ちょっと嬉しかったこと

今日、仕立て上がった帯を百貨店に取りに行き、その帯を持って別のフロアの洋服売り場に行った。
帯が梱包されている箱(帯の畳紙のサイズで厚さ2cmほど)を見た20代の販売員さんに「この箱は何をお買いになったんですか?」と聞かれ、「着物の、帯です。」と答えたらその販売員さんがとても興味深そうにいろいろ質問してきた。

「ご自分で着付けができるんですか?」
「着付けの本を何冊か読んで、独学でなんとか着られるようになりました。」

「どういう時に着物を着るんですか?」
「ちょっと出掛ける時かなあ。京都に着て行ったりしますよ。」

接客トークにしても、若くて綺麗なお嬢さんが着物に関心を持ってくれるのは嬉しいなあ〜と思いながら話をしていたら、その店員さんが
「私、着物を着て京都に行ってみたいんです!」
と熱く語りはじめたではないですか。
もともと着物になんとなく興味があったところに、お友達のブログで着物でお出かけをしたという写真を見て、とても羨ましくなってしまったらしいのだ。

「浴衣はなんとか自力で着られるんですが、着物は難しそうですよね」と言うので、
「浴衣が着られるなら着物はその延長だから、練習すれば絶対着られるようになりますよ!長襦袢が増えるだけ。帯だって、浴衣と同じような半幅の帯もたくさんありますよ!」と、こちらもつい熱くなって勧めてしまった。

なんでも、ご自宅にはおばあさまの代から伝わる小紋(?)などがあるそうで、しかもその彼女はレトロ柄の着物に興味があるんだとか。私の母親はまったく着物に興味がない人なので、着物に関しては羨ましいような環境だ。
「えー、それならお母様かおばあさまが着付けを教えてくださるかもしれないし、そうでなくても自力で覚えられるから絶対に練習してみて!」
「ポリエステルや木綿の可愛い着物もたくさんあるし、リサイクル着物も安くて面白い着物があったりするんですよ!」
「この百貨店の呉服売り場にも、普段に着られるような着物があるから見てみたら?よその百貨店にはリサイクルショップが入っているところもありますよ!」
…などと、だんだん声が大きくなる店員さんと私。
(他に客はいなかった)

なによりその彼女が、夢路の描く女性のように、色白でやや面長な美人さん。
その彼女がレトロな模様も好きだとくれば、これは絶対に着物好きになって美しいキモノ姿を世の中に見せつけてほしいではないですか。

結局、洋服の話より長い時間を着物話に費やしてしまったが、楽しかったし嬉しかった。販売員さんも自分からたくさんの話をしてくれて、本当に着物を着たいんだな、という気持ちが伝わってきた。

彼女が着物に興味を持って、ご実家にある素敵な着物を着て京都に出掛ける日が来ますように…。
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Commented by 神奈川絵美 at 2012-04-03 11:21 x
こんにちは! スカウト活動、素晴らしいです。興味はあってもなかなか踏み出せないという人、多いですよねきっと。私も独学で着付けを覚えたものですから、ご興味があるなら大丈夫、ぜひ!と背中を押したくなります。今は付け帯だって、そうとわからないいいものもありますし、まずは着て、外に出て、楽しんでほしいなあって思います。
Commented by Medalog at 2012-04-03 15:43
神奈川絵美さんへ
着物を着ている時にお店のスタッフさんと着物の話になることはよくありますが、帯の箱を見ただけで着物の話を振ってくるとは、このお嬢さんは本当に着物が好きなんだろうなあと嬉しくなってしまいました。
もし頼まれれば、下手なりに着付けなどお教えしたいくらいでした(笑)が、せめて私とのおしゃべりがきっかけで彼女が着物を着るようになってくれたらいいなあ〜と思っています。。
絵美さんの着物姿も、たくさんの方に影響を与えていると思います。自分の知らないところでもいいから、着物ファンが増えてくれたら嬉しいですよね!
by Medalog | 2012-03-31 01:46 | きもの | Comments(2)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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