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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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反省!

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昨年、某チェーン呉服店の展示会で買った
印伝鼻緒の草履。
実は、買う時に気になっていたことがあった。

その展示会では、草履の台と鼻緒を別々に選び、職人さんがその場で客の足に合わせて鼻緒をすげてくれるというのが売り文句だった。
それまでバーゲン品の草履しか持っておらず、足が痛くなることがあったので「結構いい値段だけど、自分の足にぴったりの草履が出来るなら」と、思い切って購入することにした。

幸い、台と鼻緒は気に入ったものが見つかった。
いざ足を合わせる段になり、私はストッキングを履いていたので、「ストッキングを脱いで足袋を履いた方がいいですか?」と聞くと、いかにもベテラン風の年配の職人さんに「ああ、そのままでいいですよ。台に足を乗せてください」と言われ、その通りにする。
一瞬足を乗せただけで、その職人さんは「もう大丈夫ですよ。30分もすれば出来ますから」と言って作業を始めた。

ずいぶん簡単な合わせ方だけど、ベテランさんだからこれでピタッと出来ちゃうのかな? でもきっと、一度鼻緒を仮にすげてからもう一度足を入れて微調整してくれるのだろうと思い込み、その間展示会場内で時間を潰そうとしたら、私の担当さんが「もう帰るなら、草履は店の方に送っておくけど?」と言う。
いま帰ったら微調整してもらえないじゃん、と心の中で思い「30分なら待ちます」と答え、いざ30分後に戻ってみると職人さんがいない。休憩に出たばかりだと言う。
そして「はい、どうぞ♪」草履を渡されて終了。

そこには担当さん、店長さん、本部の部長さんがいたのだが、口々に「いいものが出来て良かったですね〜。足にぴったりだから、これを履いたらもう安い草履は履けなくなるかもしれませんよ。」などと言う。
「これでもう出来上がりですか?」と聞くと、「早いでしょ♪」と見当違いな返事。

どうやら微調整をしてもらえないということに気付いたが、悲しいかなこの職人さんのやり方が正しいのか手抜きなのか確信が持てない。
とりあえず持って帰り、自宅で足袋を履いて足を入れてみると一応ぴったりフィットしている感じ。鼻緒が本天の太いものなので足指への当たりもやさしいし「いいものが出来たのかな」と納得してその場は終わった。

そしていざ履いてみる。
一度目は1月の京都オフ。結構な距離を歩いたのだが、確かに鼻緒は痛くならないがなんだか微妙に歩きづらい。
そして二度目は先日の志村ふくみオフ。この日もたくさん歩き、途中でなぜか太股の前側が痛くなってきた。
一緒に歩いていた小判屋さんに「着物でたくさん歩くと太股の前が痛くなりますよね?」と言うと、小判屋さんは「えっ!?」という顔をされて私の足元を覗き込み、「台のクッションが堅いか、鼻緒が緩いんじゃない?」とおっしゃる。
そう言われてみれば、草履がぬげないように指の先に余分な力を入れて歩いているような。
「でも鼻緒は自分の足に合わせてすげてもらったんです」と言って上記のことを話すと、「それは足に合わせたうちに入らないですよ。私が行く店では、実際に足袋を履いて、何度でも微調整してくれますよ」とのこと。

そうだよね、やっぱりあれは足に合わせてすげてくれたとは言えないよね…。
既製品の草履なら多少緩くても仕方がないけど、職人さんが合わせてくれるという条件で買ったのに2回目で緩くなるとは。
その職人さんにもがっかりだが、それを当たり前のように「足にピッタリ」と言って売る店の姿勢にも腹が立った。
店の人は、このやり方で本当に足にぴったりなものが出来ると信じていたのか。それとも、買ってくれればどうでもいいと思っていたのか。どちらにしろ、残念ながら誠実な売り方とは思えない。

d0048332_14325058.gif実はこの展示会で小紋の反物を買って長羽織に仕立ててもらったのだが、その時に「長羽織でもあまり長過ぎるのは嫌だから、ちょうどいい長さを見て欲しい」と言ったのに、店長と担当さんに「大丈夫。あなたの身長にぴったりの長さにしてあげるから♪」と言われて結局おまかせにしてしまった結果、やっぱりちょっと長過ぎて重たい感じの長羽織になってしまったということもあった。

どちらもその場で自分の意見を押し通さなかった私に責任はあるのだが、担当さんは私の友人でもあるし、私が着物に詳しくないことを知っているのだから、もっと私の立場になっていろいろ考えて欲しかったというのが正直なところだ。

小判屋さんやmarchaさんなどいろいろな方と着物の話をさせてもらって、皆さんそれぞれ買い物の仕方は違うけれど、とにかく自分の今までの買い物スタイルがお世辞にも賢くはなかったことを痛感した。
店の担当さんが友人だったとしても、同時に売上ノルマを抱えた販売員でもあるわけで、こちらが着物の知識や自分の意志をしっかり持っていないと納得できる買い物は出来ないのだ。
(もちろん初心者でも安心して頼れる店もたくさんあるだろうが、その店を探すのが初心者にとっては大変なことだ)
今後この店を利用し続けるかどうか…。友人がいるとはいえ、真剣に考えなければいけないようだ。


