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大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


by Medalog
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サントリーミュージアム

大阪の海沿いにある美術館、サントリーミュージアム。
すぐそばに海遊館や、日本一低い山を有する天保山公園があり、大阪でも有名な観光場所のひとつなのだが、大阪に転居してからはこのエリアに来たことがなかった。

サントリーミュージアムも、いつか行こうと思いながら先延ばしにしていたら…
なんと今年で営業が終わるとは!

d0048332_1363581.gifテレビでそのことを知り、また最後の展示の内容が「ポスター天国」だということで、これは行かねばと急遽出掛けることにした。

オープンしてまだ十数年しか立っていない建物はとてもきれい。
中に入ると、チケット売り場の手前からたくさんのポスターが展示されていてびっくり。最後の展示ということで、コレクションを一枚でも多く見せてくれようとしているのかな。



19世紀末のポスター誕生。
アールヌーヴォーからモダンスタイル、アールデコを経て、戦時中には商品広告とは違う戦争ポスターという役割を果たし、現在に至るまでその重要性は変わることなく受け継がれている。

ただ現在では広告が溢れすぎていて、ひとつひとつの広告のインパクトは薄まっているし、ポスターより映像の力が強くなってきているのかなと思う。
街角や電車の中にまで映像でCMが流れ、人の目はどうしても動いているもののほうに行ってしまう。それに少しでも立ち止まる時間があれば、携帯電話でゲームやメールをしたりワンセグでテレビ番組を見たりしてしまい、街の景色を見ることすら減っている。
そんな中で、一枚の紙であるポスターで人の目を引きメッセージを伝えることはどんどん難しくなっている。今後ポスターはどう変わっていくのだろうか。



私は絵画よりポスターのほうが好きかもしれない。
ポスターは、広告主の意向や限られた時間と予算の中でデザイナーがいかにその手腕を発揮するかという、グラフィックデザインの象徴のようなもの。

もちろん絵画だってスポンサーの要望や、政治や宗教による弾圧、また時には自分が描きたいものより売れるものを描かなくてはならないというジレンマなど、様々な制約の中で描かれてきていると思う。
でもポスターの「与えられたメッセージをいかに強く的確に伝えるか」という共通の制約の中で、逆にその制約を利用するかのような自由な表現、洒落っ気、そしてなにより美しいデザインを見せてくれるところが、私には魅力的に感じるのだ。
それに私は文字デザイン、レタリングが好きなので、それは絵画にはなくポスターでは存分に味わえるということもあるのかも。



そんなわけで(?)、たっぷり展示されたポスターの数々はとても素晴らしく、私にとって最初で最後のサントリーミュージアムを楽しむことができた。
休館後はこの建物は大阪市に寄贈され、コレクションは東京のサントリー美術館に集約されるのだそうだ。残念。



d0048332_12453863.gifせわしない年の瀬に、しかも前日の床磨きで下半身が筋肉痛なのにも関わらず、着物で出掛けてしまった。

前回も着た小紋に500円帯。

美術館(と天保山)に行くだけだったので半幅帯でもよかったのだが、恥ずかしながら未だに半幅帯は本を見ないと結べない。貝の口や矢の字のような簡単な結び方すら覚えていないので、名古屋帯のほうが早く結べるのだ。

着物を着る回数を増やすには、半幅帯の結び方をマスターしないとダメだな。よし、来年の目標だ!

最近、衿がぐずぐずになることが多くて悩む。
下前の衿が、きちんと胸紐で押さえられてないのかな〜。
気を付けているつもりなんだけど、半日歩いて帰宅したらこの有様でがっくり。
これも来年から練習しなくちゃ…。


d0048332_12394320.jpgサントリーミュージアムの隣、海遊館のライトアップ。
なかなかきれいだった。

この海遊館も、三重県に住んでいた頃には来たことがあるのに、大阪に住んでからは一度も来ていない。
そばにあると、いつでも行けると思ってしまって結局行かずじまいになってしまうのだ。

