企業の責任・・・

「呉服販売のたけうちグループが自己破産を申請し、破産手続き開始の決定を受けた」
というニュースを9/1に見た。
そして今日、たけうちグループの店舗があるショッピングセンターに行ったので
売り場前を通ってみると、商品は全て運び出され、什器だけが奥の方に固められていた。
店頭には張り紙が出され、たけうちグループが自己破産申請をしたことや、
問い合わせ先として弁護士の連絡先などが事務的に書かれていた。

たけうちグループと言えば、強引な販売方法が問題になっていた反面、
伸び悩む呉服業界の中で急成長している企業として注目されていたと思う。
夫が購読している雑誌「日経ビジネス」に、「若い人でもやる気があれば出世できる会社」
という内容(だったはず)で特集が組まれているのを見た時には、
「ずいぶん悪い噂もあるのに、こんな風に掲載されるんだなあ。」と不思議に思ったものだ。
頑張って働いていた従業員さんたちも、全て解雇されてしまったのだろう。

呉服に限らず、販売方法が多少強引だったとしても、最後に買うのは本人の責任だと思う。
しかし、今でこそ「個人情報保護法」や「クーリングオフ」などが広く知られて
消費者も意識が高まっているけれど、数年前まではそういうことを知らずに
強引に販売されて涙を飲んでいた消費者(特に年配者)も多かったことだろう。
何かを買いにいけば、販売員に商品を勧められるのは当たり前なのだから
「どこまでが強引な販売か」を決めるのは非常に難しいと思うが、
たけうちグループはその強引さが評判になっていた末に自己破産になってしまったのだから
相当強引なやり方をしていたのだろうか。

先月買い物をしたばかりの「うれし屋」さんもたけうちグループだったようだ。
あの店も、もう空っぽなのかな。
一生懸命接客してくれた若い女性の店員さんも解雇されたんだろうな。
着物はお仕立てがあるから、購入した日から納品まで数ヶ月掛かるので、
支払いは済んだけれど未納品という顧客もたくさんいるはず。
ここらへんの処理はどうなるのだろうか?

5000人超の従業員が解雇され、顧客はもちろんメーカーや問屋など、
いったいどれだけの人が被害を被るのだろうか。
実は私が独身時代に勤めていた会社も、私が辞めたあとに民事再生法の適用を申請し、
某企業の支援を受けて再建した。
しかし再建したと言っても、店舗の撤退に伴い社員数は数年前の半分以下に縮小。
今や、知り合いはほとんど残っていない状態だ。
多くの犠牲のもとに「株式会社 ●●」という企業名だけが残っている、という気がする。
企業の、そして経営陣の責任の重さを痛感させられる。
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Commented by たこちゃん at 2006-09-10 02:54 x
経営陣の責任の重さ・・・
そうですよね。
その人達の判断、指揮で何人ものたくさんの人が路頭に迷う事になりますもんね。
ところが・・・
私の住んでいる岐阜では、県が大規模な裏金を組織ぐるみで持っていました。
当時の県知事は全国知事会長にもなった人。
各地で発覚する裏金問題に意欲的に取り組んでいたそうですが、なんともお粗末な・・・
一般人は万引きすると窃盗罪で捕まりますが、彼らは何億と取っても罪にはならないから不思議です。
重大な事を起こしておいて、何も責任を取らない。
甘いな!甘すぎる!
一般の会社なら当然、倒産、逮捕、補償と背負うべきものがあるのに!
もっと反省すべきですよ。彼らは!
Commented by Medalog at 2006-09-11 07:40
岐阜の裏金問題、本当に信じられないですよね。
特に、隠しきれなかった数百万円の税金を燃やして隠蔽しようとした、ということを聞いた時には、怒りのあまり呆然としてしまいました。
これが、もし自分が数年かけてコツコツ貯めたお金だったら、絶対に燃やしたりできないでしょう。
結局、彼らにとって税金とは「苦労しないでも手に入るお金」、「あって当たり前のお金」という感覚だったのでしょうね。
そしてこの事件が明るみに出た現在でも、どこかでこっそり裏金を作ったり、出張費の水増し請求をする公務員がいるのでしょう・・・。

呉服販売のたけうちにも言えることですが、ある団体(会社など)に所属していると、「世の中では非常識なことがこの中では常識」ということが多かれ少なかれあると思いますが、それがだんだん自分の頭では判断できなくなってくるんでしょうね。
自分がいつの間にかそんなことにならないように、気を付けないと・・・。
by Medalog | 2006-09-06 20:39 | ニュース | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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