵のひとことですね。
黒田さんの履物は、それを選んだ人それぞれに似合っていて、どれも大好き。
Medalogさんが履かれたら、今度は足元見せてくださいね。
Commented by Medalog at 2007-06-12 21:05
amethystさんへ
長々とした文章ですが、楽しみに読んでいただいたとのこと、ありがとうございます!
今回は黒田商店さんで素敵なものが見つかったので嬉しいですが、他にも浅草の長谷川商店さんなど行ってみたい店はたくさんあります。
でも当分は我慢かな・・・(なにしろ仕舞う場所もないので)

こんな形の下駄は、もしかしたらこの一足しか買わないかもしれないので、大事に履きます。
今度ジーンズに合わせて履いてみようかと思ってますが、どうなることか???
Commented by Medalog at 2007-06-12 21:07
marchaさんへ
私は、下駄はmarchaさんと錦小路で衝動買いした白い鼻緒の駒下駄しか持っていなかったんです。
あれもシンプルで可愛くてお気に入りですが、履き心地が楽なものではないので、この下駄が手に入って嬉しい!

marchaさんならどんな下駄を選ぶのかな…。楽しみにしてますね!
Commented by Medalog at 2007-06-12 21:15
ミワさんへ
>歌舞伎座の買い物時間など調べてくださって
こちらがお誘いしたのですから調べるのは当然ですよ(^^)
それより、黒田商店さんでは私が優先的に奥様を独占してしまってすみませんでした。
なにしろテンパっていたので、あとで気付きました…。

この下駄の台、やっぱりいいですよね〜〜〜!毎日箱から取り出しては眺めています♪
もし今回の鼻緒が傷んでしまったら、次回はもっとシャープな鼻緒を合わせても良さそうだし(気が早すぎる)。
そのときは、また一緒に選んでくださいね!

東京おのぼり散歩編もアップしたいのですが、最近エキサイトブログが調子が悪いらしくてうまくいきません。
そのうちまた長々と書きますので、お暇なときにでも読んでやってくださいね。
Commented by 神奈川絵美 at 2007-06-14 17:08 x
こんにちは! 独創的で実用的、おまけに美しいと3拍子そろったお履き物。しばらく画面にくぎ付けになっちゃいました。
バティックも季節とわないし、オリジナル感あふれていて注目の的になることでしょう!
歌舞伎座でこのようなお買い物もできるのですね。いろいろ勉強になりました。7月・・・デパートにいってみようかなぁ
Commented by Medalog at 2007-06-14 19:39
絵美さんへ
お褒めいただきありがとうございます。
できることなら皆様に実物を見ていただきたいほどのお気に入りになってしまいました。
早速履きたいのですが、梅雨入りなのが残念です。

黒田商店さんは鼻緒のラインナップが本当に素晴らしかったし、下駄の台も素敵なものがありました。寄木細工のものとか(思い出すだけでため息です)
もしお時間があったら、ぜひデパートに行ってみてください!
Commented by zizi at 2007-07-24 20:33 x
えー 歌舞伎座ってお買い物だけに入場させてくださるのね^^
知りませんでした。だって、いつも休憩時間、黒田商店さんは それこそ黒山の人だかりで、簡単にはお買い物できないんですもん。

ステキな鼻緒ですね、三越はアブナイわ^^
Commented by Medalog at 2007-07-24 21:55
ziziさんへ
ziziさんは歌舞伎鑑賞のご経験があるのですね!
休憩時間に黒田商店さんで買い物するのは大変だろうと思っていましたが、やっぱり大混雑なんですね。
お買い物だけの入場は私もネットで調べて知りました。でも時間制限があるので慌ただしい感はありました。次に機会があるなら、今度は百貨店でゆっくり買い物したいです。
鼻緒は、並んでいる1本1本がどれも素敵でした〜。ほんとにアブナイです。
by Medalog | 2007-06-11 17:08 | きもの | Comments(14)