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メダカと過ごす一日 medakalove.exblog.jp

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog

桜・・・その2(キモノで京都/当日編)

さて当日(11日)の朝。
予報通りの雨、しかも各地で大雨警報が出たほどの大雨の日となった。
こんなんじゃ着物どころか花見そのものが無理かもなあ、と思いつつ
友人Yさんに着付けをしてもらうために朝6時前に家を出る。夫はまだ寝ていた。

Yさん宅に6時半到着。
私を含めて着付けの出来ない3人の着付けを、Yさんひとりが引き受けてくれた。
しかし7時過ぎには出発しないと間に合わないため、一人当たりの所要時間は10分。
Yさんはものすごい勢いで着付けを済ませてくれて、無事に間に合った。
朝早くから自分を含め4人分の着付けをこなしたYさんは、
「もう間に合わないかと思ったわ・・・」とすっかりお疲れ気味。ありがとう!

雨の中、無事にバスに乗り込み、いよいよ出発。
バスはほぼ満席。雨なのに着物姿の私たちを見て驚く人や
「着物で大変じゃない?」と話しかけてくれる人も。

バスに乗るまでにちょっと疲れてしまって、やれやれ、と座席に座り込む。
前回着物を着て車に乗った時は、半幅帯でボリュームのある結び方だったので
シートに寄りかかりづらかった。
でも今回は、買ったばかりの洗える帯でお太鼓にしてもらったから
比べ物にならないくらい座りやすい! やっぱり買って正解だったかな。

朝、Yさんに着付けをしてもらったとき、買った帯を見せたら
「今日のために買っちゃったの〜? 急いで買わなくてもいいのに・・・」と
言われてしまった。
半幅帯を貝の口に結んでも、大きめに結んで帯締めを締めれば
お太鼓のようにお尻を少し隠せる結び方が出来たそうだ。
でも、着付けが終わってみたら「あら、着物ともあなたの雰囲気とも合っていて
結構いいわね!」と言ってもらえて(お世辞だよね)一安心。



バスは、途中休憩を挟みながらスムーズに京都へ。
バスガイドさんの話によると、前日の月曜日は道路も駐車場もかなり混んでいたようだ。
「今日はあいにくの雨ですが、天気が良くないから花見をやめる人もいると思いますので
 道路や駐車場はもしかしたら空いているかもしれません」と言っていたが、
実際一日中渋滞には遭わずに済み、駐車場も目的地に直接入れたようで、
花見シーズンのこの時期にしては結構ラッキーだったのかも。

バスに乗ってから友人からもらった日程表を見ると、今日のルートは
醍醐寺の桜〜ホテルで昼食〜円山公園の桜、ということらしい。
醍醐寺も円山公園も有名な桜の名所で、さすがに名前ぐらいは聞いたことはあるけれど
京都のことをほとんど知らない私は、なぜ有名なのか、京都のどの辺りになるのかなどは
全然わからない。
そして、知らないのはどうやら私だけみたい。自分も知っていることにしておこう。

予定時間より早く醍醐寺に到着。
自由時間は1時間しかないので、三宝院の拝観と入り口周辺の桜を見るだけに。
三宝院の庭園は素晴らしかった。
同じ庭園を見るのでも、低い位置からと高い位置からでは趣が違ってくる。
どこから見ても美しいように造られているのだろう。
当時にしてみれば、どれだけ贅沢なことだったのか・・・。

桜・・・その2(キモノで京都/当日編)_d0048332_14164560.jpg拝観を終えて、桜の下で記念撮影。
着物を着慣れていないからか、立ち姿がなんともぎこちない。
このころ、雨はそれほどひどくなく、傘をさしていればほとんど気にならない程度だった。

桜・・・その2(キモノで京都/当日編)_d0048332_14203718.jpg
空が青ければ、散り際の桜がもっと映えたのかもしれないけれど、私は桜のピンク色と曇天のグレーの組み合わせも結構好きだ。
空と桜が溶け合って、桜がさらに柔らかい花に見えるような感じがするから。

この後、某ホテルにて昼食。まあまあ美味しい洋食だった。
いかにも団体席、というところに詰め込まれたけれど、バスツアーだからこんなものだよね。



昼食後は、円山公園へ。午後になって、雨脚はやや強くなってきた。
円山公園の北にある知恩院の駐車場にバスが止まり、降りてみたものの
雨の強さに散策する気力が失せてしまい、昼食を食べたばかりなのに喫茶店へ。
いかにも京都な「お抹茶セット」をいただきながら雨が弱まるのを待つ。

雨がちょっと弱くなったところで店を出る。
花見はもうやめて、祇園商店街で土産物を買うことに。
ここでは、それぞれが気に入ったものを買えて楽しかった。

桜・・・その2(キモノで京都/当日編)_d0048332_14414746.jpg八つ橋やおたべの代わりに買ってみたのが、京煎堂という店のせんべいと和菓子。
見た目のかわいらしさと、お店の方が勧めてくれる試食のお菓子のおいしさに、ついついたくさん買い込んでしまった。
お菓子の他には便せんセットと小さな根付けをひとつ。
「よーじや」の前も通ったけれど、時間がなくなったのでパスしたのが少し残念。

あっという間に時間は過ぎ、バスに戻る時間になった。
祇園商店街から知恩院の駐車場へ戻る時も円山公園の中を通ったけれど、
雨も降っているし、上り坂で疲れるし、桜は横目でチラッと見る程度。

桜・・・その2(キモノで京都/当日編)_d0048332_14524272.jpg大きなしだれ桜があったので、とりあえず写真を一枚撮った。

この写真、なんだか怖いよ〜。
コウモリが飛んでいそう。
もしくは、お岩さんが出てきそう・・・。
こうやってみると、やっぱり青空の下で見る方がきれいなんだろうな。



バスにもどって、あとは帰るだけ。
今回良かったのは、京都市内をバスで走っている間中、あちらこちらに咲いている桜を
本当にたくさん見ることが出来たこと。
川沿いに咲くしだれ桜が水面にまで垂れ下がっている姿や、
歩道沿いに様々な色の桜が交互に並んでいる姿。
円山公園ではじっくり見られなかったけれど、車窓からの眺めだけでも大満足できた。

バスが京都を離れるにつれ、雨風が強くなってくるのが車内でもはっきりわかる。
「京都ではこんなに雨が強くなかったから良かったよね〜」なんて呑気に言っていたが、
一番雨が強かったのは、なんと地元だった。
バスを降り、駐車場へ向かうまでのほんの数分で、1日無事だった着物も足袋もびしょぬれ。
解散してから自宅まで約30分運転したのだが、
まさにバケツをひっくり返したような大雨と車が持ち上がるような強風に見舞われ、
慣れない着物と濡れた草履で運転するのが本当に怖かった。
家に着いて、車から家に入るほんの数メートルで、さらにびしょぬれに。
玄関に入った瞬間、お土産の入った紙袋がビリッと破けてしまった。
よく家まで持ちこたえてくれたね・・・。

翌日は、着物から襦袢まで全部洗った。洗える着物ってホントに手軽でいいわ。
しかし翌日も雨なので外には干せず、一部屋をまるまる使って部屋干し。
着物は干すと高さも幅もやたら場所を取ることに気付いた。
着物は仕舞っておくのも場所を取るし、着るのも大変だけれど、
この1日で着物がもっと好きになったかも。
(洗える着物しかもっていない人間の言う台詞じゃないか)
いつかは、自分で着付け出来るようになろう! 頑張るぞ〜。
Commented by ごっちゃ at 2006-04-15 13:45 x
着物姿がお似合いでしたよ^^
天気が悪かったのだけ残念です。
うちは京都が好きで桜のいい時期に行きたかったのですが、
なかなか時間がとれなくて行けませんでした><
雨でも行けたMedalogさんが羨ましい^^
Commented by miyu-tatsu at 2006-04-16 10:59 x
おはようございマス。
キモノで京都/準備編、当日編、楽しく拝見いたしました♪まだ続きがあるのかな?番外編とか^^
京都なんて中学、高校の修学旅行と、あと姉のトコに行くときの通過点でしかないです。私もキモノでなくてもいいからゆっくり行ってみたいです。キモノ着てなんてとてもおしゃれでステキです。
Medalogさんの記事を拝見してちょっぴり京都が近くに感じました。
でも、お土産入りの紙袋…よく玄関まで持ちこたえてくれましたね♪
Commented by Medalog at 2006-04-17 12:46
ごっちゃさん
この日は、花見のタイミングとしては申し分なかったのですが、
雨が降っていたのとバスツアーで時間が限られていたせいで
優雅な花見とはいきませんでした・・・。
でも京都で花見は初めてだったので、行けてよかったです!

miyu-tatsuさん
私も京都観光は本当に久しぶりだったのですが、
大人になればなるほど楽しめる街という感じがしました。
修学旅行のときなんて「お寺ばっかり・・・」としか思えなかったので。
キモノも帯も恥ずかしいほど安物なんですが、着ているだけで
「京都に来た」という気分が盛り上がって、自己満足しちゃいました。
私も今回のツアーで京都がちょっぴり身近になってきて、
また行きたくなりました♪
by Medalog | 2006-04-13 15:31 | 旅行・食べ歩き | Comments(3)