こんな自分の恥を延々と書くのもどうかと思ったが、もし着物初心者でこれから草履や羽織を買う方が読んでくれたら役に立つかも、と思って書いてみた。
今後は何を買うにも、そのとき自分が持っている知識をフルに使って、こだわりを曲げずに後悔しない買い物をしなくては。
まあ、よく考えたら、着物に限った話じゃないけどね。
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Commented by miwaxsmania at 2007-03-30 07:45
>草履
そういう経緯があったのですか、私は拝見して「きれいですねー」とお気楽に申し上げていましたよー。
履物をいくらか買った経験から言うと、どこのものが良いと感じるかはその人次第だし、足型、歩き方によっても台と鼻緒にかかる負荷も異なるので、老舗の誂え品ならば良くて、できあいの安ものは悪いとも言えないです。

それで私は、買い物っていうのは「自己責任」以上に「自己満足」の問題ではないかと感じています。
Medalogさんの気持ちのもやもやは、履物や羽織の不都合そのものというよりは、「店と店員への不信」にあると思うのよ。

そゆときは、私は一旦その呉服店から離れるのが良いんじゃないかなーと思います。
よく言われることですが、呉服店と客っていうのは、恋愛関係に例えられますよね。初めて付き合った男から馴れ合いで離れることができないというような。

私はMedalogさんの選ばれたものは、ステキだと思うのです。でも、どこかでケチがついたら、気持ちが翳ってしまう。
それがお店側の態度にもあるとしたら、やっぱり離れ時別れ時なんじゃないかなーと、考えさせられました。

Commented by 小判屋 圭祐 at 2007-03-30 10:34 x
昨日はありがとうございました。
昨日は舞の師匠とカルチャーに参加していました。人数が少ないので
協力参加です。気温が高く単衣でも良かったぐらいでした。
大阪本町にあるテイジンホールなので、帰りに船場を覗いてきました。
ここを上手く利用すれば、賢いかなとおもいますよ。意外と素人の方にも
対応してくれます。先日の久米島の八賭けを調達してきました。
大阪高島屋の伊と忠草履屋さんは職人さん(信頼できる)がいつも常駐
されていてます。バーゲン品でもプロパーでも扱いは同じです。
お稽古のついでに立ち寄りかかとの張替えなどをしてもらいます。
鼻緒の調整って大事な事ですよ、上手くいかないと着物を着るのがイヤになりますよね。
Commented by Medalog at 2007-03-30 12:16
ミワさんへ
この草履を履いてミワさんたちとお会いした時は、まだ履き心地がよくわかっていなかったのですが、2回目の志村ふくみオフの時は足の指先を少し上げて鼻緒がすっぽ抜けないように引っ掛けている感じでした。足に変な力が入って、その後数日は太ももが筋肉痛。
これが出来合いのものなら、価格が高くても「仕方がない」と思えるし、逆に数千円の草履で足にぴったりなものも持っているんですが、「職人があなたの足に合わせて作ります」という謳い文句の結果がこれではガッカリです。
そう、おっしゃる通り、店への不信・不満なんだと思います。

>初めて付き合った男から馴れ合いで離れることができないというような。
これ、初めて聞きましたが言い得て妙ですね〜。「腐れ縁」みたいな感じ?
そうですよね、世の中には星の数ほど男がいるんだし、そろそろ次へ乗りかえてみようかしら? な〜んて。

ところで、ミワさんは購入した後の履き物の鼻緒の調整はどうされていますか? 足に合わない履き物を買った経験はないでしょうか? よろしかったら教えてください。
Commented by Medalog at 2007-03-30 12:19
小判屋さんへ
次にいい草履を買う時は、職人さんが常駐している店で買ってみたいと思います。
今回この草履を買った呉服店には職人さんなどいないから、鼻緒の調整も頼めません。しばらく預ければやってくれるのかもしれませんが、それじゃ自分の足に合わせた調整は出来ないし。
やはり履き物(ある程度の価格のもの)は履物の店で買うのがいいのかな、と実感しました。

船場は、一度行ってみたいのです。どんな雰囲気なのか、何を買えば賢いのか、その辺りはまだ分からないんですが。小物や下着などでしょうか?
よろしかったら一度一緒に連れて行ってください。白鷺さんもご興味があるようでした。
Commented by miwaxsmania at 2007-03-30 21:53
Medalogさん
>履き物の鼻緒の調整
私はでか足のため、草履は専門店で作っています。専門店だと、いつでも職人さんがおられるので、行けばその場で調整してもらえます。

百貨店イベントで京都の老舗のものなどで買うときには、宅配便でうちに届けられますから、合わないこともありそうですが、今のところ初めから合わなかったという経験はなく、アドバイスができません。

Medalogさんが専門店で買ったのでなくても、困ったときには専門店に寄られると良いと思いますよー。その場合有料になるかもしれませんが、私の友人はチェーン店で買った草履のかかとのゴムがはずれたとき、伊と忠に張り替えを頼んで、300円くらいでした。
Commented by Medalog at 2007-03-31 10:59
ミワさんへ
やはり職人さんのいる店で購入されているんですね。信頼できる店があるのはいいですよね。
私も一度職人さんがいる伊と忠さんで買ってみたいです。ちょっとドキドキ。ただ、うちから一番近い名古屋高島屋の支店(?)には多分職人さんがいらっしゃらず、電車で2時間もかかる大阪か京都まで行かなければならないのが田舎暮しの辛いところです。
案外、近所の下駄屋さんに腕の良い職人さんがいたりして?

