古着で支援

岩手の古着ショップが被災地で古着のフリーマーケットを行う(無料で持ち帰れる)という支援をしているのを知り、家にある状態の良い服やバッグなどを送った。



震災直後に自治体などで募っていた洋服の支援は、多くが「新品」が条件だった。
いくら非常時とはいえ今時は古着があまり喜ばれないということ、また支援する側でも自分では着られないような状態の悪い服を捨てる代わりに持ち込む悪質な人がいたりするので「新品」というくくりを付けていたのだと思う。

そんな中でこの店はもともとが古着の店なので古着で被災者を支援しようと思い立ち、全国から古着を募って自分たちで仕分けをして被災地に持ち込み、フリマ形式で皆さんに好きなものを選んで持っていってもらうという活動を続けているそうだ(現在は夏物のみ)。
おしきせで古着をもらうのは嫌な気分になるかもしれないが、最初から古着だと納得したうえで自分で好きなものを選んで持ち帰ることができるならとてもいいことだと思う。古着が嫌な人は最初から参加しなければいいのだし。

最初にこの支援を知ってからしばらくは様子を見ていたのだが、ブログなどで細かく活動報告をしていらっしゃるし、また地元のテレビでも活動を紹介されたということなので納得して古着を送ることにしたのだ。



ホームページの募集要項に記載されている「需要の高い衣類」を読んで今さらながらショックだったのは、その中に「財布」があったこと。

「財布がない」ということは、一番身近な手荷物すら持ち出せずに本当に体ひとつでギリギリの状態で避難したということだと思う。だから服どころか財布から揃え直さなければいけないのだ。でも財布を買うお金も流されたし、近くには財布を売っている店も無いという状態。
しかも需要が高いということは、そういう人がたくさんいらっしゃるということなのだ。

テレビなどでさんざん「家がない、車がない、食料も服もない」という報道を見て、多少は被災者の皆さんの状況を理解しているつもりだったが、この「財布」という文字を見て、本当に何もかも失ったのだということの重みをまた一つ知った(気がする)。
そして、通常業務と平行して無償で支援活動を続けているこのショップに微力でも協力したいと思い、古着を送ると共にここで紹介させてもらうことにしたのだ。




衣替えで出てきた「今年も着ないかも」という夏物衣料。もし捨ててしまうなら、被災地のお役に立ててみるのはいかがでしょうか?
また、もう着ないだろうと思いつつ今年も箪笥に納めてしまったという方へ。
被災地で古着が一番必要とされるのは多分この夏だと思います。被災地の皆さんの生活がだんだん改善するにつれやはり古着より新品の衣類が欲しくなると思うので、お手持ちの「箪笥の肥やし」を「役に立つ支援物資」に替えられるのは今が最初で最後の機会かもしれませんよ。

この店のホームページに趣旨や募集する品物の条件などが記載されています。
※5/17追記
ツイッターでも、今需要が高いものなどを随時知らせています。
今は薄手の羽織もの、エプロン、つば付きの帽子などが人気があるそうです。財布や化粧ポーチ、ベルト類も足りないとのこと。
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by Medalog | 2011-05-16 11:51 | 生活 | Comments(0)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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