秦荘紬

何かと気忙しい日が続き、ブログ更新が止まってしまった。
実際に忙しいわけではないのに「あれもしなくちゃ」「これも」と考えるだけで忙しい気になってしまい、他のことができなくなるのが私の悪い癖。
一つ一つクリアにしていけば、どれも大したことじゃないのだけど…。

そんな中、着物を着て出掛ける機会があった。
お友達に誘っていただき、滋賀県の手織りの里金剛苑へ。
秦荘紬の催事を見てきた。

秦荘紬という名前は知っていたが実際に見たことはほとんどなく、今回初めてたくさんの着尺や帯を見たのだが、なんと細かい手作業によって作られているのかと驚いてしまった。
特に、後染めではないかと思うような細かい絣の図柄がビッシリと織り出された着尺は、ただ見とれてしまう。

工房も見学させていただき、これだけの手間が掛かった一枚なら価格的には高くなっても仕方がない、いや高くあるべきだと(秦荘紬に限らないが)しみじみ思う一方、いざ品定めとなると値札とのにらめっこした挙げ句「もっと安くならないかな…」などと考えてしまうのは我ながら悲しい。

織りの精緻さだけではなく色のきれいさ、着尺の手触りの良さも非常に印象的だった。
また帯は素朴なタイプもあれば大胆な色柄のものも多く、この帯を使いこなせたらカッコいいだろうなあと思えるものがずらり。
生産地での催事なので当然百貨店などで買うより価格が抑えめだし、数も豊富。
また比較的自由に品物を見せていただけたので、お友達と一緒にたくさんの反物を胸に当て、鏡を見て…。とっても楽しかった。

電車で行くにはちょっと不便な場所なのだが、京都や名古屋あたりからドライブがてら見に来ることはできるのではないだろうか。機会があれば、是非!


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これは苑内の生活資料館「金剛庵」での一枚。
このような見学施設もあり、手入れされた自然豊かな庭や面積は狭いがタデや綿が栽培されているところも見られた。本当に楽しませていただきました。



ところで。
この日はなんと、自宅に財布を忘れてしまった。
電車にはICOCAで乗車するので最寄りの駅では財布がないことに気付かず、気が付いたのは大阪駅でお茶でも買おうとバッグを開けたときだった。
数日前にICOCAに多めにチャージしておいたので無事に往復はできたが、現地でのランチ代などは友人から借りなくてはならず、大変な迷惑をかけてしまって深く反省。

最近はうっかりや物忘れが本当に多い。
自分が困るだけならまだいいが、人様に迷惑をかけるのは情けない。
特に着物で出掛ける時は、身支度に気を取られ持ち物を確認する時間がなくなってしまうことがあるので、今までよりも準備に時間を掛けないとダメだわ。はぁ〜。
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Commented by r_gardenspace at 2010-11-15 23:33
こんばんは!
Medalogさんこそ素敵な小旅行をされたんですね〜♥
しかも風子さんと(^^)
秦荘紬の工房が見学出来るなんて良いですね!
先染めの紬の工程、確かに気が遠くなるような作業ですよね。
対価としては納得しますし、
だんだん眼が肥えてきているのも確かで、
安価な物を買って後悔している事を考えると、
良いものを買うべきなんでしょうけども(^^;;;ね わはは

お財布の件、大変でしたねぇ!
そんなことがあると一日、憂鬱ですよね。
私も最近こそ(外出しないので)なくなりましたが、若い頃は
しょっちゅう(大汗)
経験から、そういうことは続きます(私のばやい)
どうかお気をつけくださいねb(^ー^)
Commented by 神奈川絵美 at 2010-11-16 00:14 x
こんにちは! 風子さんのところから飛んできました。とても充実した一日を過ごされましたね。私も秦荘、一枚持っているのですが(夏物)、記事を拝読して大事にしなきゃ! と思いましたよ。
Medalogさんがお召しのお着物、光沢感があって綺麗ですねー。
Commented by Medalog at 2010-11-16 08:04
凛佳さんへ
秦荘紬の工房、いろいろと楽しかったです。
職人さんの貴重な技を間近で見学できて、勉強になりました。