三重に住んでいた時も、いつか行こうと思ったまま行かずじまいになってしまった場所がいくつもある。
大阪にはまだ長く住むと思うけど、行きたい場所には行ける時に行っておかないとだめだなあ。
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Commented by r_gardenspace at 2010-12-23 22:11
こんばんは!ご無沙汰しました(^^ゞ
サントリーミュージアム、行かれたんですね!良いなぁ!
私も今まで一度も行った事なく(京都からは遠くて!)
今回のポスター展は、見納めに‥と計画していたんですが、
やはり無理でした(今週中でしたよね?)
結局行けなくて、建物の中も見れず終い。残念です。

そうですね〜
ポスターの立ち位置はずいぶん外れに追いやられてますね。
情報収集の媒体が変わって、これからはこういった2Dの物自体が無くなっていくんでしょうか?
寂しいと同時に、新しい手法への期待もありますが!ね(^^)

あらっ!Medalogさんも半幅、苦手ですか?
σ(^^;;;仲間です〜
半幅の場合、お端折のお尻部分を帯で隠せないし、
お尻もぽっこり見えるので、よけいに敬遠してしまってます。
でもお家で着るにはぴったりですよね。
マスターされて、美しい半幅姿見せて下さいねぃb(^~^)
それにしても天保山↓可笑し〜〜(^m^)
山頂の横に山頂より高い段差があるって!どうなん
Commented by 神奈川絵美 at 2010-12-24 00:38 x
こんにちは! お星様がひゅんひゅん飛んでいるような、流れのあるキレイな小紋ですね。地色はグレーなのでしょうか。やさしい感じに見えます。
ポスターって、絵画よりもその時代の背景を映しているようにも思います。以前どこかで見たのですが、戦時中のビールの宣伝ポスターに、銃を担いだ男性と、ビール瓶を担ぐ格好をした女性が描かれていたのを思いだしました。
Commented by Medalog at 2010-12-24 09:43
凛佳さんへ
サントリーミュージアムは海沿いなので、京都からだとかなり遠いですよね。最後の展示が慌ただしい年末だったので、お越しになれなくて残念でしたね。

これだけ多様な広告が溢れてくると、逆にポスターのシンプルさが際立って見えるようになるのかも?
というか、見る側の私が歳と共に感受性が鈍ってしまって、何がなんだかわからなくなっているのかも。

半幅帯はぜひ使いこなしたいんですが、後ろのおはしょりやお尻が隠せないのが困りますよね!
私はどうも後ろのおはしょりがぴしっと決まらず、いつもお太鼓で隠しているので、半幅帯を使いこなすにはおはしょりから練習し直さないと!
でも家の中や羽織でお出かけの時には向いてますよね。我が家は冷蔵庫の置き場所が悪く、お太鼓結びをしているとドアが開けにくいので、おうち着物には半幅帯は必須!
来年は半幅帯をもっと使いたいです。

天保山、まさかここまで低いとは!
何をもって「山」だと認められているんでしょうね?
Commented by Medalog at 2010-12-24 09:59
神奈川絵美さんへ
この小紋は例えるならアイスのあずきバーの色かな?
お星さまが飛んでいるとは思いつきませんでしたが、そう考えるとクリスマスに着る着物っぽいかも?ありがとうございます。

>ポスターって、絵画よりもその時代の背景を映しているようにも思います
そうですよね。美術界の流行、ポスターとしての独自の流行、そして時代背景が生々しく反映されている感じがありました。
戦時中のポスターも国内外問わずたくさん展示してありました。
戦争ポスターとしては、日本の「お国のために頑張ろう」的なものから、ドイツかどこかの「あなたの不用意な一言が誰かを陥れるかもしれない」という情報戦に注意を促すものまで。
商品広告も、絵美さんがご覧になったような戦争を絡めたものが普通だったのでしょうね。

現在は世界中の情報が自由に手に入る…と思っていますが、もし国がポスターに限らずあらゆる情報をコントロールしはじめたら国民はいつのまにか洗脳されてしまうのかも。
というか、今すでにそんな状況なのかも?
by Medalog | 2010-12-21 13:10 | 生活 | Comments(4)