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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」

ひと月ほど前に、名古屋ボストン美術館の肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を見にいった。

きものを着るようになってから、和のもの全体に目が向くようになってきたせいもあり、
また肉筆の浮世絵というものを見たことがなかったので、興味津々で出掛けた。
その時期は「着物で来場すると入場料が半額」というキャンペーンをしていたので、
夏きものを着て出掛けたかった、というのも理由の一つだったのだけれど。

展示の内容は大変素晴らしかった。
今まで浮世絵といえば、どれもみな同じような平坦なタッチで描かれたものだと
思い込んでいたけれど、肉筆画を間近で見ると、作者によって、また年代によって
これほどまでに個性豊かな表現をしているとは、恥ずかしながら全く知らなかった。
よくよく見ると、人物の表情や髪型、手先の動き、着物の柄など、
驚くほど繊細かつ色鮮やかに表現されているものが多い。
描かれる題材も、江戸の景色や風俗をはじめ、歌舞伎の絵看板や役者絵、
古典から題材を得た見立絵(妖怪も出てくる)など実に豊富で飽きることがない。
名古屋では今月27日まで、その後は江戸東京博物館で10月後半から12月前半まで
開催されるそうなので、少しでも興味のある方は見に行って損はしないと思う。

さて、展示を見てとても満足したわけだが、売店で売っていた分厚い図録を
買おうか買うまいか悩んだあげく、結局買わずに帰ってきてしまった。
しかし帰宅後も、「やっぱり買えばよかったなあ」と後悔しきり。

ちょうどその頃、新聞に肉筆浮世絵展の記事や、「今日の一品」という絵の写真と解説が
日替わりで掲載されているのに気づき、家に残っている古新聞を引っ張りだして、
記事を片っ端から切り抜いた。
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自分が一番好きだった絵も掲載されていて嬉しかったのだが、
いかんせん新聞紙への印刷なので質がいいとは言えないし、長期保管できるものでもない。
やっぱり図録を買えばよかった・・・と、うじうじ悩み続けた結果、
これだけ欲しいのなら買っちゃおう!と、図録を買いにもう一度美術館へ行くことにした。

ちょうど名古屋方面への用事が出来、また名古屋高島屋で「呉味の市」という
着物関係のセールもやるらしいので、一日で全部済ませよう、といざ出陣。

まずは大事な用事を済ませたあと、名古屋ボストン美術館へ行って図録を購入。
中を見るのは帰宅してからのお楽しみにして、金山駅を挟んだ反対側にある
「アスナル金山」というショッピングモール?を覗いてみた。

「うれし屋」というきもの屋さんに入ってみた。アンティーク着物を扱っていると聞いたことが
あるのだが、この時期はまだまだ浴衣がほとんどのようだ。
小物が豊富だったので、手ぬぐいと柄足袋を購入。
ここは通路が屋外なのでとても暑く、涼しい室内に入っても汗が全然引いてくれない。
会計を済ませて店を出るまで汗ダラダラのままで、恥ずかしかった。
普段はあまり汗をかかない(新陳代謝が悪い)ほうなので、この汗には我ながらびっくり。

JRで、名古屋高島屋へ移動する。「呉味の市」を見るのは初めてだ。
古着やバーゲン品がたくさん出ていて、見る目がある人にとっては宝の山なのかも
しれないが、素人なので古着が「買い」なのか、そうでないのか、さっぱりわからない。
羽織があれば欲しいのだけれど、羽織そのものには欲しいものが見つからないし、
着物を買って羽織に仕立て直すにしても、これらの着物に仕立て代をかける価値が
あるのかどうか、全く見当もつかない。
勉強のためにも一通り見たけれど、きものを買う気にはならなかった。
小物のワゴンセールで、欲しかったロング丈の割烹着と、帯揚げ・帯締めをひとつずつ購入。

「呉味の市」の隣にある呉服売り場へ移動し、博多の半幅帯を探すが見当たらない。
若い店員さんが着たので、「博多の半幅帯、ありますか?」と聞くと、
「はい、こちらにたくさんございます」と言いながら連れて行ってくれたのは、
ただの半幅帯のコーナーだった。頭の中が「?」でいっぱいになる。
もしかしたら、私の滑舌が悪くて「はかた」と「ゆかた」を聞き間違えたんだろうか?
結局、博多織の半幅帯は見つからず、手ぬぐいと風呂敷を一枚ずつ購入。


d0048332_14301434.gif帰宅して買ってきたものを広げる。
この瞬間が一番楽しいひとときかも。


これは肉筆浮世絵展の図録。

やっぱり買ってよかったわ〜。
色の美しさもさることながら、
絵や作家の解説も事細かに書かれているし。

本棚にしまい込まずに手元に置いて、
たくさん眺めたい。

手ぬぐい2枚と柄足袋、下に敷いているのは風呂敷。
店の品揃えも、買い手の私の気分も、すっかり「秋」だ。
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風呂敷は、きものを着るようになって便利さを再認識したものの一つだ。
これがバッグだと、入れるものが大きくても小さくても同じ形のままだが、
風呂敷は中身の大きさや形によって自在に包み方を買えることが出来るのがいい。
最近は、箪笥の片隅にしまってあった風呂敷やスカーフを引っ張りだして
箱のない下駄や草履やバッグなど、いろいろなものを包んでいる。
きもので外出する時も、一枚持って行けば間違いなく便利だし、
色柄も季節によって楽しめるから、これも手ぬぐい同様にハマってしまいそうな予感。
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Commented by miwaxsmania at 2006-08-30 17:25
こんにちは、ブログ楽しく拝見しました。この美術館のお話は興味津々で読ませていただきました。
めだかちゃんの写真で微笑みましたのは、「正面図」や「卵が口についたまま」「炭の中」など。かわいすぎるー、と思いました。
風呂敷、手ぬぐい、足袋、布、、、私も大好きです。
私は外出するときにはたいてい白衿白足袋なのですが、この冬は保多織などに挑戦してみたいと思っています。見本を見せてくださいねー。
また和裁のお話も私が今浴衣の袖を縫っている段階なので、じーっと読ませてもらいました。勉強になります。
ところでMedalogさん、私もマックユーザーです。(今はiMac使ってるの。)
Commented by Medalog at 2006-08-30 22:06
ミワさんへ
浴衣の話は、今読み返しても訳の分からないことばかり書いてあって恥ずかしい限りです。和裁の話というより奮闘記ということでお見逃しください。
その他の着物についても、素人の無知を曝け出していますが、あまりにも非常識なことなどありましたらご指摘くださると嬉しいです。
衿や足袋は、特に柄物にこだわっている訳ではないのですが、着物や帯に比べると安くて可愛らしいので(当たり前ですが)ついいろいろと買ってしまうのです。保多織は、軽くて暖かいとか、丈夫だとかいう話を聞いたことはあるのですが、まだ実物は見たことがありません。お買いになったら是非ブログに掲載してください!

マックユーザーなんですか? 意外な共通点が!
私は独身時代の仕事の延長で使っているのですが、ミワさんはなぜマックを使っていらっしゃるのでしょうか。またいろいろお聞かせください。
by Medalog | 2006-08-25 14:51 | 生活 | Comments(2)