>安価な物を買って後悔している事を考えると、
>良いものを買うべきなんでしょうけど
これは着物を着るようになってから年々身にしみてくるというか、わかってくることですよね〜。
かといってお財布事情もあるし、いろいろ買うのは楽しいし、ついお手頃なものに手を伸ばしてしまうのですが…。
できるだけ良いものを、計画的に手に入れるようにしないといけないんですよね…。

お財布の件、気を付けます。
最近この手の失敗がじわじわ増えてきて…。まずいんです。
Commented by Medalog at 2010-11-16 08:13
神奈川絵美さんへ
はい、楽しい一日を過ごさせていただきました。
失礼ながら絵美さんの秦荘が思い出せずブログを検索させていただいちゃいましたが、あのお着物がそうでしたか!
ブログで拝見した当時は秦荘紬を知らなかったので読み過ごしていましたが、着心地がよさそうですし、単衣にも薄物にも着られるのは季節の境目などにとても重宝しそうですね。
今回は季節的に薄物は出ていなかったので見られませんでしたが、一度は手に取って見てみたいです。

この着物は頂き物で、もともとは男性用だったそうです。
シンプルなこの着物も、どこかの誰かが丹精込めて織ってくれたのだと思うと、生地が薄くなるまで大切に着ようと改めて思いました。
Commented by 風子 at 2010-11-17 18:11 x
ご一緒いただき ありがとうございました。
楽しかったですね。
あの ほったらかし具合が好きですう~。
好き放題。笑

作家さんのものも、とても素敵だけど、名もない職人さんの
仕事に頭が下がるのはいつものことです。
とくにあの方は寡黙でしたね、こつこつ こつこつ お仕事
なさっているのだなあって。

大事にしなくては。

お忘れ物の件は、私も同類でございますので、お気になさ
らないでください。
しかも、どんどん ひどくなるので この先が思いやられる
今日この頃。
Commented by amethyst at 2010-11-20 13:40 x
秦荘紬の催事に風子さんとおでかけしたんですね。
よかったですね~
帯のイメージが強いのですが着尺もあるのですね。
工房も見学できるとなると愛着がわいて欲しくなってしまいますね。

で、お財布忘れたんですか?Medalogさんも
そういう失敗するなんてちょっと安心。私も出かけた先で
行く先のメモ忘れたりするので親近感♪
でも一日ちょっとちゅうぶらりんな感じだったでしょうね。

でも着姿、しっかりはまってますね。
このグレーの光沢ある紬本当にお似合いです。
資料館の背景もぴったりです。
Commented by Medalog at 2010-11-22 13:06
風子さんへ
楽しい催し物にお誘いいただきありがとうございました。
機会があれば、また違う季節にでもぜひお邪魔したいです。
あのほったらかし具合、とってもありがたかったですが「あのお客さんには接客したほうがいいんじゃないの?」なんて逆に心配になったりして(笑)。しかし今までお邪魔した催事の中では居心地の良さナンバーワンでした!

あの工芸士の方、淡々とお仕事をされていらっしゃいましたが、ご自分が手がけた帯を風子さんが締めていらしたのできっと嬉しかったと思いますよ。肩の痛みがある中、着物を着て行ってよかったですよね。

お財布の件ご迷惑をお掛けしました。
着物を着る時は、余裕を持って着付けを始めているはずなのに気付けばいつもギリギリになってしまうので、前の日から持ち物をバッグに詰めておくようにしようかな。遠足みたいですが(笑)
Commented by Medalog at 2010-11-22 13:17
amethystさんへ
工房を見学して生産者の方のお話を伺ったりすると、やはり特別な思いが湧いてきますよね。
今まであまり縁も興味もなかった秦荘紬が、この日からグンと身近に感じられてきましたし、秦荘の反物の見方、楽しみ方が少しわかってきたのも嬉しい。ついつい欲しくなるのは怖いですが。

この着物、京都でamethystさんとお会いした時にも着てました。頂き物ですが色味も寸法もとても着やすいので、自分で仕立てた着物よりよほど出番が多く、だんだん身に馴染んできた気がして一人喜んでいます。

物忘れ…お互い気を付けましょうね〜。
私もメモを忘れるなんてしょっちゅうです。帰宅してそのメモを見つけるまで、メモを忘れたことすら気付いてなかったり。
はぁ、悲しいですがトシには勝てませんねえ…。
by Medalog | 2010-11-15 14:38 | きもの | Comments(8)

大阪在住主婦の、のんびりメダカ飼育と着物を楽しむ日記です      


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