でも、この間錦小路でmarchaさんと衝動買いした駒下駄のようなチープな買い物も、あれはあれで楽しくてまた買いたいです。
Commented by 神奈川絵美 at 2007-03-31 11:05 x
こんにちは! せっかくの職人お誂えだったのに残念な経験をされましたね。拝読しまして「職人さんがその場にいる」ことだけで付加価値をつけようとするお店のあざとい姿勢を感じとりました。
担当のご友人に悪気はないと思うのですが、店の「文化」みたいなものなのでしょうか。草履にしろ長羽織にしろ、なぜそれで(その長さで)似合うのか、まで説明いただきたいものですよね。
Commented by Medalog at 2007-03-31 15:00
絵美さんへ
ただ単に「好きな鼻緒と台を組み合わせて草履が作れます」ということだったら、多少鼻緒が緩くても仕方がないと思えるんですが…。
もしかしたら、私が過大に期待しすぎていただけなのかもしれませんね。
あとやはり、自分の意見を持たずに相手に何もかも任せ過ぎだったんだと思います。
最近は着物を着る方との交流が増えて、ちょっとは知識も付いてきたので、これからは買うものによって店を選びたいと思います。いい勉強になりました。
Commented by marcha at 2007-03-31 23:07 x
>呉服店と客っていうのは、恋愛関係に例えられますよね。初めて付き合った男から馴れ合いで離れることができないというような。

>>私もミワさんのご意見に賛成です。どうもMedalogさんは不良の男性につかまった初心な女の子の風情ですよん。いったん離れたほうがいいですね。品質と価格の相場感を養うために研究期間をおいてもいいかもしれません。私もそこそこの草履で、痛くない、はき心地の良い物をなるべく安く手に入れたいので、いっしょに探しましょうか?船場にごいっしょしますよん^^。
Commented by amethyst at 2007-04-01 13:34 x
きものは洋服よりサイズの融通がきく。が始めの思い込みでしたが、大間違い!仕立てをお願いして初めて、その自分にあった仕立てをすることが洋服よりずっと重要なんだって気づきました。そしてそれを頼むときに自分サイズの特徴を伝え、自分の着方の要望を伝えること店員さんとの視線の一致。その丈をきめる裏づけがきっちり必要だし納得しないと後々後悔と、再度のお直しプラス手間賃がかかってしまうことの経験あります。
始めて草履を誂えたときは、お任せしてしまって送ってもらったのですが、どうもサイズが小さい気がして台から取り替えてもらったほうがいいかどうかもっていったり、花緒を緩めてもらったりのやりとりで3往復交通費かかりました。手間賃はなかったですがね~
でもMedalogさんの気持ちもわかります。お買い物って楽しいんだけどちょっと疲れてきたりすると「じゃあ後はわかりますね」というノリになってしまいます。それはつまり販売のかたの経験と目が確かなはずという前提が頭にあるから、むしろ自分では見分けられない部分も汲んでくれるはずと頼ってしまうのでしょうね。
私も誂えは要注意です。二度手間はばからしいですからね。
Commented by Medalog at 2007-04-01 16:12
marchaさんへ
そういえば「どうしてあんなヒドイ男と別れないんだろう」というカップルもいますよね。男(店)も悪いけど、別れない女(客)も自業自得だったりして?

着物については一応ですがオールシーズンのものが揃ったので、おっしゃる通り研究期間をおいた方が賢いかもしれません。ただ夏向きの草履や襦袢などは欲しいので、ぜひ一緒に探してください。また小判屋さんや白鷺さんたちとご一緒に船場に行けたら嬉しいです。(でもその前にだいやすさんですね)
Commented by Medalog at 2007-04-01 17:41
amethystさんへ
サイズが合わない着物は、一応着ることはできるけれど着姿の美しさが全然違ってしまいますよね。特に羽織やコート類などは自分好みの丈や幅をわかってから作った方がいいんだろうな、と思っています。
amethystさんも草履のサイズで苦労された経験がおありなんですね。着物上級者の方々も、みなさん最初はいろいろ苦労していらしたんだろうな、と思うと励みになります。
よく考えれば、今回の草履の件も、もし職人さんにきちんと鼻緒を合わせてもらえたとしても、自分好みの鼻緒の具合がわからないから注文をつけることができなかったかもしれません。
まだまだ勉強しないといけませんね! 
Commented at 2007-04-02 09:49
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
by Medalog | 2007-03-29 14:35 | きもの | Comments(13)