八寸帯をトートバッグにリメイク

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だいぶ前に古道具屋の着物コーナーで見つけた八寸帯。
綴れ織りで元々の質はいいと思うのだが、全体的にくすんだ感じなのと前帯に薄いが大きなシミがあるためかワンコイン500円という安さだった。
まだ手持ちの帯が少ない頃は何度もこれを締めて、南座の顔見世興行まで見に行ったので、すでに元は取れたと思う。

厚みがあるのに軽くて程よいハリがあり、締めやすいので一時は重宝したが、手持ちの帯が増えるにつれてシミがついたこの帯には手が伸びなくなり、今ではタンスの肥やしになっている。
そこで思い切って、バッグにリメイクすることにした。



※私は手芸は得意ではなく手順も適当なので、詳しい作り方は載せません。
 これ以降の内容は、自分の覚え書き程度のものです。



お稽古バッグのようなA4サイズが入る着物バッグが欲しくて、素敵なバッグがショーウィンドウに置いてあるむら田さんの前を通るたびに「くーっ」と我慢している状態なので、そんな感じのバッグが作りたい。
八寸帯の寸法が、ちょうどいい感じに活かせそうな気がする。



帯を解いたら西陣織の証紙が貼ってある。
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証紙番号329を調べてみたら、どうやらじゅらくの帯のようだ。
道理で締め心地がよかったわけだなあ。
私の唯一のじゅらく謹製の帯がこの500円の八寸帯…。
(証紙には「袋なごや帯」とある。そういえばこの呼び方が正式だったかな)
カットするのがちょっと惜しくなったが、ここは心を鬼にして作業を進めなくては。



帯をリメイクするバッグは縦長のものが多いように思うが、今回は横長にしたい。
お太鼓柄の部分と無地の部分を横長に二枚カット。
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両脇をジグザグミシンでかがる。
バッグの口になる部分は、写真左のように反物の耳をそのまま生かしてもいいかな?と迷ったが、強度を考えて右のように折り返すことにした。



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底の部分は、中表にして縫い合わせるという通常の方法ではなく、2枚を重ねてそれぞれの布端を表と裏からミシンで押さえる方法にした。

あとは取っ手を縫い付けてから中表にして両脇を直線縫いし、両脇の底部分を三角に縫って6cmのマチを作る。
外表に裏返したら、もう出来上がりだ。



ただ、綴れ織りの反物を使っているので裏にはたくさんの横糸が渡っている。d0048332_11202145.jpg
豪華で見事ですね!
隠すのが申し訳ないほどだがこのままでは物を入れる時に引っかかってしまうので、中袋を作って表の袋と縫い合わせることに。



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バッグの取っ手は共布で作ることもできるが、共布だとカジュアルな印象になるのと、色が薄いためすぐに汚れてしまいそうなので今回は市販の合皮の取っ手を付けた。
外袋の内側に縫い付けて、中袋を縫い付ける時に挟み込んで隠す。
表面は縫い目だけが見えるのだが、作業が雑なうえに、縫い糸を中袋に合わせた赤にしてしまったので、近くではお見せできないような仕上がりに…



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中袋を縫い付けた状態。
ICOCA、スマートフォン、鍵を入れる3つの内ポケットが欲しいので、がんばって付けてみた。
スマホには厚手のカバーを付けているので写真上部の側のポケットにマチを付けてみたが、ポケットが内側に緩んでだらんと開き、バッグの底が見えなくなってしまった。
仕方なくマチを縫い閉じて、さらにポケットの口を縮めるようにポケット内側にタックを入れて、ようやく写真のような仕上がりになった。
これは次回のために覚えておかないと。



出来上がりはこんな感じです。
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取っ手部分のミシンが見苦しい…
布地にぴったりな色のミシン糸が見つからなかったので、いっそのこと目立つ色のミシン糸をにして「敢えてこういうデザインにしました」ということに(笑)



帯の時の特徴そのままに、軽くて適度な厚みとハリのある使い勝手の良さそうなバッグにはなった。

ただ、欲しかったサイズより一回り小さい…
イメージはA4サイズがすっぽりと入り、着物で出かける時に日傘やショールを入れてもスッキリと納まるバッグだったのに、実際はA4サイズは少し曲げないと入らないし、日傘は入るがショールはバッグの上に載せるしかない感じ。

原因はわかっている。
横幅が狭いのは、マチの厚みの分だけ底の横幅が狭くなることを忘れていたから。
高さが足りないのは、バッグの口部分を折り曲げてしまったから。
適当に作り始めた私がアホでした。

まあ、この大きさがちょうどいい時もあると思うので、これはこれで大切に使うことにする。

でもあと一回り大きいサイズのバッグも欲しい…
帯地は無地の部分がまだ残っている…
もしかしたらもう一つ作るかも。



今回綴れ織りの帯地を扱ってみて、軽くて丈夫でとても素晴らしい布地だと改めて実感した。
綴れ織りでなくても帯地はしっかりと織られていると思うので、バッグなどに再利用するにはとても向いている。
(色柄の好みの問題はあるが)
取っ手をつけずに二つ折りにしてバッグinバッグにしても軽くて重宝しそうだし、前回記事にした懐紙入れにもよさそうだ。
ただカットして端をかがるだけでも、ランチョンマットやコースターになる。

着物地は薄いのでなんらかの形に縫い直したり圧着芯をつけたりしないと再利用は難しいが、帯地は厚みがあるのでそのままで再利用しやすい。
状態が悪くて捨てるしかないという帯でも、どこかに綺麗な部分があるなら、カットして端をジグザグミシンでかがって何かに使ってみたらいかがだろうか。

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Commented by amethyst at 2017-10-05 20:45 x
着物バッグで着付けて出かける時になって
あ、しまったと思うことが多い私です。
そして洋バッグでゴメンして、と出かけるのです。
かといってフォーマルな着物バッグは持ちたくない。
何度となく和装用バッグを購入するのですが
さまざまなシーンがあるのでこれぞっていうのは
マッチするかどうか難しいですね。

そして、わ~Medalogさんすごい。
帯からバッグを仕上げたんですね~
私のお茶仲間でそれは素敵な袋帯を解いたバッグを
うらやましく眺めた事を思い出しました。
裏側のステッチはちゃんとデザインに見えます。
帯としても元を取り、さらにバッグに変身とはビックリ。
さすがです。
Commented by Medalog at 2017-10-06 08:56
> amethystさん
普段着の着物ならどんなバッグでも好きに合わせていいと思うのに、私も出かけるたびにバッグで迷います。
私は洋服の時は肩に掛けられるバッグが好きなので着物には使いづらいし、着物用に売られているバッグは小さすぎたり堅苦しい・和風すぎるなどいろいろありますよね。
シーンに合わせて幾つかの鉄板バッグを用意できたら、お出かけがさらに楽しくなりそうですね。

帯地は着物地よりも扱いやすいので、適当にやっているうちに出来上がってしまいました。
ステッチはデザインに見えますか?安心しました〜
さて、このバッグがどんなシーンに合わせられるか、楽しみなような不安なような気がしています。
by Medalog | 2017-10-05 13:07 | 生活 